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Date: Mon, 10 Jul 2006 21:04:50 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29993] [HA06N] 小説『正樹、詩とか歌を作ってみる』
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小説『正樹、詩とか歌を作ってみる』
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登場人物
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御厨 正樹(みくりや・まさき):
創作部部長、日夜怪しい発明を繰り返しては爆発させたりしている
元々は詩歌創作部です
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生徒会から依頼があってからは、忙しそうに準備をしていた正樹であったが
、最近ふと気になる事があった……高瀬夕樹君だ。
「最近部活に来てもすぐいなくなるよなぁ……」
どこに行ったのかは知らないが部活の終了時刻あたりになるといつの間にか
戻ってきている。
「なじめてないんだよなぁ……きっと」
活動はしているらしいから、部長としては気にするところではないのだろう
けど……。
「でもやっぱり……気になるんだよなぁ……」
余計な心配かもしれないし、自分の力ではどうにもならないかもしれない
でも出来るならみんなで仲良くやっていきたい。
「何が出来るか分からないけど、とりあえず出来る事からはじめてみよう」
机の中から紙とノートと鉛筆を取り出す。
「詩でも歌でも何か書いてみるかっ」
とりあえず、思いつくままに今やっている事を歌にしてみる。
『閃光と 影が織り成す 芸術を 作りてみれば 黒こげなりけり』
「……ま、まだまだっ」
『
この手にあるのは
光を放って
音を発して
風を出し
炎を出すもの
それが成せるのは
目をくらませ
耳をふさがせ
ふきとばし
焼き尽くすこと
本当にしたかったのは
光を魅せ
音を響かせ
風を感じ
力強さを与える何か
今目の前にあるのは、どちらなのだろう。
それを決めるのは、私なのだろうか。
それとも、ほかの誰かなのだろうか。
』
「……なんか、自分をいじめてる気分だな……」
結局、その後は何も手に付かなかった。
時系列
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2006年7月
解説
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夕樹君がなじめる方法は無いものかと、とりあえず夕樹君のしている事を
まねしてみる正樹。
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