[KATARIBE 26791] [HA06L] チャットログ:『癒しの目覚めと狐の分裂』(中編)

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Fri, 26 Sep 2003 20:12:29 +0900
From: Motofumi Okoshi <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26791] [HA06L] チャットログ:『癒しの目覚めと狐の分裂』(中編)
To: KATARIBE ML <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <20030926201311.UAAGC0A827A6.6441CA41@mue.biglobe.ne.jp>
X-Mail-Count: 26791

Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26700/26791.html

MOTOIです。
03/09/05、#HA06-02のログを編集しました。
いろいろと獣人たちが大変なことになってしまいます。
**********************************************************************
チャットログ『癒しの目覚めと狐の分裂』(中編)
==============================================
登場人物
--------
 那須野莉子(なすの・りこ)
  :狐獣人。狐火を操るが、それが引き金となって大変なことに……
 岡啓介(おか・けいすけ)
  :狼獣人。本人も知らない力が眠っている。
 神楽真夜(かぐら・まや)
  :狼獣人。いろいろな能力を引き出すきっかけになっている。
 氷川美琴(ひかわ・みこと)
  :こっくりさん憑き。莉子を慕っている。
 那尾狐(なおこ)
  :莉子の分身のくだ狐。微弱ながら予知能力を持つ。


バトル!
--------
 莉子     :「美琴……大丈夫だから」
 美琴     :「……はい……」
 那尾狐    :「……」
 莉子     :(那尾狐を肩に乗せて)「……しっかり掴まってなさい」
 那尾狐    :(ぎゅ)
 莉子     :「那尾狐。あなたがどんな力を持ってるのか知らないけれ
        :ど……」
        :「落っこちたら、タダじゃ置かないわよ」
 那尾狐    :「……はいでしゅ」
 真夜     :「……」(にっこり)
        :「……なんか戦闘態勢……みたいだけど……?」
 莉子     :「……(狐火を薄く広げていく)」

 真夜     :「……啓介君、そっちはよろしくね」
 啓介     :「は、はい(宜しく、といわれてもなぁ)」

 真夜     :(白銀の髪が白く輝きだす)
 莉子     :(濃度の低い狐火が、周囲を満たし始める)
 真夜     :「……結界……か?」
 莉子     :「結界とか、そんな難しいものじゃない」
        :「あらかじめこうしておけば、すぐに狐火を出すことが出
        :来る、って言うだけ」
        :「ゼロからつくるよりも、あらかじめ出しておいたものを
        :集める方が、少しだけ速いからね」

 真夜     :(左手に月の光珠を一つ作る)
        :(光珠を啓介のほうに流す。啓介の目の前でふわふわ浮か
        :ぶ)
 啓介     :「これは……?」
 真夜     :「……啓介君、なにかあったらそれ飲みなさい」
        :「……キミには力になるはず」
 啓介     :「は、はい」
        :(手に取って)「(なんだろう……すごい力を感じる)」

[Luna]   #月の光を凝縮したものです

 真夜     :「……わたしには狐火は通用しないわよ?」
 莉子     :「いろいろやってみるだけ」
 真夜     :(……人狼になれば、掃うこともできるが……まぁいいか)
        :「……そうやって、いろいろやってみると……いいわよ」
 莉子     :「……はっ!」(ライダーダッシュで、急接近)
 真夜     :「……但し! そこの二人には危害は加えないようにっ」
        :(すばやく莉子のほうへ)
 莉子     :「そっちこそ、美琴に怪我をさせたら、タダじゃ置かない
        :ッ!」
 真夜     :「……」(なるほど、あの子、莉子の『大切な者』か……)
        :「……受けて立ちますわ……」(莉子と正面から組み合う)

 美琴     :「……なんだか……す、すごい……」
 啓介     :「……(ここまで本格的とは)」

 莉子     :(濃度を高めた狐火を『踏みつけて』空中から殴りかかる)
 真夜     :(頭から攻撃をくらう)「……ぐっ……やりますね……」
        :(殴りかかる腕をつかむ)
 莉子     :「っ!?」
 真夜     :(わざと啓介と美琴の方向に投げる)
        :(直撃はしないように多少ずらす)
 啓介     :「!」
 真夜     :「……力技じゃ、勝てないよ?」
 莉子     :「このっ!」(狐火を後方で自分に向けて爆破。衝撃を利
        :用して、その場に落っこちる)
 那尾狐    :「はぁうぅ〜っ(お目目ぐるぐる状態でしがみついている)」
 真夜     :「……狐火、多少使いこなせるようにはなっているけど…
        :…ワタシの知っている焔使いには遠く足元にも及ばないわ
        :ね」

 啓介     :「これは危険だ、もっと離れてたほうがいいよ」>美琴さ
        :ん
 美琴     :(腰が引けて動けなくなっている)
        :「……り……莉子さん……」(ひくひく)
 莉子     :「……大丈夫よ、美琴」
        :「よく言うでしょ」
        :「正義は勝つって」
 美琴     :「……か、勝ってください……」


那尾狐のちから
--------------
 真夜     :「……それに、なおこさん、目まわしていますよ?」
        :「……公園壊して……なにが正義だか……」(ふっ)

 那尾狐    :「(ぽそっと、莉子に何かをつぶやく)」
 莉子     :「……『そこで右手を伸ばして、あたしをつかむ』?」

 真夜     :(莉子のほうへ歩き出す)
        :「……あなたの正義っていうのは……こういうものなの?」
        :「……力なき正義など存在しない……」(歩みをゆっくり)
        :「……どうした……何もしないのか?」
 莉子     :「ええと……」

 美琴     :「……り……莉子さん……」(ぷるぷる)
 啓介     :「(明らかに挑発してるな……何か考えでもあるのかな)」
 真夜     :(美琴の声に振り返る)「……そこの……子……」
        :「……ワタシの眼を……みなさいっ!」
        :(破邪の眼発動/金縛り)
 美琴     :「……あっ……あぅ……」(ぺたんと座り込んでしまう)

 真夜     :「……莉子さん……早くなんとかしないと……あの子……」
 莉子     :「……どうするって言うの?」
 真夜     :「……昨日のあなたへしたのと同じ力で金縛りさせてある
        :からね……」
        :「……どうなるかは……わかるよね?」
        :(……って、普通の人なら気絶してもおかしくないはずな
        :んだけど……妙な霊気があるから……)
 啓介     :「真夜さん、それはやりすぎでは……」
 真夜     :(啓介君に「伝心」)(その子、妙な気配するのよ、ごめん)
 啓介     :「……(妙な気配、か……この姿だと何も感じないんだよ
        :なぁ……)」
 美琴     :(左眼あたりに違和感が現れる)

 莉子     :「……(つかつかと真夜に近づく)」
        :「……ダダじゃおかないって、言ったわよ」
        :(真夜の『避ける方向へ』ビンタっ)
 真夜     :(『避けもせずに』ビンタをくらうが直立不動)
        :「……タダじゃおかない、って言ったら……どうするの?」
 那尾狐    :(キッと真夜を見据えている)
 莉子     :「……那尾狐。あなたの言ったとおりにやるからね」
 那尾狐    :(こくんっ)
 真夜     :(……莉子と那尾狐の波長が合ってきたな……)

 莉子     :「オールレンジ・アタック!」
        :#全方向からの、小さな狐火の集中砲火
 真夜     :「……こんな狐火では……ワタシは倒れなくてよ?」
 莉子     :「だんだん大きくなるわよ」
        :#言うとおりだんだん大きくなってくる
 真夜     :(白銀の髪だけではなく、全身が白く輝いてくる)
 啓介     :「おおおおおおっ!?」<単純に驚いてる

 真夜     :(だんだん身体が筋肉質になってくる)
        :(服がすこしづつぴちぴちになってくる)
        :「……まだまだ……」
 莉子     :「……物理攻撃だったら、避ける必要がないってわけ?」
 真夜     :「……このくらいの攻撃、避ける必要もあるまい」
        :(下手に動いてもスキみせるだけだし)
 莉子     :「……なんだ、えらそうなこと言ってるわりには、要は避
        :けなくてもいいほど身体が硬いだけか」
 真夜     :「……動かしてみたかったら、もっと本気だしなさいっ」
        :「……いまから……いくぞ……」
        :(身体全体から白銀の体毛が生え……)
        :(莉子に突っ込むと同時に服が破けて人狼化)
 啓介     :「そんな、人前でその姿になるなんて」
 真夜     :「……啓介君……あなたもしっかり見ていなさいっ」

 莉子     :「……変身」
 SE      :ひゅごっ
 美琴     :「……あ……あぅ……」
        :(声も出ない)
 啓介     :「……」<言われたとおりに見てる

 莉子     :(真夜の1秒後の位置を予知して、足払い)
 真夜     :(足払いをくらってちょっとよろける)
        :「……やるなっ」(右手でパンチ)
 莉子     :「(を予知して、ライダーパンチ)」
 真夜     :「(パンチの動きをみて左腕で受ける)……これが……人狼
        :の腕……」
 莉子     :「もっと速くないと、ダメか……」
        :「アクセル・フォームっ!」

[MCL-240]  #解説しようッ! 狐火の爆発力を利王して高速移動するライ
       ダーダッシュのさらに上をいく、アクセルフォーム!
      #体中の動きを、狐火で高速化する、諸刃の剣である!(笑)

 真夜     :「……全身を狐火で覆ったか……いい考えだ」
        :(ささっと、莉子と美琴の直線状に位置を替える)
 那尾狐    :(連続で真夜の動きを予知し、そのデータを莉子に高速転
        :送している)
 莉子     :「そういうことは、するなと言ったっ!」(微妙に軸線を
        :ずらす)
 真夜     :「……だが、身体が狐火に……耐えられるかな……?」
        :(莉子に向かっていき、目の前でジャンプ)
        :(ふわっと宙へ)
 莉子     :「(予知して、間合いを取る)」
 真夜     :(着地)「……これが……人狼の跳躍力……」
        :「そして……(右足でかかとおとし)」
 莉子     :「(そこにはいない)」
 真夜     :「……これが人狼の脚……っていないっ??」
        :(莉子をさがしてうろうろ)

 莉子     :「(うー……予知、ねぇ……)」
        :「(たしかに相手の行動がわかるけど……追いつこうとし
        :たら、アクセルフォームでないと無理じゃないっ!)」
        :「(使えない……使えるようで、この能力は、使えない…
        :…!)」


人狼とは
--------
 真夜     :「……啓介君……」
 啓介     :「は、はい?」
 真夜     :「……人狼のこと……だいたいわかった?」
 啓介     :「は、はぁ……」<呆気にとられながら
 真夜     :「……人、とか狼、っていうのは見ていれば理解できるけ
        :ど、人狼ってそうそういないでしょう?」
        :「……人と狼の中庸、それが人狼よ」
 啓介     :「……」
 真夜     :「……人にも狼にもなれる……貴方なら……人狼にもなれ
        :る……」

[Luna]   (啓介の目の前の月の光が一瞬強く輝く)

 啓介     :「!」
        :「で、でも……」<美琴さんに目をやる
        :「(やっぱり、人前で変身はまずいよ)」


ダウン
------
 莉子     :「アンタの相手は、あたしよッ!」
        :「ライダーぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
        :「激爆・キーックッ!(予知済みっ)」
 真夜     :「……ぐっ」
        :(直撃をくらう)
        :(莉子へ)「……や、やるじゃない……」
 莉子     :「だめ……持たない……(その場で崩れ落ちる)」
 真夜     :「……下手に避けたりすると、二人にあたっちゃうからね
        :……直でうけとめるしかない……ってか」
        :「……どうした、もう時間切れか?」
 莉子     :(こんがりと焼ける匂いが周囲に漂う)

 美琴     :「……ぁぅ」(気絶)
 啓介     :「お、おいキミ」
        :「……(気を失っただけか)」
 真夜     :(啓介君に)「……大丈夫……心配しないで……」

 真夜     :(莉子に)「……エネルギー切れか?」
 莉子     :(ところどころ煙が)
 真夜     :「……限界を超えたか……」
        :(莉子に近づく)

[MCL-240]  #全身火傷。

 真夜     :「……こういうときは……(手に月の光を集める)
 真夜     :(口にいれる)
 啓介     :「!?」
 莉子     :「う……(ぺ、と口から吐き出そうとする)
 真夜     :「……月の光は……力になるのよ……」(ぼそ)
        :(莉子に)「……悪いこと言わないから、飲みなさい。悪意
        :は入ってないわよ」
 莉子     :「……あたしはあたしよ……自分と同じと、思わないで…
        :…」
 真夜     :「……じゃぁ、その火傷、自分の力でなおしてごらんなさ
        :い?」(月の光をひきあげる)
 那尾狐    :「(おろおろおろ)」
 真夜     :(那尾狐に)「……莉子さんを、たすけてあげてね」(にっ
        :こり)
 莉子     :「……」

 真夜     :(そのまま啓介のほうへ)
        :「……どうする?」
 啓介     :「……」
        :「怪我をしている人を放っておくわけにはいかないでしょ
        :う」
 真夜     :「……ワタシね……けが人を治す力はないのよ」
        :「……でも、貴方なら……」
        :「……できるかもね……」
 啓介     :「……オレが?」
 真夜     :(だまってうなづく)
 啓介     :「でも、そんなこと考えたこともありませんよ」

[MOTOI]   #PLもな(爆)

 真夜     :「……あなたの生命力を分けるくらい、たやすいことよ…
        :…人狼ならば……」
 莉子     :「よけいな……おせわよ」
 真夜     :「……人狼には……人の常識も……狼の常識も……通じな
        :い……から」
        :「……人狐に……人の常識も……狐の常識も……通じない
        :のと……同じにね……」(一瞬莉子のほうをみる)
 莉子     :「(ずるずる)……コレでも日本国籍なんだから……保険だ
        :って、父さんが入ってるのよ……」
        :「……病院ぐらい、自分で行くわよ」
        :#ずるずると、歩いていく
 真夜     :「……からだ、調べられてもいいの?」
 啓介     :「病院行くのはいいけど、医者にどう説明するつもりなん
        :だい?」
 真夜     :「……そんな傷くらい、正義の力があれば治せるんじゃな
        :くて?」
 莉子     :「……あなたたちみたいに、長生きしてるだけの人たちと
        :一緒にしないで」
 莉子     :「あたしたちは、何千年も、人の世で生きてきたのよ?」
        :「そうするための術と、仕組みを……つくってきたの」
 真夜     :「……にしては、やりすぎだけどな……」(公園のあちこ
        :ちが焼けているのをみる)
 莉子     :「普通に病院にいけるし……普通に学校にも……いけ……
        :る……」
 真夜     :「って……」(莉子のほうに駆け寄る)
 莉子     :「近寄ったら……自爆するわよ?(にっ)」
 真夜     :「……こんなときに、人も狐も狼もあるかっ!」
        :(莉子の言葉を無視して抱き上げる)
 啓介     :「無理しちゃいけないよ! このケガじゃ病院行く前に行
        :き倒れだぞ!」
 莉子     :「(気絶)」


解説
----
 莉子の力を引き出そうと戦いを受けて立つ真夜だが、莉子は重傷に陥ってし
まう。

$$
**********************************************************************
後編に続きます。

motoi@mue.biglobe.ne.jp
Motofumi Okoshi
 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26700/26791.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage