[KATARIBE 30169] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 1.5

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Date: Fri, 15 Sep 2006 13:10:14 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30169] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 1.5
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20609142110u2fb9a7eel43fd15975c4a1f1@mail.gmail.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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 拾い忘れがありましたorz
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[HA06L] (仮)よすがの時間 幕 1.5
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登場人物
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 六兎結夜 吸血鬼          http://kataribe.com/HA/06/C/0308/
 六兎未来 ホムンクルス。結夜の娘。 http://kataribe.com/HA/06/C/0644/
 九折因  吸血鬼。少女       http://kataribe.com/HA/06/C/0536/

 里見鏡介 ?            http://kataribe.com/HA/06/C/0180/


授業中
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 因      :「先生、英語わからへん。カタカナで書いて」
 先生     :「ミス九折。英語はローマ字で書くものですよ」
 因      :「イギリス語なのにローマなんておかしいやん」
 先生     :「それではアルファベットと言っておきましょう」
 因      :「かっこつけんでもええやん。ほなルビ振って下さい。カ
        :ラオケかてカタカナのルビ振ってるやん」

 因      :「まあ、ホントはわたしはかまへんのやけど、それだと結
        :さんが読めないんです。結さんちょっとアホだから授業も
        :合わせてくれないと困ります」
 先生     :「おお、ミス九折。英語の読みは発音記号を見て読むもの
        :なのですよ。そして、それは辞書に書いてある。これを覚
        :えることが、単語を覚えるということです。Understand?」
 因      :「ふん。バリバリの日本語英語の癖によく言うわ。先生か
        :て外人となんてほとんどはなせへんくせに」
 先生     :「話せなくても文法と単語が理解できていれば、英語は読
        :めるし成績も良くなる。これが現代日本の英語教育なので
        :すよ」
 因      :「あー、開き直った。そんなんやから隣町の人狼風情にま
        :でフラレるんですよ!」
 先生     :「それはデマです。私がフッたのです。さて、授業に戻り
        :ましょう」
 因      :「まあええわ。今日はこれくらいで勘弁しといたげる」
        :(廊下でバケツ持って立たされてる)

 未来     :「すごいですね、立たされ坊主なんてフィクションだと思っ
        :ていました」
 結夜     :「本人の前で言うなよ。怒るから」
 因      :「結さん、代わってください」
 未来     :「大丈夫です。その場合被害をこうむるのはお父さんです
        :から」
 結夜     :「……何故に」
 因      :「ええやん、従兄弟のよしみや」
 結夜     :「いと……いや、まあええわ。関係ないだろう、それは」
 因      :「ヒドイ、見捨てる気や」
 因      :「昔はあんなになかようしてくれはったのに」

[Saw]      :どんどん脳内設定がw

 結夜     :「自分のやらかしたことは自分で責任を取らなければなら
        :ない。そうですよね、先生」
 先生     :「そうですね。まあ、折衷案として」(バケツを持たせる)
 結夜     :「……なにこれ」
 因      :「お揃いや」
 先生     :「一緒に立ってれば文句も無いでしょう。ぶっちゃけ、
        :授業が進まないので大人しくしなさい」
 結夜     :「あんまりだぁあぁぁあ」
 因      :「静かにせなあかんよ」(くすくす)
 未来     :(むすっ)
 因      :(未来の方を見て悔しかったらこっちくれば? という笑み)
 未来     :(黒板を見てノートを取り始める)

[TK-Leana]   :ちなみに、あらゆる知識を内包している未来自身にとって
        :は、ノート取りは全く無意味である
[Saw]      :ライトなんだか殺伐なんだかわからなくなってきた


授業後
------


 未来     :「途中からノートを取れなかったでしょう、お父さん。代
        :わりに纏めておきましたので活用してください」
 結夜     :「うう、みくはええこやなぁ。しかし、なんかこれむっちゃ
        :キレイで悔しいんですけど」
 因      :「そんな媚び売らんでもええのに」
 未来     :「実力の差です。甘んじて享受してください」
 結夜     :「媚びって、因さんなぁ」
 因      :「ま、頑張って、新人さん」
 未来     :「頑張りますよ、旧人さん」

[TK-Leana]   :なんだこの殺伐感

 因      :(ピキピキピキ)
 未来     :(お澄まし)

[TK-Leana]   :狐と狸ですかね

 因      :「なんやねん! もう、SRAの新人かなんかしらへんけど結
        :さん甘くし過ぎなんちゃいますか」
 結夜     :「そんなことないと思うけど」
 因      :「……納得いかへんけどこの件はおいとく。おかんが結さ
        :んの分もってお弁当つくってくれたんや、一緒に食べよ」
 結夜     :「おかん……」
 未来     :「それはあなたの……」
 結夜     :「みくッ!」
 未来     :(黙る)
 因      :「また遊びにおいでって言ってたよ」(弁当広げて並べる)
 結夜     :「あ、ああ……」
 因      :(そしてもそもそと自分の分も食べ始める)
 結夜     :「(速いところ誰かに相談しよう、どうすればいいのか――)」

[TK-Leana]   :因さんってもの食べれたっけ
[Saw]      :いいえ
[TK-Leana]   :食べたらどうなるか結夜は知ってる?
[Saw]      :吐きます
[Saw]      :知ってます

 結夜     :「因さんッ!」(箸を押さえる)
 因      :「なあに?」(ビックリ)
 結夜     :「なにしてる」
 因      :「なにて、ご飯」
 結夜     :「ご飯って、お前は――」
 結夜     :「……ッハ」
 結夜     :(ばっと奪い取って口の中に全部掻き込む)
 結夜     :(んむぐぐんむ)
 因      :「あはは、結さんかっこみすぎや。はい、お茶」
 結夜     :(ごくっごくっ)
 結夜     :(っぷは〜)「てやんでぃ、一箱で足りるかっちゅうねん、
        :こんちくしょうめ」
 未来     :(ため息を吐く)
 因      :「おいしかった? 実は卵焼きだけ私がつくったんや」
        :(薄く笑う)
 結夜     :「おう、焼けてたよ」

[Saw]      :髪の毛混じってるとさらにあれなんだが、やめとこうw
[TK-Leana]   :何か薬盛られたと思ったけど、杞憂でしたか

 因      :(青い顔をして立ち上がり、機械的な動きで手洗いに向かう)
 結夜     :(沈痛な面持ちで見送る)

 未来     :「……あの人は」
 結夜     :「ん?」
 未来     :「夢の中で生きることにしたのですね」
 結夜     :「みたいだね」
 未来     :「幸せなこと」
 結夜     :「不幸なことだよ」
 未来     :「お父さんが付き合う義理もないでしょう。背負うに余る
        :重荷を背負っても、お互い潰れるだけですよ」
 結夜     :「……これが、生後二ヶ月未満の言う言葉なんだものなあ」
 未来     :「茶化さないでください」
 結夜     :「まあ、あれだな。正直どうするべきか決めかねているん
        :でね」
 結夜     :「ヘタに刺激して悪化しても困るモンなあ。ほんとどうせ
        :えっちゅうねん」
 鏡介     :「目に余るようなら刈り取ればいいさ。君達はずっとそう
        :してきたんだろう?」

[Saw]      :教室の窓から上半身を廊下側に出し、結夜の背後から頭を出す

 結夜     :「SRAの基本原理は融和だよ。はみ出しモノ同士がお互いに
        :助け合うための歩み寄り」
 結夜     :「……宵姫の情人だったか。死んだとか言ってなかったっけ」
 鏡介     :「吸血鬼から牙を抜くのも消すのもさして変わりないと思
        :うがね──ああ、死んでると言えば死んでる。半分ないからね」
        :(外から見る限り一見ある)
 結夜     :「牙は歩み寄りの代償に差し出すものだ。それが嫌なものは、
        :対立しあうだけだよ」
 鏡介     :「無差別に人を襲い始めたらどっちみち『そう』するしか
        :ないんだ。ああ、そういえば姫はまだ存在してるかな、あの
        :綺麗な体が灰になるのは忍びないからまだ残ってて欲しいん
        :だけど」
 結夜     :「ご心配なく、あれももう開き直ったみたいだよ」
 鏡介     :「それは重畳──姫は、その点正直に吸血鬼やってるから
        :好みなんだ。紛い物とは違う」
 結夜     :「正贋に意味があるのかは知らないけどね」
 鏡介     :「美しくないモノになんの価値がある? じゃ、これから
        :しばらくよろしく。授業始まるぜ」(教壇に戻っていく)
 結夜     :「……え、教師なの?」
 未来     :「ろくでもありませんね」


時系列と舞台
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天雲館学院高等学校。金曜日の前。
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?TenunkanHighSchool


解説
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因が壊れています


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Toyolina
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