[KATARIBE 30209] [HA06L] 猫回しとテンプル蕎麦

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Date: Wed, 27 Sep 2006 14:49:50 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30209] [HA06L] 猫回しとテンプル蕎麦
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20609262249h2027cafx83f423f40610b709@mail.gmail.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30200/30209.html

 猫回しがドリー奪還に挑みました
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
[HA06L] 猫回しとテンプル蕎麦
============================
登場人物
--------
 桜木達大
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0365/

 東海道ヨルグ
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0657/


前文
----


[Catshop]    :ドリーちゃんが捕まったのか。
[Catshop]    :──助けにいかねば、と思ったらchitaさんが居ない。
[NATI]     :え。
[NATI]     :そんなことが起きたんですか。
[Catshop]    :うむ。
[NATI]     :テンプル蕎麦?
[Catshop]    :テンプル蕎麦の人たちが、初めて働きましたよ
[NATI]     :自分から特攻したんじゃw
[toyolina]   :うん、自殺願望的な行動でしたよ
[NATI]     :やっぱりねー。
[Catshop]    :まぁ、キャラクター視点ではそうでないと思いますが。

[NATI]     :まぁドリーBがいるから、大丈夫……だろうか?
[chita]     :どうもNATIさんやCatshopさんを心配させてしまったようだ
[Catshop]    :よし、帰ってきた。
[Catshop]    :Sawさん
[Catshop]    :時間は大丈夫でしょうか?
[Saway]     :ほげ
[Saway]     :煮込んじゃってますがw
[chita]     :あーあ
[Catshop]    :もうっ!?


上の空な彼女
------------


 ヨルグ    :(ぐつぐつ)
 男      :「こんにちは」
 SE      :がららっ
 ヨルグ    :「……(嘆息)」<気付いてない
 男      :「お休みですか?」
 男      :「もしもーし」
 ヨルグ    :「……え? あ! 働いています、働いています。今月の
        :支払いはなんとかしますので」
 ヨルグ    :「……いつもと違う人ですね?」
 男      :「──お蕎麦をいただきに来たんですが。どうやら、ご都
        :合が悪いようですね」

[Catshop]    :ここで、感知系の技能で判定をしときましょうか。

 ヨルグ    :(マジマジと見る)
        :「! 失礼しました。どうぞおかけ下さい」

[chita]     :ヨルグさんの2人目の獲物ですか
[Saway]     :こちらから強制力算出ですか?

[Catshop]    :???:13+???:3−強制力:10=目標値:6
[Catshop]    :d12
[Catshop]    :──おっと間違い
[Catshop]    :2d6
[Tihiron]    :がはっw
[kataribe]   :Catshop:8(2D6)=8
[Catshop]    :集中力を消費
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:8(2D6)=8
[Catshop]    :もかい
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:5(2D6)=5
[Catshop]    :成功
[Catshop]    :4/11→4/9

[Saway]     :目標がわからないと何で抵抗すればいいのかわかりませんが、
        :とりあえず光の防御円で
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-8(2D6)=-2
[Saway]     :13+3-10-2d6
[Catshop]    :えっと、失敗すると何かが忍び込みます。
[kataribe]   :Saway:13+3-10-7(2D6)=-1
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-11(2D6)=-5
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-11(2D6)=-5
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-10(2D6)=-4

[Saway]     :やめ
[Saway]     :どうぞ。
[Saway]     :忍び込んだことには気付いていいのですか
[Catshop]    :気づかれないための判定、と思っていただければ
[Saway]     :了解です。

 男      :「かけ蕎麦をいただけますか?それから、冷やを1合」
 ヨルグ    :「はい……」(頭をしずしずと下げ奥に入っていく)

[Catshop]    :あ、喜んでない

 ヨルグ    :(上の空で蕎麦を叩く)
        :「ガシャーン! ガシャーン! ガシャーン!」

[Catshop]    :──くそぅ、客に慣れやがりましたね

 SE      :(ガガガガガガガッウィーンウィーンざっざっざっ)

[toyolina]   :ちょっとフェイント気味な導入w
[Tihiron]    :凄い音がしてるw
[Saway]     :憂鬱らしいです
[Catshop]    :──しかも上の空のくせしてっ、奇怪な音は相変わらずっ(笑)


いろいろとヤバい小鍋
--------------------


 男      :(にこにこと落ち着いて座っている)
 ヨルグ    :「あ、そうか。鍋はつかってしまっているのでした……
        :まあ一人分なら小鍋でも間に合う……」
        :(鍋にボウフラ浮いた聖水とコンソメの素とイタリアン
        :ドレッシングを混ぜて煮込む)
 男      :(コツ、コツ、と指輪でテーブルの端を叩きつつ)
 ヨルグ    :「ふぅ……」
 ヨルグ    :「申し訳ありません。間もなく出来上がりますので」
 男      :「いえいえ。お気になさらず──でも、お冷やが先に出て
        :くると嬉しいかもしれません」
 男      :(にこにこ)
 ヨルグ    :「……あっ」
 ヨルグ    :「申し訳ありませんでした」
        :(なんか微妙に浮いてるような水が出てくる)
 男      :「──いや、水ではなくて日本酒のお冷やのつもりだった
        :んですが」(苦笑)
 ヨルグ    :「日本酒……ですか?」
 男      :「えぇ。あ、もしかして置いてませんか?」
 ヨルグ    :「え、いえ! あります! もってきます!」
 ヨルグ    :(確か父が昔冷蔵庫に入れっぱなしにしていたワンカップが
        :……)

[Catshop]    :そいや、ダムとディが居ない。
[Saway]     :煮込まれると死ぬんじゃ?w
[Catshop]    :まだ間に合った、ってことでは?

 ヨルグ    :(平成一桁台のワンカップ大関をコップに注ぎ持ってくる)
 ヨルグ    :「お待たせしました」(にこ)
 ヨルグ    :(ヴィンテージモノと言うことになるのでしょうか。お酒の
        :ことはよくわからないが)
 ヨルグ    :「……あっ、そば」(急いで奥に戻っていく)
 男      :「──いいお酒を置いてますね」(にこにこ)
 ヨルグ    :(さっと湯通ししてあやしげな液体につけ込み海苔をかけて
        :見た目を整え持ってくる)
 男      :(ヨルグが去ったのを見届けて、なにやら呟いてから酒を口に
        :する)
 ヨルグ    :「どうぞ。掛け蕎麦です」
 男      :「あぁ、これは──店主さんのオリジナルですね?」
 男      :(にこにこ)
 男      :「少し、説明をしていただいても?」
 男      :(顔をあげてにこやかに)
 ヨルグ    :「せ、説明ですか? ええと、食べてくださればわかりますっ」
 男      :「食えばわかる──ですか、いや、なかなか一徹な職人さん
        :らしい」
 ヨルグ    :「由緒正しき聖堂騎士の味を代々引き継いでおります」
 男      :(端で蕎麦をすくいあげて)
 男      :「聖堂騎士の?それは凄い」
 ヨルグ    :「……」(ほわーん)
 男      :(ずるずるっ、と美味そうにすする)
 男      :「あぁ、しかし、これは斬新な伝統の味だ──素晴らしい
        :ですね」
 男      :「何か味にヒミツが?」
 ヨルグ    :「光栄です。ええと、蕎麦を今日は三日ほど寝かせてみま
        :した」

[Saway]     :売れなかったから
[Catshop]    :うじゃーっ

 男      :「三日間もっ!?それは大変、熟成した味ですね──なるほど
        :なるほど」
 男      :「しかし、ツユにもヒミツがあるのでは?」
 ヨルグ    :「つゆは、ええ。これは企業秘密が詰まっておりまして……」
 ヨルグ    :「ヒントはコンソメとイタリアンドレッシング……おっと、
        :これくらいにしておかないと」
 男      :「あっ、いや、失礼っ。ツユといえば蕎麦屋の命、過去には
        :味を盗もうとして鍋に手を突っ込んだ息子の腕を切った職人
        :の故事もあるほどでした。本当に失礼な質問っ」
 男      :(大げさに恐縮した風に)
 ヨルグ    :「ふふ、いいですよ。お客さんは蕎麦をわかってらっしゃる
        :ようですね」
 男      :「いやいや、本当に。なるほど、これが伝統の──いや、
        :しかし店主さんの工夫ももちろんあるんでしょうね?」
 男      :(ずるるっ、と蕎麦を美味そうにすすりつつ)
 ヨルグ    :「私自身の工夫、ですか? いえ、私は父に言われたことを
        :ただ守り続けているだけですよ。それが伝統を守る、と言う
        :ことだと私は思うんです」
        :(なんかいつの間にか男の目の前に座って語ってる)
 男      :「いやいや──それでは、よほどの修行を?お若いのに大し
        :たものだ」

 SE      :がしゃーんっ

[Catshop]    :台所の方から、派手な音が。


魔術師と騎士
------------


 ヨルグ    :「? 失礼します」(厨房を見に行く)
 男      :「おや?」

[Catshop]    :さて、ここで勝負だ。
[Catshop]    :???:13−???:3−強制力:10=目標値:6
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:10(2D6)=10
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:6(2D6)=6
[Saway]     :狙いはなんでしょう。
[Catshop]    :4/9→4/8
[Catshop]    :幻覚に惑わされます。
[Saway]     :グリゴリ/警戒:13 加護:3
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-8(2D6)=-2
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-10(2D6)=-4
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-7(2D6)=-1
[Saway]     :13+3-10-2d6
[kataribe]   :Saway:13+3-10-5(2D6)=1
[Saway]     :4/4
[Saway]     :あぶねい
[Catshop]    :ちっ
[Catshop]    :では、厨房が荒らされていて、裏口が開いています。

 ヨルグ    :「なにか、いますね」(周囲を光り輝く人間が囲っている)
 ヨルグ    :「そして貴方、何かしましたね?」(しゃらり)
 黒猫     :にゃーっ
 男      :「──仕方ありませんねぇ。穏便に済ませたかったんですが」
 男      :(立ち上がる)
 ヨルグ    :「どういうつもりでしょうか。名乗りなさい。釈明の機会は
        :与えましょう」
 男      :「逃げろっ!」
 猫      :(何かをくわえて逃げ去っていく)
 男      :「さて、ボクの釈明を聞いている余裕なんてあるんでしょ
        :うか?」(にこにこ)
 ヨルグ    :「ここを何処だと思っているんですか。ここは、聖堂その
        :ものですよ?」

 SE      :「リーンゴーンリーンゴーン」

 男      :「こうしている間も、猫はどんどん逃げていきますよ?」

[Saway]     :他界化していく周囲
[Catshop]    :ふむ。それは抵抗の余地は?
[Saway]     :猫を逃がすことは可能です
[Catshop]    :男の方は?
[Saway]     :まずは目の前の人をどうにかしないことにはってトコですね
[Catshop]    :では、根本を取り除こう。

 ヨルグ    :「猫の一匹くらいはあとでどうにかしましょう。申し開きも
        :ないのでしたら排除するまで」

[Catshop]    :他界化そのものをチャイしたいので、ヨルグないし誰かが
        :ここを他界化する強制力をください。
[Saway]     :フィールド技能を数値化するのは反則に近そうでいやだなあw
[Catshop]    :ふむ。
[Catshop]    :──したら、猫は抵抗なしで逃がしても?
[Saway]     :神社の技能値とか出すときりがなさそうじゃないですか
[Saway]     :はい。いいです。
[Catshop]    :つまるところ、ヨルグちゃんの能力に由来するものではない
        :ということですね。
[Saway]     :はい。そうです
[Catshop]    :それじゃ仕方ない。
[toyolina]   :キルゾーンに踏み込んじゃいましたね
[Catshop]    :さて、どう返そうかな。ちょっと予想外の展開になってきた
        :ので、作戦タイムをください(笑)
[Saway]     :なぜみんなこう攻め込んでくるんだw
[Catshop]    :具体的にはおトイレに行って帰ってくるくらいの時間をっ!
[toyolina]   :わからんけど
[Tihiron]    :土地能力が13で収まるわけがなく(ぼそ
[Hisa_kaki]   :モテル女は辛い
[toyolina]   :なめてかかられてるというか甘く見られてる?w
[NATI]     :とりあえず、トイレはダメということでよろしいか?
[Saway]     :といれいってらw
[mjolnir]    :いい感じに蟻地獄
[chita]     :鍋、も一つ要るかな
[Catshop]    :さて帰って参りました
[Catshop]    :釈明を許すってことは、こちらが先手を取ってもよろしゅ
        :うございますか?
[Tihiron]    :おかえりなさいませ
[Saway]     :騎士道なので仕方ないです
[Catshop]    :では遠慮なく。
[Saway]     :ていうか、万が一こっちが勝っちゃうと
[Saway]     :殺害になってしまうのですよ。普通に。
[Saway]     :それはこまるw


二人とも自爆
------------


 男      :「そのかねは、おみなをよろいいましめる、なまりのころ
        :も、きしきしとおもくよおる、なまりのいましめ」

[toyolina]   :対里見組織だからのう
[Saway]     :目標はなんでしょう

[Catshop]    :見立ての言霊:13+言霊使い:3−強制力:11=目標値:5
[Saway]     :効果、か
[Catshop]    :鎧が重くなって動けなくなります。端的に言って傷つけない
        :ように無力化。

[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:9(2D6)=9
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:11(2D6)=11
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:11(2D6)=11
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:6(2D6)=6
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:8(2D6)=8
[Catshop]    :2d6

[Hisa_kaki]ダイス目悪いのうw

[kataribe]   :Catshop:8(2D6)=8
[toyolina]   :自爆の危機
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:6(2D6)=6
[Catshop]    :2d6
[kataribe]   :Catshop:6(2D6)=6
[Catshop]    :──うぎゃーっ
[Catshop]    :──ダメだっ。これは失敗っ
[Catshop]    :4/8→4/1

[Catshop]    :くっ、くそぅっ
[toyolina]   :へろへろやんw
[Saway]     :やべーw やべーw
[Tihiron]    :うわぁw
[toyolina]   :LifeCard
[miburo]    :サヨウナラ<●>ω<●>
[toyolina]   :どうなっちゃうの?

 ヨルグ    :「魔術師。ここは聖域だと言ったはずです」
        :(踏み込み剣を抜き、一回転。側頭部をシールドで殴りつ
        :ける)

[miburo]    :君はいいキャラクターだったが、君の中の人が悪いのだよ
[toyolina]   :はかったな、猫屋
[Saway]     :効果は気絶で
[Tihiron]    :みぶろさん酷いw
[Catshop]    :どぞ
[Catshop]    :──しかし、これは予想外だったな。うむむ。
[kurow]     :判定するときは負けること前提でやらないとw

[Saway]     :シールドバッシュ:13 装備:3 強制:11 目標:5
[Saway]     :2d6
[kataribe]   :Saway:10(2D6)=10
[Saway]     :2d6
[kataribe]   :Saway:9(2D6)=9
[Saway]     :2d6
[kataribe]   :Saway:9(2D6)=9

[miburo]    :今イイこといった人がいる!
[toyolina]   :カッコイイ
[Saway]     :あれ。今日はホントに目が悪いw
[Catshop]    :しかし、まだ神はボクを見捨てていないっ!
[kurow]     :おおっと双方気絶かw

 ヨルグ    :「うぁっ」(椅子にけつまずいた)

[Catshop]    :とは言え、どうしよう(笑)
[miburo]    :ほれ。3歩ダッシュ。
[toyolina]   :逃げるんだよォォォ、スモーキィーッ!!!

 ヨルグ    :「おのれ! 卑怯なっ」(狭かった)

[toyolina]   :期待してますよ>3歩
[Catshop]    :とりあえず、残り余力の申告を要求する(笑)
[Tihiron]    :相手の空間である以上、不利な(ぼそ

[Saway]     :1/4
[Saway]     :じゃないか
[Saway]     :もう一回振れるんでした
[Saway]     :2d6
[kataribe]   :Saway:7(2D6)=7
[Saway]     :1/4
[Catshop]    :──ふ、ふぅ
[toyolina]   :がっくし
[Catshop]    :──さて、どうしよう(笑)
[miburo]    :君には失望した
[Tihiron]    :どうしたものです?w
[Saway]     :個人的には話し合いを希望するw
[Catshop]    :そうしよう、うん(笑)
[NATI]     :謝っとけw


闘争する気力がない
------------------


 達大     :「──仕方ない。ここは正直に腹を割ってお話しましょう」

[toyolina]   :こっちは3歩ダッシュしないらしい
[kurow]     :ああっ正体がっ

 達大     :「ボクの前に、一人、女性がこちらを訪れたかと思います。
        :そして、まだ帰ってきてない」
 ヨルグ    :(なんか椅子と格闘して仕舞いに転んで鼻を打った)
 達大     :「姪っ子と、その友達がですね、泣いて頼むんですよ。連れ
        :帰って来いと」
 ヨルグ    :(鼻血出しながら)「……それは里見一族の女ですか」
 達大     :「里見一族?」
 達大     :「それはいったい、どういうことですか?」
 ヨルグ    :「貴方は知らないかもしれないが、アレは天に唾履く公共の
        :敵だ」
 達大     :「それは誤解というものです。その、里見一族、というのが
        :あなたにとってどのような意味を持つのかわかりませんが──」
 達大     :「彼女は、公共の敵となりうるような大それたことをできる
        :人ではありません」

[chita]     :なめられたもんだ
[Tihiron]    :きゃーw

 達大     :「まぁ、誤解という意味ではボクもあまり大きなことは言え
        :ませんが」
 達大     :(肩をすくめる)
 ヨルグ    :「確かにあの女は貴方にとって友人だったかもしれないが、
        :いくら個人的に気に入ろうと害獣を野放しにしては人の
        :安全は守れない。そう言うことです」
 達大     :「ですから、それが誤解だというんですよ」
 ヨルグ    :「……」(よっこらせと座る)
 達大     :「彼女は里見一族、とやらではありません。ボクが請合い
        :ましょう」
 達大     :「あなたがヤクザとつながりのある悪徳蕎麦屋の店主では
        :ないように、ね」
 ヨルグ    :「彼女が自称したのですよ。証拠もいくつかあった。貴方も
        :また騙されていたのではないですか」
 達大     :「証拠、というのは?」
 ヨルグ    :「それを説明する必要はない」
 達大     :「対話を拒否するのが、聖堂騎士の作法ですか?あるいは、
        :自分の蕎麦を食べた客を追い返すのが蕎麦屋の伝統で?」
 ヨルグ    :「愚弄は許さない。あたかも狼のような狼という札を下げ
        :た狼を排除しただけです」
 達大     :「失礼ながら、ボクがこの店を訪れたとき、あなたは上の空
        :だった」
 達大     :「何か、思うところがあったのではありませんか?」

[Tihiron]    :良く食べきったな、旦那ッ
[toyolina]   :言霊で美味しくしてたもん
[toyolina]   :>食べきった
[miburo]    :ドラエモンの道具でそんなんありましたね
[Catshop]    :酒は美味しくしましたが、蕎麦はできませんでした
[Catshop]    :だって、目の前にヨルグちゃんがいるんだもんっ
[Catshop]    :あぁ、根性で食べたさっ
[Tihiron]    :やはりなw
[toyolina]   :よくがんばりました>花丸

 ヨルグ    :「仮にそれが犬だったとしても、それは仕方のないことだ。
        :狩人には判別が出来ない」
 達大     :「つまり、犬だったかもしれない。ご自分でも、そう思って
        :らっしゃるのでは?」
 ヨルグ    :「やめましょう。もう……済んだことです」
 達大     :「迷いがあったのでは?」
 達大     :「──済んだこと?あなたは──いったい、彼女になにを
        :したんですか?」
 達大     :(ショックを受けたように)
 ヨルグ    :「ない! あるものか! ああ、蝋人形だったようなのでね、
        :溶かしましたよ」
 達大     :「なんて──ことを──」
 達大     :(軽くよろめく)
 ヨルグ    :「少なくとも、人ではなかった。それで充分だ」
 達大     :「もう、彼女はあとかたも?」
 ヨルグ    :「ありませんよ。やると決めた以上は抜かりはしない。その
        :為に私はいるのですから」
 達大     :「本当に?間違いなく?」
 ヨルグ    :「万が一、もありません。恨みたければ恨めばいい」
 達大     :「──」(がっくりと肩を落として、深々と嘆息)
 達大     :「わかりました──それでは、せめて彼女の溶けた蝋だけ
        :でも引き取らせてはいただけませんか?神の慈悲に請うて」
 ヨルグ    :「それも出来ない。彼らはどのような形で蘇るかわからない
        :のです。私の仲間も魔女を仕留め損ない殺された」
 達大     :「では、聖水はありませんか?」
 達大     :「それほどに邪悪であれば、聖水をたっぷりとかければよみ
        :がえることもないでしょう。中世の魔女はそのようにされた
        :と聞きます」
 達大     :「それすらも、許してはいただけませんか?」
 ヨルグ    :「…………まあいいでしょう。厨房の瓶に溜めてあります」
 達大     :「聖堂騎士の慈悲に感謝します」
 ヨルグ    :「無論、持ち出しは容認出来ませんが」
 ヨルグ    :「別れの言葉くらいなら」
 達大     :(中世の騎士がレディにするように、跪いて手の甲にキス)
 ヨルグ    :「……なっ」
 ヨルグ    :「巫山戯ないで欲しい。先に地下に行っています」
 達大     :「──せめて、せめて。彼女の亡骸だけは」


今打てる手は全くない
--------------------


[Catshop]    :あれ、ドリーちゃんの蝋は厨房にはないんですか?
[Saway]     :蝋だけに牢に運び込んでいると思われます。
[Catshop]    :なるほど。
[gombeLOG]   :がーん

 達大     :(後ろをついていく)

[Tihiron]    :上手いっ、けど牢ってw
[Saway]     :地下牢やら地下墓地があるらしいですよ。蕎麦屋。
[Tihiron]    :カタコンベ付。
[Catshop]    :目茶目茶な蕎麦屋だ(笑)
[kurow]     :語り部コンベンション。
[NATI]     :里見でパーティー組んで蕎麦屋に突撃しますか。

 ヨルグ    :「元は、祈りに来た方々に蕎麦をお出ししたのがこの店の
        :始まりでした」
 達大     :「なるほど──そういえば、彼女はあなたの聖なる蕎麦を
        :美味しく頂くことはできましたか?」
 ヨルグ    :「彼女の話はあまりしたくない」
 達大     :「どうして?すでにあなたの手によって聖別されたのでしょ
        :う?もはや、なにを忌むことも」
 ヨルグ    :「いいではないですか。つっかかりますね──ここです」
        :(鉄格子の嵌った木戸を開ける)
 達大     :「つっかかるなんて、とんでもない」
 達大     :「──これが、彼女の?」

[Saway]     :巨大ロボが棺を守ってる
[Catshop]    :うげ。それで居なかったのか。

 ヨルグ    :「ええ。この中に」
 達大     :「それでは、聖別を──お願いできますか?」
 ヨルグ    :(ささやきいのりえいしょうねんじろ)
 達大     :「これで、彼女は完全に聖別されました。それでも、持ち
        :帰ることは?」

[toyolina]   :おおっと
[Saway]     :かべのなかにいる
[Catshop]    :なんでやねん(笑)
[Catshop]    :どりーははいになった
[mjolnir]    :色々とでっどえんど…
[Catshop]    :でしょっ、そこはっ!(ぷんぷんっ
[gombeLOG]   :聖別されて男になったとか(ぉ
[Catshop]    :おぉっと

 ヨルグ    :「ふぅ……貴方は彼女と深い仲だったのですか?」
 達大     :(目を反らす)
 ヨルグ    :「いや、その、立ち入ったことを聞く気はなかった」
 達大     :「いえ、おっしゃるとおりです。その意味では、あなたから
        :したらボクは罪深い存在なのかもしれません」
 達大     :「それでもあえて、赦しを請いたいのです」
 ヨルグ    :「何か言いたいことがあるのなら言ってお帰りなさい。これ
        :が最大限の譲歩だ。あまり、困らせないで欲しい」
 達大     :(再び跪く)

[Catshop]    :くっ、堅いなっ、ヨルグちゃんめっ

 ヨルグ    :「私も別にいじわるで言ってるわけじゃないんですよ」
 達大     :(じっと真っ直ぐに見つめる)
 ヨルグ    :(備え付けの椅子に腰掛ける)
        :「以前、魔女を聖火で焼いたことがありました」
 ヨルグ    :「まだ中学生にしか見えない魔女だったが、従騎士と当時
        :見習いだった私とで計5人掛かりだった。魔女は面白いように
        :燃えましたよ」
 達大     :(見つめ続ける)
 ヨルグ    :「私はまだ若くて勝利を確信していた。正直声を上げて
        :笑いたい気持ちだった。その直後ですね、魔女から松ぼっ
        :くりが弾けたのは。そんな馬鹿げた展開でこちらは全滅し
        :たんです」

[Catshop]    :うわ(笑)
[toyolina]   :バカバカシイw
[Tihiron]    :ぎゃあw
[Catshop]    :──そこまでのものか。里見の不死っぷりがうらめしいっ!

 ヨルグ    :「仲間は全員魔女の苗床になった。私は命からがら逃げ出し
        :ましたよ」

[miburo]    :苗床?w

 達大     :(大きくかぶりを振る)
 達大     :「わかりました──それでは致し方ない」

[Saway]     :ふえーるふえーる。

 達大     :「最後の言葉を掛けて、ここを立ち去ることにします──
        :とても、個人的な内容なので聞かずにいていただけますか?」
 ヨルグ    :「いいでしょう。ごゆっくり」(部屋を出て行く)
 達大     :(ぼそぼそと聞き取れないくらい小さな声でなにやら呟く)
 達大     :(5分ほど繰りかえしなにやら呟いて立ち上がる)
 達大     :「──別れは済みました」(悲しげな顔で)
 ヨルグ    :(頷く)
 達大     :「慈悲に感謝します」
 達大     :(疲れきった声)

[Catshop]    :えと、ダムとディはずっと見張ってたんですよね?
[Saway]     :ですねー

 ヨルグ    :「いえ……そうだ。お蕎麦をサービスしますよ」

[Catshop]    :霊的視覚みたいのはついてましたっけ?

 達大     :「いえ──もう、疲れきってそんな元気はどうにも出そうに
        :ありません」

[Saway]     :視覚はついてなさそうですね。言霊が発生したらフィールドで
        :干渉くらいはされるかもしれないですが。

 達大     :「折角のご厚意ですが、お気持ちだけ」
 ヨルグ    :「? 元気がないときにこそ蕎麦ですよ?」

[Catshop]    :くっ──干渉されちゃうのかっ
[Saway]     :何仕込んでるんですか?w
[Catshop]    :いや、いろいろと(笑)
[Catshop]    :その干渉がありそうな気配って、達大にもわかります?
[Saway]     :結局PL裁量になっちゃうんで、意図を伝えて貰った方がやり
        :やすい気がします
[Catshop]    :うむ。霊的なエッセンスだけ、達大の持ってるアクセか
        :なんかに写して持ち帰ろうとしたのですよ。
[Catshop]    :わからなければ、やってしまう──すると、大ピンチ。
[Saway]     :普通の霊とも違うので下手にいじるとやばいんじゃないです
        :かねえ
[Saway]     :個人的にはここは
[Saway]     :しんみりと立ち去って戻ってみたら普通にいる、ってんで
        :いい気がしますが
[Catshop]    :いや、まー、確かにBが居るんで、それはそれでアレなんですが。
[Catshop]    :ま、仕方ない。ボクは負けたのだ。
[Saway]     :二人居続けるのもアレですしね


任務失敗
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 達大     :(店を出る)
 ヨルグ    :「また来てください」(見送る)

 達大     :「──────」(うっぷ)
 達大     :(近くのコンビニのトイレに駆け込んでげろげろげろげろっ)
 達大     :「くそっ、しこたまマズい蕎麦食べさせられた挙句、任務
        :失敗かっ」

 ヨルグ    :「やっぱり気が重いですね。こういうのは」(はぁ)

[Saway]     :オシマイ?

 達大     :「しかも衛生なんて概念ないし──保健所に通報してやる」

[toyolina]   :ぎゃーっ
[Saway]     :ちょw おわるw

 静寂     :「む、桜木殿、顔色が優れないようだが」
        :(コンビニに漬物買いに来てた人(ぁ
 達大     :「────ま、丸きり失敗ってわけでもないか。状況はおお
        :むね掴んだ」
 達大     :「あとは、必要なら他の連中がなんとかするだろ」
 達大     :(ミネラルウォーターでうがいしつつ)

[Catshop]    :とゆーところで終わっとこう。
[Saway]     :あれですね、ヨルグには「里見一族になかなか遭遇出来
        :ない呪い」がかかってるとでもしておきます

 ドリーB   :「お帰りなさい、達大さん」
 達大     :「どうも。申し訳ない。ドリーさんの半分を取り返すには
        :失敗しました」
 ドリーC   :「お帰りなさい、達大さん」
 達大     :「──って、増えてる?」(げげっ)

 ドリーC   :「ええと、帰ったら絶対達大さん泣くだろうと思って、
        :それで」
 達大     :「いや、泣きゃしませんがね」
 ドリーB   :「私は止めておこうって言ったんですけど」
 達大     :(ソファに座って)

 麻依子    :「なんか叩けばいくらでも増えそうスよ。この子」
        :(肩回してる)
 静寂     :「むぅ、謎である」
 達大     :「しかし、あそこの蕎麦屋には二度と近づいちゃいけませ
        :んよ? 里見にとって危険ってよりも、まともな人間にとっ
        :ても危険です」
 達大     :(きぱっ)

[chita]     :松ぼっくりの逸話が心に響いて思いついた

 静寂     :「……御南深は平気なようだが……我も行ってみるとするか」
        :(ふむ
 達大     :「なんで保健所はあんなの放っとくんだか」
        :(ミネラルウォーターを飲みつつ)


時系列と舞台
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テンプル蕎麦で


解説
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よく美味しそうに食えたな。


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Toyolina
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