[KATARIBE 29727] [HA06L] チャットログ『秦弥と蓉子の初デート』

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Date: Wed, 01 Feb 2006 22:31:43 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29727] [HA06L] チャットログ『秦弥と蓉子の初デート』
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チャットログ『秦弥と蓉子の初デート』
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登場人物
 
 秋風 秦弥 (あきかぜ・しんや):中村蓉子さんの彼氏であり、魔術使いの
			   :少年
			   :http://kataribe.com/HA/06/C/0496/
 中村 蓉子 (なかむら・ようこ):秦弥の彼女。かなりパワフルなのだが心
               :やさしい少女
               :http://kataribe.com/HA/06/C/0509/


待ち合わせ場所にて
------------------

 待ち合わせ時間の30分前、秦弥はいつもよりも整った格好をして
 座っていたとはいっても妹のひかりや姉の灯に弄繰り回された結果
 だったりするのだが

 秦弥     :「……さすがに……早いか」

 約束の時間の5分前

 蓉子     :「……丁度いい、かなあおかしくないかなあ」

 蓉子さんは服装と髪型を気にしつつ、知恵さんをひっぱりまわしつつ選んだ
 可愛いワンピースを着て現れる

 秦弥     :「……(あ……)」
 
 かわいさに声も出ない秦弥
 
 蓉子     :「あ、お、おはようございますっ、部長っ」
 秦弥     :「お、おはよう蓉子」

 名前で呼ぶのをうっかり忘れてる、蓉子さん
 やっぱり、ちょっとショックだったようで……
 
 秦弥     :「部長……」
 蓉子     :「あ、いえっ、秦弥……さん」
 秦弥     :「う、あ、えと、うん」
 
 まず、思い出すのは尊さんの言葉
 
 秦弥     :「似合ってるよ、その服」
 蓉子     :「あ、ありがとうございます(ぼっ)」
 
 真っ赤になって照れる蓉子さん
 
 H_Aoi     #70点かな(ぉ
 H_Aoi     #服でなく本人ほめなきゃ(w
 
 だそうだ、精進あるのみだな秦弥
 
 秦弥     :「じゃあ、行こうか」
 蓉子     :「はい……」
 
 ここで、手をつなげば良いんだろうけど二人ともそんな事できる
 わけないわけで
 
 蓉子     :「……(デート、って、でもデートしたことないし……ど
        :うすればいいんだろう)」
 秦弥     :「……(デート、何すりゃいいんだ……)」
 
 二人とも、デート初体験なので何をしたら良いのかさっぱりわからない様子
 そんなこんなで遊園地の中に
 
遊園地にて
----------

 H_Aoi     #園内案内マップを見て何処行くか決めるか(w
 Hisasi    #エスコートしようヨ!
 Hisasi    #乗り物あらかじめ把握しといてw
 
 やっぱり、いざとなっても迷うものなんです
 
 kisito    #といっても、何があるんでしょう
 kisito    #PLが知らない
 Hisasi    #ジェットコースター、観覧車、フリーフォール、
        #メリーゴーランド、あとオバケ屋敷くらいか
 
 こんな事情があったりしますがw
 
 秦弥     :「蓉子、何か乗りたいものある? (マップ見ながら)」
 蓉子     :「ええと……観覧車とかどうですか? 」
 秦弥     :「……観覧車……うん、そうしようか」
 
 一瞬ギクッとなるが平然を装う秦弥
 
 秦弥     :「観覧車はこっちだね」
 秦弥     :「(観覧車……観覧車か……)」
 秦弥     :「雨にならなくて良かったよね」
 
 緊張して間が持たないため世間話でごまかそうとする秦弥
 
 蓉子     :「……はい、あの」
 蓉子     :「秦弥さん……学校で見るのとちょっと雰囲気が違うなあ
        :、って思います」
 秦弥     :「どうだろう……格好はいつもと一緒だよ? 」
 蓉子     :「……なんというか、雰囲気というか、ええと」
 
 Hisasi    #緊張してるからだよ
 kisito    #わかってるよ
 
 PLが判っていてもPCはまったく気づいてませんがw
 
 蓉子     :「……(ええとええと、何を言えばいいのかなあ)」
 秦弥     :「あと、いつもと違う事……あぁ、ものすごく緊張してる
        :」
 蓉子     :「……(赤面)」
 
 直感で正解を導く男、秦弥。
 
 Hisasi    #というわけで観覧車に乗ってしまおうw
 kisito    #ういさ
 
 蓉子     :「わぁ……」>景色をみて大喜び
 秦弥     :「ごく……」
 秦弥     :「(まずい、すごく高い……)」
 蓉子     :「すごい、景色が一望できますよ」
 
 うれしそうに窓にくっついて景色を眺める蓉子さん、一方高いところに居る
 事で、いやな感覚が秦弥を苛む。
 
 秦弥     :「……そ、そうかこんなに高いと景色も良いだろうね」
 蓉子     :「秦弥さん、どうしたんですか? (不思議そうに」
 秦弥     :「……え? いや、何でもないよ? 」
 kisito    #高所恐怖症です
 蓉子     :「? 」
 
 なにやら様子がおかしい秦弥にちょっと小首かしげてじっとみる蓉子さん。
 
 H_Aoi     #そこで「可愛いから見とれちゃった」ぐらい言わんかー
        #(w 天の声
 nagisame   # うむうむ(ぉ
 
 秦弥     :「いや、その外を見るのが……怖くて……蓉子の方
        :見てれば、まだ怖くないかなと……」
 
 MOTOI     #バカ正直や(w
 Luna     #うわーい
 nagisame   # ある意味秦弥君らしい(w
 Catshop    # ちっちっち普通、これは彼女の顔をじっと見るための
        #エクスキューズに使われるテクニックです
 kisito    #自分らしさは大切です
 nagisame   # 猫丸屋さんふじゅーん(ぉ
 Catshop    # もちろん、秦弥君は本音なんでしょうが、世間がそう
        #思うかどうかは別ですな(にや
 
 
 蓉子     :「……え(真っ赤」
 秦弥     :「あ、いや、そのえと……」
 蓉子     :「……あの、秦弥さん……ひょっとして」
 蓉子     :「……高いの、苦手だったりするんですか? 」
 秦弥     :「そ、そそそ、そんなことない」
 秦弥     :「高いところが苦手だなんて……そんなこと…」
 蓉子     :「……でも、秦弥さん」
 蓉子     :「冷や汗が……」
 秦弥     :「……」
 秦弥     :「……はい、高いところは怖いです」
 
 ばれてしまったのであきらめて白状する秦弥
 
 蓉子     :「……言ってくれればよかったのに」
 
 肩掛けポシェットからハンカチだしておでこふいてあげる蓉子さん。
 
 秦弥     :「……言ったら、蓉子乗らなかっただろ」
 蓉子     :「だ、だって、秦弥さん……が、怖いってわかってて
        :乗れませんっ」
 秦弥     :「……大丈夫だって、外見なきゃ平気なんだから」
 蓉子     :「……それ、観覧車にのる意味が(汗」
 秦弥     :「蓉子が楽しいなら僕にとっては十分あるよ」
 蓉子     :「…………(かぁっ)」
 
 Hisasi    #この野郎、素でいうしw
 kisito    #こんちくしょうですな
 H_Aoi     #後でじっくり聞きだしてやる(w
 Catshop    #うわははは
 Luna     #見ているこっちが恥ずかしい(ぉぃ
 Hisasi    #そんなこんなで一周して終わる
 
 蓉子     :「……秦弥さん」
 蓉子     :「大丈夫、ですか? 」
 
 心配そうに隣でじっと見上げる
 
 秦弥     :「なに? 」
 秦弥     :「大丈夫だって」
 秦弥     :「降りれば平気」
 蓉子     :「それなら……いいんですけど」
 秦弥     :「大丈夫だってさぁ! 次行こう! 」
 
 Hisasi    #ジェットコースターとかのが無難かもw
 kisito    #まぁ、そうか
 Luna     #秦弥くんはジェットコースター大丈夫なのか? ?
 kisito    #何故か平気
 Hisasi    #ぎゃくに蓉子が悲鳴
 
 秦弥     :「蓉子って、ジェットコースターは平気? 」
 蓉子     :「ははい」
 秦弥     :「よし、じゃあ行こう」
 蓉子     :「はいっ」
 
 そして、席に着き上り始めるジェットコースター
 
 秦弥     :「……いつもながら、ここだけは怖いんだよな……」
 蓉子     :「……(どきどき)」
 秦弥     :「……ほんとに、大丈夫? 」
 蓉子     :「は、はい、駄目なわけじゃなくて……その普通に
        :どきどきするというか……あの」
 
 と、言い終わるが早いか落下を始めるコースター。
 
 秦弥     :「おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜」
 
 うれしそうにスピード感を楽しむ秦弥と
 
 蓉子     :「きゃああああああ」
 
 悲鳴を上げる蓉子さん
 そして一周して来た時、蓉子さんはふらふらだった。
 
 蓉子     :「……はう」
 秦弥     :「だ、大丈夫? 」
 蓉子     :「は、はいっ」
 蓉子     :「だ、だめじゃないんですけど……あ、足が」
 秦弥     :「大丈夫じゃないじゃないか一度休憩しよう」
 蓉子     :「……はい」
 
 二人は休憩のためにベンチに並んで座る。
 
 秦弥     :「無理しなくても良いのに」
 
 kisito    #お前がそれを言いますか
 Hisasi    #まったくだw
 
 蓉子     :「でも、全然だめなわけじゃないんで」
 
 Hisasi    #だって部長が楽しそうだったしー
 
 秦弥     :「ふらふらしてたじゃないか」
 蓉子     :「でも……せっかく遊園地にきたから、一緒に
        :楽しみたいと思って」
 秦弥     :「う、それを言われると……」
 
 kisito    #何も言えないよなぁ? 秦弥?
 Hisasi    #軽く休んで園内を歩いて
 Hisasi    #で、お昼な時間帯
 
 蓉子     :「……あの、秦弥さん」
 秦弥     :「ん? 」
 
 後ろ手にカバンをもって
 
 蓉子     :「あの……そろそろお昼、どうですか? 」
 
 H_Aoi     #ナイス蓉子ちゃん
 
 秦弥     :「あ、もう昼か」
 蓉子     :「……わたし、その、お弁当……作ってきたんでベンチ
        :で食べませんか? 」
 秦弥     :「え! ? ほんと! ? 」
 蓉子     :「はい、そんなにたいした物じゃないんですけどっ(汗」
 秦弥     :「いや、蓉子が作ってくれたなら何でも食べる」
 秦弥     :「(興味津々)」
 蓉子     :「……ええと」
 
 Hisasi    #こう、おにぎりと玉子焼きとキンピラと
 Hisasi    #あと、から揚げとか入ってるね
 Hisasi    #から揚げ粉とか使わずにちゃんとタレを作って
        #作るっぽいやつで
 秦弥     :「いつも、ひかりの作った弁当しか食べたこと無いから
        :なぁ……それ以外の弁当なんて初めてだ」
 
 kisito    #なんですと!
 kisito    #>唐揚げ
 
 唐揚げは秦弥の好物です
 
 蓉子     :「……ええと、普段と同じようなものですけど、どうぞ」
 
 Hisasi    #はい、とお弁当箱渡すぞw
 Luna     #あーん、はないのかーっ
 Hisasi    #無理w
 
 秦弥     :「おいしそう」
 秦弥     :弁当箱受け取ってぱくっとから揚げを
 蓉子     :「あの、遠慮なく食べてください」
 秦弥     :「もぐもぐ、おいしい」
 蓉子     :「よかった(嬉しそうに)」
 秦弥     :「って、いかん食べてしまったが、いただきます
        :(手を合わせる)」
 
 kisito    #いただきますは忘れちゃ駄目なのですえぇ
 
 蓉子     :「……(よかった、頑張って作って)」
 秦弥     :おいしそうに、ぱくぱく食べてます
 
 Hisasi    #蓉子も嬉しそうにながめながら、自分も食べるぞい
 kisito    #さて、あれをしようかするまいか
 kisito    #いや、さすがにベタ過ぎるか
 Hisasi    #何をするきだーw
 kisito    #さすがにあれかなーと思ったがあえてやる
 
 秦弥     :「う……」のど詰まらせた
 蓉子     :「あ、し、秦弥さん」
 
 背中をとんとんとたたいてあげる蓉子さん
 
 秦弥     :「ごほ……うー、あー苦しかった」
 蓉子     :「あ、お茶も持ってきてるんですよ」
 
 こぽこぽと水筒からお茶をコップに注いで
 
 蓉子     :「どうぞ」
 秦弥     :「ありがとう」
 秦弥     :「(ごくごく…)はぁ助かった」
 蓉子     :「ゆっくり食べてくださいね(くすっ)」
 秦弥     :「おいしいからつい……ゆっくり食べます」
 蓉子     :「……はい」>でも嬉しそうだ
 
 Hisasi    #後ろからけってやりたくなったのは内緒だ>部長
 kisito    #いや、わしも蹴りたい
 Hisasi    #そんなこんなでお昼を食べて
 kisito    #蓉子さんはメリーゴーランドとか乗りたい人?
 Hisasi    #乗りたいですねw
 kisito    #げっ
 Hisasi    #いやなら乗りませんよ(ふぉふぉふぉ
 Hisasi    #ゴーカートとかも好きですがね
 kisito    #いえいえ、困るのは秦弥ですので
 kisito    #是非
 
 結局PLは二人とも酷いのであった
 
 蓉子     :「あ、あれどうですか? 」>メリーゴーランド指差し
 秦弥     :「え、メリーゴーランド? 」
 
 H_Aoi     #けけけけ、乗るのだ >めりーごーらんど
 kisito    #動揺してます
 
 蓉子     :「どうしたんですか? 」
 秦弥     :「え? あ、いやなんでもないよ」
 
 Hisasi    #じゃあ乗ろうw
 Hisasi    #うれしそーにw
 kisito    #わはははw頑張れ秦弥
 
 秦弥     :「(恥ずかしくて、死にそう……)」
 
 明るい音楽と共にぐるぐるまわる
 
 秦弥     :「(じ、地獄だ……)」
 
 Hisasi    #その手があるか
 Hisasi    #二人並んで馬車に座って
 
 秦弥にとって地獄のような時間が過ぎたところで、一時中断して次の日に。
 
 kisito    #われわれはー、さいごのさいごまでー、秦弥にけりを入れ
        #るのをー、我慢するぞー!
 Hisasi    #おーー
 Hisasi    #ラストのオバケ屋敷といこうか(うひひ
 kisito    #えぇ、いきましょう(ひっひっひ
 H_Aoi     #おぬしらもワルよのう(w
 kisito    #お代官様こそ
 nagisame   # 本物のおばけがでてきたら楽しいことn(狙撃
 
 ナギーのこの一言が、現実になろうとは。
 
 遊園地の人  :「さあさあ! 吹利レジャーランドの目玉! 恐怖の刻名館
        :へどうぞ! 」
 秦弥     :「目玉だってさ、面白いのかな」
 蓉子     :「そういえば、パンフレットにも大きくのってましたよ」
 秦弥     :「あぁ、そう言えば」
 秦弥     :「入ってみる? 」
 蓉子     :「はいっ」
 係員     :「はい、二名様ですね(にやり)では、これを腕に」
 
 手錠で二人の腕をつなぐ係員さん、その笑みは何か含むものがあった気が
 する
 
 秦弥     :「え……」
 蓉子     :「これ(汗」
 秦弥     :「えっと、何のために、これを? 」
 係員     :「お二人でのご入場の際はみなさんこれをつけることに
        :なっておりまして(くくく」
 係員     :「ささ、恐怖の刻名館を堪能してきてください(にたり」
 秦弥     :「はぁ……」
 蓉子     :「……(腕が気になる」
 秦弥     :「行こうか」
 蓉子     :「は、はい」
 秦弥     :「(てが……手が当たる……)」
 蓉子     :「……(手、手が……)」
 
 初々しい二人は触れる手が気になってしょうがないようで
 
 Hisasi    #なんかランダムであったなあ、、
 Hisasi    #.rg HA06hauntedhouse
 
 Role     : 背後で人の声がする ですわ☆
 こんなものがあるとは、便利な世の中になったものである
 
 SE      :「オォォォォォ」
 突如背後から響く叫び声
 
 蓉子     :「きゃあっ(びっくぅ」
 
 驚きのあまり、おもわず空いてるほうの手で服をつかんでしまう蓉子さん
 
 秦弥     :「(びくっ)うーん、さすがに雰囲気があると怖いな…
        :って、うわっ」
 
 抱きつかれてびっくりする秦弥、そしてまだまだ、この程度では終わらない
 SE      :『ケケケケッ』 特殊音響効果により耳元で聞こえる
        :笑い声
 
 蓉子     :「きゃああああっ」
 秦弥     :「だ、大丈夫だって偽物なんだし」
 蓉子     :「は……はい……そ、そうですよね(どきどき」
 秦弥     :「(耳が……耳が……)」
 
 思いっきりそばで叫ばれて耳をやられた秦弥
 
 秦弥     :「先に進もう」
 蓉子     :「はいっ」
 
 kisito    #.rg HA06hauntedhouse
 Role     : うなり声がする ですわ☆
 SE      :「ぐるぅぅぅ」
 生暖かい空気と共にうなり声が響く
 
 秦弥     :「ひっ」
 蓉子     :「ひぃっ(ちぢこまる」
 秦弥     :「って、悪趣味な! 」
 
 やはり慣れていても、不意打ちだと秦弥もびびるようで
 
 蓉子     :「……す、すごく凝ってますね(うう」
 秦弥     :「大丈夫? 」
 
 係員曰く「たまにモノホンまぎれこんでたりしたらゴメン♪」
 だそうで。
 
 そして、前のほうを歩いている一組の内女性のほうがゆっくりと振り返る
 
 蓉子     :「は、はい……って、え? 」
 
 蓉子さんがそれに気づいた瞬間、にこりと笑った後ポロリと落ちる首
 
 蓉子     :「きゃああああああああああああ」
 秦弥     :「……偽物だって心配ないよ」
 秦弥     :「(うぅ、抱きつかれると……)」
 蓉子     :「そ、そうですよね……」
 
 秦弥はしがみつかれて触れるようこさんの胸が気になってしょうがない
 ようですがそんな事にあわてている余裕はあげません
 Hisasi    #.rg HA06hauntedhouse
 Role     :なにかがうごめいている ですわ☆
 足元にきゅうにぐにっとやわらかい感触が
 SE      :うぞうぞうぞうぞ
 
 秦弥     :「(……胸が当たってるって言いたいけど……うぅ……)」
 秦弥     :「うわっ何だっ」
 蓉子     :「きゃっ」
 
 SE      :うぞぞぞぞぞぞ
 
 秦弥     :「……悪趣味だなぁ……」
 
 気が付くと、ぐにゅっとしててくにゅっとした道がうぞうぞ続いており、
 ときおり生暖かい風もにゅるりんと吹いてくる。
 
 秦弥     :「……いや、お化け屋敷としては、趣味が良いのか?
        :この場合」
 
 nagisame   # なんかの体内じゃないよな(ぉ
 
 蓉子     :「こ、こ、こわいいい」
 
 Hisasi    #ここまで怖がってもらえたら遊園地としては本望だ
 H_Aoi     #何が出るんだろう
 
 秦弥     :頭をなでてあげる左手で
 秦弥     :「大丈夫だから、ね? 」
 蓉子     :「……はい」
 秦弥     :「気持ち悪いが……先に進もう」
 
 kisito    #.rg HA06hauntedhouse
 Role     :蛇口を捻ると赤い液体が出てくる ですわ☆
 SE      :ぴしゃん……
 なにやら水音がする
 
 秦弥     :「ん? 」
 
 音のほうに近づいて行くと水道があり、ぽつんぽつんと雫が落ちている
 
 蓉子     :「……水道、ですね」
 秦弥     :「何だ、水道か」
 
 そして、通り過ぎようとすると
 SE      :じゃあああああああ
 
 秦弥     :「うわっ」
 
 いきなり赤い水が!
 
 蓉子     :「きゃああああ」
 秦弥     :「び、びっくりしたぁ……」
 蓉子     :「……は、はい(うう)」
 
 SE      :にょろり
 赤い水がでろんと形を作る
 ??     :「ウボアー」
 秦弥     :「って、うそ! 本物! ? 」
 
 驚く秦弥のまえででろでろの水が人を形作りだし、でろーん、と手を
 伸ばしてくる
 
 蓉子     :「いやああああっ」
 ??     :「オォァォァ」
 秦弥     :「我が意志、冷気は我が敵を氷結させるその形は鋭き刃!
        : 」
 ??     :「オオオオオオ」>両手をあげて
 
 あわてて、呪文を唱え得意じゃないエアガンを使わない魔術を行使する
 秦弥が解き放った氷の刃は赤い液体に命中する
 
 秦弥     :「あぁ、もう! エアガンは鞄の中か! 」
 ??     :「ノォォォォォォウ」
 
 ぴしぴしと凍り付いて赤い破片になって割れる
 SE      :パギィィィン
 
 蓉子     :「! 」
 秦弥     :「やったか? 」
 
 割れた後には凍りついた赤い氷片が転がってるのみ
 
 蓉子     :「……い、いまの……」
 秦弥     :「まさか、本物のお化けが出てくるとは……」
 蓉子     :「……ほ、ホンモノって(ふええ)」
 秦弥     :「いや、もう大丈夫だから」
 蓉子     :「……」
 
 怖くてぎゅっと腕を掴む、というかさっきからつかまりっぱなしな蓉子さん
 
 蓉子     :「……はい」
 秦弥     :「(いや、あたってる……あたってるって……)」
 秦弥     :「と、とにかく先に行こう」
 蓉子     :「……はい」
 
 そして、無事出てくる
 
 秦弥     :「……割と……怖かったね」
 蓉子     :「…………こ、こわかった」
 秦弥     :「……も、もう出たから……その……」
 蓉子     :「……え? 」
 
 腕組んだままだって事にはっと、気づいて
 
 蓉子     :「わわあわわっわわ、ごめんなさいっ」
 
 赤面してばっと離れる
 
 秦弥     :「いや、別に良いってうん」
 秦弥     :「えと……その……」
 秦弥     :「まだ……怖かったら……」
 蓉子     :「…………」
 秦弥     :「手……繋ぐ? 」
 蓉子     :「…………はい」
 
 おそるおそる手をつなぐようこさん
 
 秦弥     :「じゃ、じゃあ……帰ろうか……」
 蓉子     :「…………はい、あの」
 秦弥     :「なに? 」
 蓉子     :「今日、すごく楽しかった、です」
 
時系列
―――
2005年10月
解説
――
 二人の初めてのデート、これはこれでうまく行った……と思います。
$$
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