[KATARIBE 29208] [HA06L]チャットログ『二学期さん、おとといおいで』

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Date: Tue, 20 Sep 2005 02:53:34 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 29208] [HA06L]チャットログ『二学期さん、おとといおいで』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050920025334.B56FD360.chita@ma.akari.ne.jp>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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#HA06-02 2005/09/07 0:00のログ。
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[HA06L]チャットログ『二学期さん、おとといおいで』
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登場人物
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 あたる    :色黒のヒネガキ。修業態度は全く宜しくない
 彩花     :小学校教師。あたるの担任「園子」の同僚

無くなってしまえばいい場所
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 あたる    :「夏休みが、終わった。明日から学校が始まる」
        :「彩花先生と、園子先生を、部屋に閉じ込めてしまえば、
        :学校は始まらなくならないだろうか」

[MOTOI]   # なりませんて(汗
[matuya]  # 大胆な謀略が。

 あたる    :「……」

[gallows]  # サマーキャンプ最終ミッション、先生を閉じこめて帰ろう
[matuya]  # 隠しミッションが(w
[hari]   # そもそも、閉じ込められるような柔な先生か?

 あたる    :「……。試してみる価値はある」
        :(移動)

これで駄目なら火でもつけるか
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 あたる    :(彩花の部屋の呼び鈴を鳴らす)
 彩花     :「はーい」
        :(汗だくで出てくる)
 あたる    :「……こんばんわ。明日は、学校ですか」
 彩花     :「そうですヨ。夏休みもついに終わりですネ」
 あたる    :「なんとかなりませんか」
 彩花     :「それは難しい問題でス」
        :「夏休み延長に合法的に成功したという話しは聞いたこと
         :がありませン」
 あたる    :「学校が始まると、授業がある」
 彩花     :「ありまス」
 あたる    :「授業を受けていると、眠くなる。眠くなるから、寝る。
        :寝ると、あとで周りがとてもうるさい。うるさいの、嫌い」
 彩花     :「眠くなっちゃうのが問題ですカ」

 あたる    :「なぜ、皆は寝ない」
 彩花     :「つまんなかったりしますカ?」
 あたる    :「……先生の言っていることが、よくわからない」
 彩花     :「うーん。それは眠くなるかも」
        :「わかんないところはどんなところでしょウ」
 あたる    :「先生は、物事を順番に話してくださる。最初に話した事
        :は、次に話すことに、重要な関係がある。次に話すことは、
        :その次に話すことに、重要な関係がある。どれかひとつ聞
        :き漏らしても、話を聞いていたことには、ならない」
 彩花     :「うン」
 あたる    :「聞いたことを順序良く理解しようとすると、前に話して
        :いたことが解らなくなることがある。思い出そうとすると、
        :次の話が始まる。話を聞くのは、とても疲れる。疲れると、
        :眠くなる」
 彩花     :「……うーん」

思いがけず諭されて
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 彩花     :「先生はだいたい教科書の中身にそって話しをしてますか
        :ら、判らなくなったときは思い出すんじゃなくて、教科書
        :で確かめると、いいかもしれませン」
 あたる    :(うなずく)
 彩花     :「あと、解らなくなったときその場で追いつこうとすると、
        :きっと困るから、わからないことは疑問をノートにメモし
        :ておいて、後で先生に聞いてみるのも手だと思います」
 あたる    :(またうなずく)
        :「ノートは、そのために使うことにする」

[matuya]  # どうも彩花は真面目だ。
      # (こんなセリフを言う日がこようとは)
[chita]   # まじめじゃなかったのか

 彩花     :「たぶん、あたるさんは凄く真面目で、最初から最後まで
        :全力を注ぎ込んでしまうんでしょうネ」
 あたる    :「解からなかったら、教科書を読む。教科書を読んでいて
        :も眠くなるが、それは問題が別だと思う」
 彩花     :「うーん」
 あたる    :「では、もし今度があれば、教科書を読んだりノートをとっ
        :たりしながら、授業を聞いてみる」
 彩花     :「そうですネ。まずは明日から試してみて、それでもダメ
        :だったら次を考えましょウ」
 あたる    :「そうする」

明日があるんだ、そう言えば
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 あたる    :「おやすみなさい」
 彩花     :「おやすみなさい。また明日」
 あたる    :(彩花の部屋から歩き去る)

 あたる    :(歩きながらぶつぶつ)「……燕先生と話していると、授業
        :を受けずに済ませることが、とても難しいことのような気
        :がしてくる」

[matuya]  # よいことです(w
[chita]   # なぜ部屋の彩花先生が汗だくだったのか追求しそこなった
[matuya]  # それはクーラーが壊れてしまったからです。

 あたる    :(立ち止まる)
        :「……彩花先生を閉じ込めるのに、失敗していた」

時系列と舞台
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2005年8月31日夜、サトミマンション、彩花の部屋の前

解説
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 新学期に不安を抱いた子供の心の動きをリアルに……
 撤回します。

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