[KATARIBE 29168] Re: [HA06N] 『よすがの時間・1』

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Date: Tue, 13 Sep 2005 22:38:45 +0900
From: 月影れあな <tk-leana@gaia.eonet.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 29168] Re: [HA06N] 『よすがの時間・1』
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 おいっす、れあなです。
 や、ログの小説化感謝です。結構内容変わってますな。とりあえず、セリ
フをチェックる。


> 「いや、遊郭って。いつの時代ですか。あなた子供やし」
> 「そうは言いましても、なにしろうちら吸血鬼やさかい、そういうこともあ
> るわけやないですか」
> 「げ、あったんですか?」

「いや、遊郭て……いつの時代の話やねんな。それに、あなた子供みたいで
すし」
「そうは言いましても、なにしろうちら吸血鬼やさかい、そういうこともあ
るわけやないですか」
「マジですか?」

> 「いや、覚えてないというか──」

「いや、覚えてないっていうか──」

> 「なんじゃそりゃあっ!」

「なんやねんなそれは」

> 「いやいや、武士じゃないし。下っ端なのは認めるが」

「いやいや、武士ちゃいし。下っ端なのは認めるが」

> 「まだ続くんかい……」

「……まだ続くん?」

> 「普通に長いし」

「いや、普通に長いし」

> 「てな、やのうて。あれ、因さん死んでしまいましたね」

「因さん死んでるやん」

> 「そういうわけじゃないんやけど」結夜は自分の考えを整理するために鼻の
> 下をこする。「話すと長くなるんですがね。どうやら私二人いるみたいで半
> 年ほど留守にしてるあいだにもう一人の私が入り込んでいたというか」

「そういうわけではないねんけど」結夜は自分の考えを整理するために鼻の
頭を掻く。「話すと長くなるんですけどね。どうも今、私二人いるみたいで。
半年ほど留守にしてる間にもう一人私がいたというか」

> 「いや、ネタとかそういう話じゃなくて。因さんの知ってる結夜と僕は別の
> 人なんですよ」

「いや、ネタじゃ無しに。因さんの知ってる結夜と私は別結夜なんですよ」

> 「構いませんよ」結夜は携帯電話を取り出すと電話帳から銀眼──二人の上
> 司にあたる吸血鬼だ──の名を呼び出し因に手渡す。

「良いですけど」結夜は携帯電話を取り出すと電話帳から銀眼──二人の上
司にあたる吸血鬼だ──の名を呼び出し因に手渡す。

> 「ええい、貸しなさい」と結夜は速やかに携帯電話を取り上げる。

「あいや、ちょっと待った」と結夜は速やかに携帯電話を取り上げる。


> 「自分のことは自分でしなさいってさ。京都の血族からお預かりしてる九折
> 因さん」
> 「あの人がそういうんならほんとなんやろうなあ。私分裂する吸血鬼なんて
> 聞いたことない。非常識や」
> 「銀眼さんが言うのなら信用するのね」
> 「きらきらしてはるからなぁ」
> 「まったく。で、うちの家族とはどう話ついてるのかな」

「自分のことは自分でしなさいってさ。京都の血族からお預かりしてる九折
因さんか」
「あの人がそういうんならほんとなんやろうなあ。私分裂する吸血鬼なんて
聞いたことない。非常識や」
「銀眼さんが言ったら信用するのね」
「きらきらしてはるからなぁ」
「いやはや、まったく。で、うちの家族とはどう話ついてるのかな」

> 「はぁ。あら、日の出てる時間はほとんど因さんじゃないですか」
> 「私日光というのはまったくだめなんや」
> 「そりゃ私も好きじゃないが、まあ仕方ないか。棺桶で寝ますよ」

「はぁ。あら、日の出てる時間はほとんど因さんですね」
「私日光というのはまったくだめなんや」
「そりゃ私も好きじゃないけど。まあ仕方ないか、棺桶で寝ますよって」

> 「カフェ、はともかくあなたの起きてる時間にやってるプールと遊園地は難
> しそうだけどなあ。まあわかりました。おいおいね」と言って結夜は空いた
> ベッドに倒れ込んだ。ほとほと疲れていてどうでもよかった。

「カフェ、はともかくとして。あなたの起きてる時間にやってるプールと遊
園地は難しそうですけどなあ。まあわかりました。おいおい」と言って結夜
は空いたベッドに倒れ込んだ。ほとほと疲れていてどうでもよかった。

> 「結さんは疲れたので少し寝ます、おやすみなさい」

「私は疲れたので少し寝るわ、おやすみなさい」




 / 姓は月影、名はれあな
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