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Date: Mon, 13 Oct 2003 12:56:29 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26855] [HA20L]チャットログ:『マテリアライズ・プログラム』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20031013125629.63356AB8.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 26855
Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26800/26855.html
#西生駒 2003/10/04のログ。
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[HA20L]チャットログ:『マテリアライズ・プログラム』
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登場人物
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永月美衣 :血染めの符で精霊を操る少女。口が悪くて速い
門前桂 :反応の鈍い女性。対モンスター戦闘用の装備を隠し持つ
三ヶ月ぶり
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[minako] おひさしぶりです
[MOTOI] おひさです〜
[TK-Leana] おひさしぶり
[minako] 遊びに来ました(え)
[MOTOI] .rg HA20event
[Role] rg[MOTOI]HA20event: 曲がり角から青ざめた男の子が飛び出した
ですわ☆
[minako] な、なにがあったんだ
[MOTOI] 「ランダムジェネレーター」という機能が加わって遊びやすくな
りました>minako
[minako] .rg HA20event
[Role] rg[minako]HA20event: 異性と視線を合わせてしまったところを、
小人に見られてしまった ですわ☆
[MOTOI] とまあこんな感じで
ランダムでいろんな状況を作り出してくれます
[minako] 小人さんか
状況が状況なら事件も起こる
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[Yaduka] ねこねこ
.rg HA20event
[Role] rg[Yaduka]HA20event: 階段の上から鳥型の式が降りてくる
ですわ☆
式 :「もけ〜〜〜〜〜〜〜」
[Yaduka] (どたどたどたどた)
美衣 :「な、なんやあれわっ」
桂 :「何ですかこれは」(足でとおせんぼ)
式 :「もけけけけけけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」(どどどどどどど)
:(ダチョウ型の式。2m近い大きさ)
美衣 :「いやいやいやいや! デカイから! ありえへんから!」
式 :「もけけけ〜〜〜………(ぴたり)」(足の前で止まる)
桂 :「大きさを見誤ったらしい……あれ?」
式 :「(こつこつこつ)」(靴の辺りをクチバシでつつく)
美衣 :「あ、痛そう」
桂 :「……どこから来たのだろう」(階段の上のほうを伺う)
式 :「もけ」(ぱく。ひょい)<靴をクチバシで挟んで取る
美衣 :「あ」
桂 :「あ」(足を下ろし、クチバシから靴を取り返そうとする)
式 :「もく」(ごくり)
美衣 :「飲んだな」
式 :「もけ〜〜〜」(走り出そうとする)
桂 :「間に合うだろうか」(首の根元のほうを掴んでみる)
式 :「ぐえ〜〜〜〜」(苦しい)
桂 :「……うわあっ」
式 :(羽根で「なにすんねん」調に桂の胸を軽く叩く)
桂 :「手応えはあるかな」
[chita] #靴の手応えがあるなら、口のほうへ手繰ろうとする
[Yaduka] #なさっぽいです
美衣 :「どない?」
桂 :「靴を取られました」(首を手放す)
美衣 :「飲んでもーたか……どないしよ」
式 :「もけ〜」(短い羽根で喉をさすろうとする。届かない)
美衣 :「ウンディーネ喚(よ)んで、水がぶ飲みさせて吐かせるか」
桂 :「とりあえず様子をみてみます」(式から一歩離れる)
美衣 :「何事もチャレンジや」(お札を取り出したり)
式 :「……もけ〜?」 >美衣の方に首を巡らす
桂 :(任せる)
式 :「もけけ」(足下に首を伸ばす。靴が気になるらしい)
美衣 :「……つ……このチクッ、さえなかったらなあ……」
:(指に針で小さな穴をあけ、血を少しだけだします。その
:まま、札にさらさらっと文字を書いていきます)
式 :(つんつん) <靴を突っつく
桂 :「貴方も靴を供出してみますか」>美衣
美衣 :「やめとく。これ気に入ってるし」
式 :「も?」(くれるかなー、くれないかなー、と言う感じの
:つぶらな瞳を向けます)
美衣 :「ぜっっっっっっ……」
美衣 :「……ったいに、やらん」
式 :「……もけ〜」(首を引っ込めます)
美衣 :「おっしゃ、出て来いウンディーネ!」(召喚)
桂 :「ひょこひょこ」(階段を登って誰かいないか確かめる)
式 :「もけっ」(キョロキョロ辺りを見渡して、他に靴くれる
:人がいないかなー、と……)
[Yaduka] .rg HA20human
[Role] rg[Yaduka]HA20human: コンピュータ部員 ですわ☆
コンピュータ部員:「やあ」(ノーパソをいじっている)
[Yaduka] <階段直上
桂 :「つかぬ事を伺いますが、あの鳥のようなものは貴方の
:持ち物ですか」
美衣 :「……何ゆえそないにけったいな所で」
コン部員 :「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」
:<あなたのモノか
桂 :「知っていることを正直に言わないと、怒りますよ」
式 :「もけけけけ〜〜」
:(他の生徒の所に走っていく『靴クレー』)
美衣 :「そのノーパソに水ぶっかけるぞゴルァ」
ウンディーネ :「……?」(佇む召喚獣)
コ部員 :「……それは脅迫かい? 僕はただコンピューターのウィ
:ルス除去をしていただけなんだ」
桂 :「知らないらしい」
美衣 :「む、それはスマン」
美衣 :「んでも何でそんなややこしい位置に?」
コ部員 :「……そしたら、画面の中からさっきの鳥が出てきたんだ
:けど」
桂 :「それだろうか」
美衣 :「オイ」
[Yaduka] #足元に「貴方のパソコンのウィルス実体化させます! 『トー
トン・マテリアライズ・ウィルス』」と書かれたパッケージが
美衣 :「いらんわーっ!」(思いきりパッケージけっとばしたり)
謎はすべて解けたっ
------------------
コ部員 :「ああ、なんて事をっ」 <蹴飛ばしたパッケージを見て
桂 :「……まだ、ウィルスチェックは途中ですか」
[Yaduka] #ウィルスチェックは完了。実体化プロセスは起動中。
[Yaduka] <PCの画面
美衣 :「何でこんなん買うんやーっ」(吼える)
コ部員 :「僕が部の金で何を買おうと勝手だろうっ」(吼え返す)
桂 :「また何か出るだろうか」
美衣 :「んでも他人にめーわくだっ」
コ部員 :「さぁ……」 <また何か出るか
[Yaduka] #「きゃー」「うわーん、わたしの靴がー」とか騒いでいる声が
遠くから聞こえる
美衣 :「あの靴喰いダチョウっぽいデカイ謎鳥を出したのはそれ
:やっ」
桂 :「基本的なことを聞きます。その実態化プロセスは終了で
:きますか」
コ部員 :「……え? 停止させるのかい?」(嫌そう)
美衣 :「あたりまえだのクラッカー」
:「これ以上靴を食われるわけにはいかないのだ!」
[Yaduka] #「おかーさーん」「きゃーもうお嫁に行けないー」などの悲鳴
が遠くから(以下略)
コ部員 :「僕の靴じゃないからいいじゃないかっ」
桂 :「それだ。なぜ女性の靴しか狙わない」
コ部員 :「愚問だね。そのパッケージの背面の説明書きを読んでみ
:なよ」
美衣 :「なになに?」
[Yaduka] 説明:『このソフトによって実体化したウィルスは、使用したPC
近くにいる方の性癖をコピーする場合が多いです。使用時には十
分に距離を置いて使用してください』
美衣 :「……この靴フェチめぇぇぇっ!!」(パンチ(をい))
コ部員 :「つまり、僕が女性の靴に欲情するという性癖の持ち主だ
:からだっ………ってぎゃ〜〜〜〜!」(大いばりで立ち上
:がってパンチを食らう)
桂 :「そうだ。今、ノートPCをサスペンドさせたら、ウィルス
:も停止しないだろうか」
コ部員 :「ぎゅ〜〜〜〜」(目を回している)
美衣 :「電源切ってまえ」
ノーパソ :「(コー)」(順調に動いている。画面には「実体化中」の
:表示)
桂 :(終了処理>サスペンド)
ノーパソ :「(きゅぅぅぅん……)」(サスペンドされた。画面が暗転)
美衣 :「消えたかな?」
[Yaduka] #「消えたー」「うわー靴の山が〜どうするのよ、これ」等々の
声が(以下略)
美衣 :「よかったよかった」
靴は取り返したけれど
--------------------
桂 :(唐突にノートPCを再起動)
ノーパソ :「(きゅうぃぃぃぃん)」(画面が戻り、『どのウィルスを
:実体化させますか?』との表示が)
[Yaduka] (複数個選べるようです <ウィルス)
桂 :「消去できてないじゃないか。鳥が復活することもない様
:子だが」
美衣 :「……ソニック型とかミュウツー型とかない?」(マテ)
[Yaduka] #どうやら実体化させるだけのソフトのようです
桂 :「……貴方にノートPCを預けて靴を取りにいこうと思った
:のですが、考え直しました」
美衣 :「ギャグよギャグー」
[Yaduka] #で、実体化させた後倒すなり何なりすると、駆除出来るという
ものです
美衣 :「水攻撃は効くかね」>ウンディーネ
ウンディ :「ちゃぷ?」(くびかしげ)
桂 :「ではこれをよろしく」(美衣にPCを預けて一旦去る)
ノーパソ :「(コー)」(動作中
美衣 :「ちょいまて、私のシュミが反映されるんやんな……つう
:ことは、もしかして私の好みの召喚獣が」(ぶつぶつ)
[Yaduka] #性癖なのでもっとアレかもしれません。実体化させますか?
[minako] #もっとアレとはどんな
[chita] #ゲームおたくでかわいいものをみると飛びついてしまう象とか
[Yaduka] #そんな感じですかね。深層心理を反映しますから
[minako] #……やめとこう
[chita] #やめるの?
[minako] #え
美衣 :「……激しくヤな予感するからやめておこう」
桂 :「やれやれ。靴は消化されていませんでした」(戻る)
美衣 :「お、おかえり。別にウイルス出そうとか考えてなかった
:からなっ」>桂
桂 :「そこが問題です。ウィルスを実態化させない限り駆除が
:完遂しないとしたら、どのみち順番に実態化せざるを得な
:いでしょう」
ノーパソ :「(こー)」(起動中)
美衣 :「水かけて壊してもいい?」
桂 :「彼には気の毒な選択肢ですね、それは」
[Yaduka] #デスクトップには普通にアンチウィルスソフトのショートカッ
トもあります
美衣 :「あ、これつかったらなんとかなるんや?」
桂 :「……」
美衣 :「……む」
桂 :(選択画面から一番サイズの大きいウィルスを選んで実行)
[Yaduka] #実体化ですか?
[chita] #うん
美衣 :「え」
[Yaduka] #桂さんのフェチズムはなんでしょう?
[Yaduka] #てきとーに決めちゃいますか?
[chita] #変な拘束服来て鞭やら銃やら振りまわすから、兵器オタクのサ
ディストじゃなかろうか
[Yaduka] #うぃ
ノーパソ :「(きゅぃぃぃぃぃん)」(ファンの動きが激しくなり、画
:面が明滅する
桂 :「……ああ、つい」
美衣 :「アホかぁぁぁっ!」(暴言)
[Yaduka] (画面の中からヌルリと何者かがでてくる)
美衣 :「ぎゃー! 貞子きたぁぁぁぁっっ!!!」
ウィルス男 :「…………」(手が6本の異形のマッチョ。肩からはガン
:ベルト、手には銃火器の類をそれぞれ手にしている)
:「………(にたり)」(銃口を二人に向ける)
美衣 :「嫌ターミネーター!?」
桂 :「水が効くか、試してみますか?」>美衣
美衣 :「お、おうっ」
美衣 :「行けウンディーネ! ハイドロポンプ!」
ウンディ :「ちゃぷー」(ちょろちょろ)
ウィルス男 :「……!」(回避しきれず、水を受けた体の一部がバチバ
:チ言っている)
美衣 :「よっしゃ、もっとやれ!」ウンディ「ちゃぷちゃぷーっ」
[minako] (ちょろろろろ)
ウィルス男 :「………」(銃を無造作に撃つ。銃弾がきわどく足下に)
桂 :「効くには効くらしい」(とりあえず変身して美衣を背中
:にかばう)
美衣 :「お、おおうっ。スマン」
[chita] #攻撃は桂が受けます
美衣 :「わ、わわわ! ちょ、大丈夫!?」
[Yaduka] #銃弾は効きませんか >桂さん
[chita] #効きますが、ヒーローの服で出来るだけ食い止めます
美衣 :「……かっこええ服」
ウィルス男 :「………(怒)」(ずどどどどどどど(乱射)
美衣 :「わあわあわあわあわあわあーーーっ!」
桂 :「とりあえず攻撃を続けてください」
:(赤くて細長いマジックハンドを振りまわして銃弾をはじ
:く。体に当たる分はピンクの煙が立つ)
美衣 :「わ、わかった……ウンディーネ!」
ウンディ :「ちゃぷちゃぷーっ!!」(とろろろろろ〜)
:(ちょろろろろ〜)
ウィルス男 :「……!!」(じゅわ〜〜〜〜〜、バチバチバチ)
:「………」(くたり)
美衣 :「よし、あとは溶鉱炉に落として」(違)
[Yaduka] (ウィルス男は、色彩を失って平面化。床に倒れて解け去る)
桂 :(変身を解く)「手に負えなくはないですが、一度で懲りま
:した」
美衣 :「おおお〜」
残された問題は
--------------
桂 :「彼のPCの普通のアンチウィルスソフトを起動してあげる
:のが、我々全員のためかも知れませんね」
美衣 :「うん」
美衣 :「ついでやからソフトもけさへん?」
美衣 :「実体化ソフトのほう」
ノーパソ :「(コー)」(『ウィルスの実体化・駆除に成功しました。
:おつかれさまでした』とのメッセージ)
桂 :「……それは購入した彼に気の毒かもしれません」
美衣 :「むう」
:「どうするかね」
桂 :「もったいない……けれど、今後ウィルスが発見される度
:に女生徒の靴が狙われるという問題と天秤にかけて……」
美衣 :「コイツが靴フェチなんが悪いねん」
桂 :「消しましょう。ついでに」(ソフトのパッケージを踏み
:割る)
美衣 :「おう」(カタカタと操作)
ノーパソ :「(こー)」(アンインストールに成功しました)
桂 :「正義の行為とは言えないな。でも事情を説明しないと」
コ部員 :「きゅ〜」(まだ気絶している)
ウンディ :「ちゃぷー」(ぴゅー(水でっぽう))
コ部員 :「……う、ん〜〜〜靴がー」
桂 :(靴をはいたつま先でつついてみる)
コ部員 :「………はっ、娘さんの靴〜」(起きあがる)
[minako] (蹴り)
コ部員 :「げふぅ、僕が一体何をしたと言うんだっ」
[Yaduka] (正気? に帰る)
桂 :「申し訳ありません、ウィルス駆除の過程でソフトを壊し
:てしまいました。弁償しましょうか」(嘘をつく)
コ部員 :「え。ええ〜〜〜〜〜〜高かったのにー」
美衣 :「まあそんなところやね」
美衣 :「靴フェチ〜」
コ部員 :「仕方がない、それじゃあこの『貴方の妄想を素敵に実体
:化、思うままの妄想を現実でも楽しめます』という素敵ソ
:フトをインストせねばっ」(懐からパッケージを取り出す)
桂 :(撲)
美衣 :「よこせ」
美衣 :「くれくれくれーっ」(ばこばこ)
コ部員 :「ぎゃーす」
[Yaduka] (のたりと気絶)
桂 :「あ。考えるより先に手が出てしまった」
[Yaduka] #と言う感じで、お後もよろしいようで。
美衣 :「ゲット」(もとい強奪)
[minako] #ちゃんちゃん☆
セッションの後
--------------
[minako] ソフトください
[Yaduka] 私が欲しいです
美衣さんが持って行かれる分には全然構いません
[chita] ソフトの発売元を書きとめておいて調査したかったが、そういう
のは無駄に終るオヤクソクだろうな
[Yaduka] ま、そうでしょうね
販売元も何も書いて無くて
コ部員に聞いても「日本橋の露店で買った」くらいしか分からな
いでしょうし
美衣 :「うふふふふ、ツー君……」
[chita] そんなんポンバシに巣くってる連中に出回ったらおおごとだ
[minako] おおごとですな
[TK-Leana] きっと、誰かが捜査して潰した後だ
狭間的に考えると
もしくは、特定の人にしか売らない、店が見えない
[minako] なるほど
時系列と舞台
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2003年10月、西生駒高校校庭(校舎内はスリッパ履き)
解説
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Yadukaさんが引いたランダムイベントから発展したストーリー。
途中、桂が階段上で何者を見つけたかを決定するため、改めて人物表を引い
ている。
※ランダム表参照コマンドの書式:
.rg (ランダム表の名称)
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