[KATARIBE 26920] [HA06P]エピソード『つみきと子犬(前編)』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sun, 02 Nov 2003 11:48:07 +0900
From: アキト <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 26920] [HA06P]エピソード『つみきと子犬(前編)』
To: "[kataribe-ml]" <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <200311020246.hA22kT808698@sv1.trpg.net>
X-Mail-Count: 26920

Web:	http://kataribe.com/HA/06/P/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26900/26920.html

#HA06-01 2003/10/17のログ。
**********************************************************************
エピソード『つみきと子犬(前編)』
================================

登場人物
--------

 つみき    :一見普通のお嬢様。[298番]
 子犬の霊   :かわいい。
 濱野 真砂   :印象の薄いお嬢さん。[352番]

本日のイベント生成機能
----------------------

[gallows]  .rg HA06event
[Role]   rg[gallows]HA06event: 片隅からあたたかい子犬の霊が
                 こちらを見ている ですわ☆

遭遇
----

 つみき    :(目が合ってしまった……)
 子犬の霊   :(はっはっはっ)

[hari]   じーっと見てくる

 つみき    :「うう、そのような目で見ないで。
        :ああ、もう、霊じゃほんとにどうしようもないのだから」

 子犬の霊   :(じーーー)
 つみき    :「だめ。無理です。だーめ。わかった?
        :それじゃあ行きますからね」(くるり)

……いっちゃうの?
------------------

 子犬の霊   :『きゅ〜ん……』
 つみき    :(ぴた)
 子犬の霊   :『……きゅ〜ん』
 つみき    :「ふ、踏み出せない……」

[hari]   くんくん、と悲しげに鳴く声が背後から

 つみき    :(振り返り、無言でおいでおいでをする。目は合わせない)
 子犬の霊   :(しっぽを振って、よたよたと危なっかしく駆けて来る)

確かにそこに在る
----------------

 つみき    :(抱き上げる)「きみ妙にあったかいね。
        :それも、寒くなってきたからか」
 子犬の霊   :(すりすり)

 つみき    :「在る、という感覚は有るのだけど感触は無い。
        :どう考えても地縛霊の類。困ったなあ。どうしよ」

結論
----

 つみき    :「とりあえず憑かれたのに気付かない振りして
        :帰っちゃおうかしら」
 つみき    :「それでいい?」
 子犬の霊   :『わん」

アリバイ工作
------------

 つみき    :「じゃあ、しっかり頭の上に乗っていてね。
        :ほら、抱えてるとつれて帰ってきました、みたいな
        :具合になってしまうから」
 子犬の霊   :(よじよじ)

完璧なはずの計画の意外な盲点
----------------------------

 つみき    :「よーし、帰ろうか。」
 子犬の霊   :『わう』
 つみき    :(……け、結構重い。肩がこるか首がもげるかしそう)




 真砂     :「ウォーキングの練習ですか、薄着のお姉さん」>つみき

 つみき    :(不信そうに目をやるが同年代であるので
        :クラスメイトである可能性を考えてみる)
 つみき    :「……いや、知らない。うん。」

 真砂     :「ほら、モデルさんとかが頭に本とか載せて、
        :姿勢良く歩く練習するじゃないですか。
        :こんな風に」(頭に本を乗せる)

 つみき    :「これにはふかーい事情があってね。
        :好き好んでこんなの乗せてこんなところで
        :そんな練習してるわけじゃないのよ」

 真砂     :「そうですか。つまらないことを聞いて
        :申し訳ありません」
        :(つみきにお辞儀。本は頭頂から落ちない)

 つみき    :「それでは先を急ぎますので。ごきげんよう」
        :(お辞儀。子犬も落とさない)

 真砂     :「深い事情と聞けばそれ以上の事を問うわけには
        :いきませんが、どういった事情ですか……あ、ではまた」
 子犬の霊   :『わんっ』
 真砂     :「うわっ」(飛びずさる)

 つみき    :(にこやかに真砂の前を立ち去りながら)
        :(うーん、見える人から見たらやっぱり変なのかな。
        :これはさっさと帰ったほうがよさそうね)

時系列と舞台
------------

 無道邸に適度に近い路上。

解説
----

 道路で子犬の霊にであったつみき。
 放ってはおけずに無道邸までついてきてもらうことにする。

$$

======================================================
ログ切りまじん
kakoi@kataribe.com
http://www.kataribe.com/user/kakois-room/logjinny.html
======================================================

 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26900/26920.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage