[KATARIBE 27522] [HA06P]エピソード『悪と正義の激闘(後編)』

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Date: Sat, 01 May 2004 03:04:49 +0900
From: アキト <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 27522] [HA06P]エピソード『悪と正義の激闘(後編)』
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#HA06 2004/01/18のログ。
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エピソード『悪と正義の激闘(後編)』
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登場人物
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 結夜       :闇の眷族としての本領発揮中の学生。疲れてる。
 健一郎      :結夜の友人。常識人だが普通人ではない。
 猫丸       :只者ではないが猫。ワッフル盗難の重罪猫。
 カレー仮面    :ずんぐりむっくりの正義の味方。正体も謎。
 達大       :猫丸の知り合い。大人な対応を見せる。

前回までのあらすじ
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 結夜くんの大切なワッフルを猫丸君が略奪したものの、これに激怒した結夜
くんが人間としての尊厳をかなぐり捨てて奪還に乗り出す。これを自称正義の
味方であるカレー仮面が止めに入るが、結夜くんは頑として譲ろうとしない。

 混乱に乗じて猫丸君が逃げようとしたが、結夜くんはもちろん、味方である
はずのカレー仮面からさえも妨害されてしまう。


 健一郎    :「……(何しにきたんやこのおっさん)」>仮面

懲らしめてやる
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 結夜     :「それとも、このままここで短い人生終えるか? ああ?」

 達大     :「──む」
 達大     :「いつぞやの学生さんが、猫丸を懲らしめている」


仲裁の手
--------

 達大     :「えと──学生さん、猫丸が何か粗相を?」
 結夜     :「……んむ、飼い主ですか?」
 達大     :「いえ。友達です」

 結夜     :「じゃ、飼い主知ってます?」
 達大     :「飼い主──は、いないと思いますよ?」
 猫丸     :「にゃっにゃーっ」
 結夜     :「そうか、いないか……」

 カレー仮面  :「ふむ。示談に入ったようだな。
        :これで体を温めると良いだろう」
        :(そっと、結夜が買ったのと同じワッフルの袋を置く)

[OTE]    # そして、カレー仮面は消える。しゅるるー

いっそ売り飛ばして
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 結夜     :「なんか珍しそうな猫やし、前野さんあたりなら
        :実験とかに買ってくれるかもしれない」
 健一郎    :「………」(寒気

 達大     :「ところで猫丸が何をしてしまったんでしょう?」
 結夜     :「ふふふ〜。私の大切なワッフルさんを
        :奪ってしまわれたのでございますよ、この猫さん。」

 結夜     :「支払能力がないのなら最早売り払うしかない」
        :(くっくっく)
 健一郎    :「……」(そして恥ずかしい

猫身売買は止めよう
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 達大     :「えと──あの、友達なんで実験とかに使われちゃうと
        :こう、いろいろと──」
 達大     :
 結夜     :「……ふむ」

 達大     :「(まー、いざとなったら前野さんと直接交渉して
        :身請けするって手もあるだろうけど)」

大人の提案
----------

 達大     :「ここは一つ、如何でしょう? 
        :この近くの喫茶店で、それはもう
        :美味しいワッフルを焼く店があるんですが」

 達大     :「そこでワッフルと紅茶をご馳走するってコトで
        :手打ちにしませんか?」
 達大     :(にこにこ)

 結夜     :「……ふむ」
 達大     :「もちろん、そちらのお友達も一緒に」
 達大     :「(もう一押しかな?)」
 健一郎    :「……(流石に大人やな)」>達大さん

大人と大人じゃない対応
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 健一郎    :「それはありがたいですけど……でも、
        :俺は自分で払いますて」

 結夜     :「(いや、私は駅前でワッフルを買い食いする
        :ささやかな幸せを奪われた怒りを
        :猫にぶつけているのであって、別にワッフルが
        :食いたいわけじゃないんだけどなぁ)」

 結夜     :「(しかし、そんな事を言ったら
        :私は外道みたいじゃないか)」

もう一押し
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 達大     :「猫丸もほんの出来心でしたことでしょうし。
        :今ごろ、心からお詫びしたいところでしょう。
        :とは言え、猫の身でお詫びの言葉を
        :口にできるわけもなく」

 達大     :「心から後悔していることでしょう。
        :ここは一つ、代わりと言ってはなんですが
        :ボクのお詫びということで?」

 達大     :「(さ、どう出る?)」

どうする?
----------

 結夜     :「(というか、ここでうんと言って
        :ワッフル奢ってもらうのもなんかダメっぽいしなぁ)」

 健一郎    :「つーか、これで断ったら
        :ただ猫苛めたいだけに見えるわな」>結夜君

 結夜     :「……いや、そんな事をしてもらっても
        :壊れてしまったささやかな幸せはもう戻らないのだ」

[TK-Leana] # ぽいと猫を投げる

最後の一押し
------------

 達大     :「(──うーん。まだ迷ってるな。
        :ワッフルと紅茶で一人\1,000-弱。
        :まぁ、もう一押ししとくか)」

 結夜     :「もーいいですわ」(くるり)
 達大     :「本当に申し訳ありません。
        :猫丸に代わってこの通りお詫びいたします」

 達大     :「どうでしょう、お詫びということで
        :申し出を受けては頂けませんか? 
        :ただお返しするのでは、友達として心苦しい」

 健一郎    :「こっちこそ申し訳ないですわ。
        :大人気のない友人で」>達大さんにボソッと
 結夜     :「いや、いいです。失礼……」

[TK-Leana] # と、去ります

 結夜     :「(ああ、最後に残ったワッフルも
        :もう冷えてしまって……切ない……)」

[TK-Leana] # なんか暴走してたところをふと冷静に返り、
       色々鬱になってる感じもありそうだ

そして大人なフォロー
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 健一郎    :「ホンマに、申し訳ないです」>達大さん
 達大     :「──うーん。なんかとても哀れを誘う背中だ」

 健一郎    :「まぁ、受験で疲れとる、ちゅうことにしたってください」
 達大     :「いやいや。どうやら、猫丸が
        :非道いコトをしてしまったのがコトの発端のようです」

 達大     :「これで、彼に何かご馳走してあげてください」
        :(2000円札を渡す)

 健一郎    :「あ、いや、それじゃかえって悪いですって」
 達大     :「いえいえ。そんなことはありません」

 達大     :「それでは。猫丸には、ボクの方から
        :とっくりと言って聞かせますんで」

 猫丸     :「にゃーっ」
 達大     :(猫丸を摘み上げる)

 健一郎    :「……すみませんです」
 達大     :「では」

[Catshop]  # 達大、制止をやんわり振り切って退場。

 健一郎    :「(勿体無いけど結夜に渡すか。
        :これで俺が使うたらネコババやしな)」(もう一つ溜息

こちらでもお説教
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 達大     :「──お前ね、オヤツなら
        :いつもボクからせびってるだろうに」
 猫丸     :「にゃーっ」(てへっ、という感じで)
 達大     :「もうこれで懲りろよ。
        :学生さん、かなり落ち込んでたぞ?」
 猫丸     :「にゃーっ」
 達大     :「──反省しろってば。まったく」(溜め息)

解説
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 まじんはワッフルの匂いが苦手なのだ。

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