Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Mon, 16 Jan 2006 21:41:37 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29681] [HA06P]エピソード『優しい先輩』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <43CB9481.1070708@boat.zero.ad.jp>
X-Mail-Count: 29681
Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29600/29681.html
ども、輝士都です。
初めてランダムを引いてみました。
「後輩が乾ききった果物が飛んできたので困っている」ですわっ♪
だそうです。
**********************************************************************
エピソード『優しい先輩』
=======================
登場人物
風祭 優一(かざまつり・ゆういち):吹利学校中等部3年
:心優しき、超能力者。
飛んでくる果物
--------------
いつもどおり学校に行き、放課後になる。
3年生にもなると部活動に入っていようがいまいが進学のために
勉強しなければいけない時期だ。
優一も、寄り道することなく家に帰ろうとしていた。
その時、ゴンっとかなり痛そうな音が近くで聞こえた。
音のしたほうを見ると後輩が頭を抱えてうずくまっていた。
後輩 :「ーーーーっ」
痛みのあまり声も出ない様子。
優一 :「大丈夫? 」
後輩 :「あ、先輩…っ……」
後輩は優一の声に気づいて顔を上げようとするが、痛みに顔をしかめる。
そばには何故かりんごが落ちていた、人の頭にぶつかったにもかかわらず
何故か凹んでいない。
優一 :「あぁ、無理するなちょっと頭をみせて。」
後輩 :「あ、はい……」
手をどけたところを覗きこむ、どうやらたんこぶが出来ているだけのようだ
優一 :(ふむ……)
手のひらの分子振動を抑えて冷やす。
冷やした手をそっと後輩のたんこぶに当ててあげる。
後輩 :「風祭先輩の手って冷たいですねぇ……」
優一 :「こういうときに便利でいいよね」
しばらく冷やしてあげた後、手を離す。
優一 :「これで、しばらく痛くないだろ、保健室に行って
:ちゃんと見てもらったほうが良いね」
後輩 :「はいっ、ありがとうございましたー」
後輩は、ぺこりとお辞儀をして去っていった。
優一 :「で、これはいったい何なんだ?」
そばに落ちていたりんごを拾い上げる。
乾燥しているにもかかわらず、やけに重かった。
優一 :「粘土か何かかなぁ? まぁ、美術部に行ってみれば
:わかるか。」
美術部に行って確認を取ったところ、どうやら高等部の創作部のものらしい
ことが判り、高等部の校舎に向って歩いていった。
時系列
―――
2006年1月
解説
――
空から降ってきたりんごの模型。
なぜ振ってきたのか。
原因は、正樹の発明物の爆発によるもの。
**********************************************************************
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29600/29681.html