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Date: Wed, 10 Sep 2003 18:31:11 +0900 (JST)
From: 月影れあな <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26649] [KA] 十周年企画:キャラの作成について
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200309100931.SAA33103@www.mahoroba.ne.jp>
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Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26600/26649.html
2003年09月10日:18時31分10秒
Sub:[KA]十周年企画:キャラの作成について:
From:月影れあな
どーも、月影れあなです
とりあえず、10年目のノウハウ整理、一番手です。流します〜
自分の失敗談に基づいて、キャラ作成と運営についてのあれこれ
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十周年企画:『キャラの作成について 〜月影れあなの反面教室〜』
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はじめに
--------
れあな :「どうも、れあなで〜す」
宵姫 :「宵姫で〜す」
れあな :「はい、という事で10周年記念企画。不肖この月影れあな
:がキャラの作成や運営について、マイキャラである宵姫と
:の会話形式で失敗談を色々語っちゃったりします」
宵姫 :「あれ、でもなんで私なんですか? こういうのは分身で
:ある結夜のほうが適任では?」
れあな :「あれは私の分身だしね〜。性格似てるから、書きにくい
:わけよ。ほら、某コナンでガキと大阪弁のコンビ。本人ら
:で完結しちゃって傍から見たら何かわからんときあるやん。
:あんな感じにならんように予防線」
宵姫 :「は〜、一応色々考えてるんですね」
れあな :「ふふふ、褒めてもかまわぬよ」
宵姫 :「別に褒めるほどの事でもないですけど」
宵姫 :「ところでこの形式、先達の人たちの真似ですよね」(*1
れあな :「いや、書きやすいしねん。これ」
宵姫 :「まぁいいですけど」
*1 自キャラとの会話形式で色々解説するのとか、すでに結構あるのです。
代表的なところで言えば、とよりんさんや南河さんのキャラ作成の経
緯とか、いー・あーるさんのエピソード作成ガイドとか……
色々参考にもなるので、暇がある人は一度読んでみましょう。
捨てる勇気
----------
れあな :「ええと、まず何について話せばいいのかなぁ」
宵姫 :「とりあえず、キャラ作りについてですかね」
れあな :「ふむ。キャラ作りといえば、宗谷君は失敗だったねぇ」
宗谷 :「えっ、いきなりぼく失敗作だったの!?」
れあな :「色々設定を煮詰めているうちに、どんどん広がっちゃっ
:て。訳が分からなくなってしまったのですな。まず、日向
:さんの弟子でハメルンの魔笛を使い、剣術も同時に習って
:いて、緑の指を持っている植物使い。そしてシスコンの女
:装少年」
宵姫 :「うわ〜、ごてごてしててわかりづらいですねぇ」
れあな :「まぁ、ここで一つ教訓」
『捨てる勇気!』
れあな :「なんでもかんでも採用すれば良いというものではありま
:せん」
宵姫 :「まぁ、そうですね」
れあな :「さらに、宗谷君についてはその背景についても懺悔せね
:ばならぬことが在ります。妄想しているうちに、初期設定
:からずんずん外れていって、さらに忘れた振りしてその設
:定押し通してたり」
宵姫 :「せめて整合性くらいあわせてくださいよ」
れあな :「いや、なんかもうそのくらいじゃどうしようもない位、
:過ちに満ちてて……ぶっちゃけ、いつのまにかハメルンの
:魔笛技能とか無くなってるし」
宵姫 :「そんな、途中で捨てるなんて半端な……」
れあな :「はい、みなさんもキャラ作成の際には十分に気をつけま
:しょうね。後で後悔しないように」
設定に懲りすぎ
--------------
れあな :「それにつけても、宗谷君は失敗作であったなぁ」
宗谷 :「まだぼくなのっ!?」(悲鳴)
れあな :「家とか、姉とか、母とか、出生の秘密とか、使いもしな
:い裏設定がどんどん膨れ上がって……」
宵姫 :「別に裏設定ならいいんじゃないですか?」
れあな :「うん、まぁそれが裏設定までだったら良いんだけどね。
:私ってば自己主張強いから、妙に匂わせようとして、おど
:ろおどろしい家を出してみたり、姉の夢それっぽく覗いた
:り、母出したり、半端に小説書いてみたり、見苦しいこと」
宗谷 :「それ、運営側のミスじゃない!!」(悲痛)
れあな :「むぅ、痛いつっこみが」
宵姫 :「まぁ、でも図星ですよね。ちゃんとそれに絡めて上手く
:話を展開させたりできれば、自己完結に始終することは無
:かったはずです」
れあな :「うぐ……まぁ、これは大なり小なり他のキャラにも言え
:ることなんだけどね」
宵姫 :「羽猫の密猟とか、結夜と私の前世とかもそうですよね」
れあな :「そう。うまくそれを使って話しに持っていければいいの
:だけど、それが出来てないから」
宵姫 :「未熟者!」
れあな :「ぐぅ……ぐぅの音も出ない」
宵姫 :「いや、出てます出てます」
ノリが漫画的
------------
れあな :「私のキャラってノリが漫画的なのが多いんだよね」
宵姫 :「? 何か問題あるんですか、それって?」
れあな :「HA06だとね。例えば、宗谷君なんだけど」
宗谷 :「…………」(沈)
れあな :「どう見ても女の子にしか見えない女装少年。こんな奴、
:現実には絶対いね〜。と、妹からも散々つっこまれたりし
:てます」
宵姫 :「ダメなんですか?」
れあな :「いや、ダメじゃないんだけどね。やりすぎると引くやん?
:っていうか、場合によっちゃ色々問題になってくるし」
宵姫 :「たとえば?」
れあな :「う〜む、例えば某漫画にこんなシーンがある」
|某先輩 :「スカターン!」
|SE :すぱーん
|某学生服 :「ああ、首が取れてしまいましたではないですか」
|某先輩 :「貴様、ロボットだったのか!?」
|某学生服 :「ロボットじゃないよ。アンドロイドだよ」
|某同級生 :「なるほど、ロボットだったのなら今までの妙な行動も説
| :明がつくよね」
れあな :「まぁ、手元に今原本が無いので、差異は気にしないで欲
:しい」
宵姫 :「なんか、出典丸分かりですね」
れあな :「きにしなーい。と、これが現実ならこんな感じになるだ
:ろう」
|某先輩 :「スカターン!」
|SE :すぱーん
|某学生服 :「ああ、首が取れてしまいましたではないですか」
|某先輩 :「うわーっ、何だコイツ!?」
|某同級生 :「く、首が外れてる〜」(脱兎)
れあな :「と、テレビ局とかまで出て来て大騒ぎになるだろうなぁ」
宵姫 :「まぁ、それはそうですよね」
れあな :「ぶっちゃけ、初期の猫猫団は近い物があった。今は一応
:気をつけてるけど」
宵姫 :「あれでですか?」
れあな :「まぁ、子供のいたずらレベルの陰謀しか張り巡らして無
:いやん。カエルいじめとか、ピンポンダッシュとか」
宵姫 :「まぁ、そうですけどね」
れあな :「つまり、これも運営の仕方しだいなんだけど……宗谷君
:のバンチョウダーなんかも、周囲引きまくりだよね」
宵姫 :「撮影か何かだと思われるでしょうけど、普通あれはやり
:ませんよね。声かけたくないって言うか、ぶっちゃけもは
:や近づきたくも無い」
宗谷 :「しくしく」
れあな :「特攻服もアレだ。浮いてる」
宵姫 :「ですね」
宗谷 :「っていうか、そんなキャラにしたの貴方じゃないかー!」
れあな :「うん、そうだよ」(居直り)
宵姫 :「だから、これは失敗談なんですね。皆さん、反面教師に
:しましょう」
その蛇足・漫画的キャラは無限都市で
----------------------------------
れあな :「漫画的キャラがやりたいならHA06よか無限都市の方が合っ
:ているわけですよ。みなさん、無限都市にもキャラ作りま
:しょう」
宵姫 :「ああ、無限都市なら変身ヒーローも番長も十分許容され
:ますね。技能値高いから、派手なことも出来るし」
れあな :「ビルなぎ倒してずばーって感じで。数人寄り集まってが
:んばれば怪獣も倒せるそうだからなぁ(技能値17)」
分身を作ろう in HA06
--------------------
れあな :「最近の人は分身キャラ持ってない人も多いけど、HA06の
:基本は分身作って遊ぶ企画だったんだよね。私の場合は結
:夜になる」
宵姫 :「実は結構遅いんですよね、結夜が出来たのって。普通は
:一番最初に作るもんなんじゃないですか?」
れあな :「いや、ほんとの所、元々宗谷君が分身だったんだけどね」
宵姫 :「え、ええ〜っ!?」
れあな :「いや、そんなに驚かんでも。宗谷君のFF6以降嫌いとか
:いう特徴は、その名残です。私はあんな姉欲しかったし」
宵姫 :「普通、自分の分身に『外見美少女』なんて特長つけます
:か? しかも『3』、『圧倒的に優れている』」
れあな :「う〜ん、その辺は宗谷君というキャラの前身から引き継
:いだと言うか……」
宵姫 :「前身?」
れあな :「宗谷君はもともと存在したキャラを引っ張ってきた奴だ
:から、前身と言える存在があるの。と言っても、私がベク
:ターの『PACK for WIN1999年前期版』ってので初めて語り
:部を知った頃、こんなキャラで遊んでみたいなぁとか思い
:ながら作ってたキャラだから、全く関係無いのでもないん
:だけどね」
宵姫 :「何でその頃に参加しなかったんですか?」
れあな :「いや、家にWIN3.1しかなくて、ネット環境が無かった頃
:だから。学校にはお絵かきソフトと一太郎しか入ってない
:FM-TOWNSしか無かったし。ネットに接続して、初心者だっ
:た頃はなんかとっつき難くて……なんか、話がずれてきて
:る」
宵姫 :「ああ、ええと。そうそう。それで性格も引き継いじゃっ
:て、本体から掛け離れたんですね」
れあな :「う〜ん、そういう訳でも無い。元キャラの性格はもっと
:まともだし」
宵姫 :「は? じゃあ何であんなのに?」
れあな :「不明」
宵姫 :「…………」
れあな :「『暴走した』んだろうなぁ。あの頃は、語り部で色々や
:りたくて、かなりがむしゃらに、無理やり動かしてた記憶
:があるから。それを原動力に……どかーんと」
宵姫 :「ははあ」
れあな :「で、しばらくして、コレじゃだめかなぁと思い始めたわ
:け。宗谷君は上で言ったように欠点が多くて、私の手には
:余り気味で上手く動かせてる自信が無かったし」
宵姫 :「それで結夜を作ったんですね」
れあな :「まぁそういう事。これが結構上手く動いてるんだよねぇ。
:さすが分身」
宵姫 :「あれ? でもあの人も結構に漫画的な気がする」
れあな :「そう、そこなんだよ。上手く動いてるから良いけど、な
:んであんな変なんになったんやろ」
結夜 :「そりゃ、あんたの分身だからだ」
れあな :「むぅ、私は貴様みたく平気でマント着て練り歩いたりは
:しないぞ」
結夜 :「その辺も自分で変えたんだろう。解説すると、れあなっ
:て現実世界だと結構内向的(*2な性格してるから、他のキャ
:ラと絡みにくいって思ったわけね。で、もう少し外向的に
:すると、こんなになった。私のほうが、れあなより少々億
:面も無いだけで、本質的には変わらないのです。結夜も本
:当はマント着て町を練り歩きたい」
れあな :「うぐ」
宵姫 :「まぁ、もともと変人だったから変なキャラになったって
:ことですね」
結夜 :「まぁ、ぶっちゃけそういう話だよね」
れあな :「反論できない……」
*2 内弁慶を難しげにそれっぽく言った言葉である。
キャラの大量投入
----------------
宵姫 :「そういえば、貴方の持ちキャラってかなり多いですよね」
れあな :「まぁね。二年にして語り部で一二を争うキャラ持ちになっ
:てる私が言うのも説得力無いかもしれないけど。キャラは
:そんなにたくさん作るものじゃないです」
宵姫 :「へ、バリエーションあって良いと思いますけど」
れあな :「たしかに、バリエーションはあるかもしれないけどね。
:デメリットも多いわけよ。例えば、交友関係がなかなか広
:がらないとか」
宵姫 :「と、言うと?」
れあな :「その場にいる面子によってキャラを使い分けることにな
:ると、固定した面子としか知り合えないようになるだろう」
宵姫 :「だったら、面子によって使い分けるのをやめたら良いだ
:けじゃないですか」
れあな :「それだと、人との縁が薄くなるじゃん」
宵姫 :「あっ」
れあな :「そもそも、使い分けないんだったらたくさんキャラ作る
:必要性もなくなってくるし」
宵姫 :「そういえばそうですね」
れあな :「まぁ、昔と違って今はベーカリー(*3が無いから、キャ
:ラの溜まり場的存在が色々なところに分散してて、一人し
:かいなかったら回しづらいってのもあるかもしれないけど
:ね。ベーカリーがあった頃は、ベーカリーに行く人一人い
:ればそれで事足りてたわけだし」
*3 もう知らない人もいるかもしれないので一応解説を入れておく(と言っ
てる私も過去のEPやチャットログでしか知らないし)
楠さんのPC、湊川観楠氏が店長を勤めるパン屋、ベーカリー楠の事。
初期、中期あたりまで06はここを中心に回っていた。現在は楠さんが来
なくなってしまったためか、ほぼ動いていない状態。
詳しく知りたければ、エピソード0から読み漁ってみましょう。ただ
の読み物としてみても結構面白いです。
れあな :「開き直ってキャラ作りまくり、定着した奴だけ使うって
:あそび方も悪くないとは思うけど、なんか動いてないキャ
:ラがもったいないし」
宵姫 :「でも、貴方は結局そんな感じに動かしてますよね。私と
:結夜、あと宗谷君あたりをメインに動かして、他は思い出
:した時にしか動かさないみたいな」
れあな :「うん、そうなっちゃってる。後悔って先に立ってくれな
:いからなぁ」
場を支配する人々
----------------
れあな :「あと、これもキャラの大量動員に通じてるんだけど、一
:つのチャットに同じPLで複数の人を出すというやつ」
宵姫 :「だめなんですか?」
れあな :「こういうのばっかりだけど……上手く回せればいいんだ
:けどね。場の流れを支配しちゃうってやつ。楽しんでもら
:えるならそれで良いんだけど、勝手に話が流れちゃつまら
:ないって事も多いでしょ。」
宵姫 :「まぁ、そうですね」
れあな :「だから私は、二人以上のキャラを同時に出すのは控える
:事にしている。一緒に出てても、片方はほぼ傍観者にする
:とか。光太郎と美沙希はそうだね。例外を言えば、苑と月
:と、あと好と六石くらい」
宵姫 :「あれは何か二人で一セットって気もしますね」
れあな :「苑と月のほうは、あれもやめといたほうが良いと思うん
:だけどね。好と六石は他に人いないから仕方ないとして。
:二人で勝手に漫才しちゃうと、周りがつっこみにくいから
:ねぇ」
宵姫 :「たしかに」
反省は
------
宵姫 :「色々えらそうに言ってましたけど、貴方はちゃんと反省
:を生かせてるんですか?」
れあな :「う〜ん、どうだろう。一応気をつけてはいるんだけど……
:完全にやめられてるかどうかって言えば、まぁダメだろう
:なぁ」
宵姫 :「がくっ」
れあな :「特にキャラの大量投入とかについて。今も出したい欲に
:駆られているキャラ案たちがわさわさ。変化狸とか、ただ
:の猫とか、カメラマンとか……」
宵姫 :「思い描いてるだけにとどめといて下さいね。使い切れな
:いこと間違い無いですよ」
れあな :「わかってるんだけどなぁ……何かの隙にふっとね。キャ
:ラチャに出しちゃってるんだよね」
宵姫 :「そういう風にして作ったキャラって、大抵長続きしてな
:いんですから。星野さんとか」
円香 :「何故わたくしが引き合いに出されますの!?」(憤怒)
宵姫 :「いや、ぶっちゃけ動いてないですし」
円香 :「ムキィーっ!」(箒でばしばし)
れあな :「うみゅう、使われて無いキャラってのはもったいないか
:らなぁ」
乃 :「自分で作っておいた癖して、なんだいその無責任な言い
:草は!」(どろどろ)
れあな :「出たな、もったいないお化け」
水穂 :「…………」(無言の圧力)
れあな :「む、水穂しゃんまで」
萌流 :「っていうかさ、あたしシートにもなってないんだよね」
:(ぱきぽき)
飛竜 :「俺なんかEPに一回出てきただけじゃねえか」
レム :「......zzz」
雪 :「うう、お兄様や月ちゃんにはまだ出番あるのに、私だけ
:ほとんど出番ありません〜」(しくしく)
れあな :「うわっ、ちょっと! 待て、引っ張るな!! こら、私は
:仮にも創造者(おとうさん)だぞ!」
緋衣 :「創造者なら創造者らしい責任を果たせ!!」(ばきっ)
宵姫 :(冷めた目で見ながら)「まぁ、自業自得ってやつですよね」
結夜 :「というわけで、司会者Aたるれあなのコンチクショウも
:滅び去ってしまったので、今回はこの辺で」
宵姫 :「それではみなさん、またお会いしましょ〜」
$$
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# 乱筆、乱文ご容赦下さりますよう #
# 月影れあな明日も明後日もれあな #
# mail : tk-leana@jttk.zaq.ne.jp #
# cogito,ergo sum by Descartes #
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