[KATARIBE 29453] Re: [HA06N] 小説『よすがの時間・4』

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Date: Tue, 25 Oct 2005 18:08:14 +0900 (JST)
From: motoi@mue.biglobe.ne.jp
Subject: [KATARIBE 29453] Re: [HA06N] 小説『よすがの時間・4』
To: kataribe-ml@trpg.net
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MOTOIです。Sawさん、大樹のご利用ありがとうございます。
それでは、台詞チェックをさせていただきます。

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> 「──山犬さん、遅いやないですか。早めに来てってあれほど言ったのに」
> 「ん、そうだったっけ? まあいいじゃん、間に合ったんだし」

「別にいいじゃないか、時間には間に合ってるんだから」

> 「いいことなんてあらへん。私のいた血族やったら懲罰もんやで。血主への不
> 敬や」
> 「そんな大袈裟な」
> 「大袈裟なもんですか。吸血鬼の夜会言うのは遊びとちゃうんですよ? まっ
> たく。ほんま山犬さんは自覚に欠けるんやから」
> 「へいへい」

「はいはい、わかったわかった」


> 「あー、それでキンメ君。今日は一体どういう主旨の集まりなんだ?」

「えーと、キンメ君、今日は何のために集まったわけ?」

> 「もう。それかて伝えたやない!」
> 「あー、なんでも此処に新入りが来るとか言うてな。一緒に仕事することも増
> えるであろう私らが歓迎して血の結束深めようと。そういうことらしい」
> 「なんだ、つまりただの新歓パーティなわけね」

「要は、新歓パーティってわけ?」

> 「そんな軽いものとちゃいます」
> 「まあそんなとこ」


> 「──で、キンメ君。そのお客さんはいつくるんだ?」

「──で、その新入りさんはいつ来るわけ?」

> 「さあ、そろそろのはずなんやけど」
> 「ふーん、じゃあどんな人なんだ?」

「それじゃ、どういう人?」

> 「うん。私もよくは聞いてない」


> 「ええ、彼女からは先ほど持病の癪が出て欠席との連絡が」
> 「なんやそのうそ臭さは」
> 「鴉さんがどうかしたのか、キンメ君」

「キンメ君、カラスさんがどうかした?」

> 「いや、あの人が出るべき時に出てこない場合大抵ひどい目に遭うとジンクス
> が……よもや新入りって危ない人ではなかろうな」
> 「ええやん、来てからのお楽しみや」


> 「ねえ、それは何の絵?」

「その絵、何?」

> 「結さん」
> 「キンメ君……針千本喰らってるぞ?」
> 「業や。可哀想やけど。結さんはそれでも生きてかないかんねん」
> 「可哀想言う割りには嬉々として描いてるように見える」

「可哀想って割には嬉しそうに描いてるよなー」

> 
> 「キョンシー?」呟く大樹。
> 「山犬さん、きょんしーてなに?」
> 「いや、ほら昔はやんなかった? こう、腕を前に突き飛ばしてぴょんぴょん
> 跳ねるやつ」

「中国の妖怪でね、俺が幼稚園のころ流行ってたんだよ。腕を前に突き伸ばし
てぴょんぴょん跳ねるの」

※キョンシーブームの絶頂期は1988年で、このとき大樹は4歳。
 ブームのターゲットは主に小学生以下だったようなので、大樹の世代にとっ
 ては、「昔はやんなかった?」レベルよりもっと上かと思われます。
 (ただ、あまりにも幼すぎて詳しくは覚えてない可能性もありますけど)


> 「けったいなファッションや。アレ、前みにくいんと違いますか?」
> 「たしかあの札がないとダメなんだよ。キョンシーは」
> 「だからキョンシーって何? 吸血鬼とちゃうやん」
> 「まあいいんじゃない。グールとか人狼とかの眷族の会員も多いし。最近は組
> 織も結構イレギュラーなものにまで手を広げてるみたいだから」

「別にいいんじゃないの? グールとか人狼とかのメンバーだって多いんだし、
最近は組織も結構いろいろ手広げてるみたいだし」

> 「まったくいい加減や。ていうかあの結さん何? ちょっとおっぱい大きいか
> らって顔ゆるんでへん?」
> 「ゆるんでないだろ。元からああいう顔だって。しかし……確かにでかいな」

「いつもあんな顔じゃないか。……ま、確かに大きいけど」


> 「──どうでもええけど話長い。いつまでわたしらのことほったらかしにする
> つもりや」
> 「さあ、事務的な手続きしてるんでしょ」

「事務的なこといろいろやってるんでしょ」


> 「……えーと、紋白さん。とりあえずお店の備品を乱暴に扱わないように。銀
> 眼さんに叱られるよ。ほら、わかったら山犬君も紋白さんも自己紹介。仲良う
> するならまずはそっからや。私もこういうの仕切るの苦手なんやから各々うま
> くやってほしい」
> 「あ、ああ。そうだな。それじゃ後ればせながら。小笠原大樹です。よろしく。
> ここじゃあ"山犬"って呼ばれてます。趣味は野球観戦でオリックスファン。楼
> 花さん野球は見ます?」

「あ、ああ、はいはい、自己紹介ね。それじゃ……小笠原大樹です。よろしく。
ここでは"山犬"って呼ばれてます。趣味は野球観戦、特にバファローズのファン
です。ローファさんは野球って見ます?」


> 「なんだアレ、たまんねーな」

「何だよアレ、こえ〜」

> 「あの札には気を付けた方がええな」
> 「銀眼さん、怒らせちまったかね」

「ギンメさん、怒ったかね?」

> 「あの人が怒るってのはちょっと想像がつかん。店で暴れたんだからこってり
> 絞られるとは思うけど」


> 「しかし、なかなか歓迎会にならんな、こりゃ」

「しかし、なっかなか歓迎会になんないね、こりゃ」


> 「……えーと、もう質問はないかな? はい、それじゃあそこの山犬君」
> 「また俺かい! そんな聞くことないっての。じゃあ、なんだ。そう、鉄爪さ
> んて強そうな名前ですね」

「また俺かよ! そんなにたくさん質問なんてできるかっつーの。……しゃー
ないなぁ……んーと、鉄爪さんってなんか強そうっすね」

> 「それもう質問ちゃうやん。感想や」
> 「うるせぇ。じゃあそっちがなんか質問しろよ、キンメ君」

「やかましい、ネタがないんだ。そっちだって質問しろよ、キンメ君」

> 「残念。私は司会進行役やから」
> 「ずりー……」

「きったねーなぁ」


> 「楼花さんまだ家ないんや?」

「ローファさん、まだ家ないんすか?」

> 「来たばっかりだから、家探しはまだなのヨン」
> 「喫茶店の奥に仮眠用棺桶ならいくらかあるんだっけかな」

「喫茶の奥に仮眠用のカンオケだったらいくつかあったはずだけど……」


> 「おぅい! うちだってダメだって」

「ちょいマテ! うちもダメだっつーの!」

$$
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長くなってしまいましたが、以上です。

大樹のしゃべり方は比較的軽いです。難しい言葉もあまり使いません。

では、続編を楽しみにしております〜。


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Motofumi Okoshi
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