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Date: Mon, 15 May 2006 01:03:05 +0900
From: ハリ=ハラ <shiva@mvf.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 29904] [HA20] セッションネタメモ:『喪失(仮題)』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29900/29904.html
ども、ハリ=ハラです。
ランダムで出したmissionをセッションネタに膨らめて、更に通常脳内処理
のみで行う部分を書いてみたものです。
まぁ、これだけ書けば使うこともできるかなぁと思ってみたり……
醜いですが、とりあえず投げてみます。
セッションメモ『喪失』
======================
メンバー人数:3人程度
傾向:調査
元ネタ:宿直の先生が火の玉によりだいじなことを忘れさせられた。原因を解
明し再発を防止して欲しい。
1.導入
時期描写
:セッションの時期に合わせる
依頼経路
:各PCの机の中に封書。
『杉本先生が大事なことを忘れてしまいました。これ以上の喪失を防ぐた
めに、事態の解明と解決をして下さい。』
基礎情報
:手紙は、オカルト経路で届けられた星見の手紙。先代生徒会長の遺産。
:杉本先生は、若い英語教師。24歳独身。男性。
:明るい語り口で、生徒にも人気がある。
:オカルト関係者ではない。
:今週の宿直当番
2.情報
・杉本先生(初期)
:喪失感を感じている。思い出せない。
:「最近、何か忘れてるような気がしてしょうがない」
:「思い出せないから大した事ではないだろうけど」
:何か怪異の影響を受けている(難易度3)
:怪異により記憶を奪われている(難易度5)
:記憶の矛盾を修正するために干渉が続けられている(難易度10)
:干渉を妨害するのであれば、難易度10
:記憶を探るのは難易度10
: →身近な『人物』に関する記憶の抹消
:記憶を取り戻すには、怪異から記憶を取り返す必要がある。
・調査(職員室)
:判定無し
:明るい先生。生徒に人気がある
:聞き込みに類するもので難易度5
:海外旅行が趣味。若くて人気があるけど、色恋の話になるとサラッと逃げる。
:モテそうだけど、浮いた話は聞かない。
:数日前から元気が無かったが、宿直当番になってから元に戻った。
:個人的な情報を探るのであれば、難易度10にて判定。
:杉本先生も西生駒の卒業生。
:海外に恋人がいるらしい。
:最近のろけを聞かない。
:杉本先生の机の辺りを調べる場合、教職員の目が無い状況を作らせる。
:目を盗んで行動するため、難易度8
:宣言次第で加減をすること。
:足元に不用品を整理したらしい段ボール箱。
:笑ってる女性の写真が入った写真立て。
:杉本先生に聞き込んだ場合には、『知らない』と言われる。
:個人情報を探って恋人の存在を聞き出していた場合、その先生に確認
することで、恋人の写真とわかる。
・聞き込み(噂)
:難易度5
:夜の学校に火の玉が飛ぶらしい
:学生の幽霊
:裏西生駒の生徒ではない
・調査(宿直室)
:仮眠用の畳のスペースと小さな机の在る狭い部屋。
:宿直の際に使う懐中電灯などが在る。
:カセットコンロなどがあり、夜食が取れる。ゴミ箱には夜食のゴミ。
:何処をどの様に調べるか宣言させること。
:全体を調べるのであれば、入り口の情報を渡す。
:入り口
:霊的感知(難易度5)
:ナニか霊的なものが訪れている痕跡。
:招き入れられている?
:ごみ箱・灰皿
:調査系(難易度3)
:なにかの燃えカス
:調査系、分析系(難易度8)
:写真の燃えカス
:霊的感知(難易度8)
:なにかの“想い”が残留している。
:思慕・情愛の念
・夜の学校
:夜の校舎に残る何か理由付けをすること
:説得・会話に類する技能で難易度5
:理由が無い場合は、他の手段を宣言させる。難易度8
:感知系・オカルト系(難易度3)
:宿直室に霊的反応
:女子生徒の格好をした幽霊?
:火の玉を伴い、手には本を持っている。
:宿直室で倒れている杉本先生の顔に手を翳している。
:PCが来ると、逃げる。
:女子生徒の幽霊を観察する場合、難易度5
:危害を害意が感じられなかった
:手に持った本が、記憶を封じたもの
:職員室で写真を入手していた場合、その写真の女性に似ていると感じる
3.敵キャラ
・女子生徒の霊
0/18
ポルターガイスト:16 幽霊的自律15 最後の願い:3 思慕の念:2
:杉本先生の恋人の霊。
:海外で事故にあい、死亡(1ヶ月ほど前。連絡が来たのは2週間ほど前)
:『もし死んだら、私のことなんて忘れて早く別のヒト探してよ』との日頃
からの発言を実行させるべく帰日。思い出を消すために頑張ってる(ぉ
:見逃してそのままにすると言う選択肢もあり。
:封印・捕縛の類の能力には意地でも抵抗しておく
:説得には、基本的に応じない
:適当に悪役ぶって発言させること。
:PCが勘違いをしているなら、それを冗長するように(ぉ
:余力が半分を切った場合、破壊・除霊の類の異能で死亡狙いが来たら抵抗
しない。
:「これで消えれる」と本(記憶)と共に消滅。
:写真があるor恋人の情報を手に入れている場合、それを使用した説得は可。
:「死んじゃったんだからしょうがないじゃない」
:「死んだ後まで思われたって、一方的じゃないの!」
:思い出まで奪う気か、過去を消しても彼は喜ばない、等クサく説得して
きた場合、思慕の念:2がマイナス修正。
:説得にて8点以上削った場合、説得に応じて本(記憶)を返す
:封印・捕縛の類の能力で余力を削りきった場合、本を奪える
:記憶を戻さないで、と泣いて頼まれる。
4.終了処理
:幽霊を倒した場合
:本(記憶)が戻った
:杉本先生に本を翳すと記憶が戻る。
:突然によみがえる記憶に衝撃をうける
:死亡していることを思い出し慟哭
:適当に思い出を語らせておく
:本(記憶)が戻らない
:その後の杉本先生は、なにか心に引っかかったまま
:ぼう、としていることが多くなる。
:幽霊を説得した場合
:幽霊と一緒に杉本先生に記憶を戻す
:幽霊が大人の女性の姿に。
:悲しみの涙にくれる杉本先生と、それを励ます幽霊。
:記憶を奪おうとした恋人に怒る杉本先生、謝る幽霊等
:適当にいちゃいちゃさせてから、幽霊を成仏させること。
:いちおう、ハッピーエンド?
:幽霊を放置した場合
:喪失感もなくなり、元気に日々は続いていく
:大事なものをなくした事も、そのコト自体を忘れてしまえば……
ぶっちゃけ
==========
死んだ恋人が、残された恋人を想い『余計なお世話』で事件を起す。
言ってしまえばそれまでで……
「死者は、忘れてもらう事くらいしか出来ないでしょ?だって……
想われたって、こっちが応えてあげられないんだもの。
そんなの、一方的な愛じゃない。嫌なの、そんなの」
とかなんとか。
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