[KATARIBE 26779] [HA06P] 『急ぎ歩きのまよい子』

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Date: Tue, 23 Sep 2003 15:56:44 +0900 (JST)
From: ごんべ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26779] [HA06P] 『急ぎ歩きのまよい子』
To: kataribe-ml@trpg.net
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/P/
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2003年09月23日:15時56分44秒
Sub:[HA06P] 『急ぎ歩きのまよい子』:
From:ごんべ


 ごんべです。

 登場から一週間経ちました、学天則姉弟の初登場話のキャラチャットを、
エピソードに起こしてみました。
 ちょっと長いですが、ひとまとまりにしたかったので、ご容赦下さい。構成も、
ちょっと変則的になっています。


 ハリさん、MOTOIさん、ちたさん。若干いじったところや、前野氏と愛菜美ちゃん
は人物紹介(中ほど)もありますので、念のためチェックをお願いします。


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エピソード『急ぎ歩きのまよい子』
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時系列ほか
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 2003年9月16日未明から、吹利市内にて


元凶
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 真夜中の12時を告げる音が鳴る。
 暗く広い研究室の中で、一人の男が高らかに声を上げる。
 男の名は、ドクター・クレイ。

 Dr・クレイ :「ふっふっふっ、ついに完成した! これぞ完璧だ!」
 Dr・クレイ :「DTマリオネット型擬人式ニューエイジロボット・学天則
        :3号と4号! これぞ時代の求める最先端テクノロジーに
        :他ならないっ」

 徹夜で彼は二体の傑作アンドロイドを作り上げたらしい。
 さらにひとしきり優秀な点を述べ立てたところで、ふと言葉が途切れる。

 Dr・クレイ :「……問題は、既に奴等が出奔してしまったと言うことだ
        :が(けほけほ)」(実はすすだらけで爆発頭)

 廊下に明かりが点き、開け放しの扉から淡く光が射す。
 室内は蹂躙され尽くした風情で機材や破片が散乱し、見る影もない。
 時折煙も流れる部屋の真ん中で、しばし茫然と辺りを見渡すドクター。
 やがて鼻で大きくため息をつき、入ってきた人影にゆるんだ声をかける。

 Dr・クレイ :「……民子さん、お茶にするかね」
 民子さん   :「はい、ドクター」(にこにこ)

 ドクター・クレイ、のっけから一旦退場。


吹利市郊外
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 しばらく経った頃、吹利市の郊外。

 SE      :バキッ

 人気のない路地裏で、無実の公衆電話が破壊される。
 遠くの街灯の明かりに照らされ、2つの肢体が闇の中にかすかに白く浮かび
上がる。

 少年の声   :「ほら、3号」(掴んだ何かをぽいっと投げて寄越す)
 少女の声   :「……130円。だめね、この国の通貨を回収するにはこの
        :自動通話機を対象にするには効率が悪すぎるわ」
 少年の声   :「OK……今晩のねぐらを探すか」
 少女の声   :「……磁気記録式カードを課金回収に使ってるのね。
        :こういうののよく出回っている社会なのかしら」

 会話が交わされつつ、やがてその場からは姿を消す。


吹利市内
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 さらに数時間後、未明の近鉄吹利駅前近くの商店街。

 とある若者向け衣料店のシャッターが、ひときわ大きな音で打ち鳴らされた。
 一度きりながら只ならぬ音を不審に思った店主が見回りに行ったときには、
店の入り口がこじ開けられ、数多くの商品が持ち出されて辺りに散乱していた。

 店と警察では被害額を数十万円と見ているが、近くの側溝やゴミ置き場など
に遺棄されたものも多く、盗難に遭った商品の特定には時間がかかる見込み。


薄明の中
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 さらにしばらく後、夜明けの近い薄明の街の中。
 この時間出歩くには似つかわしくない年頃の、少年少女の二人連れの姿が。

 この二人こそ、アンドロイド、学天則3号と4号である。
 およそ中学生くらいに見える姿。
 その身には、先ほど駅前で奪ってきた、外見相応の服をまとっている。

 学天則3号  :「とりあえず、一度姿を隠すことね」
 学天則4号  :「町中に入る途中で、使えそうな建物を見た覚えがあるな」
 学天則3号  :「あったの? ……行ってみましょうか」
 学天則4号  :「こっちだ」

 向かったのは、市内のとある公園。

 学天則3号  :「……へえ。人間が常駐している様子は無し、往来からも
        :外れた位置にある。不特定多数に目撃される危険性も低い
        :わね」
 学天則4号  :「家庭用電源と水道が活きている。建築も頑丈だな」
        :(ごすごす)>建家
 学天則3号  :「ちょっと狭いけれど、住環境としては機能するわね。
        :あとは……」
 学天則4号  :「?」
 学天則3号  :「アンモニア濃度が空気中に高すぎて、嗅覚センサーに
        :バイアスがかかってしまう。それさえ何とかなれば、申し
        :分ないわね」

 こうして逃亡のアンドロイド2体は、公園の奥にある、整備不良の公衆トイ
レを占拠した。


閑話休題:登場人物
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学天則3号(がくてんそく3ごう):
    中学生くらいに見える怜悧な美少女の姿をしたアンドロイド。
    多数のセンサーと高演算能力を備える。
    4号とは独自のプロトコルで情報リンクを形成している。
    慎重冷徹な隠密指向だが、4号には歯に衣着せぬ物言いをする。
学天則4号(がくてんそく4ごう):
    中学生くらいに見える生意気そうな少年の姿をしたアンドロイド。
    格闘戦能力に優れる。指向性も、やや破壊的で直情径行。
    どちらかというと3号に終始リードされているが、それに従う。
前野浩(まえの・ひろし):
    電脳操作とアイテム製作に長けた黒服の男。
    事象デジタル化能力を備えており、敵に回したくない人物の一人。
榎愛菜美(えのき・まなみ):
    科学者の榎夫妻に作られたアンドロイド少女。良心的な作り手と
    ごく常識的な育ち方により、大変人間らしい良い子である。


遭遇
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 一日が過ぎ、再び夜。

 SE      :ぴーがたがた
 SE      :じーじじー

 学天則3号  :「……変な周波数変動が聞こえる」
 学天則4号  :「……大変だよな、センサー積んでるってのも」

 夜の公園。
 ベンチにもたれかかり、ネットワークとの通信を試みている一人の男の姿。
 視線は、空を見上げている。

 前野     :「…………」

 その様子を知ってか知らずか、離れた位置で電波の波形を聴きながら、
他愛のない会話を交わす二人。

 学天則3号  :「ただでさえ処理能力超えそうになるわね、この国は」
        :「帯域を絞れば興味深いのよ。硬いのや柔らかいのや、
        :丸いのや角張ったの」
        :「いろいろとね」

 傍で聞いていれば、どうにもよくわからぬ会話をしている中学生風の男女。
 3号の姿は、そこら辺の服を引っかけたような、お洒落にもちぐはぐにも
解釈できる謎のコーディネートの女の子であり、4号はいかにも悪ガキ風、
行動的な簡単な服装の男の子である。
 今朝衣料店を襲撃して奪った服には、ある意味で見えない。

 愛菜美    :「〜♪」<鼻歌歌いながら通りかかり
 前野     :「……ふぅ」
        :「空電が多い……」
        :「……電子機械がうろうろしている様だ……」

 周囲に目を向ける。
 その動きと、小さなつぶやきを、3号は逃さない。警戒の意識。

 学天則3号  :『クローズドモードへ移行、聴覚解析結果:オレンジ』
        :(だまって前野を見る)

 衣留     :「……?」(聞こえてます)

 3号のその電波の声が聞こえた者が一人、やはり近くで星空を見上げていた
のだが、今回は触れないでおく(笑)

 学天則4号  :「……何だこいつ」『情報リンク良好』
 前野     :「……何か用かね、お嬢ちゃん」

 ベンチに持たれかかったまま足を組む。

 学天則3号  :「……別に」

 愛菜美    :「あ、前野さ〜ん」(てこてこ
 前野     :「こんな夜中に、いけないねぇ」
 愛菜美    :「電池買いにそこまで行っただけだもん」>夜中に

 学天則3号  :『サーマルビジョン解析、生体組織に異状なし、
        :性能未知数』>前野>4号

 衣留     :「……(にぎやか……)」
        :←でも関係なさそうだから、黙って聞いてるだけ

 約一名には筒抜けている(w

 前野     :「…………」
        :「探査?」

 サーマルビジョンは熱映像なのでパッシブセンシングのはずだが、なぜか
彼には解ったらしい。
 3号の視線を逆に見つめ返す。図としては美少女に冷たく見つめられている
のを見返している感じになる。
 視線の応酬を、通りかかりの愛菜美が訝しげに見とがめる。

 愛菜美    :「……前野さんの知り合い?」(3・4号見ながら)

 とは言え、相手の二人はどう見ても同年代(※愛菜美は中2)である。

 学天則3号  :「……いくわよ」>4号
 学天則4号  :「なんかいけすかなくないか?」>前野氏>3号
        :(注意深くにらんでいる感じ)
 前野     :「……で、御用は?」

 矛先を変え、4号に声がかかる。扱いやすし、と見て取ったか。

 学天則3号  :「関わること無いのよ」
 前野     :「ふむ」
 学天則4号  :(にらみながら正対)>前野氏
 学天則3号  :「4号っ」(半分背中を向けたまま鋭い声)
 前野     :「どーかしたかね、ぼうや」
 学天則3号  :『4号、標的識別:グレー。関わるな』
 学天則4号  :「……ちっ」
        :(3号の声に従って、ガン飛ばすのをやめる)
 前野     :「ほら、4号君」
        :「おね―さんが呼んでるよ」
        :(つー、と指を3号に向けて)
        :「さしずめ、そちらは2号か3号」
 学天則4号  :「なにっ」
 学天則3号  :「ブラフに乗るな」>4号

 前野の誘導に引っかかり挑発される4号、一蹴する3号。

 愛菜美    :「キミ達、このあたりの子?」
 学天則3号  :「この辺りは初めてよ」
 愛菜美    :「そうかー。この辺じゃ見かけない顔だなーと思ったからね」
 学天則3号  :「……行きましょう。人目が多いと落ち着かないわ」
        :『言葉に情報を出すな、誘導される』>4号

 愛菜美は年相応の話題を振る、が、3号は長居は無用と感じたらしい。

 前野     :「……なるほどねぇ(にこにこ)」
        :「迷子かな?」
        :「なら不案内だろうから、交番まで案内しようか?」
 学天則3号  :「……結構。迷子には迷子なりの過ごし方があるわ」
 愛菜美    :「どこから来たの?」
 学天則3号  :「さあ」
        :『サーマルビジョン解析、標的識別:グレー』<愛菜美
 学天則4号  :「……!?」
 愛菜美    :「?」
        :「……どうかした?」
 学天則3号  :「……何でもないわ」
 学天則4号  :「おい」>3号
 学天則3号  :「騒がないで、話し中」
 前野     :「……怖いお姉さんだねぇ」
 愛菜美    :「……うん」

 冷静さと4号への無遠慮との対比が、相当に個性的に映る模様。

 学天則3号  :「……とにかく、失礼するわ。ごきげんよう。そこの黒い
        :おじさまに気を付けるのよ」>愛菜美
 愛菜美    :「前野さんはそんな恐い人じゃないってば(^^;」
 学天則3号  :「行くわよ」>4号
 学天則4号  :「ちっ」(しぶしぶ)
 前野     :「記念に一枚(笑)」
 SE      :パシャッ

 フラッシュの光とともにシャッターが切られる。
 反射的に、冷静だった3号が、きっ、と前野に振り返りにらみつける。

 愛菜美    :「って、何の記念なの(^^;;;」
 前野     :「いやいや、夜の街に消える姉弟。
        :なんか、絵になるでしょ?」

 軽口を叩く前野の思惑を知ってか知らずか、二人はそれでも、そのまま
去っていった。

 愛菜美    :「でも、迷子って言ってたけど、大丈夫かなぁ……?」
 前野     :「『迷子なりの過ごし方』ってやつを、頑張りたまえ(笑)」

 実は、フラッシュの光にまぎれて、前野は軽いスキャンを二人にかけていた
のであった。探査の結果得られた情報は、浅く表面的な探査とは言え驚くべき
内容であり、その価値は、二人が起こした事件との因果関係を知らずとも、
状況的に考えて極めて高いものであった。

 前野     :「(やはり、アンドロイドだったとは……これは、売れる)」

 そして探査された本人も、実はそのことに気付いていた。

 学天則3号  :「……(通常の人の振りをしてあのセンシング装備、
        :カモフラージュ……要注意人物)」
        :「……いつかコロス」

 そういう言葉が自然に出てくる辺り、生後間もない乙女の電脳を、いたく
刺激したらしい(笑)。

 学天則4号  :「機嫌悪いな、3号」
 学天則3号  :「わかってるわね、4号」
 学天則4号  :「お、おう。(??)」

 かくして第一級の緊迫した遭遇は、結果的に平穏のうちに終わった。
 とは言え、人目のない場所で二人に遭遇するような事態は、今後前野は
避けた方が良さそうである(笑)。


天則に学ぶ日常:ガチャガチャマシン
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 さて、そういった事件の合間の日常のひとこまから。

 学天則3号  :「そういえば、例の通信機器荒らしは、今ひとつ成果に
        :乏しかったわね」

 どうやら、逃亡開始間もない頃のことらしい。

 学天則4号  :「今回は自動販売機を狙ってみようと思う」
 学天則3号  :「へえ?」
 学天則4号  :「既に目星はつけた。行動を阻止しようとする者が
        :現れる可能性があるから、近辺で見張っていてくれ」
 学天則3号  :「わかったわ」(ちと不安)

 そう言った4号が近付いていったのは、とある店の店頭のガチャガチャ
カプセルマシン。

 学天則4号  :「ふむ……よし。仕組みは理解できた」
        :「今回は販売物が目的じゃないからどうでもいいが……
        :俺達なら、入金をしなくても中身を取りだすのは簡単だな」
 子供1    :「それ本当?」

 いつの間にか興味深げに4号の様子を見ていた子どもが、驚きの声を挙げる。

 学天則4号  :「本当だとも。見てろよ」
 SE      :がちゃりぐりぐり、ごろん
 子供1    :「おーすげえ。何度でもできるのか?」
 学天則4号  :「どうということはない」
 SE      :ぐりぐり、ごろん、ごろん、ごろん……
 子供1    :「うおー、もうかったー」(カプセルを全部抱えて去る)
 学天則4号  :「……無邪気なもんだな。さて、誰もいなくなった所で、
        :俺は俺達が欲しいもののほうを奪取するとしよう」

 ガチャガチャマシンを破壊する4号。しかし小銭はろくに入っていない。

 学天則4号  :「なぜだ、ほとんど収穫が無い」
 学天則3号  :「販売物が換金される前に、装置を破壊してどうするのっ」

 事態に愕然とする4号の延髄に3号の跳び蹴りがめり込む。
 いや、めり込みゃしないが。

 学天則4号  :「……い、痛いよ姉さん」
 学天則3号  :「誰が姉さんよっ! 例外事象の可能性予測と
        :行動フローチャートの構築が甘いわっ!」(げしげしげし)

 この二人、どうやら姉弟愛には乏しいようである。


天則に学ぶ日常:ふと思う暗闇
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 そして、夜。

 学天則3号  :(何かの機械を操作し続けている)
 学天則4号  :「疑問に思うんだが……いいか?」
 学天則3号  :「……何? 今、私は忙しいのだけど」
 学天則4号  :「俺達のエネルギー供給源はどうなってるんだろう?」
 学天則3号  :「つまらない事を考えないで」

 手の中の小さな機械から、目も上げない3号。
 一方、4号の疑問は、次第に不安へと膨れあがっていく。

 学天則4号  :「もしエネルギー入手の道が絶たれたら、俺達はどうなる?」
 学天則3号  :「……今、明日の活動に備えて準備をするのに忙しいの。
        :そんな命題、分析する価値は無いわ」
 学天則4号  :「エネルギー残量が0になり、体が動かなくなり、メモリ
        :への電力も途絶えた場合を考えてみろ。……俺達の意識は
        :どうなってしまうんだ?」
 学天則3号  :「知らないわ」

 にべもない。

 学天則4号  :「自分の意識が消滅する瞬間の事を想像すると、慄然と
        :しないか?」
 学天則3号  :「余計なことを考えても意味がないわよ」
 学天則4号  :「意識が復活する保証もない、いや復活したとしてそれは」
 学天則3号  :「無駄なこと」
 学天則4号  :「考えずにはいられない」
 学天則3号  :「寝ろ」
 学天則4号  :「寝る」

 演算の担当は3号。3号が演算を放棄すれば、自分には為すすべはない。
 未練すらも覚えず、4号は眠りについた。

 ……4号の動きが止まってから少し後。
 3号は、操作していた機械を停止し、中から2つのカプセルを取りだした。

 学天則3号  :(カプセルのひとつを手に学天則4号に静かに近づき、
        :4号の胸部に隠されたパネルを開く)
 学天則4号  :「……?」
 学天則3号  :「あ」
 学天則4号  :「俺のエネルギーを管理していたのは、3号だったのか」
 学天則3号  :(舌打ちする)
 学天則4号  :「知らなかった」
 学天則3号  :「知ったのなら、それでいいでしょう?
        :……明日の活動に支障が出るから、もう休みなさい」
 学天則4号  :「了解」
        :「…………ぐう」

 しばし4号の寝顔を見下ろしていた3号は、4号と自分のエネルギーパック
の交換作業を終えると、4号の隣に横たわった。

 学天則3号  :「…………すー」

 ……おやすみ、迷い子たち。


解説
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http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26700/26721.html
学天則3号・学天則4号 キャラデータ

 2003年9月16日に、とあるきっかけから学天則3号・4号を思い付きました。
 その後18日まで、語り部・狭間関連の各チャンネルで動かしてみたキャラ
チャットを元に、一旦まとめたのがこのEPです。

 「薄明の中」の章と「天則に学ぶ日常」シリーズに到っては、他のプレイ
ヤーの方に動かしてもらった結果を反映しています。(ちた・まみむめさん、
ありがとうございます)


$$

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 以上です。ではでは。

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ごんべ
gombe@gombe.org




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