[KATARIBE 30013] [HA06P] エピソード『夏は薄荷の香りに乗って』

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Date: Sat, 15 Jul 2006 22:56:20 +0900
From: Aoi Hajime <gandalf@petmail.net>
Subject: [KATARIBE 30013] [HA06P] エピソード『夏は薄荷の香りに乗って』
To: kataribe-ml@trpg.net
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あづーい。
こんにちは葵でっす。
と言うわけで、暑いので暑さ対策に薄荷油を購入してみました。
どうせならネタにしちまえと言うことで。

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エピソード『夏は薄荷の香りに乗って』
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登場キャラクター
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 如月 尊(きさらぎ・みこと)
     :FLOWER SHOP Mikoを経営する外見16、7、中身は三十路なお嬢さん
      暑さにはひじょーに弱い。
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?KisaragiMikoto

 如月 夾(きさらぎ・きょう)
     :FLOWER SHOP Mikoのマスコットガール。元気いっぱいな如月しす
      たーs’の末妹
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?KisaragiKyou

 本宮和久(もとみや・かずひさ)
     :愛称豆柴君の朴念仁なお巡りさん、昇進試験にも合格して一安心
      彼女となった尊との進展はこれからのようです。
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?Motomiyakazuhisa


梅雨明け前で暑いんです
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 時は7月、もう初夏とは言えない時期。
 梅雨も明けないのに温度だけはどんどん上がるので。
 むしむしむしむしと蒸し暑く。
 そうすると人一倍暑さに弱い人はこうなっちゃう訳で。

 尊      :「あづいー(ぐったり)」
 夾      :「おねえちゃん、しっかりするですよ」

 こう暑いと店内の花々も元気が無くて、外を歩いて花を買いに来る人も少な
くて。
 暇なお店の店先で花々に水をあげる夾ちゃんと椅子に座り込んでぐったりの
お嬢さん。
 なにせ夏は爽やか、冬寒い地方出身なので関西の暑さはかなり応えるようで。

 尊      :「この暑さは……何とかしないと……(よろっ)」
 夾      :「お、おねえちゃん、大丈夫ですか?」
 尊      :「うん……ちょっと……少し店番お願い……(よろよろ)」

 バックにアリスの名曲『チャンピオン』がかかりそうな雰囲気でよろよろと
二階の部屋に。

 夾      :「大丈夫かなぁ……」

 暫くして。

 和久     :「こんにちは(にこ)」
 夾      :「おにいちゃん、こんにちはですっ、今日は暑いですね」
 和久     :「あっついねえ……でも、夾ちゃんは元気そうだね(笑)」
 夾      :「えへへ(照)……あ、おねえちゃんなら今上で休んでま
        :すよ」
 和久     :「そっか、じゃぁ」
 夾      :「でも、さっき暑さでぐったりして上に上がったから……」
 和久     :「尊さん、暑さに弱いもんなぁ(苦笑)」
 夾      :「『鬼の霍乱』って奴ですねっ」
 和久     :「ごほっ、ごっほんごっふぉん……あーちょっと違う、か
        :な(苦笑)」
 夾      :「ちがうですか……?(判ってない)」

 それ、本人の前では決して言わないこと、いいね?。

 和久     :「ま、まぁとりあえず、様子見に行ってみるよ」
 夾      :「はいです、こっちももう少ししたらお店閉めますから」
 和久     :「頑張ってね」

 で、とんとんとんと階段上がって。

 SE:ぴんぽーん

 尊      :「はーい、どなたー(がちゃ)」
 和久     :「こんにちは(笑顔)」
 尊      :「あ、いらっしゃい(にこにこ)」
 和久     :「暑さでだいぶ参ってた見たいですけど、大丈夫ですか?」
 尊      :「うんっ、いまお風呂入ったし、とりあえず上がって?」
 和久     :「お風呂、ですか……」

 こらこら、想像しちゃイケマセン。

 尊      :「リビングに座っててね、いま冷たい物入れるから」
 和久     :「お構いなく……ん?」

 リビングに案内して歩いていく尊からふんわり漂う香り。

 和久     :「ミント……?」
 尊      :「あ、気がついた?」

 振り返って、えへへ、と。

 尊      :「あんまり暑いから、お風呂に『薄荷油』使ったの」
 和久     :「薄荷油? ですか?」
 尊      :「うん、お風呂に入れるとお風呂上がりひんやりして気持
        :ちいいんだよ(にこにこ)」
 和久     :「へぇー(感心)」
 尊      :「それにね、ほら、ミントの香り、いいでしょ?(濡れ髪
        :をひょいとよけて襟足を和久君の顔に近づける)」
 和久     :「○×△っ!?」

 いや、いきなり、なにするですか。
 そりゃ、湯上がりの濡れ髪とうなじ突きつけられりゃ。

 尊      :「あっ(赤面)ごっ、ごめ(わたわた)」
 和久     :「い、いえっ、い、いい香りですねっ」

 和久君、そっぽ向いて声裏返ってるし。

 夾      :「なんだか……外は涼しくなって来たですけど、中は暑く
        :て入りづらいです(玄関入った所でほっぺたぽりぽり)」

 ちゃんちゃんミ☆

時系列
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 2006年7月、和久君が研修から帰ってきてから。

解説
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 あーあっついあっつい(笑)
 薄荷の香りってのは爽やかでいいもんです。
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落ちちゃえミ☆。

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Aoi Hajime  gandalf@petmail.net

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