[KATARIBE 26761] Re: [HA06N] 特別企画:いろはお題『の のめりこみ症候群』

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Date: Sat, 20 Sep 2003 07:37:42 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26761] Re: [HA06N] 特別企画:いろはお題『の のめりこみ症候群』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2003年09月20日:07時37分42秒
Sub:Re:  [HA06N] 特別企画:いろはお題『の のめりこみ症候群』:
From:月影れあな


 ういっす、れあなです。

> みぶろですよー。
> そりではちゃきちゃきチェック。といっても、ほぼなおすところなし。
> この方が望ましい、程度なので無視しても可です。

 やあ、わざわざありがとうございます〜

>> 藤咲千緒が、奇妙な動きを見せるその人物を見かけたのは、日の傾きかけた
>>昼下がるの事だった。
>
> ぴぴー。誤字発見(w 昼下がり、ですの。

 むあ、すげえ誤字。いや、誤字じゃないぞ。「昼下がる」かわいいやん。カ
ンガルーみたいで(謎

>> これは、気付かない振りをして立ち去ったほうがいいのかもしれない。そう
>>思い決めて、くるりと身を反転した。
>>「あっ、藤咲氏」
>> ……したところで声を掛けられた。ため息をつく。いまさら他人の振りをす
>>るわけにも行かない。
>
> 他人の振り、しそうです(ぉ
> ところで、「身を反転した」がほんの少し気になります。いや意味は通るの
>ですが、身を反転って、体を裏返し(内臓でろでろ)的じゃないでしょうか(w
> 進行方向反転というのはありですけど。この辺は感覚的なんですが。反転は、
>ベクトルの向きを逆にするという感じなので、身そのものに直にはかからない
>ような。ま、ちいさいことです。

 国語辞典で調べてみたところ「進行方向からもとの方向へもどること」とも
載ってました。まぁ、大丈夫っぽいです
 でも、反転させたって書いたほうが正しいかな。一応直しておく

>> 呆れて聞くと、結夜は「然りである」と何故か自信満々に頷いた。
>>「いや、なんとなく気持ち分からなくも無いですけど。小学生みたいでアホっ
>>ぽいですよ」
>>「むぅ、薄々そうではないかと思っていたのだが。まぁ、いいやん」
>> と、言って、突然足を止める。
>>「ふぅ、ちと休憩」
>>「木陰は安全地点なんですね」
>> 細かいルールまで決めている。かなりのツワモノだ。
>
> ツワモノだ(w 
> 「いや、なんとなく〜」は、
> 「ふーん」<あほの子を見る目
> とかのほうがらしいんですが。このへんはなんとも。

 ほいほい〜、微調整

> ある程度着地点の決まったEPとか小説って、セリフのいいまわしは直せても、
>セリフそのものや、そもそもそういう発言をするかどうかまでは直しにくいです
>よね。だから、他のPCがでてくる話は書きにくいです。
> えーと、何が言いたいかというと、だからじゃんじゃん書いてください(笑)

 そーですね〜
 だから、EPが主流だった頃は、キャラクターの分身からの乖離という現象が起
こり安かったんじゃないかなぁと思う。まぁ、悪い事ばっかでもないのではない
かな。
 セリフとか行動間違うとって思ったら書きにくいものですからねぇ。だから私
は、間違う事はあまり気にしないことにしている。訂正してもらったらちゃんと
直せるし〜
 まぁ、一々の訂正で迷惑かけてるなら、謝るしかないけど

>> なんとなく、これ以上付き合うのも莫迦莫迦しいので、千緒は別れの言葉を
>>探した。
>>(中略)
>> 思わず振り返ると、ちょうど10tトラックが、排気ガス交じりの暑苦しい空気
>>を撒き上げながら通り過ぎるところだった。その影が千緒を数瞬覆い尽くして
>>そのまま通り過ぎていく。結夜は、呆然と立っていた。
>
> この辺の描写はうまいですねぇ。道路を挟んで向こうからのカメラ。等間隔に
>植えられたプラタナスの下を行く通行人。トラックが左から右へ。少し遅れてそ
>の影が。わずかな車風になぶられる千緒の髪とスカート。できるだけ滞空時間を
>長くしようとして、変な形で固まった結夜。そうした情景がこの文で目に浮びます。

 ありがとうございます〜
 実際、夏の暑い時にどでかいトラックが通り過ぎていくとかなり鬱陶しいので
すよね〜

>>「……死んだ」
>> どうやら、影を踏んだら死んだ事になるらしい。
>> つっこみの言葉も見当たらなかったので、聞かなかったことにして、また歩
>>き出した。
>>
>
> ちゃんちゃん♪ ラストに一言。
> 千緒:「六兎さん吸血鬼やし、棺桶からやり直してもええよ」
> なんてね。

 むぅ、そう言われると元の地点に戻るしかないではないですか〜
 大変だなぁ、結夜くん

>># いや、あるでしょう? 横断歩道の白い部分だけ踏んで歩いたり、道の床の
>># タイルで、色が違うところを踏まないようにしたり。
>># 気付いたら、のめりこんでて前を見てなかったりするんだよね。それで放置
>># 自転車にぶつかるとか。
>
> ありますねぇ。私は高校くらいまで、階段を昇る時(降りる時も)は右足から、
>最後の段も右足で、とマイルールを定めてました。あほです。

 階段か〜、実は私も決めてたりしますね〜
 言葉で表現するの難しいけど、手すりの、地面に接してる部分と言うか、生
え際と言うか、あれのある段に左足で踏み込んだらあかんってルール
 それを守るために微妙にアクロバッティブな階段飛ばしやったり。ええ、学
校で今もやってますとも。


 さて、微調整しつつ、改稿
 実際、ずばずばと指摘してもらった方がありがたいですねぇ。それが書き直
せる範囲なら、書き直した方が言い感じに仕上がるって事もあるし。
 まぁ、私の力量じゃ調節できないところらへんに関しては、そのままにさせ
てもらってます。ごめんなさい〜

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特別企画:いろはお題『の のめりこみ症候群』
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の のめりこみ症候群
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 藤咲千緒が、奇妙な動きを見せるその人物を見かけたのは、日の傾きかけた
昼下がりの事だった。
「あ……」
 声を掛けようとして、戸惑う。その人物、六兎結夜は相も変わらず奇妙ない
でたちで、いつにもまして珍妙な行動をしていたからだ。突然にぴょんと飛び
上がって、歩き、またぴょんと飛び上がる。別に一定のリズムがあるわけでも
なく、その珍妙な行動を繰り返している。
 これは、気付かない振りをして立ち去ったほうがいいのかもしれない。そう
思い決めて、くるりと身を反転させた。
「あっ、藤咲氏」
 ……したところで声を掛けられた。ため息をつく。いまさら他人の振りをす
るわけにも行かない。
「何してはるんですか、六兎さん?」
「うん、今アニメイトに行こうと思って徒歩で移動中」
 そう言いながらも、跳んだり、跳ねたり。
「ええと、そういう事じゃなくて。何で跳んではるんです?」
「ああ」
 ずばりと突きたてられたもっともな質問に、結夜は納得して頷く。
「車の影あるやんか」
「ありますね」
「あれって、なんか踏んだらあかん気するやん」
「いや全然」
「するのです」
「で、跳んで避けてはるんですか?」
 呆れて聞くと、結夜は「然りである」と何故か自信満々に頷いた。
「ふ〜ん」
「なぬだ、その目つきは」
「いや、アホやなあって思って」
「むぅ、薄々そうではないかと思っていたのだが。まぁ、いいやん」
 と、言って、突然足を止める。
「ふぅ、ちと休憩」
「木陰は安全地点なんですね」
 細かいルールまで決めている。かなりのツワモノだ。
 なんとなく、これ以上付き合うのも莫迦莫迦しいので、千緒は別れの言葉を
探した。
「ええと、ここからやとアニメイトまであと一キロくらいですね。がんばって
ください」
「おう、藤咲氏も達者でな」
 そのまま、本来の道に向けて歩き出す。数メートル進む間もなく、背後から
悲痛な声が聞こえた。
「ああっ!」
 思わず振り返ると、ちょうど10tトラックが、排気ガス交じりの暑苦しい空気
を撒き上げながら通り過ぎるところだった。その影が千緒を数瞬覆い尽くして
そのまま通り過ぎていく。結夜は、呆然と立っていた。
「……死んだ」
 どうやら、影を踏んだら死んだ事になるらしい。
「六兎さん吸血鬼やし、棺桶からやり直してもええよ」
「おお、その手が」
 結夜がぽんと手を叩く。奴が目的の地にたどり着くまで、果たしてどのくら
い時間がかかるだろうか。日が落ちたら無敵かな等と考えながら、千緒はその
場を後にした。


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