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Date: Thu, 18 Sep 2003 16:08:12 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26741] [HA06L]チャットログ:『お使い桐子さんと3匹のオオカミ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20030918160812.A7C81B90.chita@ma.akari.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26700/26741.html
#HA06 2003/07/08のログ。
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[HA06L]チャットログ:『お使い桐子さんと3匹のオオカミ』
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登場人物
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見桐子 :大学生。怪しい薬品を扱いなれているらしい
ヤシガニ :ひとかかえもある甲殻類。よく人にエサをねだる
桜木達大 :徹夜明けでハイになっている会社員
遊野誠 :よく遊びよく遊ぶ大学生。見桐子の知人
顛末
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ヤシガニ :「ちょいちょい」(招く)
見 :「なんじゃい」
ヤシガニ :「かにー」(見にしがみつく)
見 :「はいはい、それで何が欲しいんでしょ」
[Kyrie] # もう慣れたらしい
ヤシガニ :「エサくれエサ」(がさごそ)
見 :「何も食い物持ってないっての」
[Kyrie] # ごとりと落ちるビン
[Kyrie] # 何やら液体が
見 :「やばっ……割れてないわよね」
ヤシガニ :(しがみついている)
見 :「ああもう、拾いにくいってのー」
ヤシガニ :「かにっ」(瓶を4番目の脚のはさみでつまんで拾う)
見 :「こるぁっ」(瓶をがしりと掴む)
ヤシガニ :「……かにー」
見 :「安くないんだからねそれっ」
達大 :「ふんふふ〜ん♪(鼻歌とともに登場〜)……ん?」
[Kyrie] # ふんぎふんぎとカニと瓶を奪い合う見が居たりする
達大 :「おや? 見さんとヤシガニ君が戯れてる」
見 :「戯れてるって、この光景の何処を見てるんですかい」
達大 :「なにやら怪しげな瓶を取り合ってるようにお見受けしま
:したが?」
ヤシガニ :(瓶をぽいっ)
見 :「ぬあーーっ」(慌てて手で受け止める)
達大 :「どれどれ」(瓶に注目)
[Kyrie] # 瓶のラベルを見ると「ピリジン」とある
達大 :「ピリジン? ──えっと、見さん。ピリジンってなんで
:すかー?」
[Kyrie] # 見そそくさと立ち去る
達大 :「──うーん。これは何かあるなぁ。ヤシガニ君、今日の
:ボクは暇なので一緒に追いかけましょう」(しゅたっ)
ヤシガニ :「かにー」(達大にしがみつく)
達大 :「見さん。そのピリジンって何なんですか? なにか危険
:なものではないのですかー?」
ヤシガニ :「かにっ」(達大に投げつけられて見にしがみつく)
見 :「げふっ」
[Catshop] # おっ。合体攻撃っ!(笑)
見 :「何で追っかけてくるんですかい」
ヤシガニ :「かにー」(触角を見の顔の上でぺちぺち)
見 :(手で防ぐ)
[Kyrie] # 三人が居るのは
[Kyrie] # 吹利学校大学部理学部キャンパス内だね
達大 :「えーっと──ほら、また怪しげな液体で悪戯があっては
:いけないと思いまして」
見 :「いや、怪しいって言われても」
:「此処で使うし」
[Kyrie] # 指差す
[Kyrie] # その先には化学研究科棟
達大 :「理学部の化学研究科棟──あぁ、なるほど。あげはで使っ
:た薬はここで製造されたんですね」
見 :「はい?」
[Kyrie] # 覚えてない
見 :「あげはあげは……てか貴方居たっけ?」
達大 :「行きましたよ。ちょうど、見さんが店番をされていた時
:でしたけど」
見 :「店番? 店番……何それ?」
[Kyrie] # 全く覚えてません
達大 :「えっと──」(とぼけている様子には見えませんね)
ヤシガニ :「かにー」(エサくれ)
達大 :「では豆乳レーズンパンをどうぞ」>ヤシガニ
見 :「人の頭の上でくうなっつーのー」
ヤシガニ :(見の頭の上で豆乳レーズンパンを受け取り、レーズンを
:ほじり出しては口に運び、パンをちぎっては口に運びする)
見 :「……」(諦めた)
見 :「あー……あげはで、あたしってば酔ってませんでした?」
達大 :「もしかして、酒癖が悪いとか、友達によく指摘されたり
:しません?」
見 :「いや、呑んでる間の記憶はとんと」
達大 :「……(これは──面白い人かもしれない)」
ヤシガニ :「かにっ」(あ、落ちた。待て)
:(いきなり見の襟元にはさみをつっこむ)
達大 :「わっ」(目を背ける)
見 :「コラッ」
[Kyrie] # ぐわしとヤシガニのはさみを鷲掴み
見 :「いきなり何するんじゃい」
ヤシガニ :「かにーぃ」(私のレーズン……)
誠 :「よう、桐子お嬢ちゃん。また酔って暴れてるのか?」
見 :「その声はっ」
[Kyrie] # ぐるりと振り返る
誠 :「愛と正義の何でも屋参上だ」
見 :「訳の分からぬことを」
誠 :「うわっ、激冷たっ!」
見 :「冷たいも何も」
誠 :「一晩中抱き合った仲の相手にそーゆーこというかぁ?」
見 :「あわわわわわわ」
[Kyrie] # 誠の口を手でふさぐ
見 :「いーうーなー」
ヤシガニ :(急に動いたので見の顔にずりおちる)
見 :「ぬむあっ」(ヤシガニを引き剥がす)
ヤシガニ :(ぼとっ)
見 :(ぜーはーぜーはー……)
誠 :「ああ、なんか街中に言いふらしたい気分」
達大 :「仲が良いんですねぇ」(にこにこ)
見 :「誰と誰がじゃ」
達大 :「や、ほら。どーやら親しいお友達のようでしたから」
誠 :「事実だろ。自棄酒からみ酒のあげく暴れて脱いで人に抱
:きついて泣きじゃくって一晩中一緒にいるよう要求したの
:はだれだ」
見 :「まーた誤解を招くようなことを」
達大 :「そうなんですか?」
見 :「信じるない」
[Kyrie] # ぎゃーすぎゃーす
誠 :「あー、桐子ちゃんよ? やかましい」
[MakotoK] # 口に酒瓶をつっこむ
見 :「おちょくといて(もごっ)」
達大 :「うわっ。そっ、それは」
見 :(むぐ)
[Kyrie] # 瓶を抜いて酒を吐き出す
見 :「ゲホッゲホッ」
達大 :「あぁっ、大丈夫ですか」(背中を叩く)
誠 :「やかましいからふさいでみた。唇のほうがよかったか?」
:(にやにや)
見 :「むきー」(顔真っ赤)
見 :「……あーっ! 時間過ぎてるし」
:「遅刻よもー」(ひーん)
[Kyrie] # すたすたと建物内部へ
誠 :「あ、用件言うの忘れてた。今夜あげはこいや」>見さん
見 :「わかったわかった、もう」
[Kyrie] # がっくりと肩落として階段に
ヤシガニ :「……かにー」(手を振る>見)
達大 :「──そーいえば」
:「結局、ピリジンってなんだったんだろう」(首かしげ)
時系列と舞台
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2003年7月、発端は吹利学校近辺の路上
解説
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[Kyrie] # 因みにピリジンは溶剤とか合成とかに使われる物質で恐ろしい
# 悪臭を放ちます
[Catshop] # なるほど。確かに危険ですねぃ
[MakotoK] # 第一石油類だっけ
……あとでこの辺の連中に確認しときゃいいか。
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