Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Sun, 24 Jul 2005 16:52:56 +0900 (JST)
From: nagisame <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28959] [HA06E] エピソード『無明の天使』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200507240752.QAA74287@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 28959
Web: http://kataribe.com/HA/06/E/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28959.html
2005年07月24日:16時52分56秒
Sub:[HA06E]エピソード『無明の天使』:
From:nagisame
ども、渚女です。
エピソードが面白そうなので、ちょっと導入でも、と。
のっけから一人危ない状態ですが、はい(ぇ
**********************************************************************
エピソード『無明の天使』
====================
登場人物
--------
倉守雛(くらかみ・すう):按摩師にして魔道エージェント。
見つけてしまったモノ
-----------------
きっかけは、ほんの些細な事だった。
少女 :「あ、これ……」
骨董屋で見つけた一本のペーパーナイフ。
それが、全ての始まり。
少女 :「これ、ください」
少女がそれを買ってからちょうど一週間後
話は、宵闇の街で始まる。
白翼と白眼
----------
夜の街。
その闇より更に深き闇を見る男が、一人。
倉守 :「いや、すっかり遅くなってしまいましたね」
倉守 :「まあ、外界の光など、私には関係なく……ん?」
ざわり、と何かの気配を感じる。
しかし、それは決して嫌なものではなく。
倉守 :「……そこに、誰か?」
少女 :(すくっ、とそこに立っている)
倉守 :「(この気配は……)どうかなさいましたか、お嬢さん」
少女 :「お前は、何だ」
ざわり。
倉守 :(う……)
倉守 :「何だ、といわれましても、ただの按摩師ですが」
少女 :「嘘をつけ」
ざわり。
少女 :「この目にははっきりと映っている
少女 :「貴様の魔が!」
倉守 :「くっ……新手ですか」
倉守 :(懐に手を入れ)
少女 :「神の名の下に、魔を滅する!」
倉守 :「残念ですが、協会の意地にかけてそうはいきません!」
投げられる手裏剣。
それは、少女の体に吸い込まれていき。
SE :ごぉぉ!
倉守 :(え?)
倉守 :(なぜ、俺の目に映る?)
白翼の少女 :(白き翼で、手裏剣を受け止め)
倉守 :(それに、あの少女……)
倉守 :(目が……ない)
SE :シャァァン!
倉守 :「ガッ!?」
倉守 :(跳ね返ってきた手裏剣が、肩と腕に突き刺さり)
白翼の少女 :「魔は、滅する」
SE :どすっ。
突き刺された小さなナニカ。
それは、盲人の力を奪い。
倉守 :「あ……ぐ……」(崩れ落ち)
白翼の少女 :「去ね」(くるりと背を向けると同時に、気配が消え)
後に残されたのは、地に伏した盲人が一人。
倉守 :「とにかく、『補完』……え?」
倉守 :「魔法が、使えない?」
血の染みは、その大きさを増し。
倉守 :「くそっ、誰かに……」
倉守 :(携帯電話を操作)
意識は、深き闇に飲まれ。
倉守 :「あと、少し……くっ」
倉守 :(意識を失い、倒れ)
後に残ったのは、静寂のみ。
時系列と舞台
------------
夏の夜。本町商店街へ向かう道すがら。
解説
----
なぞの少女に倒される倉守。
えぴそど回し用導入。
**********************************************************************
倉守からメールなり電話なり受け取るとか、通りかかるとか、
まあ、絡んでくれたら幸いです。
それでは。
渚女悠歩
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28959.html