[KATARIBE 29321] [HA06L]チャットログ『超幸運+超鈍感=普通?』

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Date: Sat, 08 Oct 2005 06:36:35 +0900
From: 三毛山 <hirobamahiru@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 29321] [HA06L]チャットログ『超幸運+超鈍感=普通?』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <4346EA63.2060406@gmail.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29300/29321.html

三毛山です。初のログ切りに挑戦してみました。
おかしなところがあれば、教えていただければあり難いです。
輝士都さん、何かありましたら手を入れてくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。

#HA06-01 2005/10/08 0:30のログ。
http://kataribe.com/IRC/HA06-01/2005/10/20051008.html
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[HA06L]チャットログ『超幸運+超鈍感=普通?』

登場人物
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 スレイ    :小学校5年生。踊り子見習いの女の子。
 夾      :スレイの同級生。大人びた女の子。


スレイの近況
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[mikeyama] 暇なので、動かしてなかったキャラを動かしてみる
[kisito]  どなたを?
[mikeyama] スレイ・プニール
[kisito]  きたきt……げふんげふん、踊り子の家の子ですか。
[mikeyama] 最近、パパの猛特訓でVer2.0に(違
[kisito]  な、何が変わったんだろうw
[mikeyama] ええと
[mikeyama] おニューに(謎
[kisito]  謎だw
[mikeyama] こう、他人には秘密にしておきたいものが
      出来たお年頃なんですよ
[mikeyama] パパの教え方とか(とおいめ
[kisito]  あぁ、それは秘密にしたいですね。


シチュエーション決定
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[Role]   HA06event:きれいな買い物帰りのおばさんが裏切られたですわ☆

[kisito]  一応、(夾は)同級生。
[mikeyama] ふむふむ
[mikeyama] それでは、シチュエーションの始まりは一緒に下校中
      という事で如何ですか?
[kisito]  いいですよ。

下校中
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 スレイ    :「最近、お日さま沈むの早いよねー」
 夾      :「もう冬なのかなー。」
 スレイ    :「でも、ちょっと前まで暑かったよねー」
 夾      :「そうなのです、でも最近暑かったり寒かったり
        :するです。」
 スレイ    :「いじょーきしょーだっけね」
 夾      :「確か、そういう言葉をニュースで聴いたのです。」
 スレイ    :「私もー」


おばさん登場
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 おばさん   :「どうしましょう、困ったわ……」
        :(携帯を持って慌てている)
 夾      :「どうかしたのですか?(とてとてと近づく)」
 スレイ    :「どうしたんですかー?」
 おばさん   :「近所の亜九田さんが、泥棒に入られたんですって」
 夾      :「それは大変なのです……」
 おばさん   :「それで、生活するために200万必要なんだけど、
        :誰も貸してくれない。
        :貴方だけが頼りだと言われてね……。
        ;ああ、ごめんなさい。子供にこんなこと話しても、ね」
[mikeyama] #ちなみに、いかがわしい消費者金融の前
 夾      :「……それは変な話なのです。」
 おばさん   :「そうかしら?」
 夾      :「……はいです、そんな大金普通誰かに頼むものではない
        :と思うのです。」
[kisito]  # ちなみに、中身は100歳超えてます。
 おばさん   :「じゃあ、何故?」
 スレイ    :「(夾ちゃん、おっとなー)」
 夾      :「……うー、お姉さんはだまされていると思うのです。」

おばさん騙され過ぎ
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 おばさん   :「そんなはずないわ。亜九田さんよく言い間違えるけど、
        :悪い人には見えないもの」
 スレイ    :「言い間違えー?」
 夾      :「だます人が、悪い人に見えるわけ無いのです。」
 夾      :(前のマスターも、他人の前では良い人だったのです……)
 おばさん   :「今までだと、有名画家さんと間違えてよく似た名前の人
        :の絵を買わされたけど、結構いい絵だし、
        :だまされてはいないと思うわ」
 夾      :「……(絶句)」
 夾      :「……お姉さん……それは、立派な詐欺なのです……」
 おばさん   :「でも……」
 スレイ    :「うん、私もサギっぽいと思うよ」

亜九田さんのピンチ
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 おばさん   :「今、亜九田さんに電話して聞いてみるわ。
        :ちょっと待ってて」
        :(携帯を操作)
 夾      :「詐欺師が詐欺してますって言うわけ無いのです……」
        :(がっくり)
 おばさん   :「あ、亜九田さん?
        :え……悪い人たちに追われている?
        :何台ものパンダ模様の車に?
        :まあ大変……」
[Catshop]  # それはパトカーと言うのじゃなかろうか(笑)>パンダ模様の車
 おばさん   :「どうしたらいいのかしら……」
        :(こっちに視線を向けながら)
 夾      :「……ここまでわかりやすい悪人も居ないのです。」
 おばさん   :「悪人……パンダ模様の車……はっ!?
        :なんてことなの!?」
 夾      :「……(鈍すぎるのです……)」
 おばさん   :「誰かに濡れ衣をっ!?」
 夾      :「何でそうなるのです!!」
 スレイ    :「わー、マンザイだ」
 おばさん   :「まさか、悪人だったの!? なんてことかしら」
        :(よよよと泣きながら崩れ落ちる)
 夾      :「(頭が痛いのです)」

おばさんすごく騙されてる
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 おばさん   :「亜九田さん……数千万もお金を貸しているの。
        :それだけ信頼できる人だと思ったのに……私、悲しいわ」
 夾      :「そ、そんなに……」
 スレイ    :「わー、お金持ちー」
 おばさん   :「宝くじで2等を当てた時にたまたま亜九田さんが
        :隣にいてね」
 おばさん   :「とても不憫な事情があって……だから」
 夾      :「ただとなりに居た人に何千万ものお金を貸すなんて……
        :信じられません……」
 おばさん   :「そういえば、その後一億円だかのバッグを拾ったときも
        :亜九田さんが
        :『私が届けた事にしたい。いい事というのはする機会が
        :ありませんのでねえ、ぐふふふ』
        :と言ったので、名義を亜九田さんにしたの。
        :持ち主は現れなかったとか」
 夾      :「……そのバッグ、きっと正しく届けられてません……」
 スレイ    :「うーん、
        :おばさん幸運な人で、亜九田さん悪い人なんだね」
 夾      :「つまり、
        :お姉さんが幸運なおかげで今まで助かっていた
        :と言う事なのでしょうか……」
 おばさん   :「私はなすびさんみたいな懸賞生活送ってるし、
        :旦那が稼いだお金には手をつけていないから大丈夫だ
        :とは思ったんだけど……」
 夾      :「それはそれで、すごい人なのです……」
 おばさん   :「この洋服、貰った商品券で買ったのよー」
[mikeyama] # きっと大手百貨店の商品券だったのでしょう
 夾      :「よ、世の中にはすごい人が居るのです……」
[mikeyama] # その時、おばさんの携帯が

別れとプレゼント
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 おばさん   :「もしもし、警察の方? ……亜九田さんの件で? 
        :はい、分かりました」
 おばさん   :「さて、私行かなくちゃ。ありがとう、貴方たち。
        :お名前は?」
 夾      :「如月夾なのです。」
 スレイ    :「スレイ・プニールだよー」
 おばさん   :「夾ちゃんにスレイちゃんね。本当にありがとう。
        :これあげるわ、食べて頂戴」
        :(チョコボールを一箱ずつ渡す)
 おばさん   :「なんだか、食べたくなって買ったんだけど、
        :お礼にあげるわ。それじゃあね」
[mikeyama] # おばさん、去る
 夾      :「ありがとうなのです〜」
[kisito]  # きっと金のエンゼルが……
 スレイ    :「ありがとー。すごい人だったねー、夾ちゃん」
 夾      :「はいなのです、びっくりしたのです。」
 スレイ    :「夾ちゃん……もしかして……」
 夾      :「はい?」
[kisito]  # さて、なんに感づかれたのやら。
 スレイ    :「チョコボールなんだけどさ、開けて見ない?」
 夾      :「あ……もしかして……」
[mikeyama] # 二人で外側のビニールをとる
 スレイ    :「せーの、で見ようか」
 夾      :「はいなのです。」
 二人     :「せーの」


開けてビックリ?
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 スレイ    :「……夾ちゃん、どうだった?」
 夾      :「……め、目の錯覚なのです。」
 スレイ    :「どど、どういう事?」
 夾      :「そ、そういうスレイちゃんはどうだったのです?」
 スレイ    :「きょ、夾ちゃん先に言ってよー
 夾      :「……えと、スレイちゃんの想像どおりなのです……」
 スレイ    :「金のエンゼル?」
 夾      :(こく)
 スレイ    :「私ないんだけど……」
        :(スレイが「見ていた面」のところを見せる)
 夾      :「……そうなのですか。
        :さすがにそこまで運が良いなんて事は
        :ないのですよねぇ……」
[kisito]  # 裏に書いてあるって落ち?
 スレイ    :(再び見ていた面を自分の方へ)「ないよねー」
 スレイ    :「がっかりだよー」
[mikeyama] # ふふふふ
[kisito]  # そ、そんな馬鹿な落ちが読めないなんて!?
[mikeyama] # まあ、その通りなんだけどもw
 夾      :「……スレイちゃん……当たってる。」
 スレイ    :「え…? さっきないの見せたじゃない」
 夾      :「スレイちゃん反対側を見てたのです。」
 スレイ    :「……ホントだ」
 スレイ    :「あのおばさん、すごいね……」
 夾      :「信じられないのです……」
[mikeyama] # 唖然とする二人であった


[mikeyama] こんなベタな終わりでいいですかね?w
[kisito]  いいですよw
[mikeyama] それにしても、今回はベタベタだったw
[mikeyama] (おまえがいうな
[kisito]  なに、たまにはべたべたなのも良いものです。
[mikeyama] 私もそう思いました
[kisito]  べたなねたはよく使われるからこそ、べたなのですし。



時系列と舞台
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2005年10月7日夕方 吹利の消費者金融前

解説
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 幸運なおばさんが悪いやつにさんざ利用されつつも不幸になっていないとい
うありえないお話。
 いやにベタベタですけど、こういうの結構好きです。

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