[KATARIBE 28995] [HA06J] Jエピソード『わたしをママと呼ばないで』

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Date: Sun, 31 Jul 2005 18:24:45 +0900 (JST)
From: 葵一  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28995] [HA06J] Jエピソード『わたしをママと呼ばないで』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200507310924.SAA47000@www.mahoroba.ne.jp>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28995.html

2005年07月31日:18時24分45秒
Sub:[HA06J]Jエピソード『わたしをママと呼ばないで』:
From:葵一



 こんにちは葵です。
 本来ならチャットログなんですが、色々手を入れてしまいましたので
 JEPにしてしまいました。
 そんな訳で、ひあうぃごー(w

元ログ:http://kataribe.com/cgi/irc_view.cgi?channel=HA06&day=20050706#180000

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[HA06J]Jエピソード『わたしをママと呼ばないで』
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登場人物
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如月尊(きさらぎ・みこと)
 見た目16、中身三十路の女の子(?)。

奈良井・トレース・知恵(ならい・とれーす・ちえ)
 ただ今成長中の留学生、その方向性は時に危険な方向に。

如月夾(きさらぎ・きょう)
 FLOWER SHOP Miko のマスコットガール。
 お姉ちゃん思いのとってもよい子。

前野浩(まえの・ひろし) 
 色々と黒い人(ぉぃ。
 たまに地雷を踏む。


思っても言ってはイケマセン
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 或る日の午後。

 知恵     :「……ままー(学校から帰ってきて、かばんを置くなりタ
        :タタッと抱きつき)」
 尊      :「ママ違います(へっどろっくで、 こめかみぐーりぐー
        :り)」
 知恵     :「……いたい(尊さんをママと呼ぶと痛い)」

 キッチリ決まるヘッドロック。

 尊      :「はい、知恵ちゃん、あたしはダレですか?」
 知恵     :「……尊さんデス(ぐりぐりやられたところを手で押さえ
        :ながら、冷静に)」
 尊      :「はい正解(なでなで)」
 知恵     :「……お母さんもダメですか」
 尊      :「却下」

 暫時沈黙。

 知恵     :「…………(他の語彙を探してる)」
 尊      :「(ふぅ)……お母さんみたいに思ってても良いけど、呼
        :ばないで……お願いだから(懇願) 結婚も出産もしてな
        :いのに……」
 知恵     :「……わかりました」

 で。

 尊      :「ところで知恵ちゃん、 ママって呼ぶの、 誰に教わった
        :の?(にっこり)」
 知恵     :「センセイ」
 尊      :(無言で薄い黒皮手袋をキュッとはめて、漣丸を抜き放つ)
 知恵     :「……(ごそごそ)」

 火打石と切り金を手にして。

 知恵     :「(カチッカチッ)……行ってらっしゃい」
 尊      :「ん、ありがと(にっこり)」
 尊      :「さて、と。…………まーえーのーさーんー(ごごごごと、
        :背後に紅蓮のオーラと憤怒の不動明王を背負って出陣)」

 SE:どっきゅーん(出撃)

 夾      :「あれ、おねぇちゃんお出かけですか?」
 知恵     :「センセイのところに『話し合い』に行きました」
 夾      :「ものすごい勢いでしたけど……ところで、センセイって
        :だれですの?」
 知恵     :「前野さんです」
 夾      :「前野さん前野さん……あー、思い出したのです。前野さ
        :んが何かしたんですの?」
 知恵     :「センセイは、尊さんがお母さんのようだと言いました」
 夾      :「そうですか?私にとってはおねぇさんみたいにかんじる
        :のですが」
 知恵     :「だから、尊さんをママと呼んでみました」
 夾      :「……あー、それはおねぇさん怒るかもしれないですねぇ、
        :おねえちゃんならいいと思いますけど」
 知恵     :「なるほど。おねえさんなら良いのですね(学習学習)」
 夾      :「はぁ……」


 その後しばらく、前野君が尊を見るたびに慌てて視線を逸らせていたそうで。

時系列と舞台
------------

 2005年6月末、舞台は花屋の二階。
 知恵ちゃん、夾ちゃんとの同居後しばらくしてから。

解説
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 前野君が不用意に漏らした一言がこんな結果に。
 あくまで、Jなのでそこんとこよろしく(笑)。

$$
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Jデスヨ? (念押し)



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