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Date: Tue, 17 Jan 2006 21:48:18 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29684] [HA06P]エピソード「氷我利の魔道書」
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ども輝士都です。
極短EPばかりですみません。
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エピソード『氷我利と魔道書』
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登場人物
佐上 氷我利(さかみ・ひがり):佐上雑貨店店長代理
:数多の倉庫に眠る付喪神、魔道具達の世話
:係。
独り言
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佐上雑貨店2階の氷我利の部屋。
氷我利は、ぶつぶつと独り言を言っていた。
氷我利 :「ふむ……どうしたもんかなぁ? 」
一言氷我利がつぶやいたりするたび魔道書の表面に文字が浮かんだり
消えたりする。
魔道書 :『そうですね……これはいかがでしょうか。』
文字が消えると同時、魔道式が浮かぶ。
氷我利 :「あー、そっかなるほど……って、喋れたっけ? お前?」
魔道書 :『これを喋っているというかといわれるといささか疑問で
:すけれど』
書くと同時、右側のページに苦笑する顔の絵が浮かぶ
氷我利 :「まぁ、意思持ってても当然か、あの人の魔道書だしなぁ
:」
魔道書 :『あぁ、そういえばマスターとは知り合いでしたね』
氷我利 :「ちょっと話した事があるって程度だけどな、この魔道書
:があの人の持ち物だって聞いたときにはびっくしりたなぁ
:」
魔道書 :『確かに、あの時のあなたのうろたえようは面白かった
:ですよ』
くすくすと、顔が笑っている、文字もちょっと乱れているようだ。
氷我利 :「うっさい、ところで今まで黙ってなのにどうして今日に
:なって? 」
魔道書 :『なんとなくですよ……マスター……なんとなくです』
氷我利 :「……そっか、じゃあまぁ……もう少しだけ付き合って
:くれ」
魔道書 :『了解ですマスター、いつまでも』
そして、静かな夜更けに何かを書き取る音のみが残った。
時系列
―――
2006年1月
解説
――
氷我利の魔道書、覚醒。
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