[KATARIBE 28586] [HA20L]チャットログ:『可愛いこの娘は新入生、でも、だめだこいつ』

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Date: Tue, 29 Mar 2005 04:28:36 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28586] [HA20L]チャットログ:『可愛いこの娘は新入生、でも、だめだこいつ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050329042836.7CF595D8.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 28586

Web:	http://kataribe.com/HA/20/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28500/28586.html

#西生駒 2005/01/26 18:00のログ。
#西生駒 2005/01/27 00:00のログ。
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[HA20L]チャットログ:『可愛いこの娘は新入生、でも、だめだこいつ』
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登場人物
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※進学校、西生駒高校の生徒たち。

 安西     :怪しい男子生徒
 女子     :詳細不明

※顛末
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 安西     :「冬か……」
        :「マフラーが良く売れる」

[hari]   編み編み

 安西     :「……だが、売り子が欲しいな」

[hari]   やはり、美形の手芸部員あたりが
      「キミのために、マフラーを編ませてくれないかな?(ニコッ)」
      とやるか

[hari]   美人の手芸部員が
      「あなたの為に、マフラー編んだらダメですか?(上目遣い)」
      で売りつけるのが良いだろうなぁ

 女子     :(右手と右足を同時に出して歩いてる)
        :(左足と右足を同時に出して歩いてる)
 安西     :「!?」>女子
 女子     :「はぶさっ」(がすっ)
 安西     :「……じゃまだ」

[hari]   ずりずり
      売り場の前から移動

 女子     :「くぅー、痛い」
 安西     :「ふむ。神経接続に異常でも出てるのか?」
 女子     :「す、すびばせん。寒くて」
 安西     :「寒いのなら、このマフラーをすると良い」

[hari]   ふわり、と首に巻く

 安西     :「襟元から入る寒気が、身体を冷やすからな」
 女子     :「あ、あったかい」
 安西     :「今ならたったの500円」
 女子     :(親切な人。ちょっと素敵な予感です)<聞いてない
 安西     :「……聞いてるか?」(ぺちぺち)
 女子     :「あ、大丈夫です。はい」
 安西     :「しかも、彼氏に送りつける偽装プレゼントの注文も請け
        :負っている」
 女子     :「尼僧フレシェット?」
 安西     :「言語中枢にも異常があるのか……」
 女子     :「フレシェット、あります。はい」
        :(鞄ごそごそしてどん、とフレシェット弾置く)
 安西     :「ふむ……なるほど。物々交換か。まぁいいだろう」
 安西     :「100発で手袋もつけよう」

[hari]   #マフラーとあわせたデザインの手袋

 女子     :「ごめんなさい。交換は、できません。大切なものですか
        :ら……」
        :「ああ、そうだ。助けてくれたお礼に何か手伝いましょう
        :か。丁度用事も済んで暇なんですよ」
 安西     :「じゃあ、身体で支払ってもらうとするか」
 女子     :「ヤー」
        :「あ、ちょっと家に電話しますね」
 安西     :「うむ」
 女子     :「こちらレッドファントム。任務には無事成功。所用が出
        :来たので帰投は2時間ほど遅れると部隊長に伝えておいて
        :くれ」(ぼそぼそ、ぴっ)

[hari]   # ぢつは新キャラか!

        *        *        *

 女子     :「お待たせしました、なにをしましょう」
 安西     :「……不確定名女子生徒。名前聞いてなかったな」
 女子     :「ハイ、エリカは知らない人に名前を言っちゃいけないっ
        :てパパに言われてます」
 安西     :「……なるほど。えー、ではエリカ」
        :「もうすこしキャッチな売り方をしろ」
 エリカ    :「キャッチ? と言いますと?」
 安西     :「たとえば、あそこの彼女が居なさそうな身も心も寒そう
        :な男子生徒」

[hari]   指差し(人を指差すのはやめましょう)

 安西     :「アレに声をかけて、『少しお時間いいですか?』と声を
        :かけて人気のないところに連れて行き」
 エリカ    :「ぼこってさばいて売り飛ばす!」
        :「あれ?」
 安西     :「まぁ、それでも良いんだが、学内はまずいからな」
 エリカ    :「yes。慎重に行きましょう」
 安西     :「『このマフラー、使ってください』とかなんとか言って、
        :マフラーを差し出すんだ。いかにもプレゼントみたいにな」
 エリカ    :「ふむふむ」
 安西     :「そして、恋人みたいな雰囲気を盛り上げてから金を毟れ。
        :たったの500円だ、手作りっぽいマフラーの値段としては
        :安いもんだろ」
 エリカ    :「そのパターンって……」
        :「さっきあなたがやってたやつじゃないですか!」
 安西     :「暖かかっただろう?」
 エリカ    :「ええ、まあ……」
        :「ってもしかしてこれもお金取るつもりだったんですか?」
 安西     :「エリカがあんまり寒そうだったからつい、な」

[hari]   # 売りつけようとしたんです。とは口に出しません

 エリカ    :「寒そうって、あの彼氏いない歴17年。俺はロンリーウル
        :フだからそんな欲しいとも思わねえって言いながら背中の
        :煤けてるあの人と同格って事でしょうかっ?」
 安西     :「いや、ただ単に冬将軍に敗れかけてるってだけの意味だ」

[hari]   ぽんぽん、と肩を叩いてごまかす

 安西     :「ほれ、手袋もはめてやろう。暖かいぞ」
 エリカ    :「これはあたたたたたかいですね」
        :「ところでお兄さんはこの学校に出入りしてる業者屋さん
        :とかですか」
 安西     :「やたらと冷たい手だな(もみもみ)……ここの生徒だ」

[hari]   マッサージ

 エリカ    :(やんわりと触れる手をたしなめる)
        :「今合格してきたんで私も今年からここの生徒なんです」
 安西     :「ふむ。なるほど、がんばれ。色々とな」
 エリカ    :「よろしくおねがいします先輩」
 安西     :「じゃあ、今日は偵察にでも来たのか?」
 エリカ    :「なんか紙束を受け取ったり、色々ですね」

        *        *        *

 エリカ    :「あ! また売りつけやすそうな人」
        :「ちょっくら行ってきます」(マフラーもって突撃)
 安西     :「がんばれ」
 エリカ    :(何か話してる)
        :(何か話してる)
 男子生徒   :(何か話してる)
 エリカ    :(何か話してる)
 男子生徒   :(怯えて座り込む))
 安西     :「……なにやってんだ」
 エリカ    :(銃声、銃声、爆音)
 男子生徒   :(気絶)
 エリカ    :(ずるずる引きずって戻ってくる)「……あれ?」
 安西     :「……まったく、なにを」

[hari]   深い溜息

 エリカ    :「マフラー売れました」
 エリカ    :「お金はーっと」(ごそごそ財布漁る)
 安西     :(ぺしっ)
 エリカ    :「はうっ」
 安西     :「これは強盗だ」
 エリカ    :「盗みはいけません」
 安西     :「まったく……こいつは建物の影に転がしておこう」

[hari]   ずりずりずり

 エリカ    :「記憶も曖昧にしておきましょう」
 安西     :「痕跡残すなよ?」
 エリカ    :「はい。こういうのは慣れています」
 安西     :「心強いな」
 エリカ    :「……あれ? おかしいです、こんなはずでは」
        :(急に頭抱える)
 安西     :「どうした?」
 エリカ    :「……シット、シット、高校からはまともな生活を送るっ
        :て決めたじゃねぇか。誰のせいだ、後ろのクソ野郎にたぶ
        :らかされたのか、落ち着け、落ち着け」(ぼそぼそ)
 安西     :「結構聞こえてるぞ」
 エリカ    :(起立して挙手)
        :「ハイ、まだ高校生じゃないのでノーカンで行く事と相成
        :りました」
 安西     :「その意気や良し」
 エリカ    :「あと二ヶ月はやりたい放題ですね☆」

        *        *        *

 安西     :「次は少し手法を変えて、『編み物の練習をしてるという
        :名目でマフラーを贈りたがってる風な女の子』だ」
 エリカ    :「イェッサー」
 安西     :「おどおどとした雰囲気と、接触時に相手の胸元の名札で
        :さりげなく名前を確認して呼ぶことを忘れるな」
 エリカ    :「イェッサー」
 安西     :「『あ、このコ俺にマフラーを贈りたいんだけど、恥ずか
        :しいから練習なんていってるんだな』とか言う妄想を発生
        :させられればこっちのものだ」
 エリカ    :「イェッサー。エリカ、イッテキマス」
 安西     :「行け」

[gallows]  # 明後日の方向にかけだす

 エリカ    :「こんにちは、ちょっといいですか。今編み物の練習して
        :るという名目でマフラーを送りたいんですけど、えーと、
        :それなんて読むんですか? え?」
        :「ヨウユーキ? ヘイ! 勇気! みたいでカッコイイで
        :すね。あはは」

[hari]   しかも女だ(w というかうちのキャラだ

 エリカ    :「ヨーさん。いっちょ500円出してこれもって帰ってくだ
        :さい。練習には丁度いい相手とみなしました」

[hari]   # 500円なら、まぁ買ってもいいか(w
      # 品質チェックをちゃんとしてから買う
[gallows]  # あの人がこんなメチャクチャ言われて黙っているかどうかと
       いう問題もw
[hari]   # 人目があるから大丈夫よ(w

 エリカ    :「まいどありがとうございます」
        :(戻ってくる)「上手に売れましたよー」
 安西     :(すぱーん)
 エリカ    :「はうっ」
        :「何しやがるこのッ……先輩さん」
 安西     :「貴様の脳味噌は朧豆腐か」
 エリカ    :「オボロドフ? ロシア系?」
 安西     :「ニガリが足りなくて固まりきってない豆乳の詰まったビ
        :ニール袋か」
        :「アレのどこが男だ」
 エリカ    :「さっきのは男に売れなんて言わなかったじゃないですか」
        :「どうせ話すならカッコイイヒトの方がいいです」
 安西     :「可愛げな女子に声をかけられて舞い上がるのはモテない
        :男子でなければ、ズの女子ぐらいだ」
        :「どっちが多いかは言うまでもないだろう」
 エリカ    :「かわいげって、エリカのことですか? 参っちゃうなあ。
        :よく言われるんですよ。自分ではわからないんですけどね?
        :ああ、これは高校ではもててしまうのかも、先輩のことど
        :んなにもててても忘れないであげます」
 安西     :「……貴様」
 エリカ    :「……ゴメンナサイ、ハイ。反省してます」

[gallows]  # 豆知識:傭兵は危険に敏感!

 安西     :「まったく」
 エリカ    :(とりあえずあやまっとけば納得するタイプだな)
        :「楽勝楽勝」

[hari]   # ち、シェイクしようと思ったのに(w

 安西     :「次は、もっと素直に行くぞ。ニコニコしながら、『寒そ
        :うですね、手編みマフラー要りませんか?』と声をかけろ。
        :部活動の一環なんです、とか言っとけばいい……聞いてる
        :か?」
 エリカ    :「イエッサー」(しゅた)
        :「寒そうですね、手編みマフラーいりませんか?」>安西
 安西     :「……エリカ」

[hari]   そっと、顔に手を添える

 エリカ    :「は、はいっ」

[hari]   頬に手を添えるように、耳元にかかる髪を撫で付けて

 エリカ    :(うわあ、なんだこいつ)
 安西     :(シェイク)
 エリカ    :「な、なんで怒るんですかー」

[hari]   ぽいと捨てる

 安西     :「ふー……さっさと売って来い」
 エリカ    :「とりあえずあやまっとけ」(ごめんなさいー)
 安西     :(ぐわし)
 エリカ    :「キャーッ」
 安西     :「発言と思考が逆だ(しゃかしゃかしゃか)」

[gallows]  # 殺されるー

 エリカ    :(一分後)「(ぜぇはぁぜぇはぁ)……エリカ、いってきます」
 安西     :「まったく、来年の一年もこんなのばっかか……」

[gallows]  だめだこいつヽ(´ー`)ノ
      見切り発車したらぐちゃぐちゃだw
[hari]   色々凄いな

時系列と舞台
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 2005年1月中旬、西生駒高校校庭

解説
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 学校の下見に来た女子と、優しい先輩との心温まる触れ合い。

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