[KATARIBE 26921] [HA06P] エピソード『土産の出所』

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Date: Sun, 02 Nov 2003 14:34:56 +0900
From: Paladin <paladin@asuka.net>
Subject: [KATARIBE 26921] [HA06P] エピソード『土産の出所』
To: kataribe-ml@trpg.net
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 ぱらでぃんです。

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エピソード『土産の出所』
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登場人物
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 宇多 楓    :どこからかもたらされた饅頭を持って現れた。
         http://kataribe.com/HA/06/C/0264/
 六兎 結夜  :食べた人。気にしたほうがいいかも。
         http://kataribe.com/HA/06/C/0308/
 十条 健一郎 :食べた人。気にしないほうがいいかも。
         http://kataribe.com/HA/06/C/0335/

おみやげ?
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 結夜     :「公開されなければ、それは司法ではなく私法なのだ」
 結夜     :「そして私法によって行われるのは所詮私刑でしかない……」
 健一郎    :「……なんかあったんか?」
 結夜     :「ん、健一郎か」
 健一郎    :「……聞いたらいかんことか?」
 結夜     :「目に見えぬものを誰が追求できようか。聞こえぬ声を誰
          が聞き届けようか」
 結夜     :「生まれたときより目を覆われ、耳を塞がれたものは果た
          して音や光を知ることが出来ようか」
 楓      :「皆が忘れ去った饅頭をつまみ食いしたところでそれは何
          ら咎められることはないということだな(まぐまぐ)」
 結夜     :「なんか違う気もする」
 健一郎    :「違う気がするなぁ」
 楓      :「ちなみにここでのミソは『皆が忘れ去った』というのが
          恣意的解釈だということだ(まぐまぐ)」
 楓      :「目を覆われ耳を塞がれたというのもこちら側からの一方
          的解釈にすぎない(まぐまぐ)」
 結夜     :「私刑云々のくだりはどうなるのだろう」
 楓      :「誰にも知られずここで饅頭食べてるあたり」
 健一郎    :「……だんだん意味わからなくなってきよった」
 結夜     :「ふむ、大体分かった。つまり、この場合刑を受けるのは
          饅頭の方のわけだな」
 楓      :「あとこれを隠してた弟とか(まぐまぐ)」
 結夜     :「む、新たな要素が出てきた」
 楓      :「それはそうとまだ少しあるので食べていい(箱を開ける)」
 健一郎    :「……ホンマにええんでっか?」
 結夜     :「ああ、ありがとう(一つ頂く)」
 健一郎    :「躊躇なしかい」
 結夜     :「先ほどの話から推察するに、弟も忘れてるんだろ」
 健一郎    :「もし忘れとらんかったら?」
 楓      :「知らん」
 結夜     :「そうなると、さらに関係がこんがらがってくるなぁ」
 結夜     :「いや、もう弟は除外して考えよう(ぱくり)」
 健一郎    :「うーん……まあええか(なんだかんだいって食いたい)」
 楓      :「忘れ去って腐るよりは食べたほうがいい」
 結夜     :「そうすると、パスカルの言葉をパロってこう言う事が出
          来る『我々は考える饅頭である』」
 健一郎    :「……なんか違わんか?」
 結夜     :「じゃあ『我々は皆から忘れられていたくせに今まさに食
          べられんとする考える饅頭である』か。少し長い」
 健一郎    :「いや、せやから……まあもう勝手にしてくれ」
 楓      :「『饅頭よ、汝の勝ちだ』」
 結夜     :「まぁ、饅頭は例えの一環に過ぎないので汎用性には欠け
          るか」
 結夜     :「何故だろう、みんな色々と食い違っている気がする」
 楓      :「気にしてはいけない(まぐまぐ)」
 楓      :「ちなみにこれで共犯関係成立」
 健一郎    :「ぶ」
 結夜     :「まぁ、気にしなーイ」

時系列と舞台
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2003年秋、あるところで。

解説
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楓の持ってきた饅頭は……

関連作品
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