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Date: Thu, 30 Dec 2004 13:21:58 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 28001] [HA06L]チャットログ:『1日遅れのベリーディスメリークリスマス(1)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20041230132158.21A50198.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 28001
Web: http://kataribe.com/HA/06/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28000/28001.html
#HA06 2004/12/26 21:00のログ。
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[HA06L]チャットログ:『1日遅れのベリーディスメリークリスマス(1)』
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登場人物
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達大 :社会人。未婚。姪との共同生活を始めて間もない
火狐 :達大が彼の実姉から身柄を任されている少女。小学四年生
コロチ :多頭蛇。実体化した電脳生物で、今は達大の監視下にある
天井とか :最近、達大につきまとっている妖
べらん :烏賊の姿の魔族。「曙光の忍者」の手下で、タコが嫌い
日和 :泥棒さん?
気配を殺し忍び込む影
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[chita] # 桜木達大宅
# 窓の外で何者かが酒の瓶を見せる
達大 :「──」
コロチ :(窓の鍵をあける)
達大 :「あ、こらっ」
[chita] # 窓が開く
# 窓が閉まる
コロチ :「すぽん」(酒の瓶の蓋に巻き付いて、引き抜く)
:「ごくごくごく」
[chita] # それ以外は静か。
達大 :「──いったい誰だろう?」
:(窓を開けて外を見る)
[chita] # 誰もいない
火狐 :「達っちゃん、どーしたの?」
:(ローストターキーの腿を片手に)
達大 :「いや。なんでもありません」
火狐 :「ねー、達っちゃん。なんで窓あけてるの? さむいよー」
達大 :「あー、これはゴメンなさい。今、閉めますね」
コロチ :「うーっく(瓶をごろり)」
SE :ぴしゃん
達大 :「(ふむ──どういうことだろう)」
コロチ :「……?」(全部の首が上の方、一ヶ所を見つめている)
火狐 :「むにー」(つられて見上げる)
達大 :「──? どうかしました?」
コロチ :「がじ」(首を伸ばし、上空を噛む)
:「がじ」「がじ」
達大 :「──? 何かいるのかね?」 > コロチ
天井とか :「いや、私はこっちだ。……お呼びじゃなかったか」
:(天井の亀裂に潜り込んで消える)
コロチ :「いるようないないような……酔っぱらったかな」
達大 :「そこにどなたかおられるんですか?」
:(コロチが噛みついている空間に話しかける)
どなたか :「……」
[chita] # しくしくしく。また異能を便利に使われてしまった
[Catshop] # ふっふっふ。達大には、これしかありませんからな(笑)
[chita] # 達大が手を伸ばすと、触れるものがある。冷たくてぐにょぐにょ
達大 :「──む」
どなたか :「こそこそ」
達大 :「どなたさまですか?」
べらん :「……ええい、ばれてしまっては仕方がない」
[chita] # イカ。
[Catshop] # べらんちゃんじゃっ
達大 :「おや」
火狐 :「タコさん?」
べらん :「蛸ちがうわっ」(ぺしっ)
火狐 :「むにー」
達大 :「思うに。コウイカさん?」
べらん :「ふっ、この場は私の負けということにしてやろう」
:(ふよふよと窓の鍵のところに移動して、かちゃかちゃ)
べらん :(窓を開ける)
達大 :「──器用だなぁ」
火狐 :「いっちゃうのー?」
べらん :(外に出て、窓を閉めて、体内から小さな紙を取り出し、
:筆を取り出し、何やら小さな紙にさらさらと書き始めた所
:で、不意にまた窓が開く)
べらん :「ぎゃあっ」(室内の床でのたうつ)
コロチ :「余計な事をしたかな」
:(噛みついている。ひきずりおろしたらしい)
達大 :「──うーん」
火狐 :「かみついたらかわいそうだよぅ」
[chita] # 千代紙には「戸締まり用心」と書きかけている
達大 :「かも」(いいながら千代紙を拾い上げる)
:「(──ふむ)」(苦笑)
コロチ :「放す?」
達大 :「はなしてあげましょう」
火狐 :「あげましょー」
べらん :「く、くうう」(また、ふよふよと外に出ていく)
達大 :「次は玄関からどうぞ」(にこにこと見送る)
火狐 :「ばいばーい」
べらん :「おのれおのれ。主が見つかったら覚えておれよー」
:(ふよふよと遠ざかる)
達大 :「──主?」
:「(主持ちねぇ)」
日和 :「私のことです(正座している)」>達大
達大 :「──っ!?」(ぎょっ)
火狐 :「わっ──どっからでてきたのっ」
[Catshop] # 二人して同じリアクションで驚いている。
[chita] # 日和はなぜか、赤地に白いボアのついた服を着ている
火狐 :「──サンタのお姉さん? 火狐良い子だからっ」
達大 :「(いや、今日はもう26日だし──)」
日和 :「日雇の折、給金の他にいくばくかの土産を頂いておりま
:す。そちらの方にどうぞ」(差し出す)
[chita] # リボンのかかった四角い箱。
火狐 :「わーいっ」(警戒心のカケラもなく受け取る)
日和 :「あれもどうやら、私がこの家を幾たびか訪れている事を
:知っていた様子。ご迷惑をおかけして申し訳無い」
達大 :「(知らない人からモノもらっちゃダメだってば──まぁ、
:日和さんなら困ったことにはならないだろうけど)」
:「あ、いや。お気になさらず。うちには番蛇もいますし」
:(にこにこ)
コロチ :「……」
日和 :「では私はこれにて失礼」
:(鍵がかかっていたはずの玄関から出ていく)
達大 :「(律儀に玄関から──って、玄関から入りゃいいっても
:んじゃないってば)あの、玄関から入ってくださったのは
:ありがたいんですが、できれば呼び鈴も鳴らしてらえると
:助かります」>日和
[chita] # いないよん
達大 :「(──って、とっくに行っちゃったか)」
謎は謎のままに
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[chita] なぜべらんは家にやってきたか。いつのまに日和が現れたか。
なにも説明しなかったから達大は納得いかないだろうなあ
[Catshop] ふむ。
[Catshop] 達大は、部屋に脈絡もなく来訪者が来るのには、割りと慣れたみ
たいです。
実害がなければ、気にしない、みたいな。
天井とか :「それは重畳」
達大 :「──とゆーか、ボクはキミの正体が一番納得いかない」
:(苦笑)
天井とか :「この言われ様は謂われ無き差別と言う物ではあるまいか」
:(天井の亀裂に潜り込む)
[Catshop] 日和ちゃんがいつの間にか現れるのは、いつものコトじゃないで
すか(笑)
[chita] なぜ26日かというと、単にクリスマスはバイトだった
[Catshop] では、火狐には余り物をおすそ分け?(笑)
[chita] そう。余り物をお裾分け。
中身は決めてないな。記念品かケーキだろう
[Catshop] なるほど
時系列と舞台
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2004年のクリスマス明け、里見マンション、桜木達大宅
解説
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後で気がついたのだが、べらんが注意を引きつけて、日和が忍び込んだとい
う連携だったのかも知れない。
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