[KATARIBE 30352] [HA06L] 11月のある対峙 彗Side

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Date: Sat, 18 Nov 2006 19:46:52 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30352] [HA06L] 11月のある対峙 彗Side
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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[HA06L] 11月のある対峙 彗Side
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登場人物
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 神終空音   http://kataribe.com/HA/06/C/0675/
 仲村渠灰太  http://kataribe.com/HA/06/C/0676/
 篠崎あまり  http://kataribe.com/HA/06/C/0670/
 橋本芳弘   http://kataribe.com/HA/06/C/0469/
 途奥 彗   http://kataribe.com/HA/06/C/0677/


[Hisasi]    :もといどんがいなくて和枝ちゃんというとっかかりがない
        :と、芳弘単品で絡むのがむづいのう
[Saw]      :例の事件
[Saw]      :現場に立ち会えればいっぱつなんすけどねー

[Hisasi]    :こう、みぶろさんの許可もらって
[Hisasi]    :助けたいじめっ子が素直くんだったとかだと
[Hisasi]    :繋がりできるかなーとおもったけど今いないみたいだし
[toyolina]   :じゃあ他の子の現場に遭遇すればよい
[toyolina]   :とかいうと僕がいじめられたがっているようだ

[Hisasi]    :彗ちゃんをいじめる気だな
[toyolina]   :地味な描写で毎回いじめられてますよ
[Catshop]    :淡々と言うから、いっそう切ない
[Hisasi]    :隠された傘を発見して届けるとか
[toyolina]   :イイネ>隠された傘
[misasagi]   :それは嫌だなぁ〜


隠す
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 女子生徒   :(がさがさ)

[Hisasi]    :ボロのロッカーを閉じてきょろきょろとあたりを見回して

 女子生徒   :(ふふっ)>薄笑いを浮かべて

[Hisasi]    :去ってゆく
[toyolina]   :やーん
[Hisasi]    :中には彗ちゃんの傘と筆箱
[toyolina]   :筆箱まで!
[misasagi]   :地味にひどい!
[toyolina]   :そしてまた雨が降る
[Hisasi]    :うむ
[Hisasi]    :しとしとと
[Hisasi]    :冷たい雨が

[TK-Sleep]   :偽彗:(血でノートを取る)
[toyolina]   :ちょw
[TK-Sleep]   :偽彗:(雨くらいでは錆びない)
[TK-Sleep]   :偽彗:(レーザーで男子生徒を焼いている)
[TK-Sleep]   :撤回します
[toyolina]   :偽彗はロボか何かかw
[TK-Sleep]   :放射火炎で外皮部分が剥がれます
[toyolina]   :パイロな

 男子生徒   :(ロッカーで小便)

[toyolina]   :ちょw
[Hisasi]    :ひっw
[toyolina]   :大変なことになってまいりました
[Hisasi]    :きっと武田


隠される
--------


 彗      :(窓の外を見る)「……傘あるといいなあ」

[toyolina]   :またないかもしれないと思っている

 芳弘     :「(とんとんと教科書をそろえて)」
 芳弘     :「また、雨か……」

[Hisasi]    :ふと先日の彗ちゃんを思い出して、ちらっと見てみる

 彗      :(半分あきらめたように傘立てに向かう)
 芳弘     :「……(また、傘忘れたりしてないだろうな)」

[Hisasi]    :前回は忘れたと思っていたようだ

 彗      :(探し回るでもなく、傘立てをしばらく眺めてから戻って
        :くる)
 芳弘     :「……ん?」

[Hisasi]    :ちょっとおかしいなと思った

 芳弘     :「あの、途奥さん」
 彗      :「ん。あ、橋本くん、この前はありがとねぇ」
 芳弘     :「あ、うん、それは……えっと、今日は傘は?」
 芳弘     :「持ってきてないの?」
 彗      :「ん、あ、うん……な……くした? ちがう、わすれた」

[TK-Sleep]   :朝から降っていたのに、忘れたと主張する
[TK-Sleep]   :きっとそんな健気さ

 芳弘     :「……途奥さん」

[Hisasi]    :じっと見る
[Catshop]    :正しく言おうぜ。
        :「くそぉっ、ファッキンクソアマにやられちまったっ!
        :ぶぅっころしてやるぅッ!」って。

 彗      :「な、何?」
 芳弘     :「……傘、ないの?」

[chita]     :ニセよしひろ:「購買部で傘売ってるよ」
[kisito]    :にせ彗:「お前のかさをよこせぇぇぇぇぇ」

 彗      :「……うん」

[Hisasi]    :なんか一瞬怯えた顔をみせた彗ちゃんを見てピンときた

 空音     :(武田を無言で追って出て行く)
 芳弘     :「まさか……隠された、とか?」

[Hisasi]    :こないだのいじめられっ子のこととか、先日雨に濡れてた
        :ことを思い出す
[toyolina]   :そして空音さんを誰か止めて

 彗      :「わかんないけど、誰か持って行ったっぽい……と思う」
 空音     :(いい加減頭来た)
 灰太     :(空音を追う)

[TK-Sleep]   :だが、止めない
[misasagi]   :うはw

 芳弘     :「……探すよ、俺」

[Hisasi]    :マジ顔で

 芳弘     :「途奥さん、ひょっとして前濡れて帰った時も」

[toyolina]   :灰太さんは止めないな

 芳弘     :「傘、無くなってたの?」

[Hisasi]    :嘘ついちゃだめだよ、という顔で

 彗      :「さ、探すって、場所とか……う……(目を背ける)」

[Hisasi]    :ここでキミは泣きそうな顔をするというカードを引く
[toyolina]   :泣きそうな顔 泣きそうな顔 泣きそうな顔 逃げ出す
        : 泣きそうな顔

 彗      :(一瞬肩をふるわせる)
 芳弘     :「……っ」

[Hisasi]    :思わず両手で肩を押さえる(反射的)

 彗      :「な、何……橋本くん」
 芳弘     :「そういうこと、さ。言ってよ」
 芳弘     :「……役に立たないかもしれない、けど、俺、力になるから」
 あまり    :(いじめっ子グループ数名と芳弘たちを、交互に見ている)
 芳弘     :「いやなことされたり、言われたりしたら、俺でも誰でも
        :いいから、ちゃんと言って欲しいんだよ」
 彗      :「……むり……(寂しそうに小さく笑って)。そういうの、
        :嬉しいけど……無理」

 いじめられっ子:「芳弘には弱いヤツの気持ちはわかんないよ」
[Catshop]    :(リフレイン)

 芳弘     :「……(ずき)」
 芳弘     :「……傘、捜そう」
 彗      :「……うん」

 あまり    :(目をつけられて良い事は無いと思うのになあ)
 芳弘     :「……(無理、かあ)」

[chita]     :芳弘たちがクラスを出た後で、自分もクラスから逃げ出す
        :あまり


探している
----------


 芳弘     :「どんな傘?色とか模様とか」
 彗      :「え、っと……赤……でチェックはいってて」
 あまり    :(神終さんも、なんだかかりさんも、どこかに行っちゃっ
        :たし、私どうしよう)

[Catshop]    :微妙に間違ってる(笑)。>なんだかかり

 芳弘     :「わかった、じゃあ、できる限り探してみよ?」
 彗      :「うん……」

[Hisasi]    :で、ロッカーとか廊下とか使ってない部屋とか

 芳弘     :「……ねえ、途奥さん」
 彗      :「やっぱりいいよ、やむまで……うん……?」
 芳弘     :「傘の他にも……こういう嫌がらせみたいなこと、あった?」
 彗      :(しばらく橋本くんの目をまっすぐ見て、小さくうなずく)
 芳弘     :「……やっぱり」

[Hisasi]    :ぎゅっと拳を握って

 彗      :「……怒ってる?」
 芳弘     :「……ううん、言えない理由ってやっぱりあると思う、から」
 芳弘     :「ただ、卑怯なことする奴が、許せない」
 彗      :「それが誰とか、わかったら……殴ったりする?」
 芳弘     :「…………それじゃあ、解決しないって、わかってる、から」

[Hisasi]    :ちょっと俯いて
[chita]     :舞台を見間違った。教室の外だったか

 彗      :「でも、絶対直線で行くでしょ」
 芳弘     :「……そうしたい、と、思う。そうできたらいいと思う、
        :けど」
 芳弘     :「それで、よけいに途奥さんがいじめられたり」
 彗      :(壁によりかかって)「たぶんそうなる」
 芳弘     :「……だから、言えないんだろ?」

[Hisasi]    :傘かくされたりとか

 彗      :「それもあるけど……それだけじゃないし」
 芳弘     :「え?」

[Hisasi]    :彗ちゃんの顔を見る

 彗      :「私だけだと思う? 傘隠されたり……してるの」
 芳弘     :「…………(他にもいると思ってる)」
 芳弘     :「……いる、よね。他にも……」

[Hisasi]    :ちょっと俯いて

 彗      :「……だから、やり方」
 芳弘     :「……俺、こないだ見たんだ」
 芳弘     :「うちのクラスの奴が、同じクラスの奴に暴力振るってたの」

[Hisasi]    :唇を噛んで

 彗      :「うん」
 芳弘     :「でも、そいつ……言ってた。こうしないと次の標的に
        :されるのは自分だって」

[Hisasi]    :すごく口惜しそうに

 彗      :「一人でどうなるってのじゃないって。だから無理って言った」
 芳弘     :「……うん」
 芳弘     :「どうにか、したいんだ……力になりたいだ、でも」
 彗      :「それで、橋本くんがいろいろされても?」
 芳弘     :「俺は、大丈夫」
 芳弘     :「……目を逸らして、見なかったことにするほうが、ずっと
        :辛い」
 芳弘     :「いじめられてるの知ってて見ないフリしてギスギスするより、
        :ずっといい」

 空音     :「なら、私達と一緒にどうすればいいか考えよう」
        :(傘と筆箱持ってくる)

 芳弘     :「え」

[Hisasi]    :振り向く

 あまり    :(申し訳なさそうに2人の後について来た)
 彗      :「あ……か(さ、と言おうとして言葉になってない)」
 芳弘     :「神終さん」

[Hisasi]    :ちょっと驚いた顔
[Hisasi]    :なんかクールでとっつきにくい風を装ってる子
        :(話したことない)だからちょっと驚いてる

 彗      :「……傘、探してくれた?」
 芳弘     :「傘、あったんだ」
 空音     :「たまたまみつけた。埃をおとしたんで少し濡れてるけどね」
        :(彗に手渡す)
 灰太     :「傘はぬれるもんだぜ、気にすんな」
 彗      :(受け取って胸に抱く)「……ありがと……」

 空音     :「クラスの空気を良くするために何が出来るのかを考えるの。
        :橋本、ついてくる?」
 芳弘     :「……うん。俺で力になれる、かな」
 芳弘     :「腕っ節だけ強くても……こんな時何もできないの、悔しい」

 空音     :「勿論。橋本はクラス委員長で力もある。教師を味方に
        :つけるのにもきっと有効な手になる」
 芳弘     :「うん、力になりたい」
 空音     :「……私は実利でしかものを見ないけど、たぶん貴方みたい
        :のが本当に人望を獲得しうる人なのよ。自信持って」
        :(背中叩く)
 空音     :(……コレはちょっと恥ずかしかったか)(顔伏せ)
 芳弘     :「……え」>背中叩かれつつ

[Hisasi]    :なんか照れくさいヨ
[Hisasi]    :むしろPLが照れくさくて死ねそうです、さっきから

 空音     :(赤みが引くのを待って)「さ、帰ろう」

[Hisasi]    :この中学生日記どもめ!?
[toyolina]   :中学生日記っすからw
[Saw]      :男子を乗せるのが意外にうまそうですね、空音w

 あまり    :「あ、あの」>彗
 彗      :「うん?(傘抱いたまま)」
 あまり    :「傘、いっしょに帰ろうか」

[chita]     :遅い
[toyolina]   :あるしw
[Saw]      :いいおちだw
[Saw]      :そして集団下校

 灰太     :(どこかまぶしそうに、教室から出て行く人々を見送って、
        :不意に窓から空を見上げる)

[toyolina]   :灰太カッコイイ
[Saw]      :いぶし銀

 灰太     :「風が吹くぜ……ハスターにも作れない俺らの風が。きっと
        :よぅ」
 へー介    :「びぃ」

[TK-Sleep]   :かっこつけて〆てみる


おまけ
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[TK-Sleep]   :誰も殴りにいかねえのな。
[Hisasi]    :殴って解決しない、というか
[TK-Sleep]   :みんなそれを理解して、その通りに行動できるというあたり
        :あれだなあと
[TK-Sleep]   :行動が一様?
[Hisasi]    :熱血ではあるが、暴走的ではない
[TK-Sleep]   :灰太殴りに行かそかな
[TK-Sleep]   :あ、いや。芳弘に限って言ってることじゃないですよ


時系列と舞台
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11月。国立吹利学校中等部。


解説
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放課後


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Toyolina
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