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Date: Wed, 19 Apr 2006 21:10:13 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29860] [HA06P] エピソード 『セレーナウィングフォーム!』
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エピソード『セレーナウィングフォーム!』
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登場人物
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佐上 氷我利(さかみ ひがり):http://kataribe.com/HA/06/C/0497/
佐上雑貨店、店長代理。意思有るモノ達を守り送り出す若きお父さん。
セレーナ :http://kataribe.com/HA/06/C/0589/
氷我利お手製の魔導杖、現在は戸萌葛海に貸し出されている。
変形できませんっ!
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セレーナ :「氷我利っ! 私を改造してください! 」
セレーナは帰ってくるなり開口一番そう言った。
SE:ゴン
氷我利 :「……せ、せれーな?いきなり何を言い出すのかな
:お前は……」
思いっきりテーブルに頭をぶつけた後、額をさすりながら起き上がる。
セレーナ :「えぇと……その……」
セレーナは昨日有った事をぽつぽつと語りだした。
昨日の出来事
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葛海 :「セレーナ、ウィングフォーム!」
セレーナ :「う、ウィングですか?えと……」
ブレード部分が背中にくっつく
葛海 :「……うーん、背中に羽とかイメージしてたけど、
:急には無理だったか(汗」
セレーナ :「思いつきで言われてもちょっと困ります……
:(しゅん)」
セレーナ :「できれば、氷我利に調整してもらってからのほうが
:正確にチェンジフォーム出来ると思います」
葛海 :「やっぱり、そんなにアニメみたくいかないよねえ」
セレーナ :「すみません、マスター……」
葛海 :「あ、ううん、いいんだって」
セレーナ :「氷我利に今度調整してもらわなければ
:(ごごごごご)」
回想終わり
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セレーナ :「と言う事が有りまして……」
氷我利 :「マスターの期待に応えたいから調整してくれと、そう
:言う事ね。最初からそういえっての」
セレーナ :「済みません……」
氷我利 :「はいはい、謝るなって……お前は他の子達と違って俺
:が魔力を与えて、その姿も俺が作った。いわば実の子同
:然だからな、その位は苦でも無いよ」
セレーナ :「は、はい……」
氷我利 :「しかしまぁ……あれだな、いい傾向じゃ無いかこの間
:まであんまり感情が表に出て無いと言うか育ってなかっ
:たと言うか。戸萌さんに貸して利が有ったのはこっちの
:方だったのかもな。」
あっはっはー、と笑いながらセレーナの制御式を置き換えて改良していく。
氷我利 :「うし、こんなもんだろ。また何かあったら言えよ?」
セレーナ :「はい、ありがとうございます!マスターーーー!」
だだだだっと駆けていくセレーナを見送りながら。
氷我利 :「……あれ、本当にセレーナか?変わりすぎだろう……」
と、頭を抱えているのでした。
時系列
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2006年4月
解説
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マスターをもったことで異様にやる気が出ているセレーナと、それに振り回
される氷我利。
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