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Date: Sun, 2 May 2004 02:28:07 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27527] [KA] 語り部の自由度とシンプルさ (Re: [KAL] 現行語り部における役割分担はルールでなくプレイヤーレベルで行われる)
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2004年05月02日:02時28分07秒
Sub:[KA]語り部の自由度とシンプルさ(Re: [KAL] 現行語り部における役割分担はルールでなくプレイヤーレベルで行われる):
From:吉GUY
吉GUYです。
こちらは、語り部の自由度とかシンプルさの正体は？
とか、だからどうする？
とかそんな話です。
自由度とシンプルさ
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> 多少制約（ガープスのように合計値を決めるとか）があっても、語り部の
>自由度はそれほど落ちないと思うので、制約をつけたほうがゲーム的な楽し
>みが増えるような気もしますが。
> ただ、私もいろいろ考えてみたけれど、「結局元の形がシンプルよなぁ、
>どのみちＰＬの意識しだいよなぁ」となってしまうのよね。
> 吉ＧＵＹさんもＫＲの魔法でいろいろ苦労されてましたし。ゲーム性と趣
>味性の両立は難しいようです。
語り部の自由度は「能力に何を設定しても同じだから好き勝手に設定して良
い」(趣味性の保証)という技能万能制が根幹にあります。
しかし自由度と言っても、視点を変えればそれは「語り部の徹底した不自由
さ」でもあります。つまり
PLがどんな行動を考え付いても、同じ制限でダイスを“振らされる”
→何をしても同じコストがかかる
→どんな行動(RP)もゲーム上の資源の有効な消費手段としての差異がない。
→RPがゲーム性に関係しない
ワケです。
そしてこの選択肢の無い不自由さ(＝どんな行動も同じ制限でダイスを振る)
がシンプルさでありましょう。
つまり、語り部の自由度もシンプルさも、ロールプレイングをリソースにし
て成立するゲーム性を否定して獲得したものであるため、語り部でRPGを行うこ
とは極めて相性が悪い(というか無理)ということになります。
(それ故、RPGを志向するKRは語り部の枠から脱却したわけです)
少なくとも、語り部がこの「自由度」と「シンプル」さに価値を置く限りは
RPGとしての機能はスポイルされたまま、と言えるでしょう。
もっとも、「RPGである」ことだけがゲーム性を獲得する方法ではないので、
ゲームにおいてRPGに固執する必要は無い、と思いますし、そもそもゲーム性を
保持すること自体、必要なことなのかどうか検討する方向性もあると思います。
以上です。
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