[KATARIBE 28876] [HA06L] チャットログ『3月14日(中)』

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Date: Thu, 30 Jun 2005 20:41:01 +0900 (JST)
From: いー・あーる  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28876] [HA06L] チャットログ『3月14日(中)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200506301141.UAA30040@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 28876

Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28800/28876.html

2005年06月30日:20時41分00秒
Sub:[HA06L]チャットログ『3月14日(中)』:
From:いー・あーる


というわけで、いー・あーるです。
先程の続きです。
……読み返すとそうでもないけど、チャットやってる最中は相当うんうん唸りつつ
必死だった憶えが……。

******************************************
よもつひらさか
--------------

 #--- 1時間後

 達大     :「──あぁ、美味しかった」
 香夜     :「……それで?」
 達大     :「素敵な女性三人に囲まれて食べるケーキってのは格別で
        :すね」(にこにこ)
 六華     :「…………」

[Luna]   # 女をかこってるよーこいつはw
[ER]    #今同意したいよー(笑)>るなしゃん
[Luna]   # 同意したまへ

 達大     :「(ギリギリまでだまくらかすか、正直に腹を割るか──)」
 六華     :「…………(ぺこり、と、頭を下げて、立ち上がる)」
 達大     :「(さて。至誠、天に通ずとは言うが──天の時を誤るのも
        :上手くない)」
 六華     :「……有難うございました」
 達大     :「いいえ。こちらこそ」
        :「(六華ちゃんはバッチリ腹が固まっちゃってるのか──)」

[ER]    #そらもう

 六華     :「……香夜」
 達大     :「(やっぱ香夜ちゃんに味方についてもらうしかないなぁ)」

[ER]    #香夜にかいっ!

 香夜     :「…………(くすり)」
 達大     :「(問題はいつ、かだ)」
        :(ちらり、と香夜ちゃんを見る)
 香夜     :「……お断りもうそうか(ふふ)」

[ER]    #先手必勝

 達大     :「(──だまくらかすの、気が進まないなぁ)」
 真帆     :(てーか香夜のほーが、達大さんの本音見抜いてるもんな
        :あ……)
 達大     :「さて。ともかくも」
        :「黄泉の旅路を開きましょうか」
 六華     :「…………はい」

[ER]    #て、達大さん、なんぞ方法が?

 達大     :「──でも、どうやって開くんです?」
 香夜     :「大事無い」

[ER]    #真帆から充分な間をとって
[Catshop]  # そんな大それたこと、達大ごときにできるわけがないじゃない
       ですか(笑)。> なんぞ方法が
[ER]    #わははは
[Luna]   # いや、達大ならできる、うん

 SE      :(とんっ)
 達大     :「(ここでいきなり後ろから突き飛ばしたら六華ちゃん怒る
        :よなぁ、きっと)」

[ER]    # ぼう、と、宙に浮いた香夜の周りに、白っぽい霧が立ち込める

[ER]    #え?>突き飛ばすて
[Catshop]  # 門の中に香夜ちゃんを突き飛ばして、門を閉じる(ぉぃ
[ER]    #香夜、真帆から離れたら幽霊ですが(汗
      #達大さん、幽霊突き飛ばせます?
      ##真帆はこの際、離れてみてます。
[Catshop]  # がーんっ
      # ま、どっちにしろ実行する気のない思いつきってやつです。

 真帆     :(さて、理は六華にあり、情は達大さんにあり……と)

[Catshop]  # こういうしょーもないコトを思いつくくらい煮詰ってる(笑)
[ER]    #わははは(汗
      #だからー

 達大     :「さて。途中までご一緒してもよろしいですね?」
        :(六華ちゃんと香夜ちゃんに)
 六華     :「……え?」
        :「…………帰れなくなりますよ?」
 達大     :「一歩入った瞬間から?」
 六華     :「…………え」
 香夜     :「……生きている者なら、戻れもしましょうが(ふふ)」
        :「戻ることを望まぬ者は、戻れない」
 達大     :「戻ることを望めば戻れる、と解釈しても?」
 香夜     :「貴方は戻れましょうよ」
 達大     :「ふむ──」


雪兎
----

 真帆     :(あ、そうだ)
        :「……達大さん(ちょっとちょっと)」
 達大     :「──?」

[ER]    # 味方、一人だけいるじゃん(笑
[Catshop]  # いました。心強い(笑)

 真帆     :「……六華の中の雪兎、本体に、声をかけられません?」
        :(小声で
 達大     :「その手がありましたか」

[ER]    #ああ良かったー(今必死で考えてました(汗))

 達大     :(くるっ)
        :「香夜さん、少し六華さんとお話してもかまいませんか?」
 香夜     :「どうぞ(にこ)」
 六華     :「………え?」
 達大     :「うさぎさん、うさぎさん」
        :(すっと六華ちゃんを抱き寄せる)
 六華     :「……?」

[Catshop]  # 抵抗する間もなく、自然な仕草で──ということにしていただ
       けると助かります。
[ER]    #あ、諒解
      #あまり急だったので、そのまんま抱き寄せられましょう
[Catshop]  # うむ。ヨコシマンのやらしさ本領発揮だ(ぉぃ
[ER]    ##(ぶわはは

 達大     :「六華さんを黄泉の旅路に連れて行くおつもりですか?」
        :(耳元で優しくささやくように)

[ER]    #これは、兎の声、達大さん聞こえます?
[Catshop]  # 聞こえますよ。だって、話掛けてるのは兎さんにですもん。

 六華     :「……あの?」

 声      :(溶けないのです)
 達大     :「溶けないというのは?」

 声      :(このひとのこころが、溶けないのです)
        :(わたしはだから……もどしたいのに)

[ER]    #この世に、ということです
      #>戻したい

 達大     :「──なるほど。それでは僭越ながらボクがお手伝いしま
        :しょう」
 声      :(……あねさまを)
        :(ほどいてくださいまし)
 達大     :「(──そうか。あの子たちだったのか)」

[ER]    # あい(笑
      # てか、あの子達の想い、ですね

 達大     :(一度、ぎゅっと少し苦しいくらい六華ちゃんを抱きしめ
        :る)
 六華     :「……達大、さん?(小さな声で)」

[ER]    #六華には兎の声が聞こえてませんから

 達大     :(腕をゆるめて、六華ちゃんの顔を真っ直ぐ見つめる)
        :「六華さん」
 六華     :「……はい?」
 達大     :「やっぱりお別れするのは厭です」(にこにこ)
        :「ずっと、ボクのそばに居てください。ボクのことがキラ
        :イになるまで」
 六華     :「…………!」
        :「…………っ」

[ER]    #腕振り解こうとします

 達大     :「いやです。うんって言ってくれるまで離しません」
 六華     :「…………嘘吐きっ」
 達大     :(また抱き寄せる)
        :「はい。嘘吐きです」

[ER]    #堂々と言うし>嘘吐き

 六華     :「あたしは、香夜と……」
        :「香夜と、行きます」
 達大     :「香夜さんとは、雪兎さんが一緒に歩いていってくれます」
        :(耳元でささやく)
 六華     :「…………(首を横に振る)」
        :「あたしがここまで連れてきました」
        :「……あたしが参ります」
 達大     :「厭です──もしどうしても六華さんが行くって言うなら、
        :ボクも一緒に行きます」

[ER]    #まじですか>達大さん

 六華     :「……駄目」
        :「あたしが殺しました」
        :「あたしが忘れました」
        :「あたしが香夜を、ここまで連れてきてしまいました」
 達大     :「殺したのも忘れたのも、六華さんのせいじゃありません」
 六華     :「でも私です」
 達大     :「六華さんが連れてきたんじゃない。香夜さんがついてき
        :たんです」
        :「それに──」
        :「ここでもし六華さんが行くなら、ボクもついていきます。
        :どこまでも」
        :「だから、行かないで下さい」

[ER]    #達大さん、どれくらいまじに六華に付き合う気です?
      #香夜に判定させますから(笑
[Catshop]  # どんな判定ですか(笑)
[ER]    #いや、本気かどうか
[Hisasi]  # 若旦那、正念場です

 六華     :「…………厭……」
        :「……あたしは達大さんまで、ころすのですか」
 達大     :「厭なら、行かないで下さい」

[Catshop]  # どんな汚い手を使ってでも、六華ちゃんと添い遂げて、ふわふ
       わと雲の上歩くみたいなカップルになろう、ってくらいマジで
       す。
[CorDially] # 江戸時代から幽霊やってたから、あと半世紀なら待ってくれる
       やも(流石にそれは無いか
[Luna]   # それはマジなのかなー(ぉぃ
[ER]    #……その、ふわふわてのが(苦笑
[Luna]   # そうだよねぇ、ふわふわってのが浮気みたいでいやんw
[Catshop]  # ふむ
      # 幸せそうな擬態語で好きなんだけどなぁ。こう、苦しいことも
       哀しいことも、嬉しいことも楽しいことも、腹立たしいことも
       ぜーんぶ柔らかく受け止める感じ。
      # > ふわふわ
[ER]    #あはは


香夜
----

 六華     :「……香夜!」
        :「黄泉路を辿る、と、約した」
        :「約定を……守らせて」
 香夜     :「…………」
 SE      :(とん)

[ER]    #達大さんの肩を叩いてます
      #その途端、しびれます

 達大     :「──」

[ER]    #する、と、六華を抜き取って

 達大     :「──行かせません」
 香夜     :「……どのように」
 達大     :「真帆さんにお酒の入った小瓶を渡してあります」
        :「(くそっ、この期に及んでブラフ頼りかっ)」
 香夜     :「……六華が溶けましょう?」
        :「……ほんに長いこと、待ちました」
 達大     :「ボクに掛けてもらえば──香夜さんの呪も溶けましょう」
        :「できたら、もう半世紀くらい待ってもらえませんか?」

[ER]    #ええと?
[Catshop]  # ハッタリです(ぉ
[ER]    #がくっ
[Catshop]  # > お酒の入った小瓶

 香夜     :「……なあ、お前様」

[ER]    (小首を傾げて
[CorDially] # 迂闊な事は言うべきじゃなかった(ぉぃ
[Catshop]  # ぐわっ! > 迂闊なコトは

 達大     :「なんでしょう?」
 香夜     :「私には、呪いなどかかっておりません」
        :「お前様の言うとおり」
 達大     :「いえ。掛かってますよ──そうでなければ、どうして今
        :の今まで」
 香夜     :「ゆきのが思い出すのを、ほんに長く待ちました」
        :「……今の、今まで」
 達大     :「あなたは誰よりも雪野太夫が好きなんです」
 香夜     :「…………」
 達大     :「それが呪でなくて、なにを呪と言いますか」
 香夜     :「…………」
        :(流石に、胸を衝かれている)
 達大     :「──だから」
 香夜     :「だから?」
 達大     :「もう一度、考え直してもらえませんか?」
        :「少しだけ、六華さんを自由にしてあげてもらえませんか?」
 六華     :「……でも」
        :「でもっ」
        :「香夜を、連れて来てしまったのに」
        :「怨霊になるまで、連れて来てしまったのに!」
 達大     :「生きた頃は廓に繋がれ、死んでは後悔と自責に縛られ──」
 香夜     :「…………」
 達大     :「ほら、こんなにも──今、黄泉路に踏み出そうとするこ
        :のときさえ、香夜さんのことを思ってしまう」
        :「お願いです。彼女にほんの少し、自由をあげてください」
 香夜     :「…………」

[ER]    #あ、真帆を参戦させていーですか?
      #論理派一名(笑
[Catshop]  # どうぞー。> 参戦

 達大     :「一人で行けとは言いません。雪兎が──香夜さんと同じ
        :ように六華さんを思ってやまぬ妹たちが一緒に歩んでくれ
        :ると」
 達大     :「あなたの心を慰めてくれると、そういってくれています」
 香夜     :「…………」
 真帆     :「……ああ、なるほど」
        :「さっきから変だと思ってたんだ」
        :「……六華、貴方が間違えてる」
        :「香夜は、怨霊じゃない」
        :「……思い出されないから怨霊と化した。ならば思い出せ
        :ば」
        :「……記憶を、あんたはもう、持っているでしょうに」
        :「香夜を、この世に留め置く……記憶をね」

[ER]    #論理(ぐったり)
      #ぐったりしてるのはPLです(笑
[Catshop]  # お、お疲れ様ですっ
[gombe]   いー・さんがんばっ
[ER]    #いや己が頑張ってどうするっ!
      #達大さんだ頑張るのは(笑
[gombe]   # たっちゃんがんばっ(ぉぃ

 六華     :「…………」
 達大     :「忘れられなければ──」
        :「それだけでも心救われるものです」
        :「そうですよね、香夜さん」
 香夜     :「…………」

[ER]    # 寂しげな、けれども微笑を浮かべて

 達大     :「大好きな人に忘れられたら、それは哀しい」
        :「自分のせいで涙を流すなら、なお哀しい」
 六華     :「…………」
 達大     :「だから──」

[Catshop]  # だからなんだ、とは言わない
[ER]    #わはは

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さて、次で最後です。
では、続きます。



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