Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Tue, 9 Sep 2003 12:43:50 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26636] [HA06L]チャットログ:『鍛錬の邪魔だよ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20030909124350.DC816890.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 26636
Web: http://kataribe.com/HA/06/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26600/26636.html
#HA06 2003/09/06のログ。
**********************************************************************
[HA06L]チャットログ:『鍛錬の邪魔だよ』
=======================================
登場人物
--------
燕彩花 :中国出身、生来のマーシャルアーティスト
濱野真砂 :何にでも首を突っ込む少女。どうやら幽霊
邂逅/公園にて
--------------
彩花 :「朝練♪」
真砂 :「今から行くの?」
[matuya] #いやもうやってる。
[matuya] #傍若無人なまでに。
[matuya] #夏休みの小学一年生みたいに。
[chita] #ではそれを頂こう
真砂 :「あ、もうやってるのか。周囲おかまいなしに、
:まるで解き放たれた子供のように」
彩花 :「というわけでこれが槍でス」
:「長さひかえめ3メートル」
真砂 :「10フィートの棒?」
[TK-Leana] #長っ!?
[chita] #長いのはもっと長いよ
[TK-Leana] #まぁ、そうでしょうが。少なくとも現代人が持ち歩くにしては
長いなァと
[matuya] #現代非常識人なのでした。
真砂 :「もう一本ある?」
彩花 :「棒ならあるヨ」
:「刀はとりあげられましたネ」
:(くるくる回る)
真砂 :「そうかそうか。ではそれを貸して、ちょっと目を閉じな
:さい」
彩花 :「????」(目を閉じる)
真砂 :(彩花の姿を借りる)「ばあ」
彩花 :「みゃッ?」
真砂 :「人生なにごとも経験よね。こうかしら」(くるくる回る)
彩花 :「いきわかれの妹が突然あらわれたネ」
真砂 :「そんなのいたのか」
彩花 :「いやよくしらないけド」
折角だから鍛錬して行きなさい
----------------------------
真砂 :「とりあえずこうだ、うりうり」
彩花 :「ちがあう」
真砂 :「い?」
彩花 :「そこはもっとこう足をこっちへ」(ぐい)
真砂 :「あぎ」
彩花 :「それから手は頭の上へ」(めき)
真砂 :「ぐげごぎ」
彩花 :「立っているほうの膝は、90度まげるネ」(めりめり)
真砂 :「いい痛い痛……だーっ」
:(暴れる)
彩花 :「……むう。ちょっと早かったかもしれなイ」
真砂 :「中国をなめてると、祟るネ」
彩花 :「だいじょうぶ、いきわかれの妹ならこのくらい、きっと
:できるヨ」
真砂 :「そうか。ここで止めたらいきわかれの妹さんに申し訳が
:立たないな。……って、本当にそんなのいたのか」
彩花 :「いやだからよく知らないシ」
彩花 :「でもこんなに似てるからそうかもしれませン」
真砂 :「なんか変だな。まあいいか。足がもっとそっちで、手は
:頭の上で、立ってるほうの膝は直角に曲げて、次はなんだ」
彩花 :「そこで3分停止」
真砂 :「……やっぱり痛いよ」
真砂 :「180秒!?」
彩花 :「速く動くためにはまずゆっくり動かなければならないヨ」
真砂 :「…………んぐぐぐぐぎぎぎぎぎ」
真砂 :「あと何分」
彩花 :「2分」
真砂 :「ぎぎぐがぐげ……まだ?」
彩花 :「あんまり無理しないほうがいいとか思いはじめたヨ」
真砂 :「無理かどうか3分たってから考えるわ」
彩花 :「でもそれが済んだら次の型でまた3分」
真砂 :「次の型、って何。まだ続きがあるんですか」
彩花 :「とりあえず一路済ませるに3×8で24分ネ」
彩花 :「朝はひかえめ♪」
真砂 :「…………3分たったー?」
彩花 :「はい3分」
真砂 :「ぜいぜいぜい。して親愛なる師姉、休憩は何分かね」
彩花 :「型は流れをつかむためにありまス」
:「つまり次」
彩花 :「こんどは棒を突きこんだ状態だから手はまっすぐ前ネ」
真砂 :「……棒、重くないかこれ」
彩花 :「棒は端から20センチのところ辺りを握るヨ」
彩花 :「功夫がつくでス」
真砂 :「何事もそんなに簡単に身につくわけじゃないわけだ」
彩花 :「毎日鍛錬ネ」
真砂 :「毎日やってるんですか」
彩花 :「やってるヨ?」
:「夏休みは子供にたかられて大変だったヨ」
真砂 :「万が一殴りあいになったら、絶対勝てないな……などと
:ムダ口を叩いてる間に、だんだん棒の先が下がって行く。
:『実るほど頭をたれる』次なんだっけ……」
彩花 :「『いなごかな』……少し変だネ」
:「まあ殴り合いで勝てないなら騙し打ちがよいですネ」
真砂 :「いなごか成程……って絶対違うわっ」
:(棒で彩花に突っ込みをいれようとする)
彩花 :(突いてきた棒を指先でいなす)
:「このように化勁で流してしまうのもよい手でス」
真砂 :(突きをかわされ、顔面から地面に倒れる)
彩花 :「あ。大丈夫カ?」
真砂 :「このまま倒れていたほうがいいような気がしてきた……
:そんなわけにいくか」(話しかけられてやっと立ちあがる)
:「いくらなんでも3分たってるだろ。次は何だ次は」
彩花 :「妹のコは偉いなあ」
:「……なんだか足がプルプルしてるけド」
真砂 :「え? あ、本当だ震えてる……うわ震えてる震えてる」
: #意識すると余計に震えが強くなる状態
彩花 :「あー。休んだほうがいいネ」
真砂 :「どうも貴方の妹は、仮にいたとすると、いきわかれたの
:を良い事に色々とさぼっていたらしいぞ」
彩花 :「なんてこと。でも妹が武術じゃなくてお菓子づくりを愛
:するしとやかな少女になってても、それはそれでいいかも
:しれないヨ」
真砂 :「それのどこがどういいんですかっ」
彩花 :「いやお腹すいたシ」
やむを得ず中断
--------------
真砂 :「ぽん。なんてタイミングがいいんだ。ある人が放棄した
:メロンが、偶然手元にある」
彩花 :「どうしてメロンが放棄されたんだろウ」
真砂 :「まあ微妙な要素が色々絡んでいて……もしかして、メロ
:ンお嫌いですか」
彩花 :「食べられるものはみんな好きでス♪」
真砂 :「では良かったらどうぞ」
:(どこからともなくメロンを取りだす)
彩花 :「うわあい」
真砂 :「ぬるくはなってないな、一応」
彩花 :「斬ろう斬ろう」(腰のベルトを引っこ抜くと薄い刀)
:(さくさくすぱん)
彩花 :「はい。半分コ」
真砂 :「あ、これはどうも」
彩花 :「いただきまス♪」(しゃくしゃく)
真砂 :「食欲があるというのは健康の証明だよな」
彩花 :「ごちそうさマ♪」(ごくん)
真砂 :「そちらは食べ終わったらご自分の練習の続きですか」
彩花 :「もの食べちゃったらその後しばらくは練習したら駄目ネ」
:「内気が乱れるヨ」
真砂 :「内気ってなんですか。妹は教わってないような気がする」
彩花 :「血液循環と自律神経を含めた内臓の作用のことネ」
:「簡単に言うともの食べたあとは体の状態が違うから、
:いつもどおりに練習しても変な効果がでて良くないヨ」
真砂 :「では私は貴方の邪魔をしたのか。半分くらい狙いは達成
:したかな」
彩花 :「そんな狙いがあったですカ。でもメロンおいしかったか
:らいいネ」
食後は穏当に
------------
真砂 :「では棒をお返しします」
彩花 :「はあい」
真砂 :(消える)
彩花 :「あレ?」
:「消えちゃったネ。お腹をすかせたお姉さんにメロンを渡
:すためにやってきたのかモ」
[OTE] #旧暦のお盆近いしねぇ(ぉぃ
彩花 :「ごちそうさまでしタ」(なむなむ)
時系列と舞台
------------
2003年9月初頭、吹利市内の公園
$$
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26600/26636.html