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Date: Tue, 12 Oct 2004 03:20:18 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27810] [HA06L]チャットログ:『ティラミス・クエスト始末記』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20041012032018.08345898.chita@ma.akari.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27800/27810.html
#HA06 2004/07/07 23:00のログ。
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[HA06L]チャットログ:『ティラミス・クエスト始末記』
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登場人物
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桜木達大 :食い意地の張ったサラリーマン。状況の犠牲者
知多智美 :底意地の悪いパスタ職人
桜居津海希 :女子高校生。達大の知人
前野浩 :津海希の使用人
前野みかん :浩の妹
御法川美香 :みかんの友人
顛末
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[gallows] 今日はたなばただったんですね
[Catshop] はっ、そーいえばっ。
[gallows] さらさら
智美 :「1しゅうかん過ぎて気がつく7月なのか、なんてね」
達大 :「川柳ですか──また風流な」
智美 :「川柳って風流かな。どれ、七夕にふさわしくおはぎでも
:作ろうかな」
達大 :「七夕におはぎ、ですか?」
智美 :「棚からぼたもちって言うじゃない」
達大 :「七夕のタナは、機織のタナですよ。ものをおく棚じゃぁ
:ありませんって」(笑う)
智美 :「あら残念、材料がない」
達大 :「む。そりゃ残念」
智美 :「あるのは生クリームにチーズにココアに……」
[Catshop] # ちゃっかりご馳走になる気だったらしい。
達大 :「その材料だと、なんか変りおはぎができそうですねぇ
:──なんだったら買ってきましょうか? 足りないもの」
智美 :「そうまでしておはぎが食べたいのか。男の考えは難しい
:なあ」
達大 :「ヤ、男だからじゃなくて単に甘いモノが好きなだけです」
[chita] # ごつい電動ドライバーを取り出す。先端は金属環
達大 :「──な、なにをいきなり?」
電動ドライバー:「ういーん、ぶわぶわぶわ」
達大 :「あー、泡立ててるのか──って、なにもそんなものでや
:らなくても」(苦笑)
智美 :「歳取ると何もかも面倒でね」
智美 :「しかし、チーズにココアに生クリームといったら、でき
:るものは一つしかないなあ」
達大 :「ティラミス風のケーキかな?」 > できるもの
智美 :「風は余計だ」
達大 :「(まー、ココアでもいいのか)」
達大 :「しかし美味しそうですねぇ」(にこにこ)
智美 :「どのくらい欲しい?」
達大 :「普通のケーキの一つ分もあればありがたいです」
智美 :「歳取ると何もかも面倒でねえ。こうしよう。女の子を連
:れておいで、何人か。その子達が食べたのとおんなじだけ、
:桜木さんにも食べさせてあげよう」
達大 :「なるほど──しかし、その方法には幾つか問題が」
智美 :「早くしないと」(しゃもじで出来あがりを掬う)
智美 :「なくなるはもめえ」(口に入れる)
達大 :「う──」
達大 :「(とはいえ、すぐに誘い出せる女の子の知り合いなんて
:居ないしなぁ)」
:「(そこらでナンパというのもアレだし)」
:「(とりあえず連絡を取るだけとってみるか)」
SE :ぴっぴっぴ
SE :とぅるるるるる
[Catshop] # 携帯で──
# とりあえずまずはつみきちゃんをコールしてみる。
[miburo] # えろいひとがいる
つみき :「あら、先生」
[Catshop] # やましいことなんかないもーん。ケーキ食べにおいでって誘う
だけだもーん。
達大 :「あー、つみきさん。」
達大 :「ケーキを食べにきてもらえませんか? 知り合いの女性
:がティラミスを作ったんですが、女の子何人かにまず食べ
:てもらって──」
達大 :「その子達が食べたぶんだけ僕にも食べさせてやると、難
:題を押し付けられまして」
つみき :「あら珍しい、デートのお誘いね。わかりました、喜んで
:伺います」
達大 :「はいはい。それは知多製麺所まで」
つみき :(受話器から離れて)「前野くーん、先生にデート誘われた
:から、少し出かけてくるわ」
前野 :「……ナンデスト?」
[Catshop] # ──ふっ。前野氏は大人だから本気に取ったりしないさっ。
つみき :(受話器に戻る)「たぶん、うちの車で送って貰えると思い
:ます」
達大 :「なにやら電話越しに不穏な気配を感じましたが」
つみき :「あら、なにかしら。それじゃあまた後ほど」
達大 :「あー、そうだ。もし良かったら無道邸の他の女の子も誘っ
:てきてください」
つみき :「誰かいたかなあ。見かけたら声かけてみますね」
[Catshop] # みかんちゃんとかー
[hari] # ふひ
達大 :「はい。お願いします」
達大 :「(その方が割り当て増えるし。まぁ、流石の前野氏も妹
:の前で嫉妬に狂ったりはせんだろ)」
[MOTOI] # 自キャラ誰か無道邸に遊びに来てたことにして潜り込むか(ぉぃ
[Catshop] # 一応、最悪の事態も想定してみる(笑)
智美 :(浅いトレーに氷水を張り始める)
達大 :「──? おぉっ、なにやら期待」
[gallows] # じゃあ、みかんの人を拉致して車で移動ということで
[Catshop] # 拉致ってくれたらしい(笑)
[MOTOI] # 割り込み可?
[chita] # うん
[MOTOI] # 可であるなら美香でも拉致ってもらうか(ぇ
前野@車中 :「ふーむ、製麺所でティラミスねぇ」
前野@車中 :「じゃあ、またあとで迎えに来るから」
つみき@車中 :「ついてくればいいのに。ま、そういうわけにもいかない
:か。それじゃまたね」(バタン)
[Catshop] # 前野氏は一緒にはこないらしい。
達大 :「ささ。どうぞこちらへ」(案内する)
つみき :(上機嫌)
みかん :(とことこ)
達大 :「智美さん、お約束どおりきていただきましたよー」
:(上機嫌その2)
美香 :「おじゃましますー」
智美 :(トレーに並べた器に出来あがりをいれてミントを飾る)
:「ひいふうみい……」(なんだ、こんなもんか)
達大 :「まぁ、とりあえずすぐに捕まるのはここにいるお嬢さん
:方くらいです」
美香 :「あっ、たしか……桜木のおじさんだ」
達大 :「お久しぶりですね。でも、おじさんじゃないですよ?」
:> 美香ちゃん
つみき :「はい、すぐに捕まるお嬢さんです。今日はよろしくお願
:いします」(ぺこり)
みかん :「あはは」
智美 :「こんな子に『おじさま』と呼ばせてるのか」
達大 :「変なフィルタを掛けんで下さい。オジサン、と言われた
:んです」(苦笑)
美香 :「?」<よくわかってない>おじさま
達大 :「さ、そんなことよりケーキをどうぞ。なんだったらお茶
:でもお淹れしましょうか?」
智美 :「いらっしゃいませ。今日は桜木さんが皆さんにご馳走し
:てくださるそうですよ。遠慮無く食べてってね」
達大 :「──へ?」
:「あの、なにやら聞きなれぬ言葉が聞こえたんですが?」
智美 :(しかめ面で手招く)「ちっとは体裁考えなさい」>達大
達大 :「体裁と仰いますと?」
智美 :「あんた、バカ? ケーキにつられて女の子かきあつめた
:なんて言って良かったの? いいかっこしておこうとか考
:えない、普通?」
達大 :「はぁ──でもまぁ、あの年頃の子達にイイカッコしても、
:ですし」
:「(変にカッコつけてロリコン疑惑深めそうだしなぁ)」
[chita] # うーん。じゃあの子たちは、別に格好を気にしなくてもいい仲
なのかあ
[Catshop] # そうですねぇ。一応弟子(つみきちゃん)と、ある程度気心の知
れた顧客の妹さん(みかんちゃん),その友達(美香ちゃん)です
から。> 格好を気にしなくても
つみき :「それじゃあお言葉に甘えさせて頂きます。お、じ、さ、
:ま?」(くくく)
美香 :「それじゃ、いただきまーす」(喜色満面
達大 :「お代わりは自由。その代わり、三人ともボクのことを
:『おじさま』と呼ばないこと──ってところで如何です?」
みかん :「はぁーい」
[hari] にこにこ
美香 :「じゃ、なんて呼べばいい?」
みかん :「おじちゃまはどう?」
つみき :「おじさまはまだお若いのだから、お兄さんくらいにして
:おかないと後が怖くてよ」
達大 :「そうそう。お兄さんくらいにしときましょう」
みかん :「お兄さん?」
美香 :「もっとも、歳いくつなのか知らなかったっけ」
達大 :(苦笑い)
美香 :「んー、どーでもいいけどこのケーキおいしー」
:(もぐもぐ)
みかん :「まだおかわりするから、ちょっと待ってね(ぱくぱく)」
達大 :「(うわっ、スゴイ勢いだ──こ、これはもしや全部食べ
:尽くされるってオチかっ!?)」
[Catshop] # しかし女三人寄れば姦しいとは本当ですな(笑)。
[Catshop] # 一気に賑やかになった。
美香 :「おじ……おにーさん、ボーゼンとしてるけど、食べない
:のー?」
達大 :「まぁ、ね。とりあえず気にしないで食べててください」
:> 美香ちゃん
つみき :(もそもそ食べてる)
達大 :「つみきさん、お味はいかがですか?」
[Catshop] # とりあえず、この中で一番舌が肥えてそうな人に探りを。
# ──でも本当はみかんちゃんの方が舌が肥えてるかもしれない。
つみき :「なかなかいいお味です。今日はついてるわ。」
達大 :「(よしよしっ)」
みかん :「うーん、お兄ちゃんの味とはやっぱ違うね」
達大 :「それはわざわざお呼び立てして来ていただいた甲斐があ
:りました」(にこにこ)
美香 :「ほっぺたが落ちるっていうの? こういうのって」
:(もぐもぐ
みかん :「レシピとかもらえるかなー」
智美 :「うん、あとでね」>みかん
みかん :「よしゃっ」
達大 :「で、智美さん。ボクも頂いて宜しいですか?」
智美 :「もう量の見当はついたんだっけか」
達大 :「この三人が既に食べた量より多くなんてとても食べられ
:ないですから」
智美 :「そうか。ならまあ欲しいだけ取るといい」>達大
達大 :「(よしっ)」
つみき :「あら、失礼ねー。そんなに食べてないのに」
達大 :(黙々とケーキに取り掛かる)
美香 :「みかんちゃん、自分で作れるの?」
みかん :「うぅん、お兄ちゃんに作ってもらうの」
つみき :「せっかくだし一緒に作らない? たまにはそういうのも
:いいじゃない」>みかん
みかん :「あ、いいかも。やってみる?」
つみき :「任せなさい。こう見えても結構器用なの」>みかん
美香 :(みかんさんとつみきさんを交互に見て)
:「……私も料理やお菓子作り覚えた方がいいのかなー」
みかん :「味見はおにいちゃんだね(くすくす)」
つみき :「先生でもいいけどね」
達大 :「そうですね。前野さんには最高の出来のヤツを食べて欲
:しいでしょうし」(さらっ)
つみき :「真剣勝負ですからね、こういうのは」
美香 :「……先生って桜木のおにーさんのことだよね」
:(達大さんにジト目)
達大 :「まぁ、本当は先生って呼ばれるほど大した人間じゃあり
:ませんが」(もぐもぐ)
みかん :「パソコンでトラブルが起きたときに、電話一本で治して
:くれるの」
美香 :「へぇ〜」
つみき :「私が師と仰いでいるのだから、もう少し見栄きって貰わ
:ないと。実戦経験豊富なのよ、老若男女問わず」
みかん :「へー、そうだったんだ」
美香 :「じっせん? 戦ったりするの?」
つみき :「色々あるの」(お茶をのむ)
達大 :「師と仰いでくださるなら、誤解を招くような表現はしな
:いで欲しいんですがねぇ」(苦笑)
美香 :「ふーん……?」<やっぱりよくわかってない
みかん :「誤解って?」
[hari] # 素直な好奇心
達大 :「老若男女問わず、とか」
智美 :「誤解されてるのか」
つみき :「君たちにはまだ早いようなこと、だね」
みかん :「へー」
達大 :「しかし、ホントに美味しいですねぇ」(ぱくぱく)
つみき :「ですねえ」(にこにこ)
みかん :(誰かに聞いてみよ)
[Catshop] # はっ、みかんちゃんが良からぬ道へっい
[hari] # いや、断片情報の流布による誤解の増幅を(ふふふ
美香 :「まーどーでもいいや、おいしー」(ぉぃ
智美 :「これ、材料のメモね。誰が欲しがってたんだっけ」
みかん :「はーい」
[gallows] # む、そろそろちと寝ます
[gallows] # 2時間くらい寝ないともたなさそうだ。すいませんが、この辺
で
[Catshop] # あいはい。> もたなそう
時系列と舞台
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2004年7月7日、知多製麺所
解説
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ティラミスの作り方(智美流)
●ケーキの片面にブランデー、もう一方にコーヒーを染み込ませる(2枚)
●出来たものを器の底に敷き、ぶわぶわを流しこんで、残りの1枚を上に被せ
てココアを振る
$$
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