Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Fri, 8 Dec 2006 15:17:24 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30457] [HA06L] 「 GARDEN の日記 - カイゼル髭の憂鬱 - 」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200612080617.PAA78162@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30457
Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30400/30457.html
2006年12月08日:15時17分23秒
Sub:[HA06L]「GARDENの日記-カイゼル髭の憂鬱-」:
From:Saw
[HA06L]「GARDENの日記-カイゼル髭の憂鬱-」
=========================================
登場人物
--------
桜居独楽 :とくらく、と読む。カイゼル髭の紳士。
豊秋竜胆 :りんどう、と読む。GARDENの女店主。
前野浩 :黒服の大門。
煌 :無道邸の女中。
桜居津海希 :独楽の愛娘。
introduction
------------
GARDEN。そこは紳士達の社交場。GARDEN。そこはダンディ達のひそやかなパ
ラダイス。その扉をひとたび開けると今日もほら、枯れかけの紳士達の笑い、
さざめき、歌声が溢れ出します。さあ君も勇気を持って扉を開けてみて。その
先にはきっと素晴しい老後が待っているから──
(オープニングテーマ。舞い踊る紳士たち)
[Toyolina] 老後w
[miburo] #Garden養老院化計画w
[Toyolina] #そんな計画はさすがに……w
[Toyolina] #その手前で踏みとどまりたいデス
第一話 カイゼル髭の憂鬱
------------------------
カイゼルの紳士:「ハァ……」
カイゼルの紳士:「ハァァーー…………」
竜胆 :「何かお悩み事でも(オーダーの葉巻とコーヒーをお持ち
:しつつ)」
カイゼルの紳士:(ぴく)「……聞いてくれますか。お嬢さん」
竜胆 :「不都合でなければ」
カイゼルの紳士:「……内密にお願い出来ますでしょうか」(ずいずずい)
竜胆 :「誓って」(何にかは言わない)
カイゼルの紳士:「最愛の妻に先立たれて早十余年。男手一つで育て上げて
:きた娘にどうも、悪い虫がついておるようなのです」
[miburo] #前野逃げてー
竜胆 :「悪い虫ですか……どれくらい悪いのでしょう」
[Toyolina] #とりあえずすっとぼけてみる
カイゼルの紳士:「バス停で突然赤子を殴りつけそうなくらいの悪さ……と
:でもいいましょうか」
竜胆 :「……相当なワルさですね」
竜胆 :「それは娘さんのことを思うと気が気でないのでしょうね
……」
[Toyolina] #信じた
カイゼルの紳士:「はい。……私も、最初は信じなかった、いや信じられな
:かったのです。わざとらしく居間に写真が置いてあれば焼
:却した。電話で話している声が聞こえれば女友達だと言い
:聞かせた。家の前に車が来ればその日は一日部屋に閉じこ
:もることで回避してきた。しかしここにきて娘が直に紹介
:するなどと言い出すに至り……さしもの私もその実在を信
:じないわけにはいかなくなりつつあるのです」
[Toyolina] #超逃避w
カイゼルの紳士:「お嬢さん、如何様にしてこれを退けたらいいのでしょう
:か。私はこのままでは家に帰れない」(ずーん)
竜胆 :「……打って出てみてはいかがでしょうか……」
カイゼルの紳士:「ふむ……打って」
カイゼルの紳士:「それはつまり、殺るということか」(ゴクリ)
[hari] #やめんかー
竜胆 :「……半分くらいにされた方が……一寸の虫にも五分の魂、
:若い子に反省の機会をお与えになっては」
カイゼルの紳士:「実は、それは私も考えたのです。しかし何しろ相手はデ
:エモンの様な男。殺すなど恐ろしくて……私はこうして葉
:巻の煙に巻かれて逃げ続けるのだけが似合いの男なのかも
:しれない」(ふーっ)
竜胆 :「大門……それは危険ですね」
竜胆 :(思案中)「迎え撃つのではどうしても後手に回ります、
:折衷して、中立の場へおびき出してはいかがでしょう」
カイゼルの紳士:「中立の場に。たとえばこの紳士の園GARDENに……?」
竜胆 :(アレ。まあいいか)「及ばずながら責任者として見届け
:の大役、小さき身ですが」
[Toyolina] #おもしろそうなので話に乗ることにしました
カイゼルの紳士:「しかし、おびき寄せてどうするのだろう」
竜胆 :「対決は避けて通れないかと……ご息女の身を思えば」
[Toyolina] #なんか好戦的な軍師みたいになってきたw
[miburo] #こじゃれたカフェバーで会食→ご挨拶王道というが着々とww
カイゼルの紳士:「対決……なにしろ相手はデエモン。私は恐ろしくてきっ
:と会話もままなるまい。そうだお嬢さん。私の代わりに話
:をしてくれまいか。無論私も勇気を出してお嬢さんの隣に
:座ろう。いや、隣のボックス席くらいの方が助かるが」
[Toyolina] #弱気にも程があるw
竜胆 :「ご息女に戦う父の背中を見せつけられないのですか」
竜胆 :「それに私が代理でお話したのでは、うっかり和んでしま
:わないとも言い切れません」
カイゼルの紳士:「………………」
カイゼルの紳士:(ガタリと威勢よく立ち上がる)
竜胆 :(黙って見守る)
カイゼルの紳士:(座る)
カイゼルの紳士:(写真立てを出す)「……ああ、萄子。みんなして私に無
:茶を言うんだよ。酷いと思わないか。そんなこと出来るわ
:けないよね。私は大人しい男なんだ。なんで逝ってしまっ
:たんだ、マイスウィートフォーエバー……」(さめざめ
竜胆 :(どうしたもんかなあ)
竜胆 :「そのように悲嘆されていては、奥様もきっと気が気でな
:いのではないでしょうか」
カイゼルの紳士:「……妻に心配をかけない生き方をしようと誓ったのだが
:な」(えらく渋い遠い目)
竜胆 :「奥様の分まで、お客様が大門さんを見極めなくてはなり
:ませんね」
カイゼルの紳士:「うむ。今日の所はここでこうして過ごし、どうするかは
:明日考えよう……」(ぷかー)
[Toyolina] #ダメスギルw
竜胆 :「どうぞごゆっくり。私的には応援させていただきたいと
思います(下がる)」
[Toyolina] #紳士だからね!
カイゼルの紳士:「ありがとう。よくできた娘さんだね。きみは」(眼を細
:めてニッコリ)
竜胆 :「ありがとうございます(ちょっと照れる)」
そう言うとその紳士は一服してクロスワードパズルを始め、それに飽きると
編み物をし、それに飽きると小説を書き始め、それに飽きると縦笛を磨き、そ
れに飽きると新聞を広げ、それに飽きるとネットでスポーツ中継を見て周囲の
男性と湧き、それに飽きると妻の写真を眺めて過ごし、それに飽きた頃には閉
店時間となっていたのであります。
[Toyolina] #縦笛w
連行
----
カイゼルの紳士:「お嬢さん。この辺にホテルはありますかな」
[miburo] #ここの選択は重要!
[Toyolina] #重要言われてもw
[Toyolina] #客室いっぱいある洋館知ってます^^
竜胆 :「駅前に確かいくつか。確認いたしましょうか」
カイゼルの紳士:「ありがとう。助かるよ」
[Toyolina] 五分くらいして
カイゼルの紳士:(ネクタイを締め直し身だしなみを整えて待っていた)
竜胆 :「どういうわけか空きがないようで……」
カイゼルの紳士:「む、むう……困ったな」
竜胆 :「ホテルではありませんが、心当たりが……ないことも」
カイゼルの紳士:「ほう」
カイゼルの紳士:「よければ、是非ともお願いしたい」
竜胆 :「私の実家(のようなもの)の邸宅がありまして、そちら
:でしたら。今連絡を取ります」
[Toyolina] 数分後
竜胆 :「大丈夫みたいです。ご案内しますね、少々離れておりま
:すから」
カイゼルの紳士:「……いいのかね? それはあまりに迷惑ではないだろう
:か。いや、大変嬉しいのだが」(ずるずる)
竜胆 :「快く承諾しておりましたから、どうぞご安心なさってく
:ださいまし」
[Toyolina] #連行
[Toyolina] #すまんカイゼル
[hari] #鍋の仕込をしてきたら、なにやた事態進展
車中
----
カイゼルの紳士:「しかしお若いのにしっかりしたお嬢さんだ」
竜胆 :「恐れ入ります」
カイゼルの紳士:「仕事がなくなったらうちに女中として入って貰いたいく
:らいですよ。いや、冗談だがね。あの店がなくなっては困
:る」(にこにこ)
竜胆 :「それは私も困ります(微笑)」>店なくなる
カイゼルの紳士:「ほほう、この山の上に。さぞ名のある家なのだろうな」
竜胆 :「そうらしいです。あまりぴんとこないんですけど」
カイゼルの紳士:(……む、この山どこかで見たような気もするが。はて)
:<常に運転手任せなので土地勘皆無
竜胆 :「あと十分くらいです(運転中)」
カイゼルの紳士:「……緊張してきたな」(顔色悪い)
[hari] #来るようだ
無道邸、正面門
--------------
[Toyolina] そして到着
[hari] 門前に人影。で迎えでごンス
カイゼルの紳士:(手の平にのを書くのに一生懸命で何も見てない)
竜胆 :「そんな、確かに夜ですと陰鬱ではありますけど、昼間は
:それなりに趣がありますから」
前野 :「竜胆さん、いらっしゃい」
竜胆 :「前野君おひさしぶりー。遊びにはたまに来てるんだけど、
:あんまり顔あわさないから、久しぶりだねぇ」
カイゼルの紳士:(はっ)「突然お邪魔して申し訳ない。今晩泊まるところ
:に困って…………」
カイゼルの紳士:「……………………」
竜胆 :「ええと、こちらさっき電話で話した……(そういや名前
:聞いてなかった。カイゼルさまを見る)」
[miburo] #謀ってくれた喃謀ってくれた喃
[Toyolina] #出来ておる喃って言ってよw
カイゼル紳士の胴:(ぐてん)
カイゼル紳士の頭:(ごろりと後部座席に転がる)
前野 :「……つみきちゃんのお父さん?」
竜胆 :「……(・д・)」
竜胆 :「ああ、前野君のスウィートハニー……のお父様?」
前野 :「う、うん……いや、さいきん出張が多いとかきいてたん
:だけど……」
[Saw] #ずっと家出してた
竜胆 :(リアドアを開けてカイゼル頭部を捧げ持ちボディに装
:着)
竜胆 :「証拠隠滅」
前野 :「とりあえず、中へ運ぼうか」
竜胆 :「そうだね、風邪ひいたら大変……(いろいろブルッ)」
カイゼルの紳士:(再起動)「前野、浩といったか」
前野 :「あ、はい。前野浩です。娘さんとお付き合いさせていた
だいています」
[hari] 礼を
独楽 :「…………う、うむ。よい友人だと聞いている」
独楽 :「いつも津海希がお世話になっています」(ふかぶか)
竜胆 :(中間位置で所在なげにニコニコしておくことにする)
独楽 :(キッ! と竜胆を睨む)
竜胆 :(ギクリ)
竜胆 :「誤解です」
独楽 :(よろよろと立ち上がる)
前野 :「いずれ、正式にご挨拶に上がりたいと思いますが、ひと
:まず宿をお探しとのコトで」
[hari] 支えよう
独楽 :「ご挨拶。いやいや、それほど気を遣って頂かなくともた
:だの友達であらば」(急速にヨボヨボ)
竜胆 :「存じ上げておりましたらこんなだまし討ちのようなこと
:は(嘆く振り)」
前野 :「いえ、つみきちゃんは大切な人ですから……それに、困
:った時はお互い様ですよ」
前野 :「お部屋と、軽い食事の用意をさせています。さ、どうぞ
:中へ」
竜胆 :(なんか気まずい)「じゃ、私これで」
独楽 :(竜胆の袖握ってる)「せっかくですからご一緒しません
か」(キラーン)
前野 :「あぁ、久しぶりだし上がっていったら?」
竜胆 :「……そ、そうですね、久しぶりの実家(のようなもの)
ですし……」
竜胆 :(もはやのがれることはできんぞ)
無道邸、居間
------------
独楽 :「お嬢さん。このような話は聞いていない」(ひそひそ)
竜胆 :(ひそひそ)「それは私だって同じです……ドッキリです
:かコレは」
独楽 :「とにかく責任を取って頂く。このような場所に独り置い
:ていかれたら早晩私は塵芥と化すであろう」
[hari] #神経すり減らして?
[Saw] #こわいし(ぉぃ
竜胆 :「結果とはいえご迷惑をおかけしたのは事実、立ち会わせ
:ていただきます」
独楽 :(ひそひそ)「お心遣い感謝する」(姿勢を正して向き直
る)
SE :……カチャ
煌 :「失礼します。お食事をお持ちしました」
[hari] 軽食のサンドイッチと、スープ
独楽 :「ああ、君は、そう、煌さんだね。いつも聞いているよ。
:なんでも筋肉と牙と燃える瞳が原始のゴリラだとか」
竜胆 :(((・д・;)))
煌 :(ぴくっ)「あら、ずいぶんお詳しいのですね。オ・キ
:ャ・ク・サ・マ」(にっこり)
独楽 :「ああ、君がなあ、意外に細いのだね。いや、本気を出す
:とすごいのかな? ハッハッハ」
竜胆 :「ちょ、ちょっと待って、ほら、家族的コミュニケーショ
:ンを取るにはまだお互い日が浅(仲裁を試みてみる。無駄
:と知りつつ)」
食事のひと時
------------
独楽 :(おそるおそる一口)「……ふむ、味は悪くない」
煌 :「それはどーも」
竜胆 :(ほっ。一安心)
煌 :「前野が作ったサンドイッチですが、お口にあってなによ
りですぅ」
独楽 :「失礼。しばらく合わぬうちに娘の味覚がおかしな方向に
:進行していたものでね。よもやこちらの料理が風変わりな
:のではないかと心配していたのだよ」
煌 :「あれはつみきっちの甘いもの志向が進んでるダケだし」
竜胆 :(そんなにすごいの?)>小声で煌に
煌 :(あまい=うまい)
竜胆 :(((・д・;)))
竜胆 :(お菓子ならいいかもしれない)
独楽 :「そう言えば妹さんはお元気ですかな。なにしろ大変な美
人で、しかも知的なお嬢さんだそうで」
煌 :(アレを食べれる旦那は凄いヨ……)
煌 :「え?あ、はい。元気で殺ってますよ」
独楽 :「それは何より」(今何か字がおかしかった気がするが)
竜胆 :(ひらがなじゃないんだろうなあ)
[hari] #今日は、外部の御仕事
[Saw] #姉妹で随分と語られ方が違うらしい
煌 :「じゃあ、食べ終わりましたらおよび下さい。お部屋へご
:案内いたします」
[hari] 退出しようと
独楽 :(煌が出て行くのを見計らい)「……心細い。敵地に迷い
:込んでしまったような気分だ」(しゅん)
竜胆 :「そんな敵地だなんて……」
[MOTOI] #この親にしてこの子あり?(マテ
恋の天使
--------
[Saw] .rg lovecome
[Role] rg[Saw]lovecome: 出会い頭に接触した ですわ☆
独楽 :(振り返りざまに手と手が触れる)
[Toyolina] #ちょまw
[Saw] #たのしいこれw
独楽 :「! し、失礼」
[miburo] #なに赤くなってんだこのオヤヂww
竜胆 :「い、いえ、どうぞお気になさらず(冷たくてびっくりし
:たかな?)」
独楽 :(スーツの襟を正したり視線を逸らしたり)
竜胆 :(あまり気にしてない)
策謀
----
独楽 :「……この屋敷は禁煙だろうか」
竜胆 :「どうでしたっけ……」
[hari] #灰皿は置かれてますよ
竜胆 :「たぶん大丈夫です、灰皿ありますし」
独楽 :「実は娘が出来てからずっと吸っていなかったのだが、
:久々に吸うと実にうまい」
竜胆 :「それはよい煙草で何よりですね(にっこり)」
独楽 :「そちらの店の雰囲気にも流されてあっさり禁煙をやぶっ
:てしまった」
会話が途切れ、沈黙が流れる。やがて頭を抱え、呻く様に語る独楽。
独楽 :「……そう、わかっているのだ。娘はきっと取られてしま
:うのだ。あの黒眼鏡め」(フォースの暗黒面)
竜胆 :(ギクギク)
竜胆 :「……戦います?」
[miburo] #パルパティーンがんばって!
独楽 :「勝っても負けても娘はもうこっちを向いてはくれんのだ。
:それは空しいことだ……お嬢さんもいずれわかる」
独楽 :「しかし、一矢報いるくらいは許されるか」
[MOTOI] #親父さん暴走中?(ぉ
竜胆 :「その意気です。勝たせっぱなしは面白くないですし」
独楽 :「力を貸してくれるかね?」
竜胆 :「おおっぴらには難しいですが……」
竜胆 :「どうにかやってみます」
SE :コンコン
独楽 :「どうぞ」
前野 :「失礼します……部屋のほうが用意できましたけど、案内
:しましょうか?」
独楽 :「ああ、ありがとう」
竜胆 :(とはいったものの、打ち合わせなしで何ができるかな)
#案1:パパ突然の持病発覚。
#角ばったものが近くにあると死んじゃうような奴
[Toyolina] #弱いw
#案2:パパ突然の負債発覚。
[Toyolina] #ちょw
[Saw] #結婚したら借金あるよ?テスト
#案3:パパ突然の婚約発表
[Toyolina] #……
[Toyolina] #2きちーなw
[Saw] #2は強力w
[Toyolina] #3とかは普通におめでとう言われて終わりそw
[hari] #負債……
[Saw] #みかんさんとだったらどうだろう
[Saw] #普通に犯罪でした
[Toyolina] #犯罪ですw
[Toyolina] #そんな繊細なお年頃なのに
独楽 :「……たいした案が出なかった。やはり私はダメだ。悪巧
:みなど出来ない男だ」(うつうつ
[miburo] #結論がかわいいw
[hari] #可愛いおとうさんだ(w
竜胆 :「落ち着かれた方がよさそうですね、敵地ですけど」
独楽 :「うむ、今日はもうゆっくり寝よう。パジャマは持ってき
:ている」
竜胆 :「おやすみなさいませ」
翌朝
----
独楽 :(土産に渡されたケーキを片手にナイトキャップ被ったま
:まで、呆然と車の前に立ち尽くす)
[Toyolina] #何があったw
[hari] #って、つみきちゃんにバレた?
竜胆 :(ねむい)「今帰ったらキタ意味なくないですか(こっく
:りこっくり)」
つみき :(激怒して前野君側に立っている)
竜胆 :「ほら、娘さんもすごく感激して怒髪天寸前じゃないです
:か(大あくび)」
独楽 :(助けを求める視線)
前野 :「いや、すいません。まさかこんな事になるとは」
12月の早朝。凍えるほど冷たい空気があたりを支配していた。
父の秘策
--------
独楽 :「つみき、前野君、私が家を空けていたのには理由がある
:のだ」
竜胆 :(うとうと)
前野 :「……それは?」
つみき :「如何様な理由があればいい歳した大人が三日も無断外泊
:するのかしら」
独楽 :「決めたぞ。パパはこちらのお嬢さんと結婚することにし
:た」
前野 :「…………はい?」
[gombeLOG] #パパー!?
竜胆 :「……は(起きた)」
独楽 :「昨晩手が触れあった時に運命を感じたのだ。どうだろう
:か、お嬢さん」
前野 :「あー……えっと、オメデトウゴザイマス?」
つみき :(くらり)
前野 :(慌てて支える)
竜胆 :「……(状況が掴めていない)ん、話どこまで進んだの」
独楽 :「うん。津海希に先を越されてなるものか。津海希がそう
:いうつもりなら私も自分の人生を生きる。セカンドライフ
:だ」
つみき :「撤収」(パチン)
煌 :(ぐーるぐーる)
[hari] #梱包
竜胆 :「……前向きになられたのはいいことですがんばってくだ
:さいね(ぼうよみ)」
娘の憂鬱
--------
つみき :「定期的にやるのよね……お気になさらないで」
竜胆 :「……はあ。親子って大変ですねえ」
前野 :「あ、あはは……」
独楽 :「何故だ! 離したまえ!」(巻かれていく)
つみき :「……」(頭を抱える)
竜胆 :「でもお父さん、昨日はかなりそわそわしてたよ。縦笛吹
いたりスポーツ新聞みたり」
前野 :「何処で?」
竜胆 :「うちのみせ」
前野 :「……縦笛?」
竜胆 :「うん、あれは小学校のリコーダー?アレだった」
竜胆 :「ちょっとノスタルジー」
つみき :「悩むと奇行に走るんですよ。昔っから。サーカスのブラ
:ンコ乗りに弟子入りすると言って会社ほっぽり出して消え
:たりね。役員の人たちが大慌てで屋敷を右往左往してたの
:覚えてる。最初は何のオマツリで騒いでるのかなこいつら
:は、と思ったものよ。あ、私が物心ついた最初の記憶って
:コレだ」
前野 :「大変だね……」
[Toyolina] #大変過ぎるw
つみき :「他人事じゃないのよ? 浩さん」
前野 :「そうだね……頑張る」
独楽 :(グルグル巻きにされて手首だけでバイバイしながら車の
:後部座席に積まれていく)
竜胆 :「……あの人が前野君のお義父さんになるのかあ」
つみき :「とりあえず今日は帰ります。豊秋さんには本当にご迷惑
:をおかけしてしまって」(ふかぶか)
竜胆 :「いいえ、お客様ですからそれはお気になさらず」(礼)
つみき :「でも正直厄介なのに関わったと思ったでしょう」
竜胆 :「前野君が大門さんだとわかったときには流石に」
前野 :「大門……(汗)」
つみき :「いずれそちらにもお邪魔します。浩さんの昔話でも聞き
:たいし」
竜胆 :「……お待ちしてます(一瞬考えた。自分の恥さらしにな
:るだろうから)」
前野 :「(苦笑)私も、またお店に寄らせてもらいますよ」
竜胆 :「お邪魔でなかったらこっちにもなるべく顔出すようにす
るよ」
つみき :「数房。出して」
数房 :「はい、お嬢様」
発車する桜居家のワーゲン。
竜胆 :(やっぱり本物は違うなあ)
前野 :(手を振って見送る)
竜胆 :「玉の輿」
前野 :「そう言う事は、考えてないけどなぁ(苦笑)」
竜胆 :「式は夕方からやってね? いつやるのかしらないけど」
おまけ
------
[Saw] #久々にパパ動かせたので満足
[miburo] パパ可愛いよパパ
[Toyolina] カワユス
[miburo] これはあれだよ
[miburo] 頼子の元彼と人物像が似てる気がしないかい
[Saw] まさかそんなw
[miburo] 年上・繊細・芸術肌・ちょっとだめ
[Saw] 親友の父親ってなんかすごくいかがわしくw
[Toyolina] 爛れてますね^^
[Catshop] ふむ。
[Catshop] 楽しいことがあったようだ。
[Catshop] 凛ちゃんは行動しなくてもよいのだろうか。
[Catshop] 最後の砦と思われていた独楽父ちゃんが、意外な脆さを露呈した今、
つみきちゃんを守れるのは凛ちゃんしかっ!(ぐぐっ
[MOTOI] ネリン?(違いすぎる
[Toyolina] 脆すぎますよ、独楽w
解説
----
桜居独楽44歳の受難。
$$
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30400/30457.html