[KATARIBE 28502] [HA06L]チャットログ:『心と、それ以外の何かを込めたプレゼント』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Tue, 1 Mar 2005 19:14:55 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28502] [HA06L]チャットログ:『心と、それ以外の何かを込めたプレゼント』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050301191455.039556F8.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 28502

Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28500/28502.html

#HA06-02 2005/02/15 09:00のログ。
#HA06 2005/02/16 08:00のログ。
**********************************************************************
[HA06L]チャットログ:『心と、それ以外の何かを込めたプレゼント』
===============================================================

登場人物
--------

 麻忌一文字  :老成した男子。魔法使いだった祖父から多くのことを学ぶ
 中・ホワイト :陰気な女子。凶悪な腐敗菌に全身を侵されている合成人間

その前日
--------

[chita]   あたるは、しゃもじを握った手を力無く下げて呟く

 あたる    :「想像以上の結果になった」

[chita]   あたるは、濃褐色の液体を入れた小さなボオルを、湯を入れた大
      きなボオルに浮かべて、たった今作業の手を休めたところだった
      濃褐色の液体は──腐っていた。

 あたる    :「…………」
        :「……。」
        :(チョコの成れの果てにお湯と洗剤を注いで掻き回す)

バレンタインデー当日
--------------------

 あたる    :「……ルルドーさんから、クラスの男性全員に接触を持つ
        :よう奨められて、チョコレートを作った。無事に出来たの
        :は一つだけだった」
 一文字    :「……ああ、ヴァレンタインか」
        :「一つしか無いのだから早い者勝ちで、私のもの。私のも
        :のをどう使うかは私の自由なので、麻忌さんにあげる」
 一文字    :「有難く頂いておこう」(ランドセルに無造作に突っ込む)
 あたる    :「…………」
 一文字    :「なんだ、まだ何かくれるのかな?」
 あたる    :「何が欲しい」
 一文字    :「いや、特に何が欲しいとかそういうことはないんだが」
 あたる    :「じゃあ、なんでもいい」
 一文字    :「えーと。……何でもといわれても困ったな、ハハ」
        :「うん、ちゃんと食べるよあとで、図書室は飲食物は持ち
        :込み禁止なんだ」
 あたる    :(長時間黙考の末、見えないように掌から「きいろいにく」
        :を取り出し、一文字に差し出す)
 一文字    :「?」(受け取る)
 あたる    :「なんでもいいのなら、これでもいいと思う。これなら、
        :いっぱいある」
 一文字    :「ふむ、なんなんだこれは」
        :(ランドセルからジップロックを引っ張り出して中に入れ
        :しげしげと眺める)
 あたる    :「……」
 一文字    :(あたるとにくを交互に眺めて)
        :「なんだ、これはお前の一部とか」(あたるを凝視)
 あたる    :「!」
 一文字    :「そういうことは」(さらに凝視)
 あたる    :(うつむく)
 一文字    :「ないよな」(にくに視線を戻す)
 あたる    :(顔を上げる)「思いついた。薬だと思う」
 一文字    :「薬か、なかなか興味深い。って」
        :「思いついたって何だ」
 あたる    :「……よくわからない」
 一文字    :「……まあ、そういうこともあるだろうな」(席を立つ)
 あたる    :「……」(一文字の様子を見つめている)
 一文字    :「どうかしたか? ……うむ、理科室に移動するとしよう」
 あたる    :「そう。じゃあ私は帰る」
 一文字    :「有難うホワイト、なかなか面白そうだ」
        :「またな」
 あたる    :(ありがとうと聞いて、うなずいて、一文字から離れる)

その後の成り行き……
--------------------

[kurow]   実験してる合間にチョコを食べたりするであろう(予言)
[chita]   おなかを壊す確率はどのていどだろう
[kurow]   6割くらいでw
[chita]   贈り物にしといてナニだが、あたるの手製だから、腐ってないと
      は言い切れない

 一文字    :(実験中ふとチョコを眺めて)
        :「……まさか、本命ということはあるまい」
        :(開封して一口)

[chita]   # 思ってたよりはマセてるな
[kurow]   # 知識だけは

 一文字    :「ちょっと熟成されすぎた感はあるが、美味いな」
        :(チョコ片手に実験を続ける)

[kurow]   4以下で壊さない
      2d10
[kataribe] kurow: 10(2D10) = 10
[kurow]   凄く壊した(ぉぃ
[chita]   情けないぞ
      いやちょっと待て。なんで救済確率40パーセントで、2d10なんだ
[kurow]   おやまちがえたw
      1d10
[kataribe] kurow: 8(1D10) = 8
[kurow]   やっぱりだめだった。
[chita]   だめだったな
[kurow]   その日の夜にでも腹壊して3日くらい寝込んだりして
[chita]   親に怒られる。
      「チョコですって? 食べ過ぎるからそうなるのですっ」
[kurow]   休み明けに学校に来てあたるに

 一文字    :「何か変なもの入れたりしたか? 髪の毛、とか」
 あたる    :「……」
 一文字    :「いや、なにもいれてないならいいんだ、変なこと言って
        :すまん」
        :「美味かったよ、チョコ」
 あたる    :「……帰る」
 一文字    :「じゃあまた」

[chita]   あれ以外のチョコレートは全部腐ってしまったので、原因に心当
      たりがないはずもなく

 あたる    :(逃げる)

[chita]   そしてまた眠れなくなったりするあたる

時系列と舞台
------------

 2005年2月14日、および3日後、吹利学校初等部

解説
----

 このカップリングは、あたるが人間ではないと一文字が気付きつつあるとこ
ろから生まれた。

$$

 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28500/28502.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage