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Date: Sun, 26 Dec 2004 01:07:53 +0900
From: Paladin <paladin@asuka.net>
Subject: [KATARIBE 27966] [HA06P] エピソード:『タネ、しかけ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20041226003124.4D6E.PALADIN@asuka.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
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ぱらでぃんです。
どこかの忘年会で披露したかもしれないネタです。
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エピソード：『タネ、しかけ』
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登場人物
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宇多 環 ：強制徴用されたアシスタント。
http://kataribe.com/HA/06/C/0223/
宇多 楓 ：タネもしかけもないかくし芸を披露する人。
http://kataribe.com/HA/06/C/0264/
ウンカバル・伝欧寺
：環の旧友。只飯万歳。呼ばれなくてもわいて出る。
http://kataribe.com/HA/06/C/0425/
かくし芸大会
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忘年会の季節、吹利某所にて。
楓 ：「手品をする」
横には縄で縛られた環。
環 ：「で、僕は何でぐるぐる巻きにされてるわけ？」
楓 ：「手品」
すらりと刀を抜き放ち、振りかぶりつつ。
楓 ：「タネもしかけもございません」
環 ：「ちょっとちょっとちょっと待って姐さん」
楓 ：「うるさい、手元が狂う」
環 ：「手品って何の手品？」
彼女は実に、実に怪訝そうな顔をして言った。
楓 ：「人体切断」
環 ：「タネとかしかけは？ 上の人と下の人とか、体を折って
入れる隙間とか」
彼が何に恐怖しているか理解していない顔で言った。
楓 ：「そんなこと」
大上段に構えて、言った。
楓 ：「自分の甲斐性でなんとかしろ」
白刃が綺麗に弧を描いた。
宴の後で
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環 ：「全く、手品を分かってないのかなあ」
伝欧寺 ：「楓くん、君を斬る時目が笑ってたぞ」
時系列と舞台
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2004年末、吹利某所にて。
解説
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タネもしかけも無い手品。
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それでは。
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