[KATARIBE 28348] [HA06L]チャットログ:『年始参り、クラスのお友達とおじさんと』

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Date: Sat, 29 Jan 2005 23:23:59 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28348] [HA06L]チャットログ:『年始参り、クラスのお友達とおじさんと』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20050129232359.1E276EA0.chita@ma.akari.ne.jp>
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#HA06-02 2005/01/01 13:00のログ。
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[HA06L]チャットログ:『年始参り、クラスのお友達とおじさんと』
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登場人物
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 火狐     :里見マンションの住人。小学四年生
 あたる    :里見マンションオーナーの同居人。火狐のクラスメイト
 達大     :火狐の保護者。彼女の叔父に当たる
 菊理媛    :ネットワークに顕現した神様。達大と因縁が深い

1.桜木達大宅
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[chita]   呼び鈴がなる>桜木達大宅

 達大     :「はいはい」
 達大     :「どちらさまですか?」

[chita]   外に立ってたのは、左前の白い和服を着た、肌のどす黒い少女。
      眼鏡をかけている。はて、どこかでみたような……

 達大     :「あ、あたるさん?」
 あたる    :「……あけましておめでとうございます」
 達大     :「火狐が待ってますよ」
        :(中に通す)
 火狐     :(とてとて)
        :「あー、あたるちゃんっ。あけましておめでとう」
 あたる    :「……おめでとう」
 火狐     :「ことしもよろしくね」
 あたる    :「よろしく」

[chita]   絹の和服。あやめの花が刺繍してあったりしてよく見ると上等な
      のだが、左前なのがぶちこわし

 達大     :「(さすが里見さん家、というべきかな)」(苦笑)
        :「素敵な晴れ着ですね。よくお似合いで、可愛いですよ」
 あたる    :「…………」
        :(顔のどす黒さが増す)
 火狐     :「達っちゃん、わたしはー?」

[Catshop]  赤地に華やかな花鳥柄の晴れ着。ちょっと動くたび、ちりんと
      鈴が鳴る

 あたる    :「……襟がゆるんでる」
 火狐     :「──えっ。わっ」
 達大     :「はっはっは。和服なのにやたら動き回るからですよ」
        :(直してあげる)

[Catshop]  # あたるちゃん、おめでたいものはNGでしたよね?
[chita]   # 試してみるぶんにはかまわないと思うが、生ものは腐るかもね
[Catshop]  # んにゃ。これから初詣とか行っても大丈夫かな? って意味で。

 あたる    :「若は、あまり外に出歩くなと言った。でもいい」
 達大     :「(あぁ──世の中はオメデタイもので満ち溢れてるから
        :なぁ)」
 火狐     :「お正月だもんねっ」 > でもいい
 達大     :「(ちゃんと見ててあげないとかも)」

[chita]   # というわけで初詣

2.春日神社
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 達大     :「(──大丈夫かなぁ)」
        :(入り口あたりでもらったお屠蘇を頂きつつ)
 あたる    :「……ここで、どのような事をすればいい」>火狐
 火狐     :「えっとねー、これからおさいせん箱の方にいって、おさ
        :いせん投げて──」
 火狐     :「『今年を無事むかえられたお礼と、今年も一年頑張りま
        :す、っていう決意表明』をするんだって」
 火狐     :「達っちゃんがいってたよー」
 達大     : 「はい、これをどうぞ」(五円玉を配る)
 あたる    :「……あ、どうも」
        :(財布からカードを抜き出し、賽銭箱に狙いをつけていた)
 達大     :「カードはのちのち困りますからね」(苦笑)
 あたる    :(投げる)
 火狐     :(同じく投げる)
        :(ぱんぱんっ)
 あたる    :(柏手)
 菊理媛    :「うむ。賽銭はきちんと受け取ったのじゃっ。今年も宜し
        :くするのじゃっ」

[Catshop]  # 目の前にミニミニサイズの菊理媛が。

 あたる    :「……」
 達大     :「媛──どうしてまた?」
 菊理媛    :「バイトじゃっ」(きぱっ)
 あたる    :「……安い神様」
 菊理媛    :「俺の神社は自動化の準備を済ませていたゆえ手が空いて
        :おったのじゃ。しかし、春日の媛はそのあたりさっぱり不
        :調法音痴での──そこっ、安いとか言うなっ、なのじゃ」
 あたる    :「……安いと言わなければいい」
 菊理媛    :「うむ」
 あたる    :「……安い神様の気に障らないように安い以外の言葉で安
        :いという意味の言葉をさがさないといけない。難しい」
 菊理媛    :「婉曲に言うのも無しなのじゃっ」(ぺちっ)
 あたる    :「……まだ習ってない、と思う」>火狐
 火狐     :「あはははー。そういうこと言ったらヒメが怒るよー」 
        :(けらけら)
 あたる    :「もうぶたれた」
 菊理媛    :「罰当たりなことを申すからじゃっ。この程度で済んであ
        :りがたく思うのじゃ」
 達大     :(にこにこ笑っている)

 達大     :「さて。次の方も待っておられますし」
        :「ご挨拶も済んだので、帰りましょうか」
 火狐     :「屋台の明石焼き食べたーい」
 あたる    :「…………」
 達大     :「──何か心残りでも?」
 あたる    :「……堪えた。行きます」
 達大     :「(あ。やっぱり無理してたのか)」
        :(二人の手をひいて歩き出す)

[chita]   # あたるの頭の中では菊理媛にしてやりたいあれやこれやが渦巻
       いていたのだった
[Catshop]  # なるほど。そっちか(笑)

時系列と舞台
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 2005年正月、里見アパート内桜木達大宅、春日神社

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