[KATARIBE 30128] [HA06L] テンプル蕎麦最後の日

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Date: Tue, 5 Sep 2006 10:47:15 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30128] [HA06L] テンプル蕎麦最後の日
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20609041847j787722f2p7f1555fdb1912bc8@mail.gmail.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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テンプル蕎麦です。
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[HA06L] テンプル蕎麦最後の日
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登場人物
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 東海道ヨルグ
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0657/
 ダールダムとディールディ
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0658/
 波佐間御南深
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0572/
 品咲渚
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0636/
 渚のおとん


お金ならないですよ?!
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 ヨルグ    :「というわけで、私達の聖戦に備えて店をしばらく閉めよ
        :うと思います」
 ダールダム  :「おい、マジかよ!」
 ヨルグ    :「はい。マジ、です」
 ディールディ :「大丈夫なの?」
 ヨルグ    :「大丈夫……じゃないです。でももう三日もお客さん来て
        :ないしあけてても一緒カナって……」

[toyomacx]   :#によによ
[toyomacx]   :#客入ってもいいかしら、最後のそばを食する客
[Saw]      :#どぞどぞw
[HT-Magas]   :#うん、蕎麦たべたい!(おまえもか

 ダールダム  :「今月の返済どうすんだ!」
 ヨルグ    :「……えっと……我らにはやらなければならないことがあ
        :ります。使命のためには我が身を犠牲にすることも必要な
        :んです!」
 ディールディ :「よく言ったわヨルグ! まったくもってそうよね!」
 ヨルグ    :「そ、そうなんです!」

 渚withおとん :「ほんとにここ旨いん? ガラガラやで、いつきても」
 渚おとん   :「あほか、こういうところが旨いねん(がらがら)ジャマ
        :スルヨ」

 ダールダム  :「よっし、オレやる気出てきたぜ。いくぞてめぇら!
        :オー!」

[Catshop]    :#くっ、先をこされたっ(笑)
[toyomacx]   :#盛り上がったタイミングでw
[toyomacx]   :#いいじゃないですか、最終日だけ盛況ってのも皮肉でw

 三人     :(客にも気付かずオー! とかいくぜー!とか よっ、大将!
        :とかやってる)
 渚      :「おとん、やっぱここあかんで……」
 おとん    :「もりあがっとるやないか、ええ店の証拠やで、ほれ座れ座れ」
 御南深    :「……はいっていいのかしら」(出入り口で立ち尽くし。

[toyomacx]   :チョコーン
[Catshop]    :#うわ、おとん天然だ(笑)
[toyomacx]   :#ボケの血は父親から

 ヨルグ    :「……(ハ!)な、なんですか? お金ならないですよ?!」
 おとん    :「ざる3枚ずつモラオウカナ」
 渚      :「うち2枚でええわ」
 双子     :「すごい。客だ……」(ごくり)
 御南深    :「……いや、此処蕎麦屋じゃないのかしら……?」
        :>お金なら無いですよ(立ち尽くす。
 おとん    :「ああ、冷やもたのんます」
 ヨルグ    :「! ありがとうございます! えっと、つゆはなんにし
        :ましょう。普通の、辛口、甘口、ローマ風と用意しており
        :ます」
 渚      :「昼間っからよー飲むわはずかしーなもう……ローマ?」
 双子     :(かけずりまわって奥から水とかひっぱりだしてくる)
 おとん    :「じゃあローマで(きっぱり)」

[Catshop]    :#つっ、強気だっ
[toyomacx]   :#おとんの間違った江戸っ子図


がしゃんがしゃん
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 渚      :「ちょ、うちは普通ので!普通普通!」
 御南深    :「……とりあえず座ろう」(適当に腰掛けて。
 ヨルグ    :「ザル3枚、ローマ風。ザル二枚ノーマルはいりまーす!」
 ヨルグ    :「……そうだ、私が作るのだった」(いそいそ)
 渚      :「なあ、おとん、メニューみてもローマ風って書いてない
        :んやけど(ぼそぼそ)」
 おとん    :「お品書き言えや。書いてないってことは新メニューなん
        :やろ、今日からかもしれん(ぼそぼそ)」

 御南深    :「すみませーん、掛蕎麦お願いします」(おーい。
 ヨルグ    :「掛け蕎麦、はい。掛け蕎麦ですね。天ぷらも如何でしょ
        :うか」
 御南深    :「それじゃあ折角ですし、天ぷらもいただきます」
 ディールディ :「天ぷらないわ! 昨日かびてきたから食べちゃったじゃ
        :ないあ!」(ひそひそ)

[toyomacx]   :#かびてw

 ヨルグ    :「し、失礼しました。本日はもう天ぷらは全部売れてしまっ
        :たようでして」
 御南深    :「それならいりませんので」(にっこり
 ヨルグ    :「とにかく、掛け蕎麦ですね。帰らないでくださいね?」
        :(頭を下げてがしゃんがしゃんと奥に入っていく)

[toyomacx]   :#なんてひどいw
[gombeLOG]   :#そういえば出で立ちがあれかw>ヨルグ
[toyomacx]   :#リングメイルとかだからねw

 渚      :「……なんのコスプレやっちゅーねん」
 おとん    :「ハヤリっぽくてええやないか」
 ヨルグ    :(ガントレットを麺板に叩き付ける騒音を響かせながら麺
        :を打ってる)
 渚      :「おとんがおとんちゃったら今頃チョップで壁ぶち抜いて
        :るとこやわ」
 御南深    :「……帰らないでくださいね……すごく気になるのだけれど」
        :(大汗
 おとん    :「はっはっは、おとんはそれくらいでふっとぶようなヘタ
        :レっちゃうでー」
 ヨルグ    :(ブロードソードでザクザク切ってる)

[HT-Magas]   :ブロードソードが見えることは無いですか?(ぁ
[Saw]      :#狭いカウンターでやってるんで丸見えですよ
[HT-Magas]   :#げふっw

 ヨルグ    :「き、切りにくい……」
 渚      :「なあ、おとん、あの包丁、なんていう包丁?」
 御南深    :「……大丈夫なのかしら……中々いい得物だけど……」(汗

[gombeLOG]   :#斬馬刀
[Catshop]    :#それは豪快だ(笑)

 おとん    :「あれか?あれはな、七丁念仏いうてな、切られて七丁歩
        :かんと切り傷がひらかんっちゅーやっかいな包丁や」
 渚      :「またよーわからん時代小説のネタやろそれ」

[Catshop]    :#それは包丁は包丁でも、人斬り包丁ってヤツじゃ。
[toyomacx]   :#シグルイネタです。元ネタは八丁念仏
[toyomacx]   :# http://akakabuto.exblog.jp/223171/


ミツカンとローマ風
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 ヨルグ    :(剣の腹で叩いてる)
 ヨルグ    :「えっと、ミツカンの蕎麦汁は……」(ごそごそ)

 御南深    :「…………………………如何思われます?」>みぎー家に。
 おとん    :「ん、ええんちゃいますか、味がありそうで、正直期待し
        :てますわ」
 渚      :「この人、ボケ専なんで逆に聞いたってください」

 ダールダム  :「お湯湧いたぜ。掛け蕎麦なんて作るの久々だなぁ」
 ヨルグ    :「葱沢山入れてサービスしましょう。葱だけは沢山あるし」
        :(盛る)

[toyomacx]   :#ねぎっw
[gombeLOG]   :#ネギって、水栽培できるしね(ぉ
[gombeLOG]   :#<キッチンの隅で水栽培しつつ先端から切って使ってた
        :時期あり(ぉ

 御南深    :「……大変ね、お嬢さんも」
 おとん    :「なんや、渚ー、おとんのことそんなにひどく言って、お
        :ごったらんぞ?」
 渚      :「……別にそばくらい自分で出しますー」

 ヨルグ    :「あ、あの。ディールディ。ローマ風のレシピはなんでし
        :たっけ」
 ディールディ :「イタリアンドレッシングをそば湯に混ぜるんでしょ。自
        :分で作ったんじゃない。アレやめたほうがいいって絶対」

 渚      :「……レシピなんやったっけ、って……よかった、普通に
        :しといて」
 おとん    :「ローマ風かー、イタリアンなそばってのも冷製パスタみ
        :たいできっとおしゃれなんやで、渚」

[toyomacx]   :#聞いてない
[Catshop]    :#それは確かにやめた方がいい(笑)

 ヨルグ    :「ああ、そうでした。うっかりしてました」(どぽどぽ)

 御南深    :「…………大丈夫なのかしら」>またみぎー家に
 渚      :「食べるんこの人ですから」
 おとん    :「いやあ楽しみやなあ(新聞読み出した)」
 御南深    :「……」(大汗

 ヨルグ    :(さっと茹でてざるに盛る)
        :<ざるのデザインがそれぞれ全部違う
 ヨルグ    :「あと、薬味に葱と。わさびと。葱と……付け合わせに葱も
        :サービスしときましょう」(ザル完成)

 渚      :「ねぎばっかやん!」
 おとん    :「おとんはネギ大好きやぞー」
 御南深    :「……葱だらけね」

 ヨルグ    :「ローマザル二人前おまたせいたしました」
        :(がしゃこんがしゃこん)

 渚      :「ろ、ローマざる?ローマはこっちだけですに」
 おとん    :「ええやないか、おとんと一緒のもん食おう」
 ヨルグ    :「ええ! た、大変失礼しました」(平謝り)

[gombeLOG]   :#お約束だw>注文間違い

 御南深    :「…………ええっと……どんまい」(ぁ
 おとん    :「きにせんと、ローマいただきます。ほれ、渚、食べるやろ?
        :すんませんなあ、この子照れ屋なもんで」
 おとん    :「おとんと一緒ノンはずかしー!って口では言うてるけど
        :本心ではうれしがってますんや、これでも」
 渚      :「……もうそれでいいです」

[Catshop]    :#わはは

 ヨルグ    :「す、すぐにお持ちしますので……」
        :(小皿を奥から引っ張り出してミツカンの蕎麦つゆをテー
        :ブルの上で)

[toyomacx]   :#ミツカンw

 ヨルグ    :(奥に戻る)「……ふぅ。き、緊張しました」
 ダールダム  :「よく頑張ったよ……まるで、プロみたいだったよ」

[Hisasi]    :#だめだーw
[Catshop]    :#君ら、プロだろ。一応(笑)
[HT-Magas]   :#ぷろじゃないんかい!(ぁ!


品咲家の食卓
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 渚      :(ざるを見る。2ミリから30ミリ(Sawさん談)に切り
        :分けられた蕎麦がこんもり)
 おとん    :「お、うまそうやないか」
 渚      :「おとん、頭だけやのーて目までアホんなったんか……
        :ママかわいそうやわ……」

[toyomacx]   :#でも食ってみる
[Saw]      :#ぬめ

 御南深    :「…………」(家庭って大変ねとかおもってる。
 渚      :「……」
        :(一本どうにかちゅるっとやって、今度はつゆつけてみる)
 おとん    :「これはおもろいなー、普通そばって均一やけど、一本一
        :本違うなんてなあ(じゅるじゅる)」

[Saw]      :#歯ごたえがなく、それでいて粉っぽさが不思議なハーモ
        :ニーを醸し出している。そして時折現われる隠れた金属の
        :匂いが新しい刺激を。
[Hisasi]    :#だめすぎーw
[HT-Magas]   :#がーん。

 渚      :「おとん、鼻と口もあほなったんか……正常なん耳だけか」
 おとん    :「隠し味で鉄の粉はいっとるな!うん、うまいわ」
 渚      :「うち、おなかいっぱいやから、おとんあげるこれ」

[Catshop]    :#いや、それはどーだろう(笑)。>隠し味で鉄の粉
[toyomacx]   :#無理矢理押しつけ

 ディールディ :「協力すればどんな局面も乗り越えられる。この心意気で
        :(BFCにも)挑むのよっ」
 ヨルグ    :(掛け蕎麦に海苔まぶしながら)
        :「あ、はい。その通りですねディールディ。頑張りましょう」

[toyomacx]   :#おとんは美味しそうに食ってますが、ただの変人ですので
[toyomacx]   :#どうか参考になさいませぬよう

 ヨルグ    :「掛け蕎麦お持ちしました」(葱と海苔で麺もつゆも見えない)
 御南深    :「…………」(大汗
 渚      :「……おねーさんもがんばってください」
 ヨルグ    :(頭を下げて戻っていく)
 三人     :(のれんの影からお客さんをじっと見守っている)
 御南深    :「……いただきます」(とりあえず、意を決して慎重に一口。
 ヨルグ    :「喜んで頂けているのでしょうか」

[HT-Magas]   :#上と同じ状況ですか?(ぁ
[Saw]      :#麺はそのまま。つゆは薄口です

 ダールダム  :「やれるだけのことは、やったさ」
 渚      :「……ママと一緒に行けばよかった」
 おとん    :「あほか、ママ都合つかん言うてたやろ、わがまま言うん
        :ちゃう!」
 渚      :「わかったから、食べながらしゃべらんといて、もー!」

[HT-Magas]   :#つゆはおいしいです?
[Saw]      :#ミツカンなので安心してください
[HT-Magas]   :#(といっても既製品ですよねー
[toyomacx]   :#ミツカンw

 御南深    :「…………………………ふぅ」
 御南深    :「店長。とりあえず、ブロードソードは駄目と思うわ」
        :(うなだれつつ
 ヨルグ    :「……わ、我が家に代々伝わるドラゴンスレイヤーを愚弄
        :するのは許しませ──」(ディールディに口塞がれる)
 ディールディ :「申し訳ありません。生憎他にないものでしてー」
        :(ぺこぺこ)

 おとん    :(ざる5枚完食)
 渚      :「……おとん、ほんまに美味しかった?」
 おとん    :「なんや、おれの味覚疑ってんのか?」

 御南深    :「いや、そうじゃなくって。ドラゴンスレイヤーなんて崇
        :高なものを蕎麦に使っちゃ駄目だと思う」

 渚      :「疑うどころか確信やわ。絶対塩と砂糖の区別ついてないやろ」
 おとん    :「なんや、おとんを味覚音痴みたいに! だいたい、その
        :おとんの血、渚にもばっちり流れてるんやで?」
 渚      :「あほかー! この前スイカに砂糖つけて食ってたやんか!」

 御南深    :「……恐ろしいお父さんね」(汗
 ヨルグ    :「わ、私は、それだけ蕎麦に真剣にむきあって……職務に
        :常に……です」(ぼそぼそ)
 ヨルグ    :(隅っこで体育座りしてる)

[HT-Magas]   :がーん。>スイカに砂糖

 ディールディ :「とーっても甘くておいしそうね」
 渚      :「やっぱ甘さ引き立つなー!とか言って、なんやあのだだ
        :甘いの!そやでお腹たぷたぷなんねん」

[toyomacx]   :#親子げんかが始まりました

 御南深    :「…………元気を出して」(ヨルグさんを励ましてる
 ダールダム  :「仲のいい親子だね」(和んでる)

[HT-Magas]   :#どたばたに集束?(ぇ

 ヨルグ    :「……世が世なら……それでも真摯に頑張ってるのに……」
        :(ぼそぼそ)

[Saw]      :#ですね


PLに大人気のテンプル蕎麦
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[toyomacx]   :理解者が一人できたじゃないですか
[Saw]      :ぜひともまたのご来店をw
[HT-Magas]   :今度は鍛えなおしに。(何
[toyomacx]   :BFCで顔合わせたら
[toyomacx]   :あ、くそまずいローマ蕎麦の人!
[toyomacx]   :って言っちゃうけど許してくださいね^^
[HT-Magas]   :うはははw>くそまずい
[Saw]      :「まずくないです!」とか反論にならない反論しますw
[toyomacx]   :双子も味覚おかしいなら
[toyomacx]   :3対1で口で負けそうだ
[Saw]      :ゴーレムなので食べないみたいです
[Saw]      :でもわかった風なことは言います

[HT-Magas]   :BFCがおわったら、蕎麦の修行をさせてあげますから覚悟
        :して置いてください。(とか。
[HT-Magas]   :御南深が。
[Saw]      :修行は日夜してますよ
[Catshop]    :うむ。真面目な性質ですもんね。
[toyomacx]   :うどんだったらまだよかったかもしれないですね
[toyomacx]   :コネ力はすごそうだし
[HT-Magas]   :真面目すぎて、蕎麦にブロードソードはw

時系列と舞台
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2005年度が終わろうとしているあたり?
吹利名物テンプル蕎麦。

解説
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食べたくはないけど食べてるところは見てみたい。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Toyolina
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