[KATARIBE 28461] [HA06L]チャットログ:『僕の私のチョコレートパニック/吹利学校高等部編』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Mon, 21 Feb 2005 13:01:34 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28461] [HA06L]チャットログ:『僕の私のチョコレートパニック/吹利学校高等部編』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050221130134.052074A0.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 28461

Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28400/28461.html

#HA06-01 2005/02/14 23:00のログ。
**********************************************************************
[HA06L]チャットログ:『僕の私のチョコレートパニック/吹利学校高等部編』
======================================================================

登場人物
--------

※吹利学校高等部の生徒達。

 久遠;西園寺 :男子。交際している女子がいる
 晶 ;水澄  :女子。久遠に片思いをしている
 元晴;橋本  :男子。日に一度の割で熊に変身する特異体質
 月下;倉崎  :女子。月に一度の割で人格が悪魔化する
 狭也;八重咲 :屍人。正体だけではその奇人ぶりを説明しきれない
 衣留;或田  :女子。詳細不明

BGMは他でもない『待ち伏せ』
---------------------------

 晶      :(どきどきどき)

[TK-Leana] # チョコの入った紙袋を抱えて、生徒玄関前、右往左往

 元晴     :「……(やっぱり久遠くんに渡すのかなあ)」<廊下の陰
        :からちらっと見てる
 久遠     :「おはよーございます」
 久遠     :(なぜか手ぶら)
 晶      :「ひゃっ、さ、西園寺くんッ」
 元晴     :「……(現れた)」<廊下の陰から見守っている
 久遠     :「おはようございます──はいっ」
        :(小さい包みに包んだチョコレート)
 晶      :「お、おおはようございます……へ?」
 久遠     :「チョコレート。お姉ちゃんに教わってカカオマスから作っ
        :たガトーショコラ」(にこにこ)
 晶      :「へ……は、はい」

[TK-Leana] # 受け取る

 久遠     :「自信作です」(満面の笑み)
 晶      :(混乱中)
 元晴     :「……(普通逆じゃないかなあ)」<やっぱり陰から見てる
 久遠     :「後で感想聞かせてくださいねっ」(にこにこ)
        :「(衣留さん喜んでくれるかなぁ)」
 晶      :「は、はいッ」
 久遠     :(校舎の中に入っていく)

 晶      :「あ、あの西園寺くん」
 元晴     :「…………(どきどき)」<陰から見つめている
 久遠     :「────はい?」(靴を下駄箱にしまいつつ振り替える)
 晶      :「あ、あの。こ……」
 元晴     :「…………(渡すのかっ!?)」<覗き見元春
 久遠     :「こ?」
 晶      :「こ、この……」
 狭也     :「く・お・ん・ちゃ〜〜ん」
        :(セーラー服を着て、軽やかステップでダッシュ抱きつき)
 久遠     :(狭也の動きを、鬼の眼で見切ってかわす)
 狭也     :(ずべし)

[Catshop]  # 下駄箱に顔から突っ込むといいっ!
[TK-Leana] # 下駄箱と顔面キッス

 晶      :(硬直)
 久遠     :「い、いきなりなにするんですかっ」
 狭也     :「ひどいわ、久遠ちゃん。わたしのこときらいなのね」

[TK-Leana] # くねくね

 久遠     :「だって突然、すごい勢いで飛びかかってくるから」
 元晴     :「……(何をやってるんだ、狭也くんはあ)」
 狭也     :「んもう、は・ず・か・し・が・り・屋・さん」(うふ)
 久遠     :「ほら、ちゃんとしてないとチョコレート貰えないですよ」
        :「ね、水澄さん」
 元晴     :「…………何をやってるんだよ、狭也くん」

[Hisasi]  # 出てきた

 晶      :「え、あ、いや」
 狭也     :「いいの、今日は渡す側だから」(うふふ)
        :「はい、久遠ちゃん」

[TK-Leana] # レースのリボンでラッピングされた四角い包み

 狭也     :「好きです、本命チョコです」
 久遠     :「ごめんなさい──今日はチョコレートもらっちゃいけな
        :い日なんです」(くすくす)
 晶      :(ががーん)「ええ〜〜ッ」

[Catshop]  # なにやら上機嫌にお断り。

 狭也     :「ええ〜、いやん。いけず」
 元晴     :「い・い・か・げ・ん・に・し・ろ」<狭也の首根っこつ
        :かまえる
 久遠     :「ダメなんです。じゃぁ、また教室で」
        :(とっとと校舎の中に引っ込む)
 狭也     :「おやん、元晴くん。キミにははいこれ、義理だけど」
 元晴     :「へ?」
 久遠     :「(衣留さん以外からもらった申し訳ないもんね)」
        :(るんたったるんたった♪)
 元晴     :「……(ぶん殴ってやりたい衝動にかられつつ押さえる)」
 狭也     :「カカオの実を炒るところから作ったチョコレートだよん」
 元晴     :「……わざわざ、そこまでしてネタを作るか、君は」
 狭也     :「うふふふ」

傷心の乙女に捧げるキビしい展開
------------------------------

 狭也     :「晶ちゃんも、そういうことらしいから」
 晶      :「……へ?」

[TK-Leana] # なにやら打ちひしがれていた

 元晴     :「……水澄さん」>慰めようと思ってみたけど
 狭也     :「そのチョコをどうするか、決めるのはキミだよ」
 晶      :「…………」
 元晴     :「あの、ええと……やっぱり渡しに行ったほうが、いいと
        :思うよ」
 狭也     :(するりと元春の手をかわす)
        :「それじゃあね、僕はクラスの人々にも配ってこなくては
        :ならないから」
 元晴     :「………まだやるんかい」
 狭也     :「うふふ。もちろんさ」
 晶      :「あ、キキョウちゃん」
 狭也     :「なに、晶ちゃん」
 晶      :「キキョウちゃんは、知ってて、その、私が、チョコを、
        :久遠くんに……」
 元晴     :「(いや、知らない人いないと思うんだけど……)」
 狭也     :「もちろんだ。僕は晶ちゃんのことなら何でも知ってるか
        :らね。そのチョコレートに添えたメッセージカードの内容
        :も、それに費やした時間も、今日はいてるパンツの色もっ」
 晶      :「え、パン……」(赤)
 元晴     :(ごきょ)<狭也の後ろ頭をはたく
        :「えーかげんにしろ(怒)」
 狭也     :「いたっ。いやはや、ひどいなあ」
        :「……ちょっとしたジョークじゃん。元晴くんも憶えてお
        :きたまえ、晶ちゃんの箪笥には基本的に白い下着しか入っ
        :ていない」
 晶      :「え、ええッ」

[TK-Leana] # 真赤

 元晴     :「え、あ(そうなの?)」>真っ赤

[Hisasi]  # 覚えたw
[Catshop]  # あ。元晴君まで(笑)
[Hisasi]  # きゃーw

 狭也     :「さて、そういうことで。玉砕する前に考える時間をあげ
        :たよ、晶ちゃん。僕は残酷だからね。今日中に決めたまえ、
        :引きずるか、砕けるか」
 晶      :「……」
 狭也     :「それじゃあ皆さんごきげんよう」(スタコラサッサ)
 晶      :「…………」
 元晴     :「…………にげた」

        *        *        *

 元晴     :「あの……水澄さん……」
 晶      :「……なんですか」
 元晴     :「ええと、アホなことばかりやってるけど、狭也くんの最
        :後の言葉は……その、間違ってないと、思う、よ」
 晶      :「……分かってます」
 元晴     :「ええと、あの……」
 晶      :「橋本くん、私……西園寺くんが好きだったんです」
 元晴     :「……(ぐさっ)」

[Hisasi]  # ちょっと刺さった

 元晴     :「……そう、なんだ(ちょっと痛い)」
 晶      :「今日も、ここに来るまで、もし告白して、それで成功し
        :て、そしたら……どうしようかとか、そんなことを考えて
        :……」(ひっく)
 元晴     :「……あ(あああああ、泣かないで(滝汗))」
 晶      :「うう……」(ぽろぽろ)
 元晴     :「わあ、あの……泣かないでっ(大汗)」

[TK-Leana] # パラパラと音を立てて、水晶の涙が床に
[Hisasi]  # 手をだすべきか出さないべきかで悩む
[Catshop]  # 今がチャンスです
[hotaru]  # がんばって(ぉぃ
[Luna]   # がんばれー

 元晴     :(えええい、ここは)
 元晴     :「泣かないで……ください」<抱きしめる

[Hisasi]  # ぎう
[Luna]   # ラブだーっ

 晶      :(えぐ、うう……ひっく)「だって、私……だって」
 元晴     :「泣かないで……あの……」

[Catshop]  # あ、どさくさに抱きしめやがりましたね(笑)
[Hisasi]  # やりやがりました、クマ野郎
      # しかも下駄箱のまん前でw

 晶      :(ひっく……うう)
 元晴     :「……あの……僕は……」>頭をなでながら
 晶      :(えぐ……うう)
 元晴     :「……僕は……知ってたから」
 晶      :(ひっく)「……え?」
 元晴     :「……水澄さんが……久遠くんのこと、好きなの……知っ
        :てたから」
 晶      :「……はい」(ひっく)
 元晴     :「……水澄さんの……気持ち知ってたから……辛いのも知っ
        :てたから」

[Hisasi]  # こんな展開になるとは思わなかったのうw

 晶      :「……はい」
 元晴     :「……泣かないで」>ぎう、としながら
 晶      :「…………」(ひっく)

[Hisasi]  # 翌日、噂で赤面しそうだの……
[Catshop]  # 噂好きには事欠かないですからねぃ(笑)
[Hisasi]  # ひーw

 晶      :「……あ、あの」
 元晴     :「あ、えと、はい」
 晶      :「……は、離して下さい」(赤赤)
 元晴     :「わわわわわわわわわ(ばっ)……ごめんっ(赤面)」
 晶      :(まっかっか)
 元晴     :「あのっ、そのっ、ご、ご、ごめんっ」
 同級生    :(通りすがる)「(バレンタインの朝っぱらからあっちっち
        :だなぁ──ちぇーっ)」
 晶      :「……橋本くん」
 元晴     :「……はい」
 晶      :「ありがとう、橋本くんはいいひとですね」
 元晴     :「……はい」

[Hisasi]  # せつねえw

 晶      :「あ、そうだこれ……」(ごそごそ)
 元晴     :「え?」

[TK-Leana] # さっきの袋探って

 晶      :「はい、バレンタインのチョコです」
 元晴     :「え、あ…………ありがとう(じわ)」

[TK-Leana] # 赤いリボンで留められた袋にいくつかチョコが入ったもの

 元晴     :「……ありがとう(嬉しさのなかに一抹のせつなさ)」
 晶      :「それじゃあ、また教室で」(ぺこり)
 元晴     :「……うん」

[TK-Leana] # ぱたぱたと教室に向かい
[Hisasi]  # ちょっとさびしげに手を振る

 元晴     :「……(手の中のチョコを見つめる)」
 元晴     :「水澄さんのチョコ……嬉しい、嬉しいけど」
 元晴     :「……なんで、こんなにせつないんだろう……(涙)」

話は終わらない、終わらない悪夢
------------------------------

 元晴     :「……はぁ(チョコをポケットにしまってため息)」
 月下     :「おはようございますっ。元晴君」
        :(ひょいっと正面に回りながら)
 元晴     :「わわわわわわ(ばたばた)」
 元晴     :「あ、あのその、お、おはよう、げ、月下さん」
        :(なぜかどぎまぎ)
 月下     :「うふふ……。……あら、チョコ貰っちゃいましたかぁ?」
 元晴     :「あ、えと、はい……一応……(微妙にうつむきつつ)」
 月下     :「ああ、私が一番にあげようと思ったのになぁ……」
        :(がっかり)
 元晴     :「え?(どきっ)……ああ、そのっ(なんでそこでドキっと
        :するんだ僕っ!!)」

[Hisasi]  # 複雑です

 月下     :「でも、あれです。私のチョコはすごいですよ。どーんっ」
        :(ケーキの箱より一回り大きいくらいの箱)
 元晴     :「え? (びびり)……あ、ありがとう……(なんかかなり
        :嬉しい)」
 月下     :「あとで教室で開けてくださいねー。くすくす」
 元晴     :「ああ、あの、ありがとう、月下さん!」

[Hisasi]  # せつなさの中に結構嬉しさがw
[Hisasi]  # # 教室であけると、何がはいってるんだろうなあ………

 月下     :「はい!…あとっ」(ズイっと顔をよせる)
 元晴     :「え?はい(声が裏返る)」
 月下     :「あんまり、女の子……泣かせちゃダメですよ?」(ぼそ)
 元晴     :「……っ(ぐさあっ)」
 月下     :「それじゃ、また教室でね?」(まだ耳元)
 元晴     :「…………はい、すみません…………(泣きたい)」

[Hisasi]  # とぼとぼと教室へいって

 月下     :「―――くくく、間に合った……間に合った……」(ぼそ)

[hotaru]  # 教室とは別の方に去っていく
[TK-Leana] # ギャー
[Hisasi]  # なにがーw

        *        *        *

[Hisasi]  # で、教室で

 元晴     :「……どんな、チョコかなあ(微妙にわくわくしながら)」

 SE      :パカっ
 SE      :ぶ〜ん
 元晴     :「え?!」
 SE      :ぶーんぶーん

[Hisasi]  # はち?w

 SE      :ぶわああああ
 元晴     :「ぎゃあああああああああああ」

[hotaru]  # でしたw
[Hisasi]  # 悪魔もーどだーw
[hotaru]  # チョコの上に蜂の巣がトッピングされていました(ぉぃ
[Hisasi]  # きっと教室はパニックだったことでしょう(他人事w

 元晴     :「…………今日は、厄日だ…………」>半べそかきながら

終わらない悪夢、終わるはバレンタインデー
----------------------------------------

[hotaru]  # 後日あやまろうw
[Hisasi]  # あやまられたら許そうw
[Hisasi]  # なんだかんだいって月下さんには弱いw

 月下     :「あああっ、ごめんなさい! ……えっと、あの、でも好
        :きですよね? ハチミツ……」
 元晴     :「え、えっと、うん、好き、だけど……巣まるごとはちょっ
        :と(汗)」

[Hisasi]  # こんな感じでw
[hotaru]  # 仲直りできたっ(ぉぃ
[Hisasi]  # ……弱いよ、元晴(涙)

時系列と舞台
------------

 2005年2月14日の朝、吹利学校高等部

解説
----

 学生達の恋愛模様。真心をどう台無しに持っていくかが重要なところ。

$$

 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28400/28461.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage