[KATARIBE 30293] [HA06L] 創作部〜キスから始まるグッタリ

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Date: Sun, 29 Oct 2006 23:37:23 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30293] [HA06L] 創作部〜キスから始まるグッタリ
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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[HA06L] 創作部〜キスから始まるグッタリ
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登場人物
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 御厨正樹 http://kataribe.com/HA/06/C/0534/

 蒼雅 紫 http://kataribe.com/HA/06/C/0573/

 品咲 渚 http://kataribe.com/HA/06/C/0636/


キスとは
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[kisito]    :最近、正樹を動かしていると。
[kisito]    :「うぁ〜、何だこいつ鈍いし!」
[kisito]    :とか思うことが多くなった。
[kisito]    :PL補正はあえてかけないけどNA

 紫      :「……キスとは呪いを解く手段なのでしょうか」

[Hisasi]    :むぅ、と
[kisito]    :ゆかりんのずれ具合が素敵です。

 正樹     :「いや、別にそういうわけじゃないぞ?」
 紫      :「ですが、白雪姫さまが目をさまされるのもカエルが王子
        :さまにもどられるのも」
 紫      :「先日の小学生が呪いを解く手段ときいたのも」

[toyolina]   :これは……この場にいた方が面白いのだろうか

 紫      :「つまり、意味があるのではないかと」
 正樹     :「それは、物語の中の話。現実には……まぁ、無いとは言
        :わないが常にそうというわけでは……」

[chita]     :無いとは言わないのか

 紫      :「確かに……以前、クラスでポッキーゲームをした際に渚
        :さまとそうなったときもなんともありませんでしたが……」

[kisito]    :解呪条件にキスをすると設定する悪趣味な人がいるかもし
        :れない

 正樹     :「……ナンダッテ」

[Hisasi]    :ゆかりん的にはちいちゃい頃にお母さんがちゅーしてくれた
        :レベル

 紫      :「はい?」
 正樹     :「……いや、何でもない……キスしたんだ……へーほーふーん
        :……」
 紫      :「あの、正樹さま。どうなさったんですか?」

[Hisasi]    :きょとんと首傾げ

 渚      :(そうとも知らず部室にやってきた)「おつかれー」
 正樹     :「はっ! な、なんでもないなんでもない!」
 渚      :「? なんや、挙動って」
 紫      :「あ、渚さま」
 渚      :「ゆかりん、まさきさまどうかした?」
 正樹     :「な、なななな、なんでもない!」

[toyolina]   :ここはむやみにくっついた方が面白いのだろうか

 紫      :「そうだ、渚さま先日の塾での問題で」

[Hisasi]    :と、机の隣の席で

 渚      :「うんうん」

[Hisasi]    :仲良さげに

 正樹     :「……む」
 渚      :「あー、うん、これ、こうやねん」

[toyolina]   :顔くっつけて教えたりとか

 紫      :「ああ、盲点でした」

[Hisasi]    :なんかおでこくっつきそうだね

 正樹     :「……なんだかずいぶん顔が近いね」
 紫      :「え?」
 渚      :「? そう?」
 正樹     :「……なんだか、ポッキーゲームもしたらしいし……」
        :(ぶつぶつ)

 紫      :「正樹さま?」
 正樹     :「……去年とか、頼られるのは俺だったのになぁ……成長の
        :ためとは言え……なんか悔しい……(ぶつぶつぶつぶつ)」
 紫      :「あのー」

[Hisasi]    :ひょいと顔をのぞいてみる

 正樹     :「ひょわわわわわっ!」

[kisito]    :がたがたがた、どたん

 紫      :「ま、正樹さまっ」>あわあわ

[Hisasi]    :助け起こす

 渚      :「……うわ、びびりすぎ」
 正樹     :「いたたたた……」
 渚      :「大丈夫っすか、腰は大事にせなあかんで」
 紫      :「先ほどから少し変ですが……どうなさったのですか?」

[toyolina]   :椅子を用意してあげる

 正樹     :「え!いや、なんでもないって何でも!」

[kisito]    :あはははといすに座りなおす

 渚      :「何でもないようには全然見えんけど……なんかヘンなもん
        :でも食べた?」
 正樹     :「うぅ……いや、気にしないでくれ」
 紫      :「大丈夫ですか?」

[Hisasi]    :心配そうですお


二人の距離
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 渚      :「うちらの間で、そんなしょうもない隠し事はなしにしま
        :せんかね。ほれ、大学行ってもつるむ予定でおるんやし」
 紫      :「そうです、悩み事があったらなんでも話してください」
 正樹     :「じゃあ、正直に」
 正樹     :「二人の距離が、すごく気になる」
 紫      :「……え?」
 渚      :「二人。ゆかりんとうちのことですか」
 紫      :「ええと、三十センチほどでしょうか」

[Hisasi]    :ちげえ

 渚      :「今5センチくらいになった」

[toyolina]   :寄り添ってみた

 正樹     :「うぅぅぅ」
 紫      :「ええと、とりあえず制服も含めるならば距離はないです」
 渚      :「袖なら接触しとるよね」
 紫      :「はい、」
 渚      :「つまり0センチからえーっと、家の距離まで可変やけど」
 正樹     :「……わかっててぼけてるだろ」
 紫      :「距離が気になるのではないのですか?」
 渚      :「素直に応えたんやけどなあ」
 正樹     :「詳しく説明したくない」

[toyolina]   :くっつくことに疑問点が全くないのでそこを指摘しないと
        :行けません

 正樹     :「というか女の子同士でキスすることに抵抗とか無いんで
        :すか」
 紫      :「……なにか問題がある行動をしていたのでしょうか」
 渚      :「キス……あ、あー。なんや、それかあ」
 紫      :「先日のポッキーゲームのことですか」
 渚      :「キス言うからびっくりしたやん。あれはキスちゃう、
        :チューくらいなもんで」
 正樹     :「変わんないし」
 紫      :「キスとチューは違うのですか」
 渚      :「うん、厳密に言うと違う……かな?」
 紫      :「……キスの定義はなんなのでしょう」

[Hisasi]    :むうぅ、と

 正樹     :「辞書的には同じだと思うがな」
 紫      :「過程の問題でしょうか」
 渚      :「チューはこれくらいなもんで(自分の人差し指に)。
        :キスはこれくら……ってなにさせんねん」
 正樹     :「別にたのんでない」
 渚      :「……定義について実演したっつーのに、つまらんの」

[toyolina]   :嫌われフラグ立ちますよ、まさきさまw

 正樹     :「どうせ、俺はつまらんよ〜」
 正樹     :不貞寝
 紫      :「あの、正樹さま……」>おろおろ


励まそう
--------


[Hisasi]    :どうして正樹さまが不機嫌に
[Hisasi]    :わかってないのが
[toyolina]   :このままではケンカになってしまう、ゆかりん助けてw

 紫      :「そんな、つまらなくなんかないです」

[Hisasi]    :なんか正樹さまが怒ってますー

 紫      :「……あの、キスしたことが気になっておられるのですか?」

[Hisasi]    :変な思惑はない

 正樹     :「根本的な問題はそこじゃない……」
 渚      :「うーん。なんとなくわかった。つまりまさきさまはすごい
        :誤解をしとる」
 正樹     :「……何が?」

[kisito]    :かなり弱ってる声

 紫      :(なでなで)>背中をなでてる
 渚      :「うちとゆかりんが付き合ってんちゃうかとか思ってるやろ」
 正樹     :「……それは無い、疑ったことはあったが」
 渚      :「……疑うなよ」
 正樹     :「疑われるほど、距離近かったんだよ」


 紫      :「距離……」>ちらりとみぎーとの今の距離を見てる

[Hisasi]    :正樹さまの背中をなでつつ

 渚      :「そんなん言われてもなあ……」
 正樹     :「で、俺はもう要らんのかなーとか思った」
 紫      :「そんなことないですっ」
 紫      :「これからも大学いってからも正樹さまや渚さまとご一緒
        :したいのに」
 渚      :「なんでそーなんの。もしそーやったら創作部とか言うかっ
        :つーの」

[Hisasi]    :ずっとお友達わーい

 正樹     :「その割には、こう……いやもう良いや……気にしないで……
        :大学にもいくし……創作部も作るから……」
 紫      :「……(ぢー)」

[kisito]    :何か、いろいろ溜め込んでるなぁ……正樹。
[toyolina]   :難儀な子やな
[kisito]    :自分で解決できないことが少なかったんだろう。助けても
        :頼らない。
[kisito]    :頼り方を知らないとか、ありそう。
[toyolina]   :他人が自分に合わせてくれないとイヤな風にも見える
[kisito]    :そこまでは無いかな。正樹のわがままはあれじゃないかな
        :……独占欲とか。
[Hisasi]    :ゆかりんもみぎーもおれのー
[kisito]    :無自覚が一番やっかいだのぇ
[toyolina]   :なんて独占欲。キング系。

 正樹     :「……あー、落ち込み終了」

[Hisasi]    :呉羽が悩みを聞いてあげましょう

 紫      :「……本当ですか?」

[Hisasi]    :ぢっと真っ直ぐ見る

 正樹     :「うん、大丈夫」

[Hisasi]    :じゃあこうだ

 紫      :「……」>ぢー
 正樹     :「俺だって、落ち込みたいときの一つや二つあるともさ」

[Hisasi]    :近い距離でぢっと目を見てやる


 正樹     :「……う……」
 渚      :「落ち込むのもええけど、ちゃんとはき出せよな、そうゆ
        :うの」
 正樹     :「うば〜〜〜」

[kisito]    :何かを吐き出すマネ

 渚      :「うちらがおるときにさ。おらんときはさすがにメールとか
        :してくれんとわからんけど」

[toyolina]   :ちょw

 渚      :「胃の中身はいらんわ(びし)」
 正樹     :「あいてっ……」
 紫      :「正樹さま……」

[Hisasi]    :心配なの、なの
[Hisasi]    :きゅーきゅーと

 正樹     :「……む、ほんとに大丈夫だぞ?」
 渚      :「ほんまに?」
 正樹     :「んむ」
 紫      :「あの、悩み事があったら本当に言ってくださいね」

[Hisasi]    :悩ませてる子が何を

 正樹     :「了解、了解」


おまけ
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[toyolina]   :よかったよかった、ケンカにならずに済みました。ゆかり
        :んのおかげだ
[Hisasi]    :んみ
[toyolina]   :受験前とかでなければケンカになってもよかったかもしれんが
[gombeLOG]   :今だと、後を引かない方が良いやね
[toyolina]   :左様であります
[Hisasi]    :あんまりごねるとゆかりんがむぎゅっとすると
[Hisasi]    :正樹さまを
[toyolina]   :なんて色仕掛け
[Hisasi]    :おこっちゃだめなのだめなの
[toyolina]   :まさきさまの貞操観念とみぎーの貞操観念が見事にすれ違い
        :ましたね
[kisito]    :ぐは、それは最強かもしれない>抱きつき
[kisito]    :それはもう、見事な石造が。
[Hisasi]    :ぎゅ、と
[toyolina]   :あまり抱きつきで止めてると、まさきさまが成長シマセンね
[kisito]    :ひぃぃ
[Hisasi]    :お母さんはそうやって泣いてるときになぐさめてくれました

[Hisasi]    :ゆかりん母:「ほおら、紫。そうやって悩んでいたらだめよ?」
        :>ぎゅ
[Hisasi]    :ゆかりん:(ぎゅーされてる)
[Hisasi]    :ゆかり:「……こうすればよいのですね」
[Hisasi]    :うんうん

[kisito]    :なんて恐ろしいw


時系列と舞台
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創作部室。


解説
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ポッキーゲームが公式になったせいでまさきさまがオーバーフロー。


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Toyolina
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