[KATARIBE 29535] [HA06P]秋風家の姉弟関係

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Date: Wed, 23 Nov 2005 18:00:41 +0900
From: asakura <guilsn@boat.zero.ad.jp>
Subject: [KATARIBE 29535] [HA06P]秋風家の姉弟関係
To: 語り部ML <kataribe-ml@trpg.net>
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輝士都です。
なんとなく思いついたので、書いてみました。
短くてすみません……

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[HA06P]エピソード「秋風家の姉弟関係」
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登場人物
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 秋風 秦弥(あきかぜ・しんや):吹利学校高等部普通科2年、スポーツ
                 シューティング部部長
                 http://kataribe.com/HA/06/C/0496/
 空観 木葉(そらみ ・このは):吹利学校高等部普通科1年、地下探検
                 部所属。秦弥の昔からの友人。
                 http://kataribe.com/HA/06/C/0511/
 秋風 灯 (あきかぜ・あかり):吹利学校高等部普通科3年、秦弥の姉
                 で弟をいじる事が趣味の人。
                 現在受験勉強中。
                 http://kataribe.com/HA/06/C/0584/
 秋風 ひかり(あきかぜ・ひかり):吹利学校高等部普通科1年、秦弥の妹。
                  最近まで兄にべったりだったが、数日
                  前から兄離れの兆候アリ。
                  http://kataribe.com/HA/06/C/0526/

吹利学校高等部の階段の踊り場
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 なにやら、疲れたような表情をして秦弥が階段を上っている。
 よく見れば、なにやら引きずっているような動きと、
 手当ての後が見えるだろう。

 秦弥      :「……くそぅ……少しは容赦しろよなぁ……いてて」
 木葉      :「どうかしたの?秦弥先輩。」
 秦弥      :「空観か……いや、昨日姉さんにしごかれて体中が痛い
         :」
 
 ほれ、と絆創膏だらけの腕を見せる
 
 木葉      :「うわぁ……また、めいっぱいやられたね……なんで?
         :今受験中じゃなかったっけ、灯先輩」
 
 灯は秦弥の一個上の3年、今頃は2次試験に向かって勉強中のはずである。
 
 秦弥      :「それがさぁ……受験勉強の息抜きにって薙刀振り回し
         :てたのさ、庭で」
 木葉      :「ふんふん……それで?」
 秦弥      :「そこを、通りがかったら『秦弥、そういえば最近歩き
         :方変わった気がするのだけど、ちょっと相手してよ。
         :エアガン持ってきても良いから』って言われて」
 木葉      :「そのまま叩きのめされたと」
 秦弥      :「まぁ、一方的ではなかったけどな……」
 木葉      :「へぇー、何かあったの? 」
 秦弥      :「秘密だ。」
 木葉      :「別に良いじゃない、減るもんじゃなし」
 秦弥      :「思い出したくないんだよ……」
 木葉      :「むぅ……けち」
 秦弥      :「けちで結構」
 木葉      :「そういえばひかりちゃんは? 一緒じゃないの? 」
 秦弥      :「そんな、いつもいつも一緒じゃないっての」
 木葉      :「そんなこと無いよ、一緒じゃないときなんてあんまり
         :見たこと無いもん」
 秦弥      :「しるか、部活もやめたから僕はあいつが学校で何やっ
         :てるかなんて知らん」
 木葉      :「……あれ? SS部やめちゃったの? 」
 秦弥      :「何か突然言い出してな、やめるのは良いが地下探検部
         :だけはやめろと言って退部届け受理したが」
 木葉      :「こら、なんで地下探検部が駄目なのよ。」
 
 背後から首に腕をかけて絞める
 
 秦弥      :「ぐ、うぐぐ……こら……やめ……」
 木葉      :「いーから、答えなさいっ」
 秦弥      :「だ、だって……あそこは変なヤツが多……いだだだだだっ」
 
 さらに、腕を背後にひねり上げる
 
 木葉      :「ふふーん、今なーんて言ったのかしらぁ? 」
 秦弥      :「ごめん、ごめんなさいっ悪かったぁっ」
 
 腕を放して開放してやる
 
 秦弥      :「し、死ぬかと思った……」
 木葉      :「失礼な事言うからよ、否定しないけど」
 秦弥      :「まぁ、あれだライバルみたいなもんだからな。」
 木葉      :「何それ? 」
 秦弥      :「自分でも良くわからなくなってきたから、これ以上突
         :っ込まんでくれ」
 木葉      :「? まぁ、良いけど。いつも思うけど秦弥先輩の姉弟関
         :係って微妙だよねー」
 秦弥      :「はぁ? 微妙って……何が」
 木葉      :「仲悪そうにしてるのに、実際は仲が良いところとか」
 秦弥      :「あー、まぁそんなもんじゃないの? 」
 木葉      :「どうかなぁ……私には変に見えたけど姉弟居ないから
         :なのかも」
 秦弥      :「普通の姉弟関係って言われても良くわからんぞ」
 木葉      :「まぁ、そうだよねぇ……」

時系列
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2005年11月

解説
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秋風家の姉弟関係についてと、秦弥の数少ない親友クラスの友人との会話。

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