[KATARIBE 27105] [PW]語り部ファンタジー系サプリメント「真珠世界」(仮)準備稿第2版(Re: )

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Date: Mon, 5 Jan 2004 01:20:02 +0900
From: 瑠奈(るな) <luna-web@jcom.home.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27105] [PW]語り部ファンタジー系サプリメント「真珠世界」(仮)準備稿第2版(Re: )
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 こんにちは、瑠奈です。
 先日UPした準備稿にCatshop/桜井@猫丸屋さんの意見を加えて調整してみま
した。

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  語り部ファンタジー系サプリメント「真珠世界(仮)」

                    準備稿 第2版 2004-01-05

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サプリメント「真珠世界(仮)」について
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 語り部にはじめて参加する人でも参加できるファンタジー系サプリメント。
 冒険(セッション)や会話(キャラチャット)を行うことを主眼とする。


真珠世界(仮)の世界設定
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【生活水準基準】

 衣類:綿・絹・麻・羊毛・皮などの自然素材のものを使用。
    縫製を行い、紐でしめる。(ボタンはない)
    実用性重視で派手な装飾は一部上級階級をのぞいで行われない。
    化粧・髪染・刺青なども種族・一族によっては行われている模様。
 食事:肉・魚・野菜・果物等、われわれ(PL)とほぼ同様のものを食す。
    酒もつくられている。
 住居:煉瓦や木造、土壁を用いている。
    城や城壁には石を用いることもある。
 工芸:徒弟制度の手工業
 政治:せいぜい封建制度で都市国家ベース
     (都市といってもせいぜい千人規模とか) 
    街単位、あるいは組織・集団の社会もみられる
 交通:馬・帆船

【地理基準】

 気候:温暖で四季の変化がハッキリしている。 
    つまり春は暖かく、夏暑く、秋は収穫の時期で冬は寒い。 
    北の方に行けば寒くて雪深く、南にいくほど暖かい。 
 地形:山がちで川は急流。 
    ホームグラウンドのある街のあたりは盆地で、東西北を山に囲まれて
    いるが、南側は広く肥沃な平地になっている。 
    平地の向うは湾になっていて、割と良好な漁場。湾沿いに漁師町もあ
    る。 


魔法的存在の根幹たる遺物とはなにか
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 他の世界でゴミとして捨てられたものを核にして、魔法が成長する。
 そして熟した魔法は殻のように迷宮を広げる。真珠のメタファ。
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【遺物とは】

 遺物とは、真珠世界の文化を規定する『核』である。
 しかし、その遺物が何故真珠世界にあるのか……それを知る者はいない……

 遺物とははわれわれ(PL)の世界にあるものがゴミとして捨てられ、真珠世
界に流れ着いたもの、とされている。
 真珠世界からみれば『異物』であるがゆえに、世界にただよう形のない力を
ひっかけて、それを核にして魔法として成長する。それが熟すと迷宮を産むの
で、刈り取りに行く。
 遺物を得ることで得ることで世界と一族と自分を書き換えていくことができ
る。 

【遺物の名前】

 %%感情%%をまとった%%ゴミ%%。これとは別に固有の名前をつけてもよい。
 特に祭器(後述)とする場合は固有の名前を付けること。
 (例)威厳ある壊れた眼鏡
    百の剣と銘打たれた魔剣
    温厚な招き猫「ザハトアルーダハ」

【遺物のデータ表現】 

 遺物のデータは、名前、重さ、大きさ、来歴(いわゆる文章による設定)、
特徴(遺物にまとわりついた感情や因縁、形状など)、技能値(具体的な機
能)で表される。 
 簡易データは、所有するPCのキャラシートに記述するが、それとは別に遺物
用のキャラクターシートを作成し、管理する。 
 これにより、遺物のデータが共有できるようになり、ひいては世界設定の広
がりも共通認識にすることができる。

【遺物の使い方】

1.遺物を魔法の道具として使う         (基本的な魔法道具)
   ○ 使いたいときだけ使える。
   ○ 遺物の持つ感情に取り込まれない。
   ○ 遺物の技能の使用についてパーティ全員の余力を利用できる。
     (パーティの誰でもその技能を使える、渡すことができる)
   × 他者に奪われたり紛失する可能性がある。
   × 遺物の持つ感情を利用できない。

2.遺物と融合して、能力として使う       (寄生型魔法道具)
   ○ 他人が奪うことができない。
   ○ 感情を一体化できる
   ○ 身体を変化させることができる。
   × 遺物の技能や特徴が強制的に付与される(はずせない)。
   × 外見が変化する。
   × 偏った感情に振り回される。
   × 死んだら失われる。

3.祭器として組織・集団の共有物にし魔法を得る (祭器と魔法) 
 手にいれた遺物を組織・集団の共有物として献上する。これを祭器と呼ぶ。
 組織・集団との魔法的リンクを通じて、祭器から力を引き出す形で、遺物か
ら直接力を引き出す。(真珠世界ではこれを魔法と呼ぶ) 
   ○ 社会的地位が得られる。 
   ○ 自分の所属する組織・集団の勢力が増す 
   ○ 組織・集団に属するもの全員が使える。 
     (社会的特徴の高さに応じて) 
   ○ 他人が奪って、その力を使うことはできない 
   ○ 祭った場所に行けばその力をサービスとして得られる。 
   × 魔法はアイテムではないため、パーティ内でも共有できない 
   × 遺物を自分で所持するケースと比べて、得られる技能値・特徴が 
     小さい。(低めの技能値で関連する能力が得られる) 
   × 遺物そのものは自由には使えない 

4.祭器として組織・集団の共有物し呪具を得る (祭器と呪具) 
 手にいれた遺物を、祭器として組織・集団へ献上する点では3と同じ。 
 但し、3とは違い遺物から直接に力を引き出すのではなく、祭器を模した 
アイテムを通じて力を引き出す。(これを呪具と呼ぶ) 
 呪具の入手方法は、購入や拝領であったり組織・集団によって異なる。 
   ○ 社会的地位が得られる。 
   ○ 自分の所属する組織・集団の勢力が増す 
   ○ 呪具さえ入手すれば、誰でも使える。(パーティ内で共有可能) 
     (呪具の入手は、基本的に組織・集団の構成員に限られる) 
   ○ 祭った場所に行けば、その力をサービスとして得られる。 
   × 呪具はアイテムであるため、奪われる可能性もある 
   × 遺物を自分で所持するケースと比べて、得られる技能値・特徴が 
     小さい。(低めの技能値で関連する能力が得られる) 
   × 遺物そのものは自由には使えない 


PCの基本を規定する一族とはなにか
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 「壊れた眼鏡」という異物に「威厳」という思いがまとわりついて誕生した
遺物を見いだし、それを聖具として祭り、模倣した眼鏡を神官が身につける。
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【一族とは】
 ある遺物を祭る組織・集団を一族と呼ぶ。
 一族はその遺物に由来する技能・特徴を有する
 遺物の献納が義務の種族もある(一般兵あたりの技能になる) 。
 祀る遺物によって一族の強さも異なる。


【人間以外の異種族】

 遺物の力で外見や能力が変異した一族を特に異種族と呼ぶ。
 どんな一族or個体かは遺物で色々とあり、手に入れた遺物を祀っていたら種
族的特長がついて、取り込んだ分についてはユニークな特長にする。


キャラクターシート作成について
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【必須項目】
○PCは必ず何らかの遺物を所有しているor何らかの遺物と融合している

【技能に関する制限】
 超常現象(魔法や超能力など)は遺物の力として表現される。
 超常現象に関する技能を遺物なしに取得することはできない。

【最高技能値について】 
 魔法の道具として所有する遺物(の技能値) :15 
 自分の体と融合した遺物(の技能値)    :15 
 祭器とリンクして引き出す魔法(の技能値) :14 
 祭器を模倣した呪具(の技能値)      :14 
 その他の技能               :13 

【特徴の最大値について】 
 特徴の最大は3とする。 

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 次回以降、各種テンプレートやサンプルキャラクター・サンプル遺物データ
等をまとめていきたいと思います。よろしくおねがいします。

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