[KATARIBE 27641] [HA06L]チャットログ:『浴衣を着て蛍狩りなデート(前編)』

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Date: Thu, 24 Jun 2004 00:03:59 +0900
From: 瑠奈(るな) <luna-web@jcom.home.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27641] [HA06L]チャットログ:『浴衣を着て蛍狩りなデート(前編)』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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References: <20040607162335.FBBA7520.chita@ma.akari.ne.jp>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27600/27641.html

#HA06-01 2004/05/29のログ。
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エピソード『浴衣を着て蛍狩りなデート(前編)』
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登場人物
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 岡啓介        :人狼であることを除けば普通の人。美琴の彼氏
 氷川美琴      :狐狗狸が憑いていることを除けば普通の人。啓介の彼女


デートへのおさそい
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 美琴@自宅    :「……メールの返事、ないっ……」(寂しげに)
 SE      :(通話着信音)
 美琴     :「あっ」(携帯を着信する)
 啓介     :「もしもしっ」

[Luna]   # ちなみに音は啓介さんからの電話は専用の受信音です
[MOTOI]   # だろうな(ぉ

 美琴@携帯  :『あっ……啓介さん……おひさしぶり、です』
 啓介     :「ごめんごめん、バイトしててすぐに返信できなくてさ」
 美琴@携帯  :『いっ……いえっ……急いではいなかったですけど……』

[MOTOI]   # メールの内容は、「蛍見に行きませんか」とか?
[Luna]   # 単純に「相談したいことがある」という感じ

 メールだけで用事を済ませず、電話などに持っていくというのは作戦だったり(ぉ

 啓介     :「それで、相談っていうのは?」
 美琴     :「そっそれなんですけど……」
 啓介     :(言葉を待ってる)
 美琴     :「この間、テレビで野生のホタルのことをやっていたんで
                 す」
 啓介     :「蛍……(最近は街中じゃ見られなくなったな)」
 美琴     :「それで……もしよかったら一緒に……」
                 (電話の向こうで赤面)
 啓介     :「(って……これって、デートの誘い……だよなぁ)」
                 (見る見る顔赤く)


いきなり話が飛躍したのです
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 啓介     :「あー、うん、うん、そりゃーもう」
                 (電話しながら赤面)
 美琴     :「ありがとうございますっ。啓介さんに浴衣選んでもらえ
                 ると、うれしいですっ」
 啓介     :「ゆ、ゆかた?」(汗
 美琴     :「ホタルを見に行くなら……浴衣でいきたいんです」

[chita]   # そうか。見るだけか
[MOTOI]   # しかし、今思ったのですが、現在は、浴衣・下駄で歩いて行け       
              る範囲に、蛍って居るんだろうか
[Luna]   # 吹利ならいるかもしれませんね
       あと、いちおう車という手段もありえますし
[chita]   # 浴衣に登山靴
[MOTOI]   # そっか、以前教習所通いのネタやったっけ<啓介(わすれんな
[Luna]   # 街から少し外れた小川とかがあれば手軽でしょうけどね

 啓介     :「わかった、そ、それじゃ、どっかで落ち合おうか」
                 (まだ赤面)
 美琴     :「は、はいっ」(まだ赤面)
   「えっと……啓介さんがお休みの日に……」
 啓介     :「とりあえずは、明日は講義もバイトもないから……時間
                 は、美琴ちゃんの都合でいいよ」
 美琴     :「そうしたら……お昼に浴衣を選んで……夜に見に行きま
                 せんか?」
 啓介     :「それじゃ、それまでに、蛍が見られそうなところ捜して
                 おくよ」
 美琴     :「あっ……ありがとうございますっ」


デート場所の下見(ってこれはアリ?)
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[Luna]   # きっとホタルが見れてかつ人の少ない穴場を探すのだろう
[MOTOI]   # Webなどで検索した後に変身してひとっ走り下見してくるとか
       (ぇ
[Luna]   # さすが啓介さんですねw
       その間に美琴さんは浴衣用の髪型を研究
       きっとアップにしますね
[MOTOI]   # まー、PLレベルでは捜すの大変ですが
[hari]   # いそいそうきうき、と言う効果音が聞こえそうだ
[MOTOI]   # 啓介は、運良くいいところを見つけられたことにするか(何
[Luna]   # きっと野生のカンで(ぉぃ

 啓介@狼   :「(うん、ここなら人も少ないし、浴衣で歩いても危なく
                 はない)」

[Luna]   # そして狼がいても怪しくない、とw
[MOTOI]   # うひ(w

 啓介@狼   :「(ちょっと家からは遠いな……レンタカーでも借りよう
                 かな……)」
                :「(……来月節制しなきゃ)」(汗

[OTE]    # そこで犬ぞりですよ。
[MOTOI]   # 街中走れません(汗
[OTE]    # Σ( ̄□ ̄;)
[MOTOI]   # 雪降ってないし。
[Luna]   # レンタカーは夜だけプランにすると安いですよ(ぉぃ

 啓介@狼   :「(まぁ、美琴ちゃんのためだし、一生懸命働くしかない
                 か)」
 啓介@狼   :(帰宅)

[Luna]   # うう、うれしいなぁ<一生懸命働く
       でもきっと美琴ちゃんはそういう面には気がついていないと思
       う
[MOTOI]   # まー、夜にまたがると、翌日に返さざるを得ないから
       ちょっと割高かも(^^;


彼氏が彼女の家にお迎えに
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[MOTOI]   # さて当日編、行きます?
[Luna]   # はいー
       まぁ願いがかなったのか、天気はよかったということで(ぉ
       待ち合わせにするかあるいは……迎えにきます?
       美琴ちゃんが啓介さん宅に行くという選択肢もありますが
[OTE]    # お迎えか。いいねぇ。
[MOTOI]   # まー迎えに行くでしょう。

 啓介     :(呼び鈴押下)
 SE      :がちゃ
                 (呼び鈴が鳴ったと同時くらいにドアが開く)
 美琴     :「……啓介さんっ」(赤面)
 啓介     :「こんにちは、美琴ちゃん」(笑顔、でも赤面
 美琴     :「こっ……こんにちはっ」(ぺこっと赤面)
 美琴     :「今日はありがとうございますっ」(またぺこっと)
 啓介     :「いやいや……それじゃ……早速出かけようか」
 美琴     :「あっ……はいっ」
                 (靴を履いて玄関の外に出て鍵をかける)

[Luna]   # ちなみに今の服装は半そでのブラウスにスカート、それに小さ
       なバックを持っています
[MOTOI]   # 啓介は普段どおりの服装です(何
[Luna]   # なるほど
[MOTOI]   # そりゃ家でボーっとしてる時よりは清潔感ありますけど(苦笑
[Luna]   # そりゃデートだもの、気合入って当然かと(何

 美琴     :「それで……実は……」(ちょっともじもじ)
 啓介     :「……ん?」
 美琴     :「……浴衣の予算……あまり多くないんです」
 啓介     :「……そうか……」
  :「一応、簡単に何軒か店を調べてはみたけど……こういう
                 のは美琴ちゃんのほうが詳しいかな?」
 美琴     :「ここから近いところで……いいですか?」
 啓介     :「うん、どこでも付き合うよ」

[Luna]   # 歩いて10分くらいのところに何故かユニクロがあったりして
       (ぉ
[MOTOI]   # なるほど(^^;
[Luna]   # そうすると……
       浴衣2着買って小物買っても1万行かないのが作戦w

 啓介     :「ここは……(オレも随分お世話になってる店だな)」
 美琴     :「武さんが教えてくださったんです」
 啓介     :「なるほどね……それじゃ、入ろうか」
 美琴     :「はいっ」

[Luna]   # 入店して、浴衣コーナーへ、って感じですかね
[MOTOI]   # まー、啓介の選択は
       派手すぎず地味すぎずといったところでしょうか。
[Luna]   # 折角なので……選んでいただきましょうか(にっこり

 何がどう「折角なので」なのかはよくわかりません(ぉ

 美琴     :「……いっぱい……あるんですねっ」
 啓介     :「豊富だ……なぁ」
 啓介     :「(この中からオレなんかに選べってかーっ!?)」
 美琴     :「……啓介さん……どれがいいと思いますか?」
 啓介     :「うーんと……」

[MOTOI]   # http://www.uniqlo.com/check/yukata.asp
       蛍を見に行くんだから、「蛍とすすき」かねぇ(安直
[Luna]   # それでもいいですのぉ
[MOTOI]   # PLが選ぶとしたら、「撫子づくし」もいいなぁ
      (お前の好みを聞いてるんじゃない
[Luna]   # ほほぉ
       ちなみに浴衣って試着は……できないんだろうなぁ

 啓介     :「これと……あと、これなんかどうだろう?」
                 <「蛍とすすき」「撫子づくし」
 美琴     :「あっ」(赤面)
 啓介     :「まぁ、オレはこれがいいと思っただけで……最終的には、
          美琴ちゃんが気に入ったのを買えばいいよ」(赤面
 美琴     :「(こちら(蛍とすすき)は大人っぽくて……
                 こちら(撫子づくし)はかわいい……)」
 美琴     :「(啓介さんに合わせるなら……)」

 ここは『年上の啓介さんに合わせるなら』ということです

 美琴     :「こちらにします」(蛍とすすきを指差して)
 啓介     :「うん」
 美琴     :「あとは下駄と……」
 啓介     :「荷物オレが持つから、自由に選ぶといいよ」
 美琴     :「あと……」(何故か紳士の浴衣コーナーへ)
 啓介     :「(え、まさか……)」
 美琴     :(市松模様の浴衣のLサイズをチョイス)

[Luna]   # おそらく前日とかにこっそり選んでいたものと推測

 美琴     :「これと……下駄を……」
                「……選び終わりました」(にっこり)
 啓介     :「それって……男物だよね?」
 美琴     :「はいっ」
                 「これは……啓介さんに……」
                 (言っているうちにみるみる顔が赤くなっていく)
 啓介     :「お、オレの分、選んでくれたの?」(赤面)
 美琴     :(こくこくこく)
 啓介     :(かーっ)<顔が赤くなる擬音
 啓介     :「と、とりあえず、せ、清算しようか」(汗々)
 美琴     :「はっ……はいっ」
                 (浴衣2着、下駄2足をレジに持っていく)
 啓介     :「お、お願いします」>店員
 美琴     :(1万円札を出して精算))
 啓介     :「あ、待って待って」<財布出す
 美琴     :「えっ」(赤面)
 啓介     :「お金は、大切にしないとね」
                 <代わりに1万円出そうとする
 美琴     :「ちょ、ちょっとまってくださいっ……」
                 「きょ、今日は……私がお願いしたっ……からっ……」
 啓介     :「で、でもさ、オレの分まで選んでくれたじゃないか」
 美琴     :「それもっ……私のわがままだからっ……」
 啓介     :「オレの分まで、美琴ちゃんに払わせられないって……」

[MOTOI]   # 店員うんざりしそうだ(ぉぃ
[Luna]   # それこそサンドバック(ありません
[MOTOI]   # 下手したら呪われそうだ(ぉぃぉぃぉぃ

 サンドバックに関しては以下のログを参照。
        http://kataribe.com/IRC/HA06/2004/05/20040529.html#230000


 美琴     :「いつも啓介さんにお世話になっていますし……今回は払
                 わせてください……」
 啓介     :「そりゃ気持ちは嬉しいけど……
                 (まだ高校生の美琴ちゃんに、そんな負担かけるわけには
                 ……)」
 美琴     :「……店員さんも待っていますし……ここは私が……」
 啓介     :「……」
                 (美琴ちゃんの意志の強さに何も言えなくなる)

[MOTOI]   # 嗚呼情けない(何
[Luna]   # まぁどのみちレンタカー代もありますしねぇ

 啓介     :「……ありがとう。この分の埋め合わせは必ずするよ」
 美琴     :「……ごめんなさい」(小声で)
 啓介     :「謝ることはないよ、オレのために……してくれたことな
                 んだし、さ」(赤面で
 美琴     :「あっ……あとは……着替えないとっ……」
 啓介     :「それじゃ……暗くなってきたら、またオレから迎えに行
                 くよ」
 美琴     :「あっ……はいっ……」


後半に続く……予定。
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[Luna]   # ってところでこのシーンは一旦切り?
[MOTOI]   # ですかねー
[Luna]   # このあと着替えてレンタカー借りてお迎え、という感じです
       か?
[MOTOI]   # クライマックスの蛍狩りはちと休憩挟んでからにしたいのです
       が
[Luna]   # はいー……って、狩るんかいw
[MOTOI]   # 見に行くだけでも蛍狩りって言うみたいですよー
[Luna]   # なるほど(ぽむ


イベントですから
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[Luna]   しかしまぁ
      浴衣買うだけでも一大イベントだなぁ
[MOTOI]   この二人はねぇ(ぉぃ
[Luna]   だねぃ
            困ったものです

 初々しいカップルにとってはどんなささいなことでも一大イベントになるものです。


時系列と舞台
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 2004年5月 梅雨入り前の吹利市にて


解説
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 言葉を交わすだけで赤面してしまう初々しいカップルが、蛍狩りデートのためにお
互いに着る浴衣を選ぶ話。


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