[KATARIBE 30458] [HA06L] 「...From out of Sight」6

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Date: Fri, 8 Dec 2006 15:53:39 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30458] [HA06L] 「...From out of 	Sight」6
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] 「...From out of Sight」6
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登場人物
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 時任 紅   http://kataribe.com/HA/06/C/0604/
 犬坂 鳴   http://kataribe.com/HA/06/C/0609/


火事場
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[Saw]    日も落ちた時間。郊外のショッピングセンターの事務所。たまたま
      近くにいた紅が呼び出され、延焼しないように処置をしていると
      現場付近に不審な人影が。
[gombe]   うい

 鳴      :「時任さん、アレ」

[gombe]   名字で呼んでくれるんだっけ?
[Saw]    鳴も気付いて指し示します
[Saw]    今までは「あんた」とかだった気がしますw

 紅      :「あ゛ー、あいつらー」
        :(ぴぽぱ、と、いつものじゃない携帯電話を操作

[gombe]   なんとw>今までは
[gombe]   (※呼び出しを受けたときと同じ携帯電話)
[gombe]   つまるところ、公用に渡されている携帯電話らしい
[Saw]    なるほど。
[Saw]    すぐに連絡はつきます

 紅      :(大っぴらにならないよう追う)
 紅      :「あ、神楽森さん、(以下、かくかくしかじかで、追うことと
        :場所と応援をよこしてほしい旨を伝えて、切る)」

 鳴      :「何をコソコソしてるんだ? さっさと先回りしてとっつ
        :かまえちまおうぜ」
 紅      :「あっちよね?」(と、追いながら鳴に確認)
 紅      :「どうせならしっかりお縄にしちゃう方が良いでしょ?」
        :>コソコソ
 鳴      :「ああ、見つかっちゃまずいか……なら」(ニッと笑う)
 鳴      :「こっちだ。ついてきて」
 紅      :「……? 何よ」
        :(走り去っていった方を気にしつつ、鳴についていく)

[Saw]    斜め後方から怪しい集団に急接近していく

 鳴      :「『絶対に』大丈夫。連中は気付けない」
        :(鳴の目が怪しく光る)
 紅      :「ちょっ、ちょ」(小声で鳴を止めようとするが)
        :<「大丈夫」の前のタイミング

[Saw]    紅さんの能力のことを鳴はある程度知っていることとしていいですか?

 紅      :「……何よそれ?」(怪訝そうに)

[gombe]   何やら不思議なことを起こすことは知ってていいと思います。
      原理までは言わないでしょうけど(と言うか、生得の能力だから
      説明しにくい>原理)

 鳴      :「世話になってるからな。右の奴から順に"右足首を後方
        :45度より"、"左脇腹を真左より"、"右肩を正面より"
        :攻撃出来るか? 出来れば同時に」

[gombe]   こーじくんと喧嘩したときに、ほっぺ冷やしてあげたこととかを
      事実とするなら、そのくらいには確実に知ってますw
      >温度を操る能力がある
[Saw]    なるほど

 紅      :「こーげきっていうか、んー、……やってみる」(集中開始)

[Saw]    ああ、そだ。この件はこーじ君の行方不明より前になります
[gombe]   了解です

 鳴      :「死なない程度にな」(妙に自信ありげに見ている)
 紅      :「いくよ、せーの」(それっ、の合図で、三人の悪者の、
        :鳴に言われた位置が急にぼおっ! と大きく発火する)

[Saw]    犯人グループ、「何も反応せずに」しばらく走り続け

 紅      :「……え?」(汗 >何も反応せずに

[toyolina] くぅ……ガクブル
[Saw]    そのまま倒れます。

 鳴      :「ストップ!」

[Saw]    指を鳴らす

 紅      :「……何!?」(あわててとめる

[gombe]   (紅に言ったのかな? >ストップ
[Saw]    はい
[gombe]   じゃあ、慌てて止めたタイミングで、熱量だけは引っ込める

 鳴      :「ま、こんなもんか。すごいね。実に正確だ」

[gombe]   各人の服の炭素を媒介に炎を上げただけだから、あまり放っておく
      と肉自体に熱が伝わって消し炭になってしまう。足首とか(汗
[Saw]    あぶねいw

 紅      :「……ちょっ、と、……なにをしたのさ?!」
        :(倒れた悪者? に近づきつつ、鳴に)

[gombe]   今、悪い人たちはどうなってるのかな
[Saw]    息はありますw
[Saw]    意識はないし痙攣してますが

 鳴      :「やったのは時任さん。俺は連中が"気付けない"ポイントを
        :教えただけ。確実だったろ?」

[gombe]   正確なのは、目視して熱量を掃き寄せるだけだからねえ。相手は
      走っているとは言え、マジックミサイルみたいなもんだからw(^^;

 紅      :「……なによそれ」(青ざめて声が震えている)
 紅      :「だからって、こんなになるわけがっ」>鳴
 鳴      :「視覚はおろか、嗅覚も痛覚も反射ですらも対応できない
        :ポイントが人にはある。つまり真の死角。そこを攻撃
        :されるとまあ大概致命傷になる。今回の場合はパニック障害
        :でも起こしたかな」
 鳴      :「普通はあり得ないだろ? だが何故か俺には見えるってわけ」

[gombe]   本来の能力の応用ですか
[Saw]    はい。その辺りはつっこめば話します

 鳴      :「……まずかったかな?」
 紅      :「……」(わなわなと震えてる

[gombe]   自分のすることが大概酷いことになることは知ってるにしろ、
      今回は予想の範囲を超えていた様子
[gombe]   3+4+3+1、とか言われて、算数かと思っていたらいきなり
      サッカーのフォーメーションの話をされたような、頭を殴られたに
      等しい意外さだと思います
[Saw]    うまい例えだw

 鳴      :「……死にはしないさ。大丈夫。体の方は意識に比べて
        :丈夫なもんだ」(焦り)
 紅      :「……やだあっ!?」(パニックを起こして逃げ出す)
 鳴      :「おい! どうしたんだよ!?」(追っかける)
        :<どっちみち視界の外にはいけないが

[gombe]   ちょうどその頃近くに眼鏡をかけた男が走り寄ってきていて、
      「時任さん??」とか呼びつつ男達を取り押さえているのが、鳴には
      見える
[gombe]   紅は気付いてもいない
[gombe]   というわけで悪者達は放っておこう(ぉ

 鳴      :(紅を捕まえて押しとどめようとするがどうにもできない)
 鳴      :「落ち付けって! どうしちゃったんだあんた!」

[Saw]    自分も落ち着いてない
[gombe]   どっかひとけのない公園辺りで疲れて走るのをやめるまで走り
      続けます

 紅      :「……っく、ひく」(べそをかいてる

[gombe]   (ぺたん、とその辺のベンチにへたり込む

 鳴      :(こうなるとは全く予想していなかったので何も言えない)
 鳴      :(なんで泣くんだよ。せっかく役に立ったのに)

 紅      :「……そんなつもりなかったのに」(べそかき継続
 紅      :「死んじゃったかと思ったじゃないかあっ」(鳴に愚痴
 鳴      :「いいじゃないか。あいつら火事場泥棒だぜ? 間違いなく。
        :いいことしたんだろ?!」

[kisito] 優一も同じ事されたら、半泣きになりそうだ。

 鳴      :「……」

[Saw]    言葉に詰まる

 紅      :「死んじゃう寸前になるまでやること無いんだよっ」
        :(ぐすぐす
 鳴      :「悪かったよ……」
 鳴      :(長い沈黙の後に)「役に、立ちたかったんだ」
 紅      :「……(こくん、と頷いて、ぐいと腕で涙を拭く)……
        :ありがと」
 鳴      :「……人くらい、殺したことあるのかと思ってた」
 紅      :「……そうだよ。あたしのチカラはさ、人を殺しちゃえる
        :チカラだから」
 紅      :「……使うなら、覚悟しないと使えないよ」

[gombe]   (うつむく)

 鳴      :「……驚かせちゃったみたいだね。大丈夫、加減は知って
        :るんだ。俺は人を殺したことがあるから」
        :(正面から紅を見据える)
 紅      :「自慢になんないよ」(うつむいたまま目を見ない)

 鳴      :「自慢じゃない。後悔してる。ほんとには死んでないのかも
        :しれないけど、それでも死ぬほど後悔した。あんたには
        :言っときたかったんだ」

 鳴      :「あんたは俺と似た形の傷を持ってるから」
 紅      :「……傷……?」(顔を上げる
 鳴      :「そう、傷」(紅に手を伸ばす)
 鳴      :(何もない空間をゆっくり撫でるようにする)

[Saw]    なぜか心が落ち着いていきます

 紅      :(肩の力が、知らず抜けていく
 鳴      :「帰ろう。俺の力のこと話すよ。そしてあんたのことについ
        :ても、聞かせて欲しい」

[Saw]    極々自然にエスコートする

 紅      :「……」(沈黙のあと、こくん、と頷く
 紅      :(手をさしのべようとして空振りして、思わず苦笑)
 紅      :「……あたしからも、一ついい?」
 鳴      :「ん?」

[Saw]    振り向く

 紅      :「今度から、何かするときは、全部話してよね。全部
        :ちゃんと聞くから」(真剣
 鳴      :「わかった。お互い隠しごとはナシって方向で」
 紅      :「うん」(立ち上がる)


[Saw]    というあたりで切りでいいですか
[gombe]   人なんて殺しちゃダメだとかそういう偽善的な方向にはかけらも
      話が行かない辺りが、かえって普通だろうとか思ってみる(ぉ

[gombe]   おっけーですー >切り
[Saw]    ここからはシーンと言うより雑談のノリで
[gombe]   帰り道とか紅の家でとかかな
[Saw]    ですねー


 鳴      :「俺は人の傷が見えるって話はしたっけ。正確には俺には
        :全ての人がガラス玉に囲まれているように見えるんだ。
        :そしてそのガラス玉はそれぞれ皆傷付いている。無数の傷に
        :覆われて奥が見えない人もいれば大きなヒビが入っている
        :人もいる」

 紅      :「ふーん」(ふむふむ、と、買ってきたファーストフードの
        :コーラをストローでちゅーっと

 鳴      :「で、特に大きな傷を抉られると、人は認識出来ないまま
        :深刻な肉体的精神的損傷を負うことになる」
 紅      :(無言で、思い出してどきどきしながら真顔で話を聞いている

[toyolina] ドキドキ

 鳴      :「それに特に大きな傷は常にその人にとって死角でもある。
        :だから俺は人に気付かれない、というのが結構得意だったり
        :する」

 鳴      :「面白いもんだぜ、目の前にいても気付かれないだから」
 鳴      :「逆に優しく撫でてやると簡単に好感を持ってくれたりね。
        :まあこっちは滅多に使わないけど」
 紅      :「……こわー」(いろんな意味で

 鳴      :「で、こっからが本題なんだが、もしかしたらこの"視覚"は
        :伝染するのかもしれない」
 紅      :「……なにそれ」(ふと、飲み物から口を離す
 鳴      :「そう考えるとスッキリするんだ。実は、俺にはもう俺自身の
        :球体も傷も見えない」(肩をすくめる)
 紅      :「なんで? でもさっきは……」(見えて指示してたやん、と)
 鳴      :「そして、"今の俺"という存在はあんたの球体の内側に
        :張り付いてるみたいなんだ、どうも」
 紅      :「……あ」(理解)

[gombe]   <「俺自身の」と言い分けられてた理由がわかったらしい

 鳴      :「こんなことは初めてだから俺もさっぱりわからないんだけど、
        :今の俺は犬坂鳴が時任紅に残した力の残滓みたいな物なの
        :かもしれない。なんであんたでなきゃいけなかったのかは
        :サッパリだけどね」

 紅      :「のこりかすなんて言っちゃーダメ!」(びし)>鳴
 鳴      :「……じゃあ、遺産とか」
 紅      :「……うー(<釈然としないらしい)、とにかく、今の鳴くんが
        :鳴くん自身であるなら、自分じゃないなんて風な言い方、
        :して欲しくないな」

 紅      :「それで、元に戻れる方法を探す、ってのがスジじゃない?
        :死にかけてるからって鳴くん自身のそのガラス玉が見えないっ
        :ていうのはおかしいよ。だったら、のこりかすとか別のもの
        :じゃなくて、鳴くん自身があたしのところに移ってきてるって
        :ことだと思う」

 鳴      :「だといいんだけどな……いや、やめとこう。とにかく俺の
        :能力は説明した。協力させて欲しいんだ。戸萌が最近どう
        :なってるのか気になる」
 紅      :「……ん」(頷く)>協力

[Hisasi]  梗二クンがいなくなる前だよね?
[Saw]    これでちょっと調べに行くと梗二君がいなくなってる、というw
[gombe]   くわー


おまけ
------


[Saw]    ところで関係ないのですが、紅さんて機械得意ですかね
[gombe]   特に定めてないかも
[Saw]    具体的にはHDDレコーダーとかがなんかの景品として届いて、
      すんなり扱えるようになるでしょうか
[toyolina] すごい具体的w
[Saw]    からかって遊んでいるシーンが浮かんだものでw
[gombe]   うひw

 鳴      :「そう、そのボタンだ。そしてそれを押しながら見たい
        :番組の名前を三回唱える」

 鳴      :「最近の機械は進んでるからね。音声認識で機械に弱い
        :お年寄りもニッコリってわけさ」


[gombe]   一般常識:10と雑学:11(と悪知恵:12やたぶらかし:10)で、どこまで
      できるか、かなー
[HT-Magas] それはさすがにっw>それをおしながら〜

 鳴      :「すると予約がセットされている……わけはない」
 鳴      :(声を殺して一人で笑ってる)
 紅      :「トリビアの泉トリビアの泉トリビアの泉っ……って
        :ちょっとっ」(猛然と抗議
 鳴      :(げらげら笑い出す)


[toyolina] 3回w
[gombe]   まー実際は一般常識や雑学がわりと高めなので、だまされるのは、
      一見理にかなったものであればw


 紅      :「……ここでリモコンを構えたまま10秒押し続ける」(じー、っと)

[gombe]   とか(ぉ

 鳴      :(もうだめだ、耐えられない)

[Saw]    涙出るほど転げ回ってる

 紅      :「……なんか気になるんだけどなーあ?」(ジト目>鳴)
 鳴      :「いや、あんたおもしれーわ。こんないいリアクションして
        :くれる奴希少。大好き」(真顔で親指立てる

 紅      :「んもー、信じらんないっ!」(リモコンで鳴を小突きに)
 鳴      :「残念、さわれねーんだな、コレが」(すかすか)
 鳴      :「ま、もしも戻れたら録画くらいしにきてやるよ」
        :(気障っぽく)
 紅      :「呼ばないっ! 呼ばないからねっ!」>録画くらいしに
 鳴      :「残念至極」(手を上げて背を向ける)

[gombe]   そして約2分後に操作方法を訊いたり(ぉ
[gombe]   オチはついたかもw >拒否った2分後には再度訊いてるとか


時系列と舞台
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8/23より前


解説
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Wiki       http://hiki.kataribe.com/HA06/?FromOutOfSight


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Toyolina
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