[KATARIBE 27488] [HA06L]チャットログ:『路傍の忍者』

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Date: Mon, 12 Apr 2004 05:58:25 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27488] [HA06L]チャットログ:『路傍の忍者』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20040412055825.CAF34C60.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 27488

Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27400/27488.html

#HA06-02 2004/01/22 23:00のログ。
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[HA06L]チャットログ:『路傍の忍者』
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登場人物
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 桜木 達大  :一介の会社員。伝説の果実「ごちご」について調査中
  ※ごちご: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27200/27230.html

 藤林 日和  :忍者装束の女性。携帯食糧「忍者丸」を所持


蓄えが心許なくて
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 日和     :「ひいふうみい……」
        :「忍者丸が200年分くらいしか残ってない。このへんの食
べ物は魚も
        :鳥もなんだか臭いし、困ったな」
 達大     :「──?」

[Catshop]  # 通り掛かり。

 達大     :「(ニンジャ? また、この現代社会に随分と珍しい)」
 日和     :「虫も臭いしなあ」
 達大     :「200年分もあれば、十分持ちそうですけどね」
 達大     :「ところで何が臭いんです?」(にこにこ)

[Catshop]  # ものめずらしさに負けたらしい。

 日和     :「……」(うわめづかい)>達大
 達大     :「──?」
        :「(警戒されたかな?)」
 日和     :「ええと。こういう場合はどう答えるんだっけ」
        :(おもむろに巻物をひもといて数秒)
 達大     :「──?」

怪しまれないための会話
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 日和     :(巻物を巻く)「ええ、最近サバイバルに凝っておりまして、
いろいろ
        :と山菜を採集しておりますの。ほほほ」
 達大     :「はぁ──あ」
        :「じゃぁ、よく山に入ったりもされます?」
 日和     :「ええと」(数秒)
        :「ええ、休みの日には良くハイキングに行きますわ」
 達大     :「あの──その巻物は?」
        :「(なんだか面白そうな人だな)」
 日和     :「これは愛用の手帳ですの」
 達大     :「はぁ」
        :「(また無理のある誤魔化しをするなぁ)」(にこにこ)
 日和     :「山菜がどうかなさいまして?」

答えにくい問い
--------------

 達大     :「話は変わりますが──ごちごって果物はご存知ないです
か?」
 日和     :「ごちご……」
        :「野苺の皮の薄いような、紅色の、蔓草に生っている……
あれですか」
 達大     :「はっ──やっぱりごちごはあったんだっ」
 日和     :(なんとなく忍者丸の入った竹筒を後ろに隠す)
        :「あいにく私も名前を知っているだけで、どこで手に入る
かは……」
 達大     :「──そうですか」(がっくり)
        :「いや、でも実在が確認できて、見た目も詳しくわかった
だけでも」
        :(立ち直り)

 日和     :「(済まん、教える訳にいかん。それは忍者丸の大事な材
料の一つだ)」

 日和     :「お役に立てませんで申し訳ありません」
 達大     :「いえ。そんな──」
        :「なにしろ本にちょっと書いてあったのを読んだだけで、
外見も知ら
        :なかったくらいですから大収穫でした」(にこにこ)
 日和     :「余計なことを言ったかな」(ぼそ)
 達大     :「えっと──」(胸ポケットに手を入れる)
        :「もしごちごを見つけたら、ここに連絡ください」

[Catshop]  # 名刺 『矢垣物産(株) ITサービス事業部 吹利事業所 桜木 達
大』

 日和     :「……ここが、ごちごを扱う卸問屋ですの?」
 達大     :「他にも何かお困りになった時は、お気軽にどうぞ」
 日和     :「では、それらしい物が見つかったらご連絡差し上げます」
 達大     :「宜しくお願いします」

この場はお別れ
--------------

 達大     :「──あ」
        :「仕事に戻らなきゃっ。それじゃすいません、失礼します」
(軽く会
釈して走り去る)
 日和     :「……」(見送る)
        :「……彼はもっと体を鍛えないといけないのではなかろう
か」

時系列と舞台
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 2004年1月下旬、吹利近郊の農村の一角

解説
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 達大が日和からごちごを入手できるかは未定。

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