[KATARIBE 28113] [HA06N] 小説 : 『救援信号』

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Date: Fri, 7 Jan 2005 23:17:10 +0900 (JST)
From: 久志  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28113] [HA06N] 小説 : 『救援信号』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2005年01月07日:23時17分09秒
Sub:[HA06N]小説:『救援信号』:
From:久志


ちは、久志です。

 ちろっと小話。長兄な人がでてます。
残念ながら奈々さんはでてません。別の話でまとめて登場する予定。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
小説:『救援信号』
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登場キャラクター 
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 本宮史久(もとみや・ふみひさ) 
     :吹利県警警察官。のほほんお兄さん。幸久の一番上の兄。
 本宮幸久(もとみや・幸久) 
     :葬儀屋さん。女運が悪いらしい。メール文でのみ登場。

一報
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 ぴろりろりん、と。
 内ポケットの中から軽快な音楽が流れてくる。

「本宮、勤務中は個人携帯の音は切れ」
「すいません、設定忘れてました」

 はあ、奈々さんに見られてなくてよかった。

 メールの差出人は、幸久か。
 ピッ

『今度飲まねえ?』

 一行だけかい、弟よ。挨拶くらいかきなさいってば。

「ふむ」

 んー今までの経験からいって。
 こいつがこういうメールを送ってくるということは、まあ、あれかな。

「どした?なんかあったか?」
「あ、いえ、なんでもありません」

 救援要請、かな。
 そーいえば、もうクリスマスかあ。
 というか、時期ものに思われるというのも考えものだぞ、幸久。

「さーて、今度のオフはいつだったかなあ」

 この前は確か、確か七つ年上の女性実業家さん、その前は自称モデルの謎の
お姉さん、更にその前はちょっとおミズはいったお嬢さんだったなあ……
 あーそういえば、いつぞや留学で吹利にきてた外人のお嬢さんと熱愛してた
こともあったっけ。あれも彼女の帰国でさくっと振られて、さんざ泣いてたん
だよなあ。

「なんだかなあ……」

 今度はどんな手合いなのか。
 このメールの感じだと、またどーしょーもないことになってそうだなあ。

 弟よ、悪いことは言わない、も少し相手を選びなさい。


時系列と舞台 
------------ 
 2004年秋、吹利県警にて。 

解説 
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 心配な弟を持つとお兄さんも大変です。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
いじょ



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