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Date: Mon, 3 Jan 2005 01:13:52 +0900 (JST)
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28050] [HA06P] エピソード『雪降られ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200501021613.BAA42257@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
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2005年01月03日:01時13分52秒
Sub:[HA06P] エピソード『雪降られ』:
From:久志
ちは、久志です。
れあないじりはまだ続く。
短いけどちょろっと絡んでみる。
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エピソード『雪降られ』
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登場キャラクター
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本宮幸久(もとみや・ゆきひさ)
:葬儀屋さんで霊感のある軟派にーちゃん。それなりに優しい。
蓮池水穂(はすいけ・みなほ)
:二重人格少女
雪降られ
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建物をでたら雪国だった。
幸久 :「マジかよ」
天気予報も大外れな見事な大粒の雪が後から後から降っている。
幸久 :「参ったなこりゃ」
あたりには同じく雪に降られて立ち往生してると思われる人があちらこちら
にいた。
幸久 :「コンビニ寄るか」
滑らないよう気をつけつつ、小走りで近くのコンビニまで駆け込む。
突然の雪で飛ぶように売れたらしいビニール傘の最後の一本をつかんでレジ
に持っていく。
店員 :「すぐお使いになりますか?」
幸久 :「お願いします」
店員のお姉ちゃんが値札をビニールをはずしているのを待つ中、ふと、一人
の女の子が目に付いた。
水穂 :「…………」
どうやら目的は同じらしく、空になった傘売り場を眺めてため息をついたの
が横目で見てわかった。
幸久 :「……(あー)」
店員 :「お待たせしました」
渡される最後の傘。
女の子もあきらめたのか、店から出て行こうとする。
幸久 :「……なんだかなあ」
店を出る。さっきの女の子は軒先で雪の降る空を見上げている。
幸久 :「嬢ちゃん」
水穂 :「!(びくっ)」
幸久 :「……(おいおい、そんなにビビるなよ)」
傘を差し出す。
幸久 :「使いなよ」
水穂 :「……え?あの」
幸久 :「んじゃ」
コートの襟を立てて、返事も聞かずにどんどん歩く。
まあ、いいか。
時系列と舞台
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2004年冬、どっかの道端。
解説
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雪に降られる水穂と、なんとなく傘をわたしちゃう幸久。
$$
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いじょ
300EPまであと297
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