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Date: Mon, 26 Sep 2005 20:03:43 +0900
From: ハリ=ハラ <shiva@mvf.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 29264] Re: [HA06P] 『無明の天使:黒い翼、舞う - 夜に踊る猫姉妹』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
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ども、ハリ=ハラです。
> Sawです。無明の天使ちょっと続けます。
> hariさんチェックお願いしまっさー。
あーい。いきまーす
> 夜に踊る猫姉妹
> --------------
> 翼に絡み付くつむじ風を力尽くで振り払い、新たに現れた二人の女を見みや
> ると、天使憑きはすぅっと目を細める。
> その闇色の翼を夜に溶け込ませ、並木道の木々にすっかり隠れてしまう。
> 煌と煖は互いに互いの背中を預け、身構える。
>
煌 :「ちぇっ、真っ直ぐ来てくれりゃ面倒無いのに」
煖 :「津海希お嬢様、今のうちにお身体に」
>
> 津海希は頷く代わりに目を一度瞑り、全速で自分の身体が転がっている方向
> へ飛び出す。
略
> 煌が、その紫の瞳を光らせて呟いた。
煌 :「みぃ〜つっけたっ♪」
> 走る勢いをそのままに眼前のクヌギの樹に向かって煌は飛びつく。そしてそ
> のまま猫のように四つ足で樹をするすると登っていく。果たして天使憑きはそ
> こにいた。
略
> 天使憑きの顔を見て、今度は煌がニタリと笑う。
煌 :「視えるだけじゃー、ダメだねぇ?」
天使憑き :「──ッ! 墜ちろ!」
> 天使憑きはがむしゃらに暴れて煌を振り落とす。煌は身体を捻り三回転して
> 10メートルの高さを難なく着地し、すぐさま上空を見上げる。と、輝く槍を両
> 手に構えた天使憑きが急降下を始めていた。
略
> 煌 :「いやあ、いい眺めだね、これ。さあて、どんな踊りが見
> たい? ほら、なんでもリクエスト聞くよ天使さん」
煌 :「やー、イイ光景になってきたんじゃない? これからどー
して欲しいかなー? 言うだけタダだし、言ってみ。羽虫ちゃん」
> 天使憑き :「フン、外道が。優位に立ったつもりか? ならこういう
> のはどうだ」
略
> その時、津海希が煖の袖を強く引き、土の柱の一点を指さした。煖が見やる
> と、細いシダの茎がするすると煌めがけて柱を登っていくところだった。
煖 :「──面倒ですね。ちょっとお掃除しちゃいましょうか」
> 煖はスーツの内ポケットから小瓶を取り出しその封を切る。辺りに強い硫黄
> の匂いが漂う。
煖 :「姉さん! 八時に跳躍、対呪2!」
煌 :「あいよ!」
>
> 煌は丁度天使憑きの反対側にバク転して舞う。
略
> 前野謹製の防御符を貼り付けた煌が悲鳴を上げながら着地し、髪に降りかか
> る火の粉を払う。津海希はケープを防災頭巾のように被って煖の足下にうずく
> まっている。
煖 :「あらあら、すこしやり過ぎましたかしら? さすがにいい触媒を
使うと違いますねぇ──ヤキトリになってはいませんよね?」
> 三人は、眼前にうずくまる天使憑きを見た。引火こそしていないが翼はとこ
> ろどころ焼けこげ、爆風の衝撃であたりに大量の羽根を撒き散らしている。辺
> りには燃えかすが散乱し、その全てに小さなサンショウウオのような生き物が
> 張り付いていた。
> 葬儀屋
> ------
> 煖は暗い森を駆けていた。左足は一歩踏み出すごとに出血の度合いを深める
> が、今はヒーリングに回す力も惜しかった。
> 手頃な樹の幹に身を預け、樹の精霊と相談し、僅かばかりの力を貸して貰う。
> そしてネクタイを抜き取り、腿に力強く巻いてとりあえずの止血をする。途中
> 話を付けたシルフ達が、天使憑きがすぐ間近にまで迫ってきていることを教え
> てくれる。
煖 :「さて、どうしましょうか。アレを盗られなかっただけマシですけ
ど……私が盗られると厄介ですものね」
> 煖は一人ごちると、フフっと微笑んで立ち上がった。
アレとは、煌の行動予測:13
先読みが発達しすぎると洒落にならんので、まだマシと判断しています。
ちなみに……
前野が仕掛けている籠の『仕込み』は、つみきとの縁をラインにした遠隔戦闘。
天使の『能力』を禁じ、つみきちゃんを『加護』する『鳥籠』のオプション機能です。
現状ではつみきちゃんとの実質戦闘も始まっていませんし、人員も集まっていな
いので、発動がされてない状態ですね。
電話でみかんを呼んだのも、このためだったりして……
煌の運動能力が奪われて鳥籠の起動が難しくはなりましたが、人が集まり起動
した時点で力を封じ、タコ殴りにしちゃれ、と前野は考えてます。
酷い子です(ぉ
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