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Date: Thu, 18 Aug 2005 17:55:20 +0900
From: gandalf@petmail.net
Subject: [KATARIBE 29061] [HA06P]エピソード『道場へ行こう! 3rd 〜熱闘編〜』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050818175453.C1C5.GANDALF@petmail.net>
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X-Mail-Count: 29061
Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29000/29061.html
こんにちは、葵@自キャラのキャラチャはログ斬ろうキャンペーン中ミ☆ でっす。
さぁいよいよ試合編に入ってまいりました。
死合と書いて、試合と読む(意味なし
であ行ってみよー
#例によって台詞のチェックとかよろしく〜 >各位
元ログ:http://kataribe.com/IRC/HA06/2005/07/20050725.html#230000
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[HA06P]エピソード『道場へ行こう! 3rd 〜熱闘編〜』
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いよいよ本番バトルモード
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真帆さんの体験が終わった所で。
いよいよ始まる本稽古。
中村 :「よし、せっかく刑事課の若え奴らも来てるんだ、組討で
:もやるか?」
相羽 :「ほほう、ダンナやる気だねえ(くくっ)」
尊 :「組討……いよいよ、本式ですね(くす)」
史久 :「……この面子で、ですか(見回す)」
和久 :「…………やってみます(ちょっと自信ないけど)」
尊 :「あの、稽古、あたしも混ぜてもらってよろしいですか?」
中村 :「ほう、嬢ちゃん、やるかい?」
和久 :「え! 尊さんも!?」
相羽 :「……(にやにや)」
尊 :「せっかくですもの(にこ)」
史久 :「なかなか腕に覚えがあるようで(微笑)」
蓉子 :「私もやります!」
尊 :「え、蓉子ちゃんも?」
真帆 :「…………(ほほー)」
秦弥 :「え?」
中村 :「……お前もか(じろっ)」
蓉子 :「…………はい(微妙にびびりつつもじっと見返す)」
中村 :「よし、いいだろう」
尊 :「へぇ……面白い……稽古になりそうじゃない(くす)」
蓉子 :「(ちらりと道場の隅に座る秦弥君を見て、がんばります
:と小声で)」
秦弥 :「(あ、今こっち見た……ガンバレ蓉子っ……って、だ、
:大丈夫なのか?)」
一瞬交わされるアイ・コンタクト。
相羽 :「親子対決か、見ものだねえ(にやり)」
真帆 :(ぺし)
相羽 :「いて」
史久 :「……(まったく、この人は)」
真帆 :「見学の動機がえらい不純」
秦弥 :「(あー、心配だー)」
中村 :「よし、参加面子はこれだけか、他の奴らはやらんのか?」
ジロリ、と周りの交通課とかの若い連中を見回す中村さん。
すくみ上がる、若い連中。
中村 :「ふん……参加しない者は場外で見学、よし、まずお嬢さ
:んの手並みを拝見するとしよう……豆柴!」
和久 :「はいっ!」
即答で返事するかな。
真帆 :「ぷっ(椅子から半身をひねって、豆柴君から顔を隠して
:必死に堪えながら笑っている)」
中村 :「おまえ、ひとつ相手をしてみろ」
和久 :「はいっ!?(尊さんと!?)」
尊 :「えっ!? (本宮君と!?)……いけるか……な(すーっと
:息吸って) いきますっ(気合入りまくり)」
和久 :「(すぅ)……よろしくお願いします(や、やりづらいな
:あ……)」
真帆 :「……豆柴君が負けそうな気がするのは気のせいかな?
:(小声で先輩に)」
相羽 :「……まあね、 あのお嬢ちゃんなかなか腕が立ちそうだ
:し、豆柴君は剣道より柔術向きだからねえ(小声で)」
真帆 :「いや、腕もそうなんだけど……(苦笑:やっぱ小声で)」
相羽 :「まあ、メンタル面も、ねえ」
真帆 :「(苦笑)」
豆芝(わんっ) VS 白猫(にゃんっ)対決の図
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そんな下馬評も知らずに、両者中央に進み出て蹲踞(そんきょ)の姿勢で竹
刀を合わせる。
張り詰める緊張感にさすがに静まり返る道場。
響くのは遠くで鳴く蝉の声だけ。
中村 :「はじめっ!」
和久 :(たちあがって、構える)
尊 :(一足一刀の間合いから微妙に外して面を狙ってるそぶり)
和久 :(微妙に相手の動きをみつつ、けん制する)
尊 :(ふわりと深い間合いに一瞬入るもすぐ離脱して誘う)
和久 :「くっ(一瞬間合いを詰められて一瞬ためらう)……(相
:手が尊さんていうのが……でもっ)」
何だか、色んな事と戦っている豆柴君。
ちょっと太刀筋が鈍っています。
尊 :(ふっと、太刀筋がブレて面が見えたりする)
和久が押せば引き、引けば迫る捕らえ所のない動きを見せる尊。
時折、竹刀が正眼を外れて面が見えたりするが、相手の和久もそれが誘いで
ある事を十分承知している、している筈なのだが。
蓉子 :「……(尊さん、上手い!)」
真帆 :「あの……さ……豆柴君負ける、に今日の酒代賭けた(小
:声)」
相羽 :「……勝ったら万馬券だよ、それ(小声)」
史久 :「僕も万馬券には掛けられません……(小声)」
真帆 :「あ、やっぱり?(ぷくくっ)」
こらこら、警察署内で賭博はいけません……でも、賭にならないよね、コレ。
それと、それどころじゃない一名。
秦弥 :「(あいたた……足が……しびれて……)」
そんな外野はさて置いて。
一進一退の攻防を続ける二人。
和久 :「鋭!」
尊 :「応!」
掛け合う鋭い気合声。
傍目には、和久の押しに負けてジリジリ尊が下がっているように見える、が。
実際は誘い込むような体捌きと太刀筋に、絡め取られているのは和久の方で
あった。
ジリジリとじれる和久。
和久 :「(もう少しっ、もう少し間合いが詰められればっ)」
中村 :「……(青いな、豆柴よお)」
史久 :「(和久、そういう心理面、まだ青いからなあ……)」
相羽 :「(豆芝君……喰われたか)」
冷静に分析する御三方。
和久 :「(いけ……るかっ)」
尊 :「(さて……そろそろ……いいかな)やぁっ」
和久 :「くっ!(とられるかっ)」
一瞬。
ぐぅんと、尊の竹刀が面に向かって伸びたような気がして思わず竹刀で受け
ようと和久の手許が上がる。
が。
尊 :「(くす)」
踏み込んでくる尊の口元にクスリと笑みが浮かび、手許を上げてしまった和
久は自分が何時の間にか尊の術中に堕ちていた事を悟った。
面に伸びていた竹刀が尊の手許でクルリと返り、切っ先で空に滑らかな曲線
を描きながらガラ空きになった胴に殺到する。
和久 :「なっ!」
尊 :「(体が沈み込んで右に飛びぬける)胴ぉぉおおぉ!」
SE:ぱしこーん
中村 :「それまでっ! 組討はじめっ!」
真帆 :「あらー(笑)」
蓉子 :「すごいっ!」
秦弥 :「尊さんすごいなぁ……」
相羽 :「やっぱねえ(くっくっくっ)」
真帆 :「……賭けが成立せんわけだ」
史久 :「……(やれやれ、あとで特訓かなあ)」
尊 :「(竹刀捨てて相対する)さて……今度は……ちょっちヤ
:バイかな〜(苦笑)」
和久 :「簡単には……いきませんよ(ゆらり)」
ちょっと悔しい和久君。
若干本気モードで相対する。
和久 :「……タダではいきません」
尊 :「こっちも……ただじゃ……やられないわよ?(くすくす)」
真帆 :「……んで、 あれは……討ち取った武将の首を取るって
:図?(小声で)」
相羽 :「首級を挙げるって奴だねえ」
尊 :「いくわよっ!(ガッっと組み付く)」
ガチンとぶつかる面金と面金。
面越しの視線と視線。
和久 :「くっ!(どきっ)」
尊 :「っ!(どきっ)」
一瞬どきっとする自分に、なんでどきっとするんだと言い聞かせつつも。
やっぱりちょっと焦ったらしい和久と尊。
そりゃー面越しとはいえ、十センチぐらいしか離れてない場所にお互いの顔
があればねぇ。
相羽 :「お、固まった」
真帆 :「でも……体格の違いは大きいか(小声で独り言)」
相羽 :「でも、あれだね。豆柴くんが心理面でまけるね」
真帆 :「……どうして豆柴君が勝てるって思えないのかなあ(むぅ)」
相羽 :「勝てると思う?(固まってる二人を眺めつつ)」
真帆 :「……ぼろまけっぽいね(苦笑)」
固まる事数瞬。
先に我に帰ったのは。
尊 :「(はっ、いけないっ)せいっ(腰入れて引き倒そうとす
:るけど、ウェイト差が大きい)」
和久 :「っ! ……倒されるかっ(ぐっと足を踏ん張る)」
倒されないように、は、良かったんですが。
その踏ん張った足が綺麗に足払いの格好に。
和久 :「わっ(ぐらっ)」
尊 :「きゃ(汗)」
SE:どて
真帆 :(ぷ)
相羽 :(くくっ)
史久 :(笑みを浮かべつつ、微妙にこめかみヒクヒク)
尊 :「あたた……って……(汗)」
和久 :「……った、って、わっ」
仰向けに横たわる尊の上に。
覆いかぶさるような体制の和久君。
和久 :「わわっ(慌)」
尊 :「きゃ(赤面)」
思わず「ばっ」っと離れちゃったり。
中村 :(やれやれ)
蓉子 :「あらら」
史久 :「……こら、そこ、離れない(汗)」
真帆 :「……試合中に、あまりに邪念が多いのって……大丈夫か
:な?(くすくす)」
相羽 :「まあ、それが豆柴君のいいとこ、わるいとこ(くっくく)」
外野の警官 :おら本宮〜なにやってんだーちゃんと面取れー(わいわい)
尊 :「う〜……体重で勝てないならっ(体当たりっ)」
和久 :「わっ(どしっ)」
真帆 :「お(わくわく)」
相羽 :「ほう、きたな」
尊 :「油断大敵っ……きゃっ(勢いあまってほとんど突き飛ば
:し状態)」
ショルダータックルが見事に決まり、体制崩して倒れる和久君。
倒れたのは良いんですが。
誰かさんは勢い余って、馬乗りに。
で。
尊 :「えいっ(面剥ぎっ)」
中村 :「一本! そこまでっ!」
尊 :「あは……か……っちゃったぁ……はぁ(くて)」
蓉子 :「すごおいっ!尊さんっ」
秦弥 :「尊さん……かっこいいなぁ……」
真帆 :「……お疲れ様です(ぱちぱち)」
和久 :「え……と(汗)」
へたり込むのは、和久君から降りてからにした方が良いと思うな。
尊 :「あっ……ご、ごめ(慌ててとびのく)」
和久 :「…………は、はい……ま、負けた(がーん)」
真帆 :「……相羽さん……あの二人って、付き合ってるか何かな
:の?(耳元で小声で)」
相羽 :「……いやあ、もっと青っちぃ感じだよ、 うん(たのし
:そーに)」
真帆 :(ぺしっ:とりあえず殴っとく)
相羽 :「てっ(はたかれた)」
真帆 :(それにしても……人間関係があからさまに判る試合って
:のは如何なものか(苦笑))
場外に戻って。
尊 :「ご、ごめん、ちょっと反則っぽかったかな(汗)」
和久 :「い、いえっ……油断したのは俺のほうで……完敗です
:(はぁ)」
尊 :「ん……(にこっ)また、勝負しよ?(にこにこ)」
和久 :「……はい(微妙に赤面)」
悔しいんだけどなんか嬉しくて。
微妙な和久君でした。
真帆 :「(ぷくくく……これは確かに……当分豆柴君、勝てない
:なぁ)」
一方、場外では怖い方々が待ち構えておりまして。
史久 :「和久……修行しなおしだね(顔笑ってるけど目笑ってな
:い)」
中村 :「こら豆柴。お前……一からシゴキ直しがいるな(憮然)」
和久 :「…………すいません、中村さん(うう、史兄に相羽さん
:も見たのに……)」
とりあえず。
Winner Mikoto Kisaragi !!
時系列と舞台
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2005年夏休み中、県警剣道場にて。
解説
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さぁいよいよ試合編です。
この後も手に汗握る(?)好カードがっ(w
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葵 一<gandalf@petmail.net>
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