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Date: Tue, 14 Oct 2003 06:05:14 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26856] Re: [HA20L]チャットログ:『マテリアライズ・プログラム』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20031014060514.09D21150.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 26856
Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26800/26856.html
#西生駒 2003/10/04のログ。
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[HA20L]チャットログ:『マテリアライズ・プログラム』
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登場人物
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永月美衣 :血染めの符で精霊を操る少女。言動が実に関西系
門前桂 :反応の鈍い女性。対モンスター戦闘用の装備を隠し持つ
召喚、BY Yaduka
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[Yaduka] .rg HA20event
[Role] rg[Yaduka]HA20event: 階段の上から鳥型の式が降りてくる
ですわ☆
事件は起こった、階段で
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式 :「もけ〜〜〜〜〜〜〜」(どたどたどたどた)
美衣 :「な、なんやあれわっ」
桂 :「何ですかこれは」(足でとおせんぼ)
式 :「もけけけけけけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」(どどどどどどど)
:(ダチョウ型の式。2m近い大きさ)
美衣 :「いやデカイから! ありえへんから!」>桂
式 :「もけけけ〜〜〜………(ぴたり)」(足の前で止まる)
桂 :「止まりましたね」
式 :「(こつこつこつ)」(靴の辺りをクチバシで突つく)
桂 :「……どこから来たのだろう」(階段の上のほうを伺う)
美衣 :「足痛うない?」
式 :「もけ」(ぱく。ひょい)<靴をクチバシで挟んで取る
美衣 :「あ」
桂 :「あ」
式 :「もく」(ごくり)
美衣 :「飲んだな」
式 :「もけ〜〜〜」(走り出そうとする)
桂 :「靴を返しなさいっ」(首の根元のほうを掴んでみる)
式 :「ぐえ〜〜〜〜」(暴れる)
桂 :「……うわあっ」
式 :(羽根で「なにすんねん」調に桂の胸を叩く)
桂 :(鳥の喉を触って、靴の手応えを探る)
:「……」
美衣 :「……どない?」
桂 :「喉に靴はありません」(首を手放す)
美衣 :「飲んでもーたか……どないしよ」
式 :「もけ〜」(短い羽根で喉をさすろうとする。届かない)
美衣 :「ウンディーネ喚(よ)んで、水がぶ飲みさせて吐かせるか」
式 :「……もけ〜?」>美衣の方に首を巡らす
美衣 :「何事もチャレンジや」(お札を取り出したり)
桂 :「それにしても……」(階段を見上げる)
式 :「もけけ」(足下に首を伸ばす。靴が気になるらしい)
美衣 :「……つ……このチクッ、さえなかったらなあ……」
:(指を針で突き、さらさらっと札に血文字を書いていく)
式 :(つんつん) <美衣の靴を突つく
桂 :「貴方の靴も欲しいようだ」>美衣
美衣 :「嫌や。これ気に入ってるし」
式 :「も?」(つぶらな瞳で美衣の顔を覗きこみます)
美衣 :「ぜっっっっっっ……」
:「……ったいに、やらん」>式
式 :「……もけ〜」(首を引っ込めます)
美衣 :「おっしゃ、出て来いウンディーネ!」(召喚)
式 :「もけっ」(キョロキョロ辺りを見渡して、他に靴くれる
:人がいないかなー、と……)
桂 :「ここは彼女に任せておくか」(階段を上る)
コンピュータ部員:「や、やあ」>桂
:(階段の直上でノートパソコンをいじっていた……)
桂 :「つかぬ事を伺いますが、今の鳥のようなものについて
:何かご存知ですか」>コ部員
コ部員 :「……鳥がいたのかい? 僕はただコンピューターのウィ
:ルス除去をしていただけだからねえ」
美衣 :「何ゆえそないにけったいな場所で」
式 :「もけけけけ〜〜」
:(他の生徒の所に走っていく『靴クレー』)
美衣 :「あ、逃げられた」
ウンディー :「……?」(佇む召喚獣)
桂 :「彼は何も知らないようだ」>美衣
美衣 :「あんなデカい鳥が大騒ぎしたのにか?」
コ部員 :「お役に立てなくて申し訳ないね」>桂
桂 :「すると、あの鳥は一体どこから出現したのだろう」
美衣 :「……ん?」
[Yaduka] #コ部員の足元に「貴方のパソコンのウィルス実体化させます!
『トートン・マテリアライズ・ウィルス』」と書かれたパッケー
ジが……
美衣 :「何やコレわーっ!」(思いきりパッケージを蹴っ飛ばす)
貴方だ、犯人は
--------------
コ部員 :「ああ、なんて事をっ」>美衣
美衣 :「あの靴喰いダチョウっぽいデカイ謎鳥を出したのは、お
:前やーっ」>コ部員
桂 :「……そうだったのか。危うくごまかされる所だった」
:(PC画面を覗きこむ)
[Yaduka] #ウィルスチェックは完了。実体化プロセスが起動中――
美衣 :「何でこんなん買うんやっ」(吼える)
コ部員 :「僕が部の金で何を買おうと勝手だろうっ」(吼え返す)
美衣 :「ガッコの金でアホな買い物すなーっ!」(吼え返し返す)
[Yaduka] #「きゃー」「うわーん、わたしの靴がー」とか騒いでいる声が
遠くから聞こえる
桂 :「この実体化プロセスは、今終了できますか」
コ部員 :「……え? 停止させるのかい?」(嫌そう)
美衣 :「あたりまえだのクラッカー」
:「これ以上靴を食われるわけにはいかないのだ!」
[Yaduka] #「おかーさーん」「きゃーもうお嫁に行けないー」などの悲鳴
が遠くから(以下略)
コ部員 :「僕の靴じゃないからいいじゃないかっ」
桂 :「それだ。なぜ女性の靴しか狙わない」
コ部員 :「愚問だね。そのパッケージの注意書きを読んでみなよ」
美衣 :「なになに?」
[Yaduka] 説明:『このソフトによって実体化したウィルスは、使用した
PC近くにいる方の性癖をコピーします。実行時にはPCから十分
に距離を置いてください』
美衣 :「……この靴フェチめぇぇぇっ!!」(コ部員にパンチ)
コ部員 :「つまり、僕が女性の靴に欲情するという性癖の持ち主だ
:からだっ………ってぎゃ〜〜〜〜!」(大いばりで立ち上
:がってパンチを食らう)
桂 :「そうだ。今、ノートPCをサスペンドさせたら、ウィルス
:も停止しないだろうか」
コ部員 :「ぎゅ〜〜〜〜」(目を回している)
美衣 :「電源切ってまえ」
ノーパソ :「(コー)」(画面には『実体化中...』の表示)
桂 :(終了処理>サスペンド)
ノーパソ :「(きゅぅぅぅん……)」(サスペンドされた。画面が暗転)
美衣 :「消えたかな?」
[Yaduka] #「消えたー」「うわー靴の山が〜どうするのよ、これ」等々の
声が(以下略)
美衣 :「よかったよかった」
未解決の問題が残る、ノートパソコンに
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桂 :(唐突にノートPCを再起動)
ノーパソ :「(きゅうぃぃぃぃん)」(画面が戻り、『どのウィルスを
:実体化させますか?』との表示が)
桂 :「消去できてないじゃないか。鳥が復活することもない様
:子だが」
[Yaduka] #どうやら実体化させるだけのソフトのようです
美衣 :「ちょいまて、私のシュミが反映されるんやんな……つう
:ことは、もしかして私の好みの召喚獣が」(ぶつぶつ)
桂 :「……貴方にノートPCを預けて靴を取りにいこうと思った
:のですが、考え直しました」
美衣 :「ギャグよギャグー」
[Yaduka] #で、実体化させた後倒すなり何なりすると、駆除出来るという
ものです
美衣 :「水攻撃は効くかね」>ウンディーネ
ウンディ :「ちゃぷー?」(首傾げ)
桂 :「ではこれをよろしく」(美衣にPCを預けて一旦去る)
ノーパソ :「(コー)」(動作中……)
美衣 :「(逡巡の末)……激しくヤな予感するからやめておこう」
桂 :「やれやれ。靴は消化されていませんでした」(戻る)
美衣 :「お、おかえり。別にウイルス出そうとか考えてなかった
:からなっ」>桂
桂 :「そこが問題です。ウィルスを実体化させない限り駆除が
:完遂しないとしたら、どのみち順番に実体化せざるを得な
:いでしょう」
ノーパソ :「(コー)」(動作中……)
美衣 :「水かけて壊してもいい? ノーパソ」
桂 :「そこの彼には気の毒な選択肢ですね」
[Yaduka] #PCを調べれば、普通のワクチンソフトも見つかります
美衣 :「あ、これ使うたらなんとかなるやん」
桂 :「……」
美衣 :「……む」
桂 :(選択画面から一番サイズの大きいウィルスを選んで実行)
[Yaduka] #実体化ですか?
[chita] #うん
美衣 :「え」
[Yaduka] #桂さんのフェチズムはなんでしょう?
[Yaduka] #てきとーに決めちゃいますか?
[chita] #変な拘束服来て鞭やら銃やら振りまわすから、兵器オタクのサ
ディストじゃなかろうか
[Yaduka] #うぃ
ノーパソ :「(きゅぃぃぃぃぃん)」(ファンの動きが激しくなり、画
:面が明滅する
桂 :「……ああ、つい」
美衣 :「アホかぁぁぁっ!」
[Yaduka] (画面の中からヌルリと何者かがでてくる)
美衣 :「ぎゃー! 貞子キターーーー!!!」
予期せぬ戦い、予想通りと言うべきか
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ウィルス男 :「…………」(手が6本の異形のマッチョ。肩からはガン
:ベルト、手には銃火器の類をそれぞれ手にしている)
:「………(にたり)」(銃口を二人に向ける)
美衣 :「嫌ターミネーター!?」
桂 :「水が効くか、試してみますか?」>美衣
美衣 :「お、おうっ」
美衣 :「行けウンディーネ! ハイドロポンプ!」
ウンディ :「ちゃぷー」(ちょろちょろ)
ウィルス男 :「……!」(回避しきれず、水を受けた体の一部がスパー
:クしている)
桂 :「攻撃は有効なようですね」
美衣 :「よっしゃ、もっとやれ!」
ウンディ :「ちゃぷちゃぷーっ」
ウィルス男 :「………」(銃を無造作に撃つ。銃弾がきわどく足下に)
桂 :(変身して美衣を背中にかばう)
美衣 :「お、おおうっ。スマン」>桂
ウィルス男 :「………(怒)」(ずどどどどどどど(乱射))
美衣 :「わ、わわわ! ちょ、大丈夫!?」
桂 :「私のことは良いから、攻撃を続けてください」
:(桂が銃弾を受けた場所から、ピンク色の煙が立つ)
美衣 :「わ、わかった……ウンディーネ!」
ウンディ :「ちゃぷちゃぷーっ!!」(とろろろろろ〜)
:(ちょろろろろ〜)>ウィルス男
ウィルス男 :「……!!」(じゅわ〜〜〜〜〜、バチバチバチッ)
:「………」(くたり)
美衣 :「よし、あとは溶鉱炉に落として、ってせえへんせえへん」
[Yaduka] (ウィルス男は、色彩を失って平面化。床に倒れて溶け去る)
桂 :「手に負えなくはないですね。次にいきますか」
美衣 :「要らんことをすなっ」(桂をはたく)
桂 :「痛い」
終章、やっと
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美衣 :「素直にこっちのワクチンを使うんが最上やねん」
桂 :「それもそうですね」(変身を解いた)
ノーパソ :「(コー)」(『ウィルスの駆除に成功しました。お疲れさ
:までした』とのメッセージ)
美衣 :「ついでやからソフトも消さへん?」
:「実体化ソフトのほう」
桂 :「……所有者の彼に無断でそれをして良いのでしょうか」
美衣 :「むう」
:「どうするかね」
桂 :「申し訳がない……けれど、今後ウィルスが発見される度
:に女生徒の靴が狙われるという問題と天秤にかけて……」
美衣 :「コイツが靴フェチなんが悪いねん」
桂 :「消しましょう。ついでに」(ソフトのパッケージを踏み
:割る)
美衣 :「おう」(カタカタと操作)
ノーパソ :「(コー)」(『アンインストールに成功しました』)
桂 :「あとは彼に、事情を説明しておかないと」
コ部員 :「きゅ〜」(まだ気絶している)<彼
ウンディ :「ちゃぷー」(ぴゅー(水でっぽう))
コ部員 :「う、う〜〜ん靴が〜〜〜」
桂 :「……」(靴をはいたつま先でつついてみる)
コ部員 :「……はっ、娘さんの靴〜」(起きあがる)
美衣 :「やかましわっ」(蹴り)
コ部員 :「げふぅ、僕が何をしたと言うんだっ」(正気? に還る)
桂 :「申し訳ありません、ウィルス駆除の過程でソフトを壊し
:てしまいました」(嘘をつく)
コ部員 :「え。ええ〜〜〜〜〜〜高かったのにー」
美衣 :「まあそんなところやね」>桂
:「靴フェチ〜」
コ部員 :「仕方がない、じゃあこの『貴方の妄想をリアルに実体化、
:思いのままの相手と現実世界で楽しめます』という素敵ソ
:フトをインストせねばっ」
:(懐からパッケージを取り出す)
桂 :「!」
:(コ部員を撲る)
美衣 :「えーかげんにしいっ」
:(とっさに引ったくったパッケージで、コ部員をげしげし)
コ部員 :「ぎゃーす」
:(のたりと気絶)
[minako] #ちゃんちゃん☆
……戦い済んで
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桂 :「ああ。考えるより先に手が出てしまった」
:(反省中)
美衣 :「ゲット」(もとい強奪)
:「うふふふふ、ツー君……」
時系列と舞台
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2003年10月、西生駒高校校庭(校舎内はスリッパ履き)
解説
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美衣が「ツーくん」という名の何を召喚しようとしているのかは不明。
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