[KATARIBE 28557] [HA06L]チャットログ:『キッチンは戦場、隠し味は愛情、決戦まであと一月』

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Date: Mon, 21 Mar 2005 11:52:31 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28557] [HA06L]チャットログ:『キッチンは戦場、隠し味は愛情、決戦まであと一月』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050321115231.66EFB430.chita@ma.akari.ne.jp>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/
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#HA06-02 2005/01/10 22:00のログ。
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[HA06L]チャットログ:『キッチンは戦場、隠し味は愛情、決戦まであと一月』
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登場人物
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 珊瑚     :榎家に間借りする少女
 愛菜美    :榎家の娘
 陽      :珊瑚の弟
 フラナ    :大学職員
 ユニ     :謎の風来坊

情報的には問題ない準備
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 珊瑚     :「……これで良し」(ぐっ)

[gombe]   # 珊瑚の目の前に鎮座ましますチョコレートブロック

 愛菜美    :「あ、またなにか料理したんだ?」

[Hisasi]  # 撲殺ショコラを作って欲しい
[gombe]   # また懐かしい伝統芸能を期待されてしまった(w
[Hisasi]  # チョコが沈殿しまくったガトーショコラは脅威の硬さを誇るぞ

 珊瑚     :「今からよ」
 愛菜美    :「……チョコレート? あー、なるほどねー」

[gombe]   # 型とか、慣れない手つきで取扱中

 愛菜美    :「練習なら、手伝おうか?」
 珊瑚     :「チョコレートブロックを削って湯煎で溶かし……」
        :(ざくざくだばだば)
 珊瑚     :「カカオパウダーを……」(ざざざざ
 愛菜美    :「あーっ、入れすぎ入れすぎっ」(大汗
 ユニ     :「そしてセメントを加える」

 SE      :じゃーん

[gombe]   # ボールに溢れんばかりのチョコ(固める前)

 愛菜美    :「これ、絶対に量が多すぎるよ」(大汗
 珊瑚     :「……そうか……固める工程が困難になるわね」(思案顔)
 愛菜美    :「固まったとして、だれがこんなに食べるの?」
 珊瑚     :「食べられないかしら」
 愛菜美    :「食べられないよ、一度には」
 SE      :キイ
 珊瑚     :(冷蔵庫を開ける
 SE      :ぱたむ

[gombe]   # そしてユニがボケているのに今頃気が付いてしまった(^^;
[TK-Leana] # 気付いたらコンクリ付けの撲殺ショコラに

工学的には完璧な出来映え
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[gombe]   〜〜そして愛菜美のあきれ顔をよそに、数時間後〜〜

 珊瑚     :「……」(固まったチョコを見下ろして思案顔)
        :「……陽?」(呼ばわる)
 陽      :「……どうした」
 愛菜美    :「ただいまー……どうなった?」

[gombe]   # 巨大な半球が、大皿の上に。

 愛菜美    :「………」(硬直
 珊瑚     :(愛菜美を見ながら)「力を貸してほしいの」>陽
 陽      :「…………ん?」<怪力:3
 珊瑚     :(ヘラやらピックやらを陽に手渡し)

 陽      :「むっ」(包丁を入れる)
 SE      :がすっ

[gombe]   # いびつにだが、真っ二つに。
      # ところどころ気泡が残っているとは言え、異常なほど均一な
       出来映え。

 陽      :「……チョコレートだよな?」
 珊瑚     :「そうよ」
 愛菜美    :「チョコレートではあるけど……明らかにつくりすぎ……」
        :(大汗
 陽      :「大きいとこんなもんなのか……」
 珊瑚     :「資料を揃えて、その通りに作ったのだから」

[gombe]   # いくつかを一口サイズに切り分ける

 珊瑚     :(ぱく)
 陽      :「……」(もそもそ喰っている)
 珊瑚     :「硬度……糖度……成分比は……結合の強さも……」
        :(ふむ、とひとりごちつつ
 愛菜美    :「どんな味だろう……」(ちょっと味見

[gombe]   # 苦味爆発。
      # より正しくは、カカオ分70%超。

 愛菜美    :「……にがーーーーっ」

[gombe]   <珊瑚:「カカオパウダーを……」(ざざざざ

 珊瑚     :「……ああ、そうね。カカオパウダーの味なのだわ」
 愛菜美    :「やっぱり入れすぎだよー。苦すぎるってー」
 珊瑚     :「そうね……ごめんなさい」

[gombe]   # 素直にあやまる

 珊瑚     :「少し『苦め』くらいの目算で入れたけど、元のチョコレー
        :トブロックにも当然入っているのを過少評価して……失敗
        :したわ」
 ユニ     :「大丈夫、次があるさ」
 フラナ    :「すごーい、チョコレートの山っ」
 陽      :「……おい」>ユニとフラナ
 ユニ     :「なんだい?」
 愛菜美    :「人の家に勝手に入らないで下さいっ」

[gombe]   # 勝手口や窓から覗いていたくらいでどうだろうか(^^;

 フラナ    :「あ、ごめん、いいにおいしてたからつい」
 ユニ     :「はっはっは、細かいことは気にしなーい」
 珊瑚     :「そうね。もう一度作りましょう」(ぉ

[gombe]   # 珊瑚は平然(ぉぃ)。陽は常識通り警戒(笑)。

法律的には問題ない来客
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 フラナ    :「あ、そうそう、榎教授にお届けものもってきたんです」
 愛菜美    :「え、パパに?」
 フラナ    :「はいっ、これ紅雀院大学の旭川教授から」
 愛菜美    :「朱雀院の旭川先生ですね、わかりましたー」
 フラナ    :「なんか、最新のパッチがどーとか」
        :「あと、これ教授の出張お土産の白い恋人さんです」

[Hisasi]  # いちおうチョコレートをつなげておこう

 愛菜美    :「ありがとうございます、パパ……父に渡しておきます」
 フラナ    :「はいっ」
 陽      :「……」(ユニとフラナを無言で見張っている)
 フラナ    :「でも、すごい量のチョコだね〜」
 珊瑚     :(次の準備中(ぉぃ))
        :「でも失敗作みたいで」>フラナ
 フラナ    :「そなの?? いいにおいなのに」
 珊瑚     :「食べてみますか?」

[gombe]   # 怖いもの知らず(ぉ

 フラナ    :「うんっ」

[Hisasi]  # ぱく

 ユニ     :「それじゃあ僕も一つ」
 フラナ    :(><)

[gombe]   # 上記参照、カカオ分75%。

 ユニ     :「苦いねエ」
 フラナ    :「にがぁ〜〜い」

[gombe]   # もちろん、それだけじゃないバランスの悪さも感じるような気
      # がするが、カカオ分に圧倒される

 ユニ     :「砂糖が足りないんだ」

[gombe]   # 色は黒色に近いです(w

 フラナ    :「ミルクも足りないよー」
 珊瑚     :「なるほど……」(電脳内レシピ調整中)
 ユニ     :「愛情は足りてるのに」
 珊瑚     :「やっぱり目分量では誤差が取り返しがつかないわね」

[gombe]   # まあ(ぽっ)>愛情

 フラナ    :「ねーちゃんは愛情さえあればなんだっておいしいって言っ
        :てるけどなあ」
 珊瑚     :(今さら計量器を取り出してくる)
 ユニ     :「愛情があれば慎重になるからね」

[gombe]   # もっとも、精密無比な目分量ではある、はずなんだけどねえ 
      # (ほんとか? >珊瑚

 ユニ     :(肩をすくめて)「ならない場合もあるけど」
 フラナ    :「ねーちゃんが昔作ってたチョコケーキも毎年すごかった
        :なあ」
        :「殴られると痛いの、硬くて」
 ユニ     :「それはきっと愛情の代わりにセメントを入れたんだね」
 珊瑚     :「……それは……」(セメントを入れる方法論を検討中)
 フラナ    :「え、セメントいれるの?」>また誤情報を
 ユニ     :「うん。セメントを入れるとチョコレートは武器になるか
        :らね」
 愛菜美    :「チョコレートにセメント入れちゃダメーッ」
 珊瑚     :「…………??」(算出した可能性を却下(ぉぃ))
 陽      :「歯が欠けそうだしな」(もそもそまだ食べてる
 ユニ     :「というわけで完成したチョコをココに用意しました」

[TK-Leana] # 1. 撲殺ショコラ 2. セメントショコラ 3. 普通のショコラ
      # さあどれだ
[Hisasi]  D3ふってみたまい
[TK-Leana] 1d6-3
[kataribe] TK-Leana: 5(1D6)-3 = 2

 フラナ    :「(がち)…………かたーーーーい」
 ユニ     :「石より堅いよ」
 愛菜美    :(こんこん)「石より、って言うか石だよっ」
 フラナ    :「こーなんかトリュフとか試してみるとか」

[Hisasi]  # 中身が柔らかいアレ
      # また難しそうなものをリクエスト

 ユニ     :「トリュフいいね」
 愛菜美    :「あれってどうやって作るんだろう?」
 珊瑚     :「トリュフ?」(電脳内検索中)
 愛菜美    :「きのこのトリュフじゃないよ、珊瑚ちゃん」
 フラナ    :「うーん、中がやわらかくて、外側がチョコでおいしいの」
 ユニ     :「と、いうわけで完成したトリュフをココに用意しました」

[gombe]   # ボケる前に訂正されてるぞ、ユニ(w
[TK-Leana] # 嗚呼
      # きのこを持って間抜けな感じのユニ

 珊瑚     :「そうね、それはトリュフだったわ」>キノコ

[gombe]   # 脈絡の無さをへとも思わない(ぉ

 フラナ    :「あー思い出した、生クリームいれるんだよ」
        :「チョコと生クリームでやわらかくするの」
 珊瑚     :「なるほど……」(電脳内レシピ調整中)

時間的には問題ない余裕
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 愛菜美    :「まあ、それは次の機会にしようね、珊瑚ちゃん」
 珊瑚     :「……そうね」
        :(生クリームの所在を思い浮かべていたのは秘密)
 フラナ    :「そいえば、まず甘くしないとだめだねえ」
 珊瑚     :「人にあげるものだし……いろんな味を出せるように検討
        :しておいた方が良いのかしら」(臆面もなく)
 フラナ    :「さっきのは超ビターだったし」
 愛菜美    :「まー、まだ時間はあるから、ゆっくり考えようね?」
 陽      :「これもそんなに的外れとは思えないが」
        :(もそもそ喰ってる)
 フラナ    :「だって苦すぎるよー」
 陽      :「そうか?」
 愛菜美    :「絶対苦すぎるからっ」>陽君
 フラナ    :「あ、もらうひとって甘いのダメなひと?」
 珊瑚     :「………………どうかしら」(電脳内検索中)
 フラナ    :「ココアって、あまくないののとあまいのあるんだよねえ」
 珊瑚     :「……桐生さんは……甘いものに特に抵抗はなかったはず」

[gombe]   # 思案しながら

 フラナ    :「それなら、普通に甘いチョコのほうがいいかも」
 珊瑚     :「じゃあもう一度作ってみるわね」
 愛菜美    :「今度は甘くしすぎないようにね」

[MOTOI]   # あらかじめ釘刺しとかねば。

時系列と舞台
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 2005年1月中旬、榎家キッチン

解説
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 バレンタインデーに先んずること一月、アンドロイド娘の料理練習風景。

[gombe]   てわけで、雄人さんと士郎氏と前野氏と千緒っちには少なくとも
      渡すので、よろしく(ぉぃ
[Luna]   ういー(雄人)
[gombe]   しかしこー

>>愛菜美:「あ、またなにか料理したんだ?」

[gombe]   いろんな感想を秘めていそうな第一声で、お兄さんは複雑です

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