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Date: Sat, 28 Jan 2006 21:48:32 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29715] [HA06P] エピソード 『普通は嫌い、でも……』
To: kataribe-ml@trpg.net
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どうも、輝士都です。
優一を作成するきっかけになったものです。
普通は嫌い、でも……
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エピソード『普通は嫌い、でも……』
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登場人物
風祭優一(かざまつり・ゆういち)：ベクトルを操作する力を持つ中学生
：http://kataribe.com/HA/06/C/0606/
これが物語なら
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学校からの帰り、帰途に着きながら優一は物思いにふけっていた。
優一 ：（物語の主人公とかだったら、こういう力を持ったら何か
：事件に巻き込まれたり、異世界に飛ばされたりするよなぁ
：……）
足元の石を正確にけりながら、ありもしない空想の自分を思い浮かべてみる
優一 ：（この力があったら一応物理攻撃は反射もしくははじける
：し、割と強いよね、見えない攻撃とかは無理だけど、
：“視る”事が出来れば何とかなるし。）
今まで読んだ物語の敵などを思い浮かべて模擬戦闘。
優一 ：（とはいえ……現実にそんな事件があるわけでも無し、あ
：ってもそれは警察の仕事だし、大体そういう事件って死の
：危険があるしなぁ……さすがにそこまでは望んでないし）
さらに、考える。
優一 ：（仮に、そういうのに巻き込まれて助けたとしても普通
：逃げるよなぁ……化け物だし）
じゃあ、自分が求めているのは何なのかと考える。
優一 ：（怖がられない、ほとんど判らない程度の力を使って、
：何とかする？……また都合のいい考えだなぁ……）
結局、自分には夢が無いのだ。
優一 ：（なんていうか、舞台と力どっちがかけても駄目だよなぁ
：……両方そろってこそ物語として面白みがあるんだし）
中学生らしくないよなぁとは思ったり。
優一 ：（結局、冗談みたいな力を手に入れても無いものねだりに
：なってしまうのは変わらないんだなぁ……）
そうそうヒーローやら主人公にはなれないんだなぁと、思う自分が寂しかっ
たり。
優一 ：（はぁ……むなしい世の中だなぁ）
普通の中に生きてる限りは結局普通に生きる以外ないのかなと。
時系列
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年月
解説
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